3 業務仕様書

静岡市資源循環啓発施設
指定管理業務仕様書
平成 28 年 10 月
静岡市環境局ごみ減量推進課
目
次
1
施設の設置目的
4
2
3
運営方針
年間施設利用者数目標(平成 31 年度終了時点)
4
5
4
指定管理業務を行う施設
5
(1)資源循環啓発施設の名称
(2)所在地
5
5
(3)規模等
5
(4)施設概要
5 指定管理業務の内容
5
6
(1)廃棄物の減量等に関する資料等の展示に関すること。
6
(2)廃棄物の減量等及び環境の保全に関する講座等の開催に関すること。
6
(3)廃棄物の減量等に関する体験プログラムの企画運営に関すること。
(4)啓発施設の施設、設備等の利用に関すること。
6
6
(5)体験プラザの施設等の利用の許可に関すること。
(6)啓発施設の施設及び設備の維持管理等に関すること。
(7)第三者委託について
6
6
8
(8)指定管理業務以外の業務
(9)満足度調査、アンケート
(10)定期報告
8
8
8
(11)事業報告(年度報告)
(12)次年度の事業計画書
9
9
(13)暴力団排除条例への対応
9
(14)障害者差別解消法への対応
(15)マニュアルの整備
(16)静岡市環境局廃棄物処理課との協定
9
9
9
(17)その他指定管理者が行わなければならない業務
6 指定期間
7 管理の基準等
10
10
10
(1)関係法令の遵守及び静岡市資源循環啓発施設の設置目的に沿った管理
(2)開館時間
10
10
(3)休館日
10
(4)利用許可基準
10
(5)利用の制限
(6)遵守すべき法令等
10
11
(7)文書の管理及び保存
(8)個人情報の取扱い
11
12
(9)情報公開
12
(10)守秘義務
12
(11)リスク分担
(12)賠償責任と保険の加入
12
12
2
8
(13)備品
12
(14)環境配慮
13
管理体制
(1)施設管理者
13
13
(2)人員の配置等
13
(3)勤務体制等
(4)研修
13
13
(5)環境負荷の低減
13
(6)非常時の体制
9 指定管理経費
14
15
(1)指定管理料の上限額
15
(2)指定管理料に含まれる経費
16
(3)指定管理料に含まない経費については、以下のとおりである。
(4)指定管理者の収入
16
16
(5)指定管理料の支払方法
(6)施設使用料
(7)会計管理
16
16
16
(8)指定管理業務を対象とした国庫補助金等の取扱い
(9)その他
10 協定
17
17
17
11
12
修繕
事務引継
17
17
13
文書引継
18
14
15
目的外使用許可
業務の継続が困難になった場合等の措置
(1)指定管理者の責めに帰すべき事由による場合
18
18
18
(2)指定が取り消された場合等の賠償
(3)不可抗力等による場合
16 原状回復
18
18
18
17
18
改修工事・大規模改修
市主催事業等への協力等
18
19
19
監査への協力
19
20
その他
19
3
静岡市資源循環啓発施設(以下「啓発施設」という。)の指定管理者が行う業務の内容及びそ
の範囲等は、この仕様書による。
1
施設の設置目的
静岡市は、廃棄物の減量及び資源の有効利用(以下「廃棄物の減量等」という。)に関する学
習及び体験並びに廃棄物の減量等を端緒とした環境の保全に関する学習の場を市民に提供する
ことにより、その意識の啓発を図るとともに廃棄物の減量等及び環境の保全に関する市民の活
動を促進し、もって循環型社会の形成に寄与するため、資源循環啓発施設を設置する。
2
運営方針
(1)市としての方向性
本市が目指す循環型社会の形成に向け、沼上資源循環学習プラザでの廃棄物の減量等に関す
る学習等及び西ケ谷資源循環体験プラザでの、廃棄物の減量等に関する体験等により、市民の
意識の啓発を図るとともに、廃棄物の減量等及び環境の保全に関する市民の活動を促進する。
(2)管理運営に関する基本的な考え方
市としての資源循環啓発施設の管理運営に当たっては、静岡市資源循環啓発施設条例及び同
条例施行規則のほか関係法令等を遵守するとともに、施設及び設備の適切な維持管理に努め、
併せて次の事項を遵守すること。
① 施設設置の趣旨に則した管理運営を行い、その実現に向け最大の努力を行うこと。
② 利用者の平等な利用を確保すること。
③ 窓口・電話など、親切丁寧な対応を心掛け、市民サービスの向上を図ること。
④ 地域の活性化につながる事業を行うこと。
⑤ 利用者本位の運営を行い、利用者の意見や要望を適切に反映させること。
⑥ 効率的な運営を行うとともに、環境負荷の低減と施設の保全に努め、運営費の縮減に努
めること。
⑦ 個人情報の保護を徹底すること。
⑧ 衛生管理に十分配慮し、常に快適な利用ができる状態の保持に努めること。
⑨ 安全管理に十分配慮し、火災、損傷等を防止し、財産の保全を図るとともに、利用者の
