校長講話 トイレの神様 夏休みが終わって、学校が再開して、約10日間が過ぎました。大きな工事が行われて、 いくつかの教室が新しくなり、みなさんも新たな気持ちで学習に取り組めていると思いま す。そして、なんといっても、鷺宮小学校のトイレが全て洋式トイレに替わりました。あ の暑い中、みなさんのために工事をしてくださった方々、役所の方々に感謝して使ってい きましょう。 今日は、このトイレに関するお話をしたいと思います。かなり前になりますが、シンガ ーソングライター植村花菜さんが、 「トイレの神様」という曲を作り、ヒットしました。 亡くなったおばあちゃんとの思い出が語られ、トイレにはきれいな神様がいて、お掃除す ることの大切さを伝える歌としても有名になりました。機会があったら、聞いてみてくだ さいね。 トイレと言えば、もう一人紹介したい人がいます。その方は、鍵山 秀三郎(かぎやまひでさぶろう)さんという人です。「イエローハッ ト」という大きな車関係の会社を一台で築いた努力家のかたなのです が、掃除でも有名な方です。しかも、「トイレ掃除」であって、素手 でトイレの便器を磨くというのです。実際に磨いた後の便器はそれで ビールがのめるくらいにきれいで、毎日徹底的に磨き上げるのです。 鍵山さんは、社員に強制することはせず、毎朝6時に出社後、トイ レや玄関の掃除をし、営業車をきれいにするようにしていました。5年、10年後にはよ い結果が現れてきました。10年後、数人がやるようになり20年後、社員の大半が自発 的にやるようになり、30年後、会社以外の人が掃除の仕方を教わりにきて、地域の掃除 運動に広がっていったそうです。 私たちが素手でお掃除をすることはないと思いますが、新しくなったトイレを使うとき に気を付けたいことがあります。 ○食べることは、生きること、だから、出すこと、トイレも大事 ○次の人が気持ちよく使えるようにしよう。 ・トイレのふたを開ける ・用を足したら、しっかり流れるのを確かめて 自動ではなく、手押しです。 足踏みでありません。 ・もし、汚れたらしっかりと拭きましょう。 ・最後は、ふたをしっかりと閉めて。 さあ、鷺宮小学校のトイレをみんなが気持ちよく使うことを始めていきましょう。
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