刈谷市交通安全計画

第
9
次
刈谷市交通安全計画
~交通事故のない刈谷を目指して~
(平成23年度~平成27年度)
刈谷市交通安全マスコット「アイリー」
刈
谷
市
は
じ
め
に
昭和30年代のモータリゼーションの初動期と言われる時期から半世紀が経過しました。
この間、陸上交通における自動車交通への依存はますます高まり、人々の暮らしを豊かに
する一方、負の側面として、交通事故が深刻な社会問題となっております。
特に、交通死亡事故は昭和30年代から増加の一途を辿り、昭和44年には912人 (愛知
県内)に上る過去最多の犠牲者を出すなど、第一次交通戦争と言われる深刻な事態となりま
した。
こうした情勢を受け、国では政府内に設けられました交通基本問題調査会により 「深刻な
事態を招来した最大の原因は、近代交通の急激な発展に対処する交通安全施策が、他の諸
施策にくらべ著しく立ち遅れていること」とし、「人命尊重の理念に基いた徹底した総合交通安
全施策を急速に確立する必要のあること」が答申(昭和39年3月)されました。
この答申は、その後の政府各省庁の政策決定及び施策について画期的な改革を促す起
爆剤となり、昭和45年には初めて総合対策基本法として「交通安全対策基本法」 (昭和45
法律第110号)が制定され現在に至っております。
刈谷市交通安全対策会議も、この法律に基づき設置され、昭和47年から8次に亘って
「刈谷市交通安全計画」を策定し、関係行政機関を始め、多数の交通安全団体等と連携した
総合的な交通安全対策を進めてきましたが、今後も推進にあたっては、交通安全施策は市民
生活に直接かかわるため、市民の十分な理解と積極的な協力を得ることが必要不可欠であり
ます。
そこで、本市においては、国の「第9次交通安全基本計画」 や県の「第9次愛知県交通安
全計画」 を踏まえ、「第9次刈谷市交通安全計画」をこの度策定し、関係諸機関・団体が有機
的に連携した総合的な交通安全対策を強力に推進して、悲惨な交通死亡事故を一件でも多
く抑止するとともに、交通事故の総量抑止を図ることとしております。
なお、交通事故防止対策をより効果的に進めるため、関係行政機関等の諸対策に併せ、
市民の皆様の一層のご協力を賜りますようお願いいたします。
平成24年3月
刈谷市交通安全対策会議会長
刈谷市長
竹 中 良 則
目
次
Ⅰ 基本構想
1 計画の基本方針 ·············································
2 交通安全計画における目標の設定 ·····························
Ⅱ 講じようとする施策
第1節 道路交通環境の整備 ·····································
1 人優先の安全・安心な歩行空間の整備 ···················
2
3
4
1
1
3
3
交通安全施設等整備事業の推進 ·························
効果的な交通規制等の推進 ·····························
効果的で重点的な事故対策の推進 ·······················
3
4
4
5 安全で円滑・快適な道路交通環境の整備 ·················
6 交通需要マネジメントの推進 ···························
7 総合的な駐車対策の推進 ·······························
8 災害に備えた道路交通環境の整備 ·······················
9 交通安全に寄与する道路交通環境の整備 ·················
第2節 交通安全思想の普及徹底 ·································
1 段階的かつ体系的な交通安全教育の推進 ·················
5
5
5
6
6
6
7
交通安全に関する普及啓発活動の推進 ···················
第3節 道路交通秩序の維持 ····································
1 交通の指導取締りの強化等 ·····························
2 交通事件捜査及び交通事故捜査体制の強化 ···············
3 暴走族対策の強化 ·····································
第4節 救助・救急体制の充実 ···································
1 救助・救急体制の整備・拡充 ····························
第5節 交通事故相談等の推進 ···································
1 交通事故相談活動の推進 ·······························
2 交通事故被害者支援の充実強化 ·························