安全確保に努めること。
⑩ 災害時、緊急時に備えた危機管理を徹底すること。
⑪ 常に善良な管理者の注意をもって管理に努めること。
⑫ 予算の執行に当たって、事業計画書、執行計画書等に基づき適正かつ効率的運営を行う
こと。
⑬ 静岡市や施設利用者、近隣住民、事業者と良好な関係を維持すること。
⑭ 上記のほか、管理業務にあたっては、本市担当職員との連絡を密にし、速やかに事務処
理を行うこと。
4
3
年間施設利用者数目標(平成 31 年度終了時点)
① 沼上資源循環学習プラザ
年間施設利用者数
9,500 人/年
② 西ケ谷資源循環体験プラザ
年間施設利用者数
4
23,700 人/年
指定管理業務を行う施設
(1)資源循環啓発施設の名称
① 沼上資源循環学習プラザ(愛称:しずもーる沼上)(以下「学習プラザ」という。)
② 西ケ谷資源循環体験プラザ(愛称:しずもーる西ケ谷)(以下「体験プラザ」という。)
(2)所在地
① 学習プラザ 静岡市葵区南沼上 1217 番地の1
② 体験プラザ 静岡市葵区西ケ谷 553 番地の2
(3)規模等
① 学習プラザ
構造
建築面積
鉄骨造3階建
586.63 ㎡
延床面積
敷地面積
開館年月日
1,347.13 ㎡
1,984 ㎡
平成 23 年5月
② 体験プラザ
構造
鉄骨造2階建
建築面積
825.95 ㎡
延床面積
敷地面積
収容人員
1,517.04 ㎡
5,724 ㎡
約 1,490 人
開館年月日
(4)施設概要
① 学習プラザ
平成 26 年2月
1
2
階
階
もったいないハウス(展示スペース)、多目的ホール
資源循環啓発展示スペース、資料閲覧コーナー
3
階
研修室
※沼上資源循環センターと接続部分あり
駐車場
普通車用
② 体験プラザ
1
2
階
階
駐車場
浴室(男女各1)、工房1、2、3
市民活動スペース1、2、3
普通車用
バス駐車場
その他
15 台(うち障害者用駐車場1台)
48 台(うち障害者用駐車場3台)
1台
足湯
5
5
指定管理業務の内容
(1)廃棄物の減量等に関する資料等の展示に関すること。
(2)廃棄物の減量等及び環境の保全に関する講座等の開催に関すること。
① 4R啓発に関する講座の企画・開催
ア 学習プラザ 年間 30 回以上
イ 体験プラザ 年間 650 回以上
② 4R啓発に関するイベント等の企画・開催
③ 児童等の施設見学への対応を行うこと。
④ 市立学校など各種学校と連携するなど、幅広い環境学習を実施すること。
⑤ 環境大学の実施に関すること。(詳細は別紙1のとおり)
(3)廃棄物の減量等に関する体験プログラムの企画運営に関すること。
① 体験プラザの余熱利用(浴室及び足湯)に関すること。
② リユースマーケットに関すること。
③ その他、4R啓発に関する体験プログラムの企画・運営
④ 市内施設観光ルートへの対応に努めること。
(4)啓発施設の施設、設備等の利用に関すること。
① 啓発施設の利用についての問合せに対応すること。(電話対応含む。)
② 施設等利用に当たっての指導等に関すること。
ア 利用者へ使用上の注意を説明すること。
イ 附属設備、備品等について、利用者が円滑に利用できるよう必要な指導、助言等の支
援を行うこと。
③ 施設利用のための書類の作成に関すること。
④ 啓発施設の利用統計等に関すること。
⑤ 衛生管理に十分配慮し、常に快適な利用ができる状態の保持に努めること。
⑥ 啓発施設の広報等に関すること。
ア 施設に関するリーフレット等の作成・配布を行うこと。
イ ホームページの管理、更新を行うこと。
ウ 講座等の広報のため、市が保有する広報媒体(広報しずおか、市ホームページ等)へ
の掲載依頼については、ごみ減量推進課を通じて行うこと。
エ 開館時間・休館日の周知を行うこと。
(5)体験プラザの施設等の利用の許可に関すること。
① 施設利用許可申請の受付、利用許可等に関すること。
② ①に際して、必要があるときは利用の条件を付し、又は利用の許可を取り消す等の措置
を講ずること。
③ 利用の許可に関する問い合わせのとりまとめ及びその対応に関すること。
(6)啓発施設の施設及び設備の維持管理等に関すること。
① 建築物の保守管理
建築物の仕上げ材の浮き、ひび割れ、はがれ、かび等の発生が無い状態を維持し、かつ
美観を維持するとともに、利用者の安全かつ円滑な利用に供すること。また、体験プラザ
については特殊建築物点検を3年ごとに実施すること。
6
② 建築設備の保守点検
建築設備は、日常点検、法定点検、定期点検等を行い、所期の性能を維持すること。
ア 建築設備定期点検(西ケ谷資源循環体験プラザ)
イ 消防設備保守点検(西ケ谷資源循環体験プラザ)
ウ 空調設備保守点検
エ 昇降機保守点検
オ その他設備等保守点検
③ 各種設備の保守点検
