「ドイツ国際情報通信技術見本市(CeBIT 2017)」における情報発信等

仕様書
1.件名
「ドイツ国際情報通信技術見本市(CeBIT 2017)
」における情報発信等業務
2.目的
「ドイツ国際情報通信技術見本市(以下「CeBIT 2017」という。)」は、ドイツ・ハノーバー市におい
て年1回開催される展示会で、IoT、ビッグデータ、AI・ロボット等の先端技術を活用した IT ビジネス
に特化した世界最大の商談展示会である。昨年度は約 70 ヶ国以上から 3,000 社以上が出展し、100 カ
国以上から 20 万人以上が来場者した。
第四次産業革命に関するグローバルな環境整備に向けた日独両国の協力の一環として、本年 5 月、
安倍首相とメルケル首相の間で合意を受け、日本は 2017 年の CeBIT パートナー国に決定した。経済
産業省は本年 4 月にドイツ経済エネルギー省との間で、IoT/インダストリー4.0 協力に係る共同声明
に署名するなど、協力関係を密にしていることから、政府要人の出席も想定されている。
こうしたことを踏まえ、日本最大級の公的研究開発マネジメント機関である NEDO は、IoT、AI・ロボ
ット等の技術開発を推進している政府関係機関として、IoT、ビッグデータ、AI・ロボット等、NEDO が
取り組む技術開発の成果を広く紹介することで、欧州研究機関等との連携強化や出展企業のグローバ
ルな事業展開の支援、プロジェクト成果のよりグローバルな出口戦略の構築や日本のプレゼンス向上
に資することを目指す。
3.
「CeBIT 2017」の概要
(1) 展示会名:ドイツ国際情報通信技術見本市(CeBIT 2017)
(2) 会期:2017 年 3 月 20 日(月)~24 日(金) 5 日間 9 時 00 分~18 時 00 分(現地時間)
(3) 開催地:ドイツ・ハノーバー
(4) 会場:ハノーバー国際見本市会場(Hannover Exhibition Grounds)
(5) 主催: Deutsche Messe AG(ドイツメッセ株式会社)
(6) 規模:約 250 小間/約 3,000 平方メートル
うち NEDO ブースの規模:120 m2・10 小間(予定)
(7) 出展者数:70 カ国・地域から 3,300 社(2016 年実績)
来場者数:100 以上の国・地域から約 200,000 名(2016 年実績)
4.事業内容及び事業実施方法
<委託内容の範囲>
平成 28 年度
(1) 展示物、展示ブース等の企画・設計・監理・制作等業務
ドイツ・ハノーバーにあるハノーバー国際見本市会場で開催される「CeBIT 2017」のジャパン・パビリ
オンに、
「NEDO ブース」を設置・設営・運営他に係る以下の事業を実施する。なお展示物の設置・運営等
については展示会事務局等と調整すること。NEDO が推進する IoT、ビッグデータ、AI、ロボット等、日本
の先端技術のアピールを通じて集客力を高めるよう工夫をすること。
① 展示コンセプト及び展示物の企画・検討
② NEDO ブースの基本設計
③ NEDO ブースの実施設計
④ NEDO ブースの施工監理
⑤ NEDO ブースの広報媒体デザイン・制作
⑥ NEDO ブースカタログのデザイン・制作
⑦ パネルのデザインおよび文言の作成・翻訳・校正
⑧ 連絡調整業務(NEDO、および「CeBIT 2017」主催者との間の調整)
⑨ 展示物の設置・説明・広報業務
⑩ 出品事業者との連絡調整
⑪ 出品事業者に対する実施後の追跡調査
(2)通関・輸送
「CeBIT 2017」会期前の指定期日までに出品事業者及び NEDO の貨物を NEDO ブースまで輸送・搬入し、
展示会終了後に展示会場から日本国内まで貨物を搬出・還送するまでの通関輸送および関連業務を行う。
①NEDO ブース展示物の通関・輸送
②NEDO ブース展示物の付保
(3)事務局運営業務
会期中は本委託業務を実施する責任者として全体責任者(ディレクター)1名、全体責任者の業務