第6節 踏切道の安全 ···········································
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10
10
11
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11
11
12
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12
1
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3
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12
12
12
第7節
2
救助・救急連絡体制の確立 ·····························
踏切道の統廃合の促進 ·································
踏切道の交通の安全と円滑化を図るための措置 ···········
道路交通の安全に関する調査・研究の推進 ·················
Ⅲ 参考資料
○表 1 小学校区別事故発生状況 ·································
○表 2 年齢別交通事故死者数 ···································
○表 3 当事者別交通事故発生状況 ·······························
○表 4 人口10万人当たりの死者・負傷者の推移 ···················
○表 5 交通安全施設整備の推移 ·································
○表 6 運転免許人口 ···········································
○表 7 原動機付自転車保有台数の推移 ···························
14
15
15
16
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17
○表 8
○表 9
18
18
交通事故による救急活動の状況 ···························
交通事故相談件数と相談事故の内訳 ·······················
Ⅰ
1
基
本
構
想
計画の基本方針
21世紀の安全で快適な刈谷市の交通社会の形成に向けて、人命尊重の理念に立つこと
はもちろんのこと、交通事故がもたらす大きな社会的・経済的損失をも勘案して、交通事
故及びこれによる死傷者根絶の究極目的をめざす立場から、経済社会情勢の変化を踏まえ
つつ、交通事故の実態に対応した安全対策を講じていく必要がある。
このため、本計画では、人命尊重の理念に基づき、人優先の交通安全思想を基本に交通
事故がもたらす大きな社会的・経済的損失をも勘案して、交通事故のない社会を実現するこ
とを究極の目標とした上で、その実現を図るために講じるべき施策を明らかにしていくこ
ととする。
その際、特に道路交通安全に関しては次の視点を重視して対策の推進を図るものとする。
⑴ 高齢社会への対応
多様な高齢者の実像を踏まえたきめ細かで総合的な交通安全対策を推進することが
肝要であり高齢者が歩行及び自転車等の交通手段として利用する場合と自動車を運転
する場合の相違に着目するなど、それぞれの特性を理解した対策を構築しなければな
らない。
さらに、バリアフリー化された道路交通環境の形成、医療機関、福祉施設等と連携
した交通安全活動、地域における生活に密着した交通安全活動について推進する。
⑵ 歩行者の安全確保
安全で安心な社会の実現を図るためには、自動車と比較して弱い立場にある歩行者
の安全を確保することが必要不可欠であり、特に、高齢者や子供にとって身近な道路
の安全性を高めることがより一層求められている。
このような情勢等を踏まえ、歩道の整備等による歩行空間の確保を一層積極的に進
めるなど、歩行者の安全確保を図る対策を推進する。
⑶ 市民自らの意識改革
交通社会に参加する全ての市民が、交通事故を自らの問題として捉え、その危険性
を十分認識した上で、交通事故のない社会を目指し、「交通事故を起こさない。交通事
故にあわない。
」という意識を再認識すべきである。
このため、住民が身近な地域団体において、自ら具体的な目標や方針を設定するな
ど、安全・安心な交通社会の形成に積極的に関与していくような仕組みづくりが必要
である。
2
交通安全計画における目標の設定
交通事故のない社会を実現することが究極の目標であるが、本計画においては、平成
27年までに、交通事故による年間の24時間死者数を4人以下とすることを目標とする。
また、最優先の目標は交通事故死者数を一人でも多く減らすことであるが、交通事故そ
-1-
のものの減少にも一層積極的に取り組み、死傷者数を確実に減少させることを目指すもの
とする。
-2-