各種設備は、日常点検、法定点検、定期点検等を行い、所期の性能を維持すること。
④ 環境維持管理業務
施設の環境を維持し、美観の維持に心がけ、公共施設として快適な空間を保つために必
要な業務を実施すること。
ア 清掃業務
イ 合併処理浄化槽保守業務(西ケ谷資源循環体験プラザ)
⑤ 施設及び設備に係る始業及び終了点検などの日常の利用関係業務を行うこと。
⑥ 施設及び設備に係る大規模修繕は市が実施し、小破修繕は指定管理者の責任で実施する
こと。
ただし、小破修繕の内、1件の額が 10 万円を超えるものは市の負担とする。
⑦ 保安警備業務
ア 施設内の事故、盗難、破壊等の犯罪行為及び火災等の災害の発生を防止し、財産等の
保守警備に万全を期すること。
イ 病気及び怪我人が発生したときは、直ちに状況を確認するとともに、医療機関に引き
継ぐなど、迅速かつ的確な対応をとること。
ウ 館内で発生した事故等の処理及び連絡調整は、市と協議して実施すること。
エ 閉館時間中の防犯及び火災等警備(機械警備)に万全を期すること。
⑧ 余熱利用設備の保守業務及び水質検査
ア 西ケ谷源泉は、硫化水素及びメタンを多く含む源泉であるため、保守業務、運営にあ
たっては、十分な知識を得た上で管理すること。
イ 関係法令に基づき水質検査を行うこと。
ウ その他余熱利用設備の保守及び維持管理に必要な業務を行うこと。
⑨ 複写機の各施設への配置
各施設に複写機を配置すること。
⑩ 事務等消耗品の管理業務
施設の運営に支障を来さないよう、必要な事務等消耗品を適宜、指定管理者が購入し、
管理を行うこと。
⑪ 遺失物に係る適正な管理
遺失物法に則り、適正な管理を実施すること。
⑫ 駐車場、駐輪場の整理に関すること。
⑬ その他施設等の維持管理に必要な業務
各種契約、光熱水費・通信運搬費・テレビ受信料等の支払いなどすべての事務を行うこ
と。
7
(7)第三者委託について
施設の設置目的を達成するための主要な業務は、指定管理者が直接実施することを原則とし、
その全部又は一部を第三者に委託し、又は請け負わせてはならない。
ただし、主要業務が多岐にわたり、指定管理者のみでは実施が困難であると認められる場合な
ど、事前に市の承認を得た場合に限り、当該業務を直接実施することができる専門業者等に主要
業務の一部を委託することができる。
委託にあたっては市の例に準じ、指定管理者と受託者の責任を明確化するとともに、公正で透
明な手続により実施しなければならない。委託業者を選定する際は、市内業者の優先的な選定、
官公需適格組合を含む中小企業者の受注機会の増大について可能な限り配慮されたい。
また、第三者からの再委託はできない。
(8)指定管理業務以外の業務
指定管理者との協定書を締結した後、施設使用料の徴収事務委託契約を別途契約する(詳細は
「静岡市資源循環啓発施設管理運営に係る歳入金徴収事務委託契約書」のとおり)。
(9)満足度調査、アンケート
利用者満足度調査や市民アンケート調査(以下「利用者満足度調査等」という。)を実施し、
その結果を毎年度終了時の事業報告書により、市に報告すること。
① 調査の種類
原則として、以下の調査をすべて実施する。
ア 利用者満足度調査 当該施設の利用者に対して、当該施設に対する満足度を調査し、
市民サービスの向上のための資料とするために実施するもの。
イ 市民アンケート調査 当該施設の利用者に限定せず、市民一般に対して、当該施設の
利用の有無やその理由などについて意見を求め、当該施設をより多くの市民に利用して
もらうための資料とするために実施するもの(郵送、インターネット等によるアンケー
ト調査や他の施設やイベント等の場を借りてアンケート調査を実施するなど、実施方法
についても十分検討すること)。
② その他の調査
上記の調査を補うために、意見箱等を設置することも有効であるが、原則として意見箱
の設置をもって上記の調査の代替とすることはできない。
③ 項目の設定
アンケートの設問については、指定管理者に関するもの(接客態度、事業やプログラム
内容、清掃が行き届いているかなど)と、指定管理者の責任によらないもの(施設の老朽
化、駐車場の広さ、アクセスなど)を明確に分けることができるような項目とし、指定期
間中の比較が可能な項目の設定に努めること。
(10)定期報告
下記の事項を記載した前月分の月次報告書を、毎月初めに、市に提出すること。
なお、市は必要に応じて報告を求め、実地に調査し、又は必要な指示を行うことができるも
のとする。このため、統計基礎資料(施設別、日別、月別)等を日常から収集し、市からの要請
に基づいて随時作成できるよう準備すること。
① 施設利用者数、使用料収入額
② 講座等実施事業及び参加者数
8
(11)事業報告(年度報告)
① 事業報告(年次)
