新プロトコルについて サンプル添付説明書

新プロトコルについて
ECOS™ Competent E. coli
DH5α, JM109
Ⅰ 製品説明
本品は大腸菌のコンピテントセルです。アンピシリンセレクションの場合、本品はプレーティング前の回復ステップである SOC
培地での約 1 時間の培養が不要なため、高速形質転換法【1 分間プロトコル】や高効率迅速形質転換法【6 分間プロトコル】で形
質転換を行うことができます。この度、新たに【1分間プロトコル】からヒートショックを除いた【超速・新プロトコル】をご用意しまし
た。42℃のウォーターバスを用意する手間もなくなり、更に簡単で迅速な操作が可能です。
Ⅱ ECOS™ 超速・新プロトコル
本プロトコルは、薬剤にアンピシリンを使用する場合にのみ有効です。薬剤耐性機構の違いにより、薬剤にカナマイシンやテト
ラサイクリンを使用する場合には形質転換効率が低下しますので、熱処理後に培地を添加し回復培養を行ってからプレートに移
して下さい(詳細は製品添付マニュアルをご参照下さい)。
①
氷上でコンピテントセルを融解する。
(*1) 水道水や室温のウォーターバスでコンピテントセルを素
早く融解することも可能です。その場合は、約 1/3 量を
(*1)
融解した時点で DNA を添加して下さい。完全に融解さ
せた場合には形質転換効率が約 1/3 に低下することが
②
直ちに、4℃または氷上で冷却したプラス
ミド溶液またはライゲーション溶液を添加
する。(*2)
あります。
(*2) 添加する DNA 溶液の量はコンピテントセルの容量の
5%以下にして下さい。5%以上の DNA 溶液を添加した
場合には、形質転換効率が低下することがあります。
(*3) 1 秒間のボルテックスは形質転換効率に悪影響を与え
③
直ちにボルテックスで1秒間撹拌する。
ません。ECOS™ Competent E.coli はボルテックスに
耐えられるように調製されています。
(*3)
(*4) セレクションに使用する薬剤は以下の濃度で使用する
ことをお勧めします。
④
直ちに全量を LB プレートに移し均一に塗
布する。(*4)
アンピシリン
50 µg/ml
薬剤濃度が高すぎる場合には、形質転換効率が低下
する場合があります。また薬剤濃度が低すぎる場合に
は、サテライトコロニー数が増加する場合があります。
⑤
37℃で 12~16 時間インキュベートする。
お試し後は、評価アンケートへのご回答をお願いいたします。
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