Ⅱ
講 じ よ う と す る 施 策
第1節 道路交通環境の整備
1 人優先の安全・安心な歩行空間の整備
⑴
通学路等の歩道整備等の推進
通学児童等の安全を確保するため、通学路等の歩道設置や路肩のカラー舗装及び安
全施設等の整備を積極的に推進する。
⑵ 生活道路における交通安全対策の推進
生活道路において、歩行者や自転車及び自動車がそれぞれ安全で安心して通行でき
る道路空間を造るため、各種の安全対策を実施し交通事故抑止を図り、以下のような
安全対策を実施する。
ア
歩道及び自転車歩行者道の整備
イ
カラー舗装による交差点や路肩を明確化
ウ
道路反射鏡及び道路照明灯の設置
⑶ バリアフリー化を始めとする歩行空間の整備
ア
歩行者及び自転車等利用者の安全で快適な通行を確保するため、歩道のバリアフ
リー化や歩行者等の交通事故が発生する危険度の高い区間及び交通事故発生地区に
ついては、重点的に交通安全施設の設置及び整備に努める。
イ
歩道の拡幅及びバリアフリーに対応した信号機等の整備や電線類地中化を推進す
る。交通バリアフリー法に基づく重点整備地区に指定された駅の周辺地区において
は公共交通機関のバリアフリー化と連携しながら整備を行う。
2
交通安全施設整備事業の推進
⑴ 歩行者等の安全通行の確保
死傷事故発生割合の高い地区として指定された「あんしん歩行エリア」について、
歩道整備を始めとした面的かつ総合的な事故抑止対策を実施し、エリア内の死傷事故
の抑止を図る。また、高齢者、身体障害者等の社会参加の機会の増大にも対応し、歩
道の段差、勾配等の改善等により歩行空間のバリアフリーを推進するとともに、視覚
障害者誘導用ブロック等を整備するなど、平坦が確保された幅の広い歩道の整備を推
進する。さらに、地震に強い電線類の地中化など災害に強い道路の確保に努める。
⑵ 幹線道路等における交通の安全と円滑の確保
人身事故が多発している交差点、その他緊急に交通の安全を確保する必要がある道
路について、歩道を含めた交通安全施設等を集中的に整備し、対策実施箇所の人身事
故の抑止を図る。
-3-
3
効果的な交通規制等の推進
⑴
地域の特性に応じた交通規制
通過交通の用に供される道路については、駐停車禁止、転回禁止、指定方向外進行
禁止、進行方向別通行区分等交通流を整序化するための交通規制を行う。また、主と
して地域交通の用に供される道路については、これまでの一方通行、指定方向外通行
禁止等を組み合わせ、通過交通を抑制するほか、新たに、区域(ゾーン)を定めて時
速30キロの速度規制をする「ゾーン30」を実施し、ゾーン内を抜け道として通行
する行為の抑制を図る。
⑵ 安全で機能的な都市交通確保のための交通規制
安全で機能的な都市交通を確保するため、計画的に交通規制を推進し、交通流・量
の適切な配分・誘導を図る。
⑶ 幹線道路における交通規制
幹線道路における交通の安全と円滑化を図るため、道路の構造、交通安全施設の整
備状況および交通の変動実態と予想される変動等をもとに、速度規制等の既設規制の
見直しや信号機の高度化を推進する。
⑷ 地域住民等と一体となった道路交通環境の整備
交通の安全は、住民の安全意識により支えられることから、安全で良好なコミュニ
ティの形成を図るために、交通安全対策に関して住民が計画段階から参加できるよう
な仕組みを図り、行政と市民の連携による交通安全対策を推進する。
⑸ 災害発生時における交通規制
大規模な災害が発生し、又は発生する恐れがある場合は、刈谷市地域防災計画に基
づき、緊急交通路を確保するため、緊急輸送車両以外の車両の通行を禁止又は制限す
る交通規制を実施する。
⑹ 交通事故多発地域における重点的交通規制
交通事故の多発する地域、路線等においては、その地域、路線に最適で効果的な交
通規制を重点的に実施する。
4
効果的で重点的な事故対策の推進
⑴ 交通事故対策の重点実施
幹線道路における交通事故が特定の区間に集中していることから、より効果的・効
率的に交通事故を削減するため、「優先度明示方式」(効果的、効率的に事業を進め
るため、対策の必要性を示す客観的データを課題の高い順に並べて優先的に対策を実
施すべき箇所を明示する方式)により死傷事故率等の高い区間を抽出し、重点的に交
通事故対策を実施する。
⑵ 事故危険箇所対策の推進
死傷事故率が高く、又は死傷事故が多発している箇所で集中的な事故抑止対策を推
進する。「事故危険箇所」に指定された交差点・単路について、信号機の新設・高度
-4-
化、交差点改良、区画線等の整備等を推進する。
⑶ 重大事故の再発防止
社会的に大きな影響を与える重大事故が発生した際には、当該箇所の道路交通環境
等事故発生の要因について調査するとともに、発生要因に即した所要の対策を早急に
講ずる。あわせて、先行対策として事故発生が予測される同様な場所においても、対
策を講じて事故の再発防止を図る。
5
安全で円滑・快適な道路交通環境の整備
⑴
道路の使用及び占用の適正化