下記の事項を記載した各事業年度の報告書を、事業年度の終了後 30 日以内に市に提出す
ること。
ア 実施した事業の内容
イ 施設の維持管理状況
ウ 利用者統計
エ 施設における収支
② 決算報告
指定管理者が市から賠償請求されるような事故等が発生した場合、指定管理者の財産的
な賠償能力を確認するため、市は指定管理者に法人の決算書及び関係書類の提出を求める
ことができる。
③ 指定管理者による自己評価
各事業年度終了後、当該年度の指定管理業務について、自己評価を行い、事業報告(年
次)の中で、市に報告すること。
なお、自己評価については、以下の項目に着目して評価を行い、当該結果を踏まえて次
年度以降の指定管理業務の改善を図ることとする。
ア 指定管理業務に関する計画(目標)と実績との差異に関する分析
イ 指定管理業務の成果と今後の展開
(12)次年度の事業計画書
毎年度、市と調整を図ったうえで、次年度の事業計画書及び収支予算書を作成し、市が指定
する期日までに提出すること。
(13)暴力団排除条例への対応
暴力団の利益となる利用や不当な行為を受けた時は、「静岡市暴力団排除条例運用の手引き」
に基づき対応すること。
(14)障害者差別解消法への対応
公の施設の管理運営を行うことに鑑み、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(平
成 25 年法律第 65 号)第8条第2項に定める障害者への合理的配慮の提供については、可能な
限り、別紙2「静岡市における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領」及び「障
がいのある人への配慮マニュアル」に基づき、市の職員に準じた対応に努めること。
(15)マニュアルの整備
施設を安全に管理し、指定管理業務を適切に実施するため、市と協議を行い、施設管理運営
全般、事務処理、危機管理(火災や地震、事故等の非常時における危機管理体制などについて)
に係るマニュアルを作成し、施設管理業務につく職員に指導すること。
(16)静岡市環境局廃棄物処理課との協定
① 建物及び設備の共用部分や接続部分に係る維持管理及び修繕、消防防災計画等の実施、
請負契約、費用の積算及び負担について、この協定書において定める。
② 光熱費(電気、水道、工業用水)に係る費用の積算及び負担について、この協定書にお
いて定める。
9
(17)その他指定管理者が行わなければならない業務
随時報告
事故や災害の発生のように緊急な事項や、指定管理者と金融機関の取引停止、指定管理
者の法人格の変更に関わる事項など、指定管理の継続に影響がある事項については、随時
報告を行うこと。
6
指定期間
平成 29 年4月1日から平成 32 年3月 31 日まで(3年間)
7
管理の基準等
(1)関係法令の遵守及び静岡市資源循環啓発施設の設置目的に沿った管理
① 静岡市温泉浴場条例等関係法令及び別に定める協定書の定めを遵守し、静岡市資源循環
啓発施設の設置目的に沿って、善良なる管理者の注意をもって管理すること。
② 指定管理者は、市長が必要と認める場合を除き、静岡市資源循環啓発施設をその目的以
外に使用することはできない。
③ 市の承認なしに、施設の設備及び備品を第三者に譲渡し、転貸し、又は貸借権その他の
使用若しくは収益を目的とする権利を設定することはできない。
(2)開館時間
① 学習プラザ 午前9時 00 分~午後4時 00 分
② 体験プラザ 午前9時 00 分~午後4時 00 分
(3)休館日
① 学習プラザ
ア 日曜日
イ 12 月 29 日から翌年の1月3日までの日
② 体験プラザ
ア 月曜日及び火曜日(これらの日が国民の祝日に関する法律(昭和 23 年 法律第 178 号)
に規定する休日(以下この表において「休日」という。)に当たるときは、その日後にお
いてその日に最も近い休日又は月曜日若しくは火曜日でない日)
イ 12 月 29 日から翌年の1月3日までの日
ウ 施設の運営に必要な電力の確保に支障がある日として市長が別に定める日
※(2)、(3)については、指定管理者が特に必要があると認めるときは、市長の承認を
得て、開館時間及び休館日を臨時に変更することができる。ただし、それにより新たに経
費が生じる場合は、指定管理者が負担するものとする。
※災害等により臨時休場する場合は、事前に市と協議した上、看板等により告知すること。
(4)利用許可基準
利用許可の基準は、当該処分を行う指定管理者が、市と協議のうえ定める。
(5)利用の制限
① 静岡市資源循環啓発施設条例第7条の各号に該当するときは、体験プラザの施設等の利
用を許可しないことができる。
② 静岡市資源循環啓発施設条例第 13 条の各号に該当するときは、体験プラザの施設等の利
