第9講 運動の法則 教科書P.78~84 力,質量,加速度の間にある関係「運 動の第2法則」を学ぶ。 運動方程式を立てられるようにする。 空気抵抗を受ける物体の運動につい て知る。 1 120 F=0.60N F=0.90N 100 速度[cm/s] F=1.20N 80 F=1.50N F=1.80N 60 40 20 0 0 0.2 0.4 0.6 0.8 時間(s) 実験1 質量一定 力 vs 加速度 1 1.2 加速度(cm/s2) 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 実験1 力と加速度の関係 0 0.5 1 引いた力(N) 1.5 力と加速度の関係 物体が力を受けると,加速度が生じる。 受 ける力が2倍,3倍,…となると,生じる加速 度も2倍,3倍,…と力に比例して増えていく。 2 F aå 120 m=1.0kg m=2.0kg 100 m=3.0kg 速度[cm/s] 80 m=4.0kg m=5.0kg 60 40 20 0 0 0.2 0.4 0.6 0.8 時間(s) 実験2 力一定 質量 vs 加速度 1 1.2 160 140 140 120 120 加速度(cm/s2) 加速度(cm/s2) 160 100 80 60 100 80 60 40 40 20 20 0 0 0 1 2 3 質量(kg) 質量と加速度の関係 4 5 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1/質量(1/kg) 物体が同じ大きさの力を受けているならば, 物体の慣性質量が2倍,3倍,…となると, 生じる加速度は1/2倍,1/3倍,…と力に反 比例して減少していく。 1 1 m aå 【A 運動の法則】 質量と加速度の関係 物体が力を受けると,加速度が生じる。 受け る力が2倍,3倍,…となると,生じる加速度も2 倍,3倍,…と力に比例して増えていく。 力と加速度の関係 物体が同じ大きさの力を受けているならば, 物体の慣性質量が2倍,3倍,…となると,生じ る加速度は1/2倍,1/3倍,…と力に反比例して 減少していく。 物体に力を加えた際、加速度の大きさは、加えた 力に比例し,質量に反比例する。 【A 運動の法則】 まとめると この式が意味するところは... 比例係数 力 …… 運動の原因 加速度 …… 運動の様子(力を受けた結果) 慣性質量…… 変化の仕方を左右する条件 原因と結果の因果関係を示している 【A 運動の法則】 この比例係数を決めるために次のように定義する ニュートン[N]の定義 質量1kgの物体に作用すると,1m/s2の加速度 が生じる力の大きさを1Nとする。 1m/ s 2 1N 1k g 【A 運動の法則】 運動方程式(運動の第二法則) 2 [k g @ m/ s ]= [N ] 力と運動の関係を記述する最も基本的な法則 【B 重力】 質量𝑚の物体が受ける重力の大きさ𝑊は... 運動方程式より ‘¬ “x ) (—Í) x (Ž¿—Ê ) A (‰Á Wx mg Ž¿—Ê m —ÍW ‰Á ‘¬ “x a= g d 【運動方程式の立て方】 必要な情報を整理 物体の質量 𝒎 を確認 物体が受けるすべての力を探す 位置座標の原点と向きを決める。 1~3で求めた情報を成分ごとに運動方 程式 𝑭 = 𝒎𝒂 の式に代入 6. 運動方程式から物体の加速度が分かれ ばそこから速度,位置が分かる。 1. 2. 3. 4. 5. 【B 空気抵抗を受ける物体】 空気による抵抗力は速さ とともに増加する 加速度は徐々に減少する 空気抵抗 f + 𝑓増加で 加速度減少 重力>空気抵抗 ‰Á ‘¬ “x ~ 0 mgP f = ma f a= gP m 重力=空気抵抗 重力 力がつり合っ ている mgx f mg 等速度運動 空 気 抵 抗 速 度 重 力 【B 空気抵抗を受ける物体】 速度𝑣 v= gt 速度一定 ⇒終端速度 加速度減少 ⇒傾きが緩やか f x kv 「空気抵抗が速度 に比例する」と仮定 時間𝑡 d —Í) x (‹ó ‹C’ï R) ( mgx kv e ) mg I ’[ ‘¬ “x Fv e= k
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