工作物の設置、工事のための道路の使用又は占用の許可に当たっては道路の構造を
保全し、安全かつ円滑な道路交通を確保するため、原則として抑制する方針のもと適
正な運用を行い、道路占用許可物件の履行、占用物件の維持管理の適正化を図る。
また、道路の掘り返しを伴う占用工事については、工事が計画的に行われるよう刈
谷市道路占用協議会で合理的な調整を図り、無秩序な掘り返しと工事に伴う事故・渋
滞を防止する為、施工時期や施工方法を調整する。
⑵ 自転車利用環境の総合的整備
自転車の駐車需要の多い駅周辺、放置自転車の多い道路及び公共の場所の良好な環
境の確保のため、自転車等の適正利用と放置の防止に努めるとともに、自転車駐車場
の計画的な整備を図る。
6
交通需要マネジメントの推進
市内の多くの地域で発生している交通渋滞を緩和し、道路交通の円滑化を図りながら大
気汚染や地球温暖化などの環境負荷軽減のため、民間活力を活用した新たなバス事業の誘
導、支援などを検討、刈谷市公共施設連絡バスの充実、自転車駐車場の整備等の施策を推
進し、自家用車から公共交通への利用転換を促進する。
また、環状道路の整備や交差点の改良等の交通容量の拡大や交通管制の高度化、パーク
アンドライドの推進、相乗りの促進、時差通勤、フレックスタイムの導入等により道路利
用に工夫を求め、輸送効率の向上や交通量の時間的・空間的平準化を図る交通需要マネジ
メント(TDM=Transportation
7
Demand Management)推進する。
総合的な駐車対策の推進
⑴ 秩序ある駐車の推進
道路の整備や社会情勢の変動により、道路環境、交通実態、駐車需要等が変化する
中で、より良好な駐車秩序を確立するため、道路の区間ごとの交通環境や道路構造の
特性等から駐車規制の見直しを行い、駐車の効用にも十分配慮して、きめ細かな駐車
規制を推進する。
⑵ 自動車駐車場の整備
駐車場の有効利用を図るため「ITSを活用した駐車場案内システムの導入」を推進す
る。また、商店街の活性化を図るため、駐車需要の実態調査を踏まえて公共駐車場の
-5-
設置に努めるとともに、共同駐車場の設置を促進する。
駐車場が不足している地区の住民に対し「刈谷市地区駐車場設置事業補助金制度」
による支援を行い路上駐車の解消に努める。
⑶ 違法駐車防止気運の醸成・高揚
違法駐車の排除、自動車の保管場所に関し、関係機関団体と密接な連携を図り広報
啓発活動を推進し、住民の理解と協力を得ながら違法駐車防止気運の醸成・高揚を図
る。
8
災害に備えた道路交通環境の整備
⑴ 災害に備えた道路の整備
豪雨・地震等の災害が発生又は発生した場合においても安全で安心な生活を支える
道路交通を確保することとし、東海地震、東南海地震の逼迫性が指摘されている状況
を踏まえ、大規模地震の発生時においても、被災地の救援活動や緊急物資輸送に不可
欠な緊急輸送道路等を確保するため、橋梁の耐震補強を推進する。
⑵ 災害発生時における交通規制等
災害発生時又は発生する恐れがある場合は、刈谷市地域防災計画に基づき必要に応
じて緊急交通路を確保するため、緊急輸送車両以外の車両の通行を禁止又は制限する
交通規制を実施する。また、それに伴う混乱を最小限に抑えるため、被災地への車両
の流入抑制等の交通規制等を迅速かつ的確に実施する。
9
交通安全に寄与する道路交通環境の整備
道路については、さまざまな規制、制限が存在する。特に、破損等により安全な通行が
確保できない場合には、迅速に通行の禁止、制限、補修に努める。また、子どもの遊び場
不足を解消し、路上遊戯等による交通事故を防ぐための良好な生活環境づくりを推進する。
第2節
交通安全思想の普及徹底
交通安全教育は、「自他の生命尊重」との理念のもと、交通社会の一員としての責任を
自覚し、交通安全意識と交通マナーの向上に努め、相手の立場を尊重しながら、他の人々
や地域の安全にも貢献できる良き社会人として育成する上で重要な意義を有している。交
通安全意識を向上させ、かつ、交通マナーを身に付け、また人間の成長過程に合わせ、生
涯における学習を市民一人ひとりが交通安全の確保を自らの課題として捉えるよう意識の
改革を促すことが大切である。このため、幼児から高齢者までライフステージに合わせた
交通安全教育を体系的に充実するとともに交通安全啓発・指導にも強化する。
特に高齢社会が進展する中で高齢者自身の交通安全意識の向上を図るとともに、それ以
外の世代には高齢者の特性を知り、高齢者に配慮する意識を高めるための啓発活動を行う。
交通安全教育・普及啓発活動については参加・体験・実践型の教育方法を積極的に取り
入れるとともに県、市、警察、学校、関係団体、地域社会及び家庭がそれぞれの特性を生
かして連携をとりながら地域ぐるみの活動が推進・普及されるよう促進を図る。
-6-
1
段階的かつ体系的な交通安全教育の推進
⑴
幼児に対する交通安全教育
幼児に対する交通安全教育は、交通マナーを学びながら日常生活において欠かすこ
とのできない安全に道路を通行するために必要な技能及び知識を習得させることを目
