幸せな社会づくりをめざして/美術館通信

ぎゃくたい
ひ じゅん
ち りょう
[水曜日休館]
30
37 23
林 忠彦《太宰 治》
右手にタバコをくゆらせ、チョッキのポケットから新聞がすべり
落ちそうになっている酩 酊状態の作家・太宰治をおさめた本作は、
当時文士のたまり場として知られた銀座のバー「ルパン」で撮影さ
れました。
作者の林忠彦は、本当はほかの作家を撮影しにきたにも関わらず、
同席していた新進作家の太宰に「おい、俺も撮れよ」とからまれま
す。しかし店内は狭く、
当時のカメラにワイドレンズも無かったため、
バーの奥にあるトイレにまたがって撮影されたそうです。このでき
ごとから1年半後、太宰が38歳で入水自殺したため、この作品は無
頼派作家のイメージを知らしめる貴重な一枚となりました。
本作をはじめ、美術作品の中の個性豊かな男性像をご紹介する「米
子美形男子図鑑」は、10月30日(日)から11月27日(日)までご鑑
賞いただけます。
め い て い
県民メッセージ抜粋
<
◎ギャラリートーク
11月 12 日(土)・19日(土)午後2時∼
※要観覧料、ただし19日(土)は無料。
◎問合せ 米子市美術館 ☎34−2424、 33−0679
常設展 無料開放日のお知らせ
文化の日[11月3日(木・祝)
]と、
関西文化の日
[11月19日
(土)
・20日
(日)
]
は、どなたでも無料で展示をご鑑賞いた
だけます。
この機会にぜひお出かけください。
場 米子市美術館 第2展示室
◎会
期 10月 30日(日)∼ 11月 27日(日)
◎会
さくしゅ
常設展Ⅱ 「米子美形男子図鑑」より
すべての拉致被害者の一刻も早い帰国実現をめざして 自分の子どもが、ある日突然、何の前ぶれもなく消え去ってしまったらと思うと、被害者の方々の悲しみや心中は計り知れません。
●
れ、 自 分 ら し く 育 つ こ と が で き
∼み ん な で 守 ろ う ∼
ること。など
子どもの権利
﹁守られる権利﹂
最 近、 子 ど も た ち を 取 り 巻 く 環
あ
らゆる種類の虐待や搾取など
●
境はたいへん複雑な状況になって
から守られること。
お り、 虐 待 や い じ め な ど の ニ ュ ー
●障 が い の あ る 子 ど も や 少 数 民 族
スが毎日のように報道されていま
の子どもなどは特別に守られる
す。
こと。など
児 童 相 談 所 が 対 応 し た 児 童 虐 待 ﹁参加する権利﹂
は、 平 成 2 年 度 以 降 年 連 続 で 増
●自 由 に 意 見 を あ ら わ し た り、 集
え 続 け、 昨 年 度 は 十 万 件 を 超 え た
ま っ て グ ル ー プ を つ く っ た り、
と 厚 生労働省は公表しました。
自由な活動を行なったりできる
このような悲しいできごとがな
こと。など
く な る よ う に、 私 た ち 一 人 ひ と り
子どもの人権110番
が、 子 ど も の 問 題 は 家 族 だ け で な
∼
ご相談ください∼
く、 社 会 全 体 の 問 題 だ と い う 意 識
いじめや家庭内での虐待などの
を持つことが大切ではないでしょ
子どもに関わる人権問題の多く
うか。
は、 周 囲 の 目 に つ き に く い と こ ろ
子 ど もの権利条約
で 発 生 し て い ま す。 ま た、 子 ど も
︵ 児 童の権利に関する条約︶
に と っ て、 身 近 な 人 に も 相 談 し に
子 ど も の 権 利 条 約 は、 子 ど も も 大
くい場合もあります。
人と同じ権利を持つ独立した人間
法 務 局 で は、 い じ め 等 に 悩 ん で
で あ り、 基 本 的 人 権 が 保 障 さ れ る
いる子どもたちの声を聞くため
べきことを定めた国際的な約束で
に、 専 用 相 談 電 話 を 開 設 し て、 子
す。 平 成 元 年 に 国 連 で 採 択 さ れ、 ど も を め ぐ る 人 権 相 談 に 応 じ て い
平成6年に日本も批准しました。
ます。
こ の 条 約 は、 子 ど も の 権 利 と し て
▼受付時間︵平日︶
次 の 四つの権利を定めています。
午前8時 分∼午後5時 分
﹁ 生 き る権利﹂
▼電話番号
●防 げ る 病 気 な ど で 命 を 奪 わ れ な
0120︱007︱110
い こと。
﹁ 子 ど も の 人 権 1 1 0 番 ﹂ は、 子
●病 気 や け が を し た ら 治 療 を 受 け
ど も だ け で な く、 大 人 も ご 利 用 い
ら れること。など
ただけますので、一人で悩まずに、
﹁ 育 つ 権利﹂
お電話ください。
●教 育 を 受 け、 休 ん だ り 遊 ん だ り
■人権政策課︵☎ ︱5415︶
で きること。
︵
︱3184︶
考えや信じることの自由が守ら
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