用の許可を取り消し、又は利用を制限することができる。
10
③ 静岡市資源循環啓発施設条例第 14 条の各号に該当するときは、啓発施設への入館を拒否
し、又は啓発施設からの退館を命ずることができる。
④ 次に該当する場合は、浴室の入場を拒否し、又は退場を命令することができる。
ア 公の秩序又は善良の風俗を害するおそれがあると認められるとき。
イ 浴室の管理上支障があると認められるとき。
ウ その他利用上適当でないと認められるとき。
(6)遵守すべき法令等
資源循環啓発施設の管理運営にあたっては、本仕様書のほか、次に掲げる法令・規定等に基
づかなければならない。
なお、本指定期間中にこれらの法令・規定等に改正があった場合には、改正された内容を仕
様とする。
≪関係法令等(主要な法令等)≫
○地方自治法
○温泉法
○温泉法施行規則
○静岡市温泉法施行細則
○公衆浴場法
○公衆浴場法施行規則
○静岡市公衆浴場法施行条例
○静岡市公衆浴場法等の施行に関する規則
○個人情報保護法
○静岡市個人情報保護条例
○静岡市情報公開条例
○静岡市会計規則
○その他関係法令等
(7)文書の管理及び保存
指定管理業務の実施にあたり、次に掲げる帳簿等を備え、施設の適正な管理運営に努めること。
また、作成または取得した文書等は、市の文書事務に関する諸規定に基づいて、別途文書管理に
関する規定等を定め、適正に管理及び保存する。
①
管理に関する帳簿
ア 事業日誌
イ 施設運営に必要な諸規定
ウ 年間事業計画及び事業実施状況表
エ 職員に関する書類
オ 設備及び備品に関する書類
カ その他管理に必要と思われる帳簿及び書類等
②
利用者に関する書類
ア 各種施設管理に係る申請書
イ その他必要と思われる書類等
③
会計経理に関する帳簿及び書類
ア 収支予算及び収支決算に関する帳簿及び書類
11
イ 金銭の出納に関する帳簿及び書類
ウ 物品等の受払に関する帳簿及び書類
エ 資金に関する帳簿及び書類
オ その他必要と思われる書類等
④
その他管理運営業務に必要と思われる帳簿及び書類等
(8)個人情報の取扱い
個人情報の取扱いは、別紙3「個人情報の保護に係る取扱仕様書」に従って、充分注意する
こと。
(9)情報公開
指定管理業務を行うにあたり作成または取得した文書等で、指定管理者が管理しているもの
の公開は、別途情報公開規程等を定めるなど適正な情報公開に努めること。
なお、収支状況報告書等の市に提出された文書については、指定管理者のノウハウ等であっ
て、公にすることにより、指定管理者の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれ
のあるものを除き、公開する場合がある。
(10)守秘義務
指定管理者は、指定管理業務を実施するにあたり、業務上知り得た内容を第三者に漏らした
り、自己の利益のために使用してはならない。また、指定期間終了後も同様とする。
(11)リスク分担
市と指定管理者のリスク分担は、
「リスク分担表」
(別表)のとおりとする。
ただし、表で定める事項で疑義がある場合又は当該分担表に定めのない事項については、市
と指定管理者が協議の上、決定する。
(12)賠償責任と保険の加入
指定管理業務の実施にあたり、市の責任に帰すべき理由による事故により第三者に与えた損
害については、施設の設置者である市が賠償責任を負うが、指定管理者が行う管理に起因する
事故により第三者に与えた損害については、指定管理者が賠償責任を負う。
このいずれの理由にもよらない事故により第三者に与えた損害については、その賠償責任に
ついて、両者で協議することとする。
また、指定管理者に起因する火災等による施設の損壊についても、市は、指定管理者に対し
て損害賠償を請求することができる。
以上のことから、指定管理者は、想定される損害賠償請求に対応できるよう任意の賠償責任
保険に加入すること。
(13)備品
施設に必要不可欠な設備備品については市が用意するものとし、管理運営業務の遂行に当た
り必要となる事務用備品については、指定管理者が負担するものとする。
市は、別紙4「資源循環啓発施設備品リスト」に記載のものを、無償で貸与する。ただし、
備品の所有権は市に帰属するため、備品台帳等による管理を徹底するなど。静岡市物品管理規
則(平成 15 年規則第 51 号)等に基づき適正な管理に努めるとともに、指定管理機関が終了し
たときは、原状回復し、市に返却すること。
また、新たな備品の購入や更新については、予算の定める範囲において、市が必要と認めた
場合に市が整備する。
なお、施設修繕の必要が生じた場合は、事前に市と協議するものとする。
12
(14)環境配慮
指定管理者は、
指定管理業務に実施にあたっては、環境に配慮した業務の実施に努めること。
8
管理体制
(1)施設管理者