標とする。
幼稚園・保育園では家庭及び関係機関・団体等と連携・協力を図りながら、日常の
教育・保育活動のあらゆる場面を捉えて、基本的な交通ルールを守り、危険から身を
守る実践的で判りやすい交通安全教育を計画的・継続的に行うとともに、家庭におい
て適切な指導ができるよう保護者に対する交通安全講習等の実施に努める。また、親
子ぐるみの交通安全教育を組織的、継続的に実施するための幼児安全クラブ等の活性
化とクラブ指導者の資質の向上を図る。
⑵ 小学生に対する交通安全教育
小学生に対する交通安全教育は、心身の発達段階や地域の実情に応じて、歩行者及
び自転車利用者としての必要な技能と知識を習得させながら道路及び交通の状況に応
じて、安全に道路を通行するために、道路交通における危険を予測し、これを回避し
て安全に通行する意識と能力を高めることを目標とする。
小学校においては、家庭及び関係機関・団体等と連携・協力し、学校教育活動全体
を通じて、歩行者としての心得、自転車及び乗り物の安全利用、危険の予測と回避、
交通ルールやマナー、基本的な道路標識等についての交通安全教育を実施し、指導書
などを作成・配布するとともに交通安全教室等の推進を図る。さらに、交通ボランテ
ィアによる通学路における通学時の安全な行動の指導、保護者を対象とした講習会な
どを実施し、指導者の指導力の向上に努める。
⑶ 中学生に対する交通安全教育
中学生に対する交通安全教育は、日常生活における交通安全に必要な事柄、特に自
転車で安全に道路を通行するために必要な技能と知識を十分に習得させ、道路を通行
する場合は自己の安全確保とともに他の人々の安全にも配慮できる「思いやりの心」
を持たせることを目標とする。
中学校においては、学級活動や総合的な学習の時間等を中心に、学校教育活動全体
を通じて、歩行者としての心得、自転車の安全な利用、自動車等の特性、危険の予測
と回避、標識等の意味、応急手当等について重点的に交通安全教育を実施する。
関係機関・団体は、中学校において行われる交通安全教育が円滑に実施できるよう
指導者の派遣、情報の提供等の支援を行う。
⑷ 高校生に対する交通安全教育
高校生に対する交通安全教育は、日常生活における必要な事柄は特に、自転車等の
利用者として安全に道路を通行するために、必要な技能と知識を習得させるとともに、
交通社会の一員として交通ルールを遵守し、責任を持って行動することができる社会
-7-
人を育成することを目標とする。
高等学校においては、家庭及び関係機関・団体等と連携・協力を図りながらホーム
ルーム活動・生徒会活動・学校行事等の特別活動、総合的な学習の時間等を中心に、
学校教育活動全体を通じて、自転車の安全な利用、二輪車・自動車の特性、危険の予
測と回避、運転者の責任、応急手当等について更に理解を深める。
関係機関・団体は、高等学校において行われる交通安全教育が円滑に実施できるよ
う指導者の派遣、情報の提供等の支援を行うとともに、高校生及び相当年齢者に対す
る補完的な交通安全教育の推進を図る。
⑸ 成人に対する交通安全教育
成人に対する交通安全教育は、自動車等の安全運転確保の観点から免許取得時及び
免許取得後の運転者の教育を中心として行うほか、社会人、大学生等に対する交通安
全教育を充実させる。特に、免許取得後の教育が必要不可欠であり、運転者としての
社会的責任を自覚、安全運転に必要な技能及び技術、交通事故に起因する被害者・加
害者の悲惨さに対する理解、交通安全意識・交通マナーの向上を図る。
自動車の使用者に対しては、安全運転管理者、運行管理者等を法定講習、指導者向
け研修会等へ積極的に参加させ、事業所内における安全を徹底し、事故防止のための
活動を促進する。
⑹ 高齢者に対する交通安全教育
高齢者に対する交通安全教育は、加齢に伴う身体機能の変化が、歩行者又は運転者
としての交通行動に及ぼす影響を理解してもらうため、道路及び交通の状況に応じて
安全に道路を通行するために必要な実践的技能及び交通ルール等の知識を習得しても
らうことを目標とし、関係機関・団体と連携して高齢者の交通安全教室を開催する。
また、交通安全教育を受ける機会の少なかった高齢者を中心に、家庭訪問による個
別指導、高齢者と日常的に接する機会を利用した助言等を実施する。この場合、高齢
者の自発性を促すことに留意しつつ、高齢者の事故実態に応じた具体的な指導を行う
こととし、反射材の活用等交通安全用品の普及にも努める。
⑺ 障害者における交通安全教育
障害者に対する交通安全教育は、交通安全に必要な技能及び知識を習得してもらう
ため、障害の程度に応じたきめ細かい教育を推進する。
⑻ 外国人に対する交通安全教育
近年、本市に在住・在勤する外国人が大幅に増加したことから、外国人に日本の交通
安全ルール等理解してもらうことは、日常生活上、必要不可欠である。このため、外
国人に対し日本の交通ルールに関する知識の普及とその実践のための外国人向けの交
