高圧合成超硬質物質と評価 Keyword : 高圧結晶構造、ナノダイヤモンド、5d遷移金属窒化物、体積弾性率 研究の背景 航空機や自動車産業における軽量構造材の開発と需要の増加は、難削炭素系複合材 (CFRP)に対する機械工具材料開発を促しています。そこでは、切削性能や工具寿命を改 善するための技術革新が必要されています。 研究の狙い 高圧合成法により5d遷移金属窒化物は高密度化し、同一組成で様々な結晶構造が出現し ます。高圧下であらかじめ物性測定することで、最適構造を特定することが可能です。また、 出発試料を選択することにより、焼結体における結晶粒径制御も容易になり、ナノ粒子から なる緻密な硬質多結晶体の合成が可能になります。 最先端研究トピックス 様々な⾼圧合成遷移⾦属窒化物の弾性率評価と硬質焼結体合成 炭窒化タンタル焼結体 組織制御によるナノダイヤモンド合成 ナノチューブ 文献 • • • ナノダイヤモンド ナノダイヤモンド焼結体 H. Yusa, F. Kawamura, T. Taniguchi et al., J. Appl. Phys., 115, 103520 (2014) F. Kawamura, H. Yusa, and T. Taniguchi., Appl. Phys. Lett., 100, 251910 (2012) H. Yusa, Diamond Related Mater. 11, 87 (2002) 応用分野と今後の展開 実用化へ向けた課題 難削材料等への切削工具材料への展開 大型化と窒化物系焼結体の更なる粒径制御 登録特許 2件 機能探索分野 超高圧グループ 遊佐 斉 E-mail: YUSA.Hitoshi●nims.go.jp —119 —
© Copyright 2024 ExpyDoc