啓発施設の指定管理業務について、総括的な責任を持ち、利用者や外部に対して施設を代表
する者(館長に相当する職)を配置すること。
(2)人員の配置等
指定管理業務を円滑、安全に実施するため、人員の配置に当たっては、下記要件に留意した
上で、次の人員を置く。
また、円滑な管理運営を行うに十分な知識と能力を有する職員を確保し、必要な組織体制を
整えること。
<学習プラザ> 主
任
事務職員
1名
3名
臨時職員
<体験プラザ> 企画主任者
事務職員
1名
1名
3名
①
②
③
両施設事務室内に常時1名を配置すること。
体験プラザに常時男女1名以上を配置すること。
啓発施設の指定管理業務に従事するに必要かつ最適な人員を配置すること。
④
効果的な事業実施のため、環境に関する知識・経験・企画力を有する者を各施設1名以
上配置すること。
⑤
従事者が負傷、疾病その他の理由により業務遂行に支障がある場合は、速やかに交代要
員を確保すること。
⑥ 従事者の資質を高めるため、研修を実施するとともに、施設の管理運営に必要な知識と
技術の習得に努めること。
⑦
⑧
⑨
従事者の勤務形態は、労働基準法等を遵守し、施設の運営に支障が無いようにすること。
従事者に必要な健康診断を行い、健康を害さないよう努めること。
従事者の名簿を市に提出すること。その者に異動があった場合も同様とする。
(3)勤務体制等
従事者の勤務体制は、施設の管理運営に支障がないように配慮し、利用者の要望に応じたも
のとすること。
(4)研修
従事者の資質を高めるため、研修を実施するとともに、施設の管理運営に必要な知識と技術
の習得に努めること。
(5)環境負荷の低減
市が指示する業務の執行体制や環境負荷の低減対策(ISO14001 等)を実行すること。
13
(6)非常時の体制
① 危機管理マニュアル
火災や地震、
事務事故の非常時における危機管理体制を整備するため、市と協議のうえ、
危機管理マニュアルを作成すること。
② 防火管理者(沼上資源循環学習プラザ)
防火管理者は、管理権原者(静岡市長)から、次の権限が付与される。
ア 消防計画の作成、見直し及び変更に関する権限
イ 避難施設等に置かれた物を除去する権限
ウ 消火、通報及び避難訓練の実施に関する権限
エ 消防設備等の点検及び整備の実施に関する権限
オ 不適切な工事に対する中断、器具の使用停止及び危険物の持込みの制限に関する権限
カ 収容人員の適正な管理に関する権限
キ 防火管理業務従事者に対する指示、監督に関する権限
ク その他防火管理者の業務を遂行するために必要な権限
③ 防火管理者の業務(沼上資源循環学習プラザ)
ア 消防計画の作成、見直し及び変更に関すること
イ 避難施設等の管理に関すること
ウ 消火、通報及び避難訓練の実施に関すること
エ 消防設備等の点検及び整備の実施に関すること
オ 火器の使用等危険な行為の監督に関すること
カ 収容人員の適正な管理に関すること
キ 防火管理業務従事者に対する指示、監督に関すること
ク その他防火管理者として行うべき業務に関すること
④ 自衛消防組織(西ケ谷資源循環体験プラザ)
ア 消防法第8条の2の5の規定により、自衛消防組織を西ケ谷清掃工場で設置するため、
自衛防災組織内の西ケ谷資源循環体験プラザ地区隊を組織すること。
イ 自衛消防組織の設置については、統括管理者の指示に従うこと。必要事項を所管消防
署へ届出ること
⑤ AED研修
AED(自動体外式除細動器)は、全職員が取り扱うことができるよう、定期的に施設
職員に対する研修を実施すること。
また、AEDが正常に稼働できるよう日常点検を実施すること。
⑥ 災害時の安全確保
自然災害、人為災害、事故及び自らが原因者・発生源になった場合等のあらゆる緊急事
態、非常事態、不測の事態があった場合は、遅滞なく適切な措置を講じたうえ、市をはじ
め関係機関に通報すること。
ア 火災、事故等の緊急時における利用者に対する避難誘導及び関係機関への通報を行う
こと。
イ 停電時等における施設の復旧を遅滞なく行うこと。
ウ その他利用者に対する対応に万全を期すること。
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⑦ その他
ア 事業計画書への明示
従事予定者や採用計画とともに、どのような業務をどのような体制で実施するのかを、
事業計画書に明示すること。
イ 利用者数の実績
(人)
平成 25 年度
学習プラザ
の利用者数
体験プラザ
の利用者数
9
平成 26 年度
平成 27 年度
8,871
10,568
8,696
2,126
18,611
23,344
指定管理経費
(1)指定管理料の上限額
指定管理料の上限額は次のとおりであり、申請者はこの範囲内で提案すること。ただし、上
限額は予算の議決により変更となる可能性がある。