通安全教室を実施するとともに、外国人向け教材の充実を図り、効果的な交通安全教
育に努める。
-8-
2
交通安全に関する普及啓発活動の推進
⑴ 交通安全運動の推進
交通安全の意識を高めるには、市民一人ひとりが自覚を持つことが大切であり、刈
谷市交通安全推進協議会が中心となって構成機関・団体と連携を図り、交通ルール及
びマナー守る運動を組織的・継続的に展開する。
交通安全運動の重点項目としては、①高齢者及び子供の交通事故防止②シートベル
ト及びチャイルドシートの正しい着用の徹底③夜間(特に薄暮時)における交通事故
防止④自転車の安全利用の推進⑤飲酒運転の根絶等交通情勢に即した事項及び交通事
故情勢等により幅広い交通安全運動を実施する。
さらに、事故実態、市民ニーズ等を踏まえた実施に努めるとともに民間団体、交通
安全ボランティアの参加促進を図り、参加、体験、実践型の交通安全教室、啓発活動
により交通事故を身近なものとして意識させる交通安全活動を促進する。
また、交通事故死ゼロの日(毎月10日・20日・30日)については、広報車等
による安全啓発を推進する。あらゆる機会をとらえた普及啓発活動や各種の広報媒体
を通じた積極的な広報活動を展開するとともに、キャンペーン等の事業を実施する。
⑵
自転車の安全利用の促進
自転車の利用者には、自転車は車両であり、道路を通行する場合は、車両としての
ルールを遵守するとともに交通マナーを実践しなければならないことを理解してもら
う。
また、自転車乗用中の事故や自転車による迷惑行為を防止するため、歩行者や他の
車両に配慮した通行、歩道通行時におけるルールなど自転車の正しい乗り方に関する
普及啓発を図る。薄暮時から夜間の自転車事故防止のため、自転車灯火の点灯及び自
転車の側面等への反射材の取付けを促進する。自転車乗用中の事故被害軽減のため、
ヘルメットの利用を促進する。
⑶ シートベルト及びチャイルドシート着用の徹底
シートベルト着用効果及び正しい着用方法について理解を求め、後部座席を含めた
着用の徹底を図る。このため、シートベルト・チャイルドシートの日(毎月20日)及
び着用徹底強化旬間(2月11日~20日、6月11日~20日、11月11日~
20日)などを利用して、積極的に、広報啓発を行い、正しい着用の徹底を図る。
チャイルドシートの着用については、未着用での運転が多く見受けられるため、着
用の徹底と子供の成長に合わせ、乳児用、幼児用、学童用と効果的な使用と正しい着
用方法について保護者に対して広報啓発活動を通じ働きかける。あわせて、一時的に
チャイルドシートの貸出しを希望する市民(自分の家庭の乳幼児以外のために供す
る。)を対象に無料貸出しを実施する。
(4) 反射材の普及促進
夜間における歩行者及び自転車利用者の事故防止に効果の期待できる反射材の普及
-9-
を図るため、各種広報媒体を活用して積極的な広報啓発を推進するとともに、反射材
の安全への有効性、使用方法等について街頭キャンペーン、交通安全教室などの機会
を捉え、配布し、普及を推進する。
また、運転者の視認性を高めるとともに相手に存在をいち早く知らせるためのライ
ド&ライト運動(夕暮れ時の早め点灯運動)を展開し、夕暮れ時の交通事故防止を図
る。
(5) 飲酒運転を防止するための啓発活動の推進
重大事故につながる危険性の高い飲酒運転に起因する交通事故の実態・危険性等を
広く周知させるため、キャンペーン等の広報啓発活動を実施することにより、飲酒運
転を許さない環境づくりを促進する。
(6) 効果的な広報の実施
交通安全に関する広報については、市民だより、テレビ、ラジオ、新聞、広報車、
インターネット等といった広報媒体を活用して、交通事故の実態を踏まえた効果的な
広報に努める。
このため、家庭、学校、職場、地域等と一体となった広範な若しくは集中的なキャ
ンペーンを実施することにより、高齢者の事故防止、シートベルト・チャイルドシー
トの着用、若年者による無謀運転の防止、飲酒運転の追放、違法駐車の排除等を図る。
交通安全家庭の日(毎月10日)の活性化を図りながら、家庭に浸透するきめ細かい
広報に努め、子供、高齢者等を交通事故から守るとともに、暴走運転、飲酒運転など
を追放する。
⑺ その他の普及啓発運動の推進
高齢者の交通事故防止に関する市民の意識を高めるため、加齢に伴う身体機能の変
化が交通行動に及ぼす影響等について広報を積極的に行うとともに、他の年齢層に高
齢者の特性を理解させ、高齢運転者標識(高齢者マーク)を取り付けた自動車への保
護意識を高めるように努める。
第3節 道路交通秩序の維持
1 交通の指導取締りの強化等
⑴
悪質・危険性、迷惑性の高い運転行為への対策強化
街頭監視・指導を強化するとともに、交通弱者と言われる子供、高齢者及び障害者
の保護のため、無免許運転、飲酒運転、信号無視、違法駐車といった悪質・危険性、
迷惑性の高い違反に重点を置いた指導・取締りを行う。
⑵
自転車利用者に対する指導取締りの推進
無灯火、二人乗りなど、歩行者等に危険を及ぼす違反や酒酔い運転など悪質かつ危
