KEYAK! 10月号 自分さがし・自分みがき 幼稚園での生活は「晴れ」が基本です。たまには降ってもいいよ、くらいが限界 です。 今年は限界をはるかに超え、新記録達成とでも前向きに言えばよいのでしょうか。 そんな中でも先生たちは、保育室の中で何ができるか工夫しながら四苦八苦、運動 会に向けて気持ちをつなげながらここまできた模様です。 運動会における取り組み、練習において、いいなと感じることは、まずひとつは 子どもたちの取り組む姿勢(意識・気持ち・考え方・技量など)が短期間のうちに 変化していく様を目の当たりにできることです。やってみたらできた・できないと 思ってたけどできるようになった・できそう・・きっと今までと違う自分を感じて いるはずです。そして、自分に知らぬ間に力がついていることに気付く、あるいは 実感する機会であり、もし現時点でできなかったとしても、ここから始まる子たち にとってよい機会になっていると思います。 もうひとつに、みんな一律にやる経験、があります。それは学年ごとに、みんな でやって楽しかった!そろった!力を合わせた!など中身は違えど集団意識や周り が見える&他者を知るといった意味でも、未来の彼らにとって大きな意義のあるも のと思われます。また、競技の中で、勝ってうれしい・負けてくやしい(うれしか った・くやしかった)という内面の思いも少なからず感じてほしいと思っています。 その気持ちの中には、ひとりでは叶わないことがある、みんなとやったからこそ、 あるいはみんなの中で自分にできることがある、自分に何ができるのか・・など芽 生える思いがあれば、新しい自分との出会いになるはずです。ボクが!からボクた ちが!へ。いずれにしても彼らにとっての心のバネになって、それを発揮できる時 がきっとやってくることでしょう。 時期が来たからやる運動会でなく、他の行事や取り組みも同じく、子どもたちに とってそれができる時期だからやる、と思っていただけると幸いです。 めざせ、自分の中の金メダル! 毎年運動会には大勢の方がいらっしゃいます。今年は少しでも観覧しやすいよう にちょっとちょっと工夫してみました。あとは保護者の皆様方の大きな手拍子と拍 手と、小さな譲り合いの精神で応援、ご協力の程よろしくお願い致します。 今月のねらい(育ってほしい姿や経験してほしいこと) 3歳 ・ 簡単な集団遊びに興味をもち、ルールなども理解してくる ・ 運動会が終わった後も、友達とかけっこやダンスをしたり、年中・年長児の競技を まねたりしながら、新たな遊びに挑戦してみようとする 4歳 ・ ・ ・ ・ 散歩などをしながら、秋の自然に興味、関心をもち、触れて遊ぶ クラスのみんなで一緒にする遊びや活動に、喜んで取り組もうとする 仲間のよさを認め合い、評価し合える雰囲気ができる 自分なりの思いやイメージをいろいろな方法で表現したり、相手に伝えようとする 5歳 ・ 運動会を体験したことにより、クラスや学年など集団のまとまりが強くなっていく ・ 友達と考えを出し合いながら、互いのアイデア、イメージを共有できる ・ 様々な材料に触れ、素材の特徴を感じながら、製作あそびを楽しむ
© Copyright 2024 ExpyDoc