第4講 重力による運動 教科書P.34~37 斜面を転がる小球の運動から,自由 落下運動を考える。 自由落下運動,投げ下ろし運動,投げ 上げ運動等を式を使って処理できるよ うにする。 1 【A 斜面を転がる物体の運動】 (問題) 図のように,斜面で小球を転がした。小球 の運動はどのような運動になるだろうか。 ① 0 ③ ② 2乗に比例 比例 t 0 t 0 ④ やがて一定 t 斜面を転がる小球の運動は,どうやら 等加速度運動 のようだ 0 平方根に比例 t 2 【B 自由落下運動】 重力以外の影響がある と運動は変化する 重力のみをうけて落下する運動(鉛直落下) ⇒この運動は等加速度運動 重力加速度:𝑔 = 9.8m/s2 自由落下した物体の,時刻𝑡[s]後 の速度𝑣[m/s]と変位(落下距 離)𝑦[m]は, この運動と本質は同じ 初速度0,加速度𝑔 の等加速度運動 3 【B 自由落下運動】 重力のみをうけて落下する運動(鉛直落下) 2次関数 0 傾き𝑔 0 4 【C 鉛直投げ下ろし】 初速度を与えて物体を鉛直下方に落下させる ⇒初速度 𝑣0 , 加速度 𝑔 の等加速度運動 鉛直下向き に𝑦軸をとる 初速度で𝑣0 投げ下ろした物体の,時刻𝑡[s] 後の速度 𝑣 [m/s]と変位(落下距離) 𝑦 [m]は, 0 初速度𝑣0 2次関数 0 0 5 【C 鉛直投げ上げ】 鉛直上向き に𝑦軸をとる 初速度を与えて物体を真上に投げ上げる ⇒初速度 𝑣0 , 加速度 −𝑔 の等加速度運動 初速度で𝑣0 投げ下ろした物体の,時刻𝑡[s] 後の速度 𝑣 [m/s]と変位(落下距離) 𝑦 [m]は, 0 6 【C 鉛直投げ上げ】 一瞬止まる (最高点) 0 上昇時と逆 向きの運動 最高点 0 投げ上げる 0 7
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