険な自転車利用者に対し、積極的に指導警告を行う。
- 10 -
2
交通事故事件及び交通犯罪の捜査体制の強化
交通死亡事故・ひき逃げ事件等の交通事故事件及び交通犯罪について、発生時における
初期捜査を適正かつ迅速に推進し、早期解決を図り、平穏な市民生活の回復に努める。
3
暴走族対策の強化
⑴ 暴走族追放気運の高揚及び家庭、学校等における青少年の指導の充実
暴走族追放の気運を高揚させるため、「暴走族等の追放の促進に関する条例」(平
成14年愛知県条例第60号)を積極的に運用するとともに、報道機関、車両販売店
等の理解と協力を求め、資料提供などの広報活動を積極的に推進する。
(2) 暴走行為をさせないための環境づくり
暴走族の集合場所として利用されやすい施設の管理者に協力を求め、管理の徹底を
図り、暴走族を集めさせないための環境づくりを推進するとともに、地域における関
係機関・団体が連携を強化する。
第4節
救助・救急体制の充実
交通事故に起因する救助・救急活動の増加及び事故の形態・内容の複雑多様化に対処す
るため、衣浦東部広域連合消防局は関係者の安全を第一とした救助・救急資機材の充実、
隊員の技術の向上を図る
1
救助・救急体制の整備
⑴ 救助・救急体制の整備
交通事故による救助・救急活動及び複雑多様化する事故の形態・内容に対して、円
滑な救助・救急体制の整備を推進する。
⑵ 集団災害に対する救助・救急体制の整備
多数の負傷者が発生した大規模交通事故に対処するため、関係機関との連絡体制及
び救護訓練等を実施して集団災害に対する救助・救急体制を推進する。
⑶
応急手当の普及啓発活動の推進
救急現場に居合わせた人による応急手当の実施により、救命効果の向上が期待でき
ることから、消防機関等が行う自動体外式除細動器(AED)の使用を含めた応急手当
講習会を始めとする普及啓発活動を推進する。
⑷ 救急救命士の養成・配置等の促進
救急救命士を計画的に配置できるようその養成を図るとともに、救急救命士の処置
範囲の拡大により可能となった処置を円滑に実施するための講習及び実習の実施を推
進する。
⑸ 救助・救急設備の整備の推進
救急救命士等がより高度な救急救命処置を行うことができるよう、高規格救急自動
車、高度救命処置用資機材等の整備を推進するとともに、救助工作車、救助資機材の
整備を推進する。
- 11 -
⑹ 救急隊員及び救助隊員の教育訓練の充実
複雑多様化する救助・救急事象に対応すべく救急隊員及び救助隊員の知識・技術等
の向上を図るため、教育訓練の充実を推進する。
第5節 交通事故相談等の推進
1 交通事故相談活動の推進
専門相談員により適切な相談・指導を行う。また、多様化・複雑化する相談内容に対処
するため、相談員の研修を実施し相談員の資質向上を図るなど相談体制の充実を図る。
2
交通事故被害者支援の充実強化
遺児手当等各種援護施策を円滑に運用し、交通遺児の健全な育成と福祉の増進を図る。
第6節
踏切道の安全
鉄道と踏切道の事故は、長期的には減少傾向にあるものの、一度事故が発生すると、死
亡・脱線事故のような甚大な被害をもたらす結果となる。
こうした状況を踏まえ、今後とも鉄道交通環境の整備や安全運行の確保、車両安全性の
確保といった総合的な安全施策を推進し、事故の減少を目指す。
1
救助・救急連絡体制の確立
鉄道と踏切道の重大事故等の発生に際して、救助・救急活動を迅速かつ的確に行うため
に、鉄道事業者及び医療機関その他の関係機関との緊急連絡体制の確立を図る。
2
踏切道の統廃合の促進
踏切道の立体交差化、構造改良等の事業の実施にあわせて、近接踏切道のうち、その利
用状況、う回路の状況等を勘案して、地域住民の通行に特に支障を及ぼさないと認められ
るものなどについて、統廃合を進める。
3
踏切道の交通の安全と円滑化を図るための措置
踏切事故防止キャンペーンの展開等を通じ、踏切道を通行する自動車等の運転者及び歩
行者に対し、踏切道通過時における安全意識の高揚を図るとともに、車両等の踏切通過時
の違反行為に対する指導取締りを行い、安全かつ円滑な踏切道の確保及び踏切事故の防止
を図る。
第7節
道路交通の安全に関する調査・研究の推進
交通事故の発生要因が複雑化、多様化していること、今後、高齢者人口・高齢運転者が
増加することや、道路における安全対策及び安全施設整備等の状況を考慮し、関係機関・
団体と協力して、人・道・車それぞれの分野において調査・研究を推進する。
⑴ 交通事故多発箇所又は危険箇所に対する交通環境の調査・研究を推進する。
⑵ 交通安全対策に関する道路施設の調査・研究及び実例を収集、分析する。
⑶
道路利用者の安全対策に関する交通環境の調査・点検を行い、快適な道路空間の有
- 12 -
効利用方策について研究する。
⑷
高齢者等の歩行者が安心して通行できる安全で快適な道路交通環境の形成を図るた
めの調査・研究を推進する。
- 13 -
Ⅲ
表1
参
考
資
料
小学校区別事故発生状況
20
年
学区
死者(人)
21