なお、別に契約する使用料徴収事務に係る委託料は含まない。
54,403 千円以内(消費税及び地方消費税を含む。)
※「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改
正する等の法律」により、指定期間中における消費税及び地方消費税の税率改正が予想され
るが、指定管理料の積算に当たっては、現行税率(8%)を基に算定すること。ただし、各
年度の協定書に定める指定管理料の額の決定時には、当該年度に適用すべき税率を基に再度
算定し、協議のうえ決定する。
≪参考:指定管理業務に係る直近3年間の支出決算額≫
(千円)
人件費
報償費
平成 25 年度
平成 26 年度
平成 27 年度
(9人工)
(9人工)
(9人工)
442
480
444
46
46
31
需用費
218
10,057
4,168
役務費
134
302
391
委託料
1,758
16,097
16.772
319
237
320
21
49
43
2,938
27,268
22,169
旅費
使用料及び賃借料
備品購入費
合計
※合計は、人件費を除いた経費の合計額
※平成 25 年度決算額は、学習プラザ分のみ
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(2)指定管理料に含まれる経費
指定管理料に含まれる経費については、以下のとおりである。
① 人件費
② 業務管理費(健康診断費、互助会費、業務総合調整費、安全管理費等)
③ 事業費(謝金、旅費、消耗品費、印刷製本費、使用料、手数料、通信運搬費、広告費、
委託費、負担金等)
④ 一般管理費(退職金引当費、法定福利費、広告宣伝費、旅費等)
⑤ 施設費(消耗品費、印刷製本費、修繕費、手数料、光熱水費、燃料費、清掃業務委託な
どの委託費等)
⑥ 管理雑費
⑦ 租税公課(消費税及び地方消費税、法人税等)
(3)指定管理料に含まない経費
① 自動販売機等に係る光熱水費
② 施設の管理運営業務に必要な備品購入費
(4)指定管理者の収入
指定管理業務に係る収入については、以下のとおりとする。
① 市からの指定管理料
② 事業費収入(講座受講料、参加料等)
≪参考:指定管理業務に係る直近3年間の収入決算額≫
(千円)
平成 25 年度
使用料収入
平成 26 年度
509
3,643
平成 27 年度
4,451
(5)指定管理料の支払方法
市は、会計年度(4月1日から翌年3月 31 日まで)ごとに、協定書で定める期日までに協定
書で定める金額を指定管理者の請求に基づき毎月支払う。
(6)施設使用料
施設の使用に際して利用者が負担する使用料(施設使用料及び特殊器具使用料等)は、市の
収入となる。
(7)会計管理
指定管理者は、管理運営に係る経理事務を行うにあたり、団体自体の口座とは別の口座で管
理すること。ただし、本事業に係る経理とその他の業務に係る経理を区分して整理できる場合
はこの限りでない。
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(8)指定管理業務を対象とした国庫補助金等の取扱い
指定管理業務の実施にあたり、指定管理者が受けることのできる国や地方公共団体、独立行政法
人等の補助制度があるときは、これを積極的に活用すること。
ただし、指定管理業務を対象として国庫補助金等の交付を受けた場合は、同一の業務に対して指定
管理料と国庫補助金等の両方が重複して収入されることになるため、精算等の手続が必要となる場合
がある。
したがって、国庫補助金等の申請を行う際は必ず事前に市に報告し、その取扱い方法について協
議を行うこと。
(9)その他
① 予算の議決により指定管理料が変更される可能性がある。
② 決定した指定管理料は原則として変更及び精算は行わない。ただし、施設の新設、改築
及び改修が行われた場合は、光熱水費等について精算を行う。また、施設の新設、改築及
び改修等の事情により、指定期間中において年度ごとに指定管理料が変更される可能性が
ある。
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協定
議会の議決をもって指定管理者を指定した後、市と指定管理者は、業務を実施するうえで必
要となる詳細事項について協議を行い、これに基づき次に示す事項に関して協定を締結する。
なお、協定の期間は4月1日から翌年3月 31 日までの1年間とし、毎年度締結する。
(1)事業計画に関する事項
(2)市が支払うべき管理費用に関する事項
(3)指定管理業務を行うに当たって保有する個人情報の保護に関する事項
(4)事業報告及び事業評価に関する事項
(5)その他必要と認める事項
11
修繕
施設、設備及備品の修繕費については、原則として次のとおりとする。
