国立研究開発法人科学技術振興機構 平成28年度「中高生の科学研究実践活動推進プログラム」 奈良県教育委員会(奈良県立教育研究所) 「サイエンスチームなら・奈良県科学研究実践活動推進プロジェクト」 奈良県におけるプロジェクト実施の背景 生徒の科学研究実践活動の推進にあたっては、生徒が科学に興味・関心をもったり、科学研究に意 欲を示したりしたときに、即時的に対応していくことが重要である。 しかしながら、奈良県においては、 一つの学校単独では、所有する施設や設備、研究活動の指導に当たる教員の人数や専門分野が限 定され、十分な支援を行えるような体制が整わないことが多い。 各学校が単独に対応するのではなく、 「チームでなら・・・」 生徒が所属する学校だけでなく、他校や大学等の各研究機関等の即時的・恒常的な支援・協力が 得られるシステム環境があれば、県内のどの学校においても、生徒がもつ興味・関心や意欲を科 学研究実践活動にまで引き上げることが可能になる。 奈良県の中高生による科学研究実践活動をサポートする 教員チームの設置及び支援ネットワークの構築 プロジェクトの概要 ・科学に対して興味や関心をもつ生徒の科学研究実践活動を奨励し、主体的、また恒常的に取り組むこと が出来る環境を創出するために、県内公立高等学校等の教員が自らの所属する学校だけでなく広く県内の 生徒の科学研究実践活動を支援する「サイエンスチームなら」を設置する。 ・チームをサポートする体制として大学、科学館及び企業等の各研究機関を位置付け、教員の指導力や専 門性の向上、生徒のより広い興味、関心、能力などの伸長に対応できるネットワークを構築する。 ・ 「サイエンスチームなら」を通して、生徒や教員が所属する学校だけでなく、校種を越えた他校の教員 や各研究機関等の専門家とつながることで、全県的に生徒の科学研究実践活動を支援・推進していく環境 の醸成を図る。 生徒のスキルや意欲の伸長 教員のスキルや意識の向上 奈良県の中高生による科学研究実践活動が活性・推進 プロジェクト以降も持続・発展 本プロジェクトにおいて生徒に身に付けさせたい力 ①興味や関心、好奇心等 を自らが解決する課題に まで高める力 教員の指導力向上研修の実施 そ の 実 現 に 向 け て ! ②設定した課題を科学的 に解決する力 ③自らの研究活動をプレ ゼンテーションする力 ・生徒の課題設定力の向上につながる指導力向上研修 ・生徒の科学研究実践力向上につながる指導力向上研修 ・教員の専門性の向上につながる分野研修 など 生徒の研究発表の機会の創出 ・「サイエンスチームなら」生徒ミニ科学研究実践活動発表会 ・「サイエンスチームなら」生徒科学研究実践活動中間報告会 ・「サイエンスチームなら」生徒科学研究実践活動発表会 プロジェクト実施体制 管理機関(2~4地域) チームなら構成高等学校の所在する 市町村教育委員会 サイエンスチームなら 1年目 サイエンスチームなら コアブロック 参加教員:14名 県立高等学校6校 指導・支援 2年目 サイエンスチームなら セカンド 参加教員: 8名 指導・支援 県立高等学校4校 3年目 サイエンスチームなら サテライト 参加教員数:8名 管理機関所管の公立中学校8校 指導・支援 科学に対して興味・関心・意欲のある 高校生 中学生 奈良県の の 科学研究実践活動 指導・支援・協力 支援・協力 共同機関 実施機関 国立大学法人奈良教育大学 奈良県教育委員会 教育学部・理数教育研究センター (奈良県立教育研究所) 連携機関 連携 協力 国立大学法人奈良女子大学 独立行政法人 国立高等専門学校機構 奈良工業高等専門学校 随時、追加予定 奈良県科学研究実践活動運営委員会 プロジェクトの企画・運営 連絡調整・諸事務 奈良県科学研究実践活動推進協議会 プロジェクトにおける各取組の評価・検証 科学研究実践活動の推進に向けた提案・支援
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