よく噛んで食べることの大切さ

【 栄養一口メモ 】
よく噛んで食べることの大切さ
幼児期は歯が生えそろい噛む力をつける大切な時期です。それと同時に、よく噛んで食べることは、
健康とも深い関係があります。しかし、慌ただしい現代社会や食生活の変化により噛む回数が減り、
食事時間も短くなっています。
「よく噛んで食べる」習慣を身につけるために、子どもたちが食事の際に、よく噛んで食べているか
確認しましょう。
味
覚
消化吸収を
よくする
よく噛むことで、舌の
味細胞を刺激、発達させ、
脳の味覚中枢を刺激して
食べ物をおいしく
味わえます。
「よく噛んで食べると」
~健康との関係は?~
消化酵素のアミラーゼ
を含む唾液の分泌を促し、
胃腸での食べ物の消化吸
収を促進します。
虫歯・歯周病の予防
脳の発達
よく噛むことで、唾液の
分泌量が増え、自浄作用で
歯は、汚れにくくなり、
歯面の清掃が行われるので、
むし歯や歯周病の
予防につながります。
よく噛んで食べることに
より、脳が活性化し知能の
発達をうながし、記憶力を
高めてくれるとも言われて
います。
生活習慣病予防
ゆっくり、よく噛んで食べることで
脳を刺激し、満腹感が早く得られ食べ
過ぎを予防します。また、血糖値も緩や
かに上昇するので、生活習慣病の予防に
つながります。
食事の際に注意したいこと
●丸のみしてしまう
・形の大きい食べ物を、前歯でかじりとる練習をする。
・口をしっかり閉じて噛む。
・早食いにならないようにゆっくり食べる。
・口の中の食べ物を、飲み込んでから、水分補給をする。
※一口の量を少なくし、飲み込んでから次の食べ物を口に入れましょう。
◎食べ物を口に
ためて飲み込ま
ない
※お腹が空いていないことが、考えられます。
・食事の間隔や、おやつの量を見直してみましょう。
・無理強いしない、叱らない、焦らない。
・目先を変えて、量を少なめにしてみる。
一口
卵かけご飯・雑炊・お茶漬け・めん類 など、噛まずに食べられる料理は、噛まず
※ 注意したい料理
に飲み込んでしまいがちですので、『かみごたえのある料理』と組み合わせると
良いでしょう。