(1)修繕の実施責任分担
① 小規模修繕(1件 10 万円未満の修繕)については、指定管理者が行う。
② 大規模修繕(1件 10 万円以上の修繕)については、市が行う。
(2)精算
修繕費については、次に示す金額を上限として、毎年度精算するものとする。
432 千円(消費税及び地方消費税を含む。)
12
事務引継
(1)指定期間終了もしくは指定取消により、次期指定管理者に業務を引き継ぐ際は、円滑な引
継ぎに協力するとともに、必要な資料を提出すること。
(2)協定締結後、速やかに業務引継ぎを行うこと。
(3)引継ぎに係る業務のために支出した費用について、市は一切負担しない。
17
13
文書引継
指定管理者が指定管理業務を実施する上で作成した文書、収集した文書等については、市に
引き継ぐものとする。なお、市は必要に応じて次期の指定管理者に引き継ぐ。
14
目的外使用許可
(1)電柱等の設備や設置許可については、指定管理者の業務範囲外であるため、市が行政財産
の目的外使用許可等を行い、使用料を徴収するものとする。
≪現在許可している目的外使用等の状況≫
電柱、太陽光パネル
(2)自動販売機の設置については、市が貸付により直接行うこととし、その貸付料は市の収入
とする。
(3)その他、指定管理者が目的外使用許可を得る場合、別途市に申し出ること。
15
業務の継続が困難になった場合等の措置
指定管理者は、業務の継続が困難となった場合又はそのおそれが生じた場合は、速やかに市
に報告しなければならない。その場合の措置については、次のとおりとする。
(1)指定管理者の責めに帰すべき事由による場合
指定管理者の責めに帰すべき事由により、業務の継続が困難になった場合、又はそのおそれ
が生じた場合には、市は指定管理者に対して改善勧告等の指示を行い、期間を定めて改善策の
提出及び実施を求めることができる。この場合、指定管理者がその期間内に改善することがで
きなかった場合等には、市は指定管理者の指定の取消し又は業務の全部若しくは一部の停止を
命じることができるものとする。
(2)指定が取り消された場合等の賠償
上記(1)により指定管理者の指定が取り消され、又は業務の全部若しくは一部が停止され
た場合、指定管理者の損害に対して市は賠償しないが、指定管理者は市の損害を賠償しなけれ
ばならない。
(3)不可抗力等による場合
不可抗力その他市又は指定管理者の責めに帰することができない事由により、業務の継続が
困難となった場合、市と指定管理者は、業務継続の可否等について協議を行い、継続が困難と
判断した場合、市は指定管理者の指定の取り消し、又は業務の全部若しくは一部の停止を命じ
ることができるものとする。
16
原状回復
指定管理者は、指定期間の満了や指定取消があった場合には、市の指示に基づき、施設及び
設備を原状に回復し、市へ引き渡さなければならない。
17
改修工事・大規模改修
指定期間中、市が行う改修工事や大規模修繕のため、施設の休館を要する場合がある。改修・
修繕計画については、市の財政状況等により規模や時期が変動するため、別途その都度協議す
ることとする。
18
18
市主催事業等への協力等
(1)市が主催する事業等のポスター設置及び市政教室の施設見学などにおける施設の優先使用
などに積極的に協力すること。
(2)市からの広報物等の掲出及び配付について協力すること。
(3)類似公共施設の広報物の掲示等、PRの相互協力を行うこと。
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監査への協力
市の監査委員による監査及び外部監査人による監査の対象となった場合には、積極的に協力
しなければならない。
また、監査委員等が市の事務を監査するのに必要があると認める場合、市は帳簿書類その他
の記録を提出させるとともに、
監査委員会への出席を求め、
又は実地に調査することができる。
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その他
(1)本仕様書に規定するほか、指定管理者の業務内容及び処理について疑義が生じた場合は、
市と誠意を持って協議し決定する
(2)本仕様書に定めがないものについては、市と別途協議する。
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≪問い合わせ先≫
静岡市環境局ごみ減量推進課
〒420-8602
電話
ごみ減量・リサイクル推進係
静岡市葵区追手町5番1号
054-221-1361
ファクシミリ 054-221-1076
E-mail
[email protected]
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