を補助する副責任者1名以上及び必要に応じてスタッフを配置し、以下の運営業務を実施する。
・
出品事業者及び事務局の出展に関わる全ての事項について、連絡、調整・対応等の業務を行うこと。
・
「CeBIT 2017」ジャパン・パビリオン内に設置する「NEDO ブース」への出品事業者向けの出品説明
会(1 月下旬)を実施、及びその各種調整業務を行うこと。
・
来場者及び出品事業者に対して、NEDO ブースの評価、出展効果等に関するアンケート調査を実施し、
結果をとりまとめること。
・
会期中及び会期後にてアンケート調査を実施し、NEDO ブースの出展成果等についてとりまとめるこ
と。また、会期中は出品事業者のビジネスマッチング活動をサポートし、会期後にビジネスマッチ
ング成果等を情報収集し、結果をとりまとめること。
・
・
その他、NEDO ブース出展及び運営にあたり、効果的な施策があれば提案のこと。
(1)~(3)の成果を踏まえ、当該事業についての報告書を、終了後1か月で簡易結果を取りまとめて
NEDO に報告し、その後、委託契約終了日までに、全報告内容を取りまとめること。終了後1か月で
取りまとめる内容については、NEDO と協議の上決定すること。
(4) 広報等情報発信・調査分析業務
・
NEDO ブースへの来場促進に向けて、必要な周知・広報活動を効果的に行うこと。
・ 日独両国による IoT/インダストリー4.0 協力に係る共同声明等を踏まえて、展示コンセプト、展示
物の企画・検討を行い、NEDO が行う技術開発等取り組みについてわかりやすく情報発信すること。
・ 欧州研究機関等との連携強化や出展企業のグローバルな事業展開の支援に資する情報発信を効果的
に行うこと。
・ 展示ブース以外で、日独両国の関係を踏まえた効果的な情報発信等を企画・実施すること。
・ 日独政府・要人等の対応を含め、日独両国に資する情報発信対応を企画・検討すること。
・ 「CeBIT 2017」全体の各種展示の傾向等の調査を行うこと。
平成 29 年度
(1)通関・輸送
「CeBIT 2017」会期前の指定期日までに出品事業者及び NEDO の貨物を NEDO ブースまで輸送・搬入し、
展示会終了後に展示会場から日本国内まで貨物を搬出・還送するまでの通関輸送および関連業務を行う。
①NEDO ブース展示物の通関・輸送
②NEDO ブース展示物の付保
(2) 広報等情報発信・調査分析業務
・ 28 年度に実施した、来場者及び出品事業者に対する、NEDO ブースの評価、出展効果等に関するアン
ケート調査や、
「CeBIT 2017」全体の各種展示の傾向等の調査等を踏まえて、出展者 NEDO ブースの情
報発信について分析等取りまとめを行うこと。
5.実施期間
委託契約締結日~平成 29 年 5 月 31 日
6.実施金額
平成 28 年度 26 百万円以内
平成 29 年度
1 百万以内
7.報告書
提出期限:平成 29 年 5 月 31 日
提出部数:実績報告書電子媒体(CD-ROM)2 式
提出方法:
「成果報告書・中間年報の電子ファイル提出の手引き」に従って提出のこと。
http://www.nedo.go.jp/itaku-gyomu/manual_tebiki_index.html
また、アンケート等調査により得られた資料は、電子媒体で一式を別途提出すること。
8.実施要件
本募集の対象となる申請者は、次に掲げる要件を満たす法人とする。
・日本に拠点を有していること。
・本業務を的確に遂行するに足る組織・人員等を有していること。
・本業務を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、かつ、資金等について十分な管理能力を有して
いること。
9.その他
(1) ブースの小間代は別途 NEDO が支払うこととする。
(2) 作成物、成果物の著作権、所有権等は NEDO に帰属する。
(3) 仕様にない事項又は仕様について生じた疑義については、協議して解決するものとする。