中上貴晶がオーストラリアGPで5位フィニッシュ ウィライローは15位でゴール Rd16 オーストラリアGP/フィリップアイランドサーキット: 2016年10月23日(日) コンディション:ドライ 気温: 12℃ 路面: 34℃ 第16戦オーストラリアGPの決勝レースで、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶 は右肩の負傷を思わせない力強い走りで5位フィニッシュを果たした。 決勝日の天候は、この週末で最も良好なドライコンディションになった。 昨日の予選で転倒して右肩を脱臼し、4列目12番グリッドからスタートした中上は、1周目 で14番手まで下げた。しかし、そこから次々とオーバーテイクを続けて、最後はトップグループを 射程圏内に収める位置まで順位を回復し、最後まで勇敢な走りで貴重な10ポイントを獲得 した。 17番グリッドからスタートしたチームメイトのラタパー・ウィライローは、安定感の高い走りを続 けて、ポイント圏内の15位でチェッカーフラッグを受けた。 中上貴晶(5th) 「午前のウォームアップでもリズムよく走れたので、自信を持ってレースに臨むことができた。決勝 は鎮痛剤を服んで臨んだが、 25周のレースはとても長く、終盤の10周は痛みが強くて無理を できない状態だった。それでもベストを尽くしてトップ争いの見える5位でゴールできたのは、ポジ ティブな結果だったと思う。来週の第17戦まであまり時間が無いが、体を休めて回復に専念し、 少しでも良い状態でマレーシアのレースに臨みたい」 ラタパー・ウィライロー (15th) 「今週は天候に翻弄されて難しいコンディションだったが、決勝では当初の目標にしていたトッ プ15を達成し、ポイントを獲得できたのは良かった。しかし、僕たちはもっと高いリザルトを目指 せる力があると思う。マレーシアGPは母国のタイに近く、大勢の人たちが応援に来てくれるので、 がんばって今回よりも良いリザルトを獲得したい」 岡田忠之-チーム監督 「中上は、レース終盤にペースを維持することが厳しかったようだが、あの体調を考えれば、本 当によくがんばって走ってくれたと思う。本来の調子は悪くないので、次のマレーシアまで少し肩 を休め、次はぜひ表彰台を狙ってほしい。ラタパーは、ポイント圏内でゴールしたが、本人はこ の結果に納得していない。貪欲な心構えはとてもよいことだと思うので、この悔しさを次のマ レーシアにぶつけて、全力でがんばってほしい」
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