負傷(件)
死者(人)
22
負傷(件)
死者(人)
負傷(件)
城
54
54
62
小 高 原
114
87
116
亀
衣
浦
1
51
36
37
住
吉
1
93
110
101
富士松南
2
116
97
109
77
87
102
42
31
50
48
50
38
68
富士松北
小 垣 江
双
1
葉
かりがね
1
71
66
東 刈 谷
2
73
73
1
81
日
3
73
57
1
54
富士松東
75
72
66
朝
日
83
81
95
小垣江東
69
58
61
平
成
21
31
28
合
計
高
11
1,060
1
1
※ 資料は刈谷警察署調べ
- 14 -
990
2
1,068
表2
年齢別交通事故死者数
20
年
21
22
人数
(人)
構成比
(%)
人数
(人)
構成比
(%)
人数
(人)
構成比
(%)
こども( 0 才~15 才)
0
0
0
0
0
0
若 者(16 才~24 才)
1
9.1
0
0
1
50.0
一 般(25 才~64 才)
6
54.5
1
100.0
0
0
高齢者(65 才以上)
4
36.4
0
0
1
50.0
11
100.0
1
100.0
2
100.0
区 分
合
計
※ 資料は刈谷警察署調べ
表3
当事者別交通事故発生状況
年
区 分
20
21
22
件数(件)
件数(件)
件数(件)
66
74
72
自転車×車両
229
202
236
二輪×車両
130
112
124
車両相互
610
574
622
35
29
16
1,070
991
1,070
人×車両
単
独
合
計
※ 資料は刈谷警察署調べ
- 15 -
表4
人口 10 万人当たりの死者・負傷者の推移
※
区分
年
人口(人)
10 万人当たり
死 者
(人)
負傷者
(人)
区分
年
人口(人)
10 万人当たり
死 者
(人)
負傷者
(人)
人口は各年度末現在
13
14
15
16
17
132,132
134,031
135,937
137,851
139,994
5.99
10.48
5.16
3.64
5.75
952.4
892.5
925.1
1007.5
959.2
18
19
20
21
22
141,277
142,620
144,457
144,828
145,245
7.79
4.91
7.61
0.69
1.38
942.8
922.7
894.4
804.4
894.4
※ 資料は刈谷警察署調べ
表5
種
交通安全施設整備の推移
単位
平成12年
平成17年
平成22年
基
239
254
270
横 断 歩 道
本
1,469
1,465
1,543
はみ出し禁止
km
120.3
104.6
103.0
駐 車 禁 止
km
195.7
201.1
206.2
信
別
号 機
※ 資料は刈谷警察署調べ
- 16 -
表6
運転免許人口
平成22年
種
運
別
人
数(人)
100,745
転 免 許 人 口
※ 資料は刈谷警察署調べ
表7
原動機付自転車保有台数の推移
区分
原付一種
50cc
(台)
原付二種(乙)
51cc~90cc
(台)
原付二種(甲)
91cc~125cc
(台)
三輪車・四輪車
ミニカー
(台)
合 計
18
5,854
380
347
29
6,610
19
5,688
378
381
46
6,493
20
5,638
389
408
64
6,499
21
5,451
376
457
73
6,357
22
5,310
366
494
69
6,239
年度
※ 資料は刈谷警察署調べ
- 17 -
(台)
表8
交通事故による救急活動の状況
年
18
19
20
21
22
出動件数(件)
733
739
681
625
650
搬送人員(人)
809
803
726
652
670
土日出動件数(件)
197
209
173
170
173
〃 搬送人員(人)
231
229
185
185
195
土日以外出動件数(件)
536
530
508
455
477
〃 搬送人員(人)
578
574
541
467
475
396
430
412
379
403
451
484
440
398
427
337
309
269
246
247
358
319
286
254
243
区分
昼間出動件数(件)
〃 搬送人員(人)
夜間出動件数(件)
〃 搬送人員(人)
※1 夜間18時00分~8時00分
2 資料は衣浦東部広域連合調べ
表9
交通事故相談件数と相談事故の内訳
年度
18
19
20
21
22
賠償責任(件)
0
1
5
6
1
賠償額の算定(件)
24
5
6
2
5
過失程度(件)
7
4
6
9
8
示談方法(件)
48
49
50
55
47
自賠償の請求(件)
9
5
0
0
4
訴訟・調停の利用(件)
14
19
21
8
5
その他(件)
10
26
57
51
58
112
109
145
131
128
区分
合 計(件)
※資料は刈谷市市民安全課調べ
- 18 -