第1回[PDF:234KB]

平成 28 年度
1
日
時
平成28年7月4日(月)
2
場
所
市民会館2階 41 号会議室
3
出席者
4
市長講話
市役所職員OB会
市長、随行職員
わくわく市民懇談会
午後4時から午後5時まで
34 名
2名
中野市の未来を拓く
(目次)
1.はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2ページ
2.日本の人口推移、世界と日本の人口・・・・・・・・・・・・・・・・2ページ
3.数値でみる中野市・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2ページ
4.人口減少下の対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3ページ
5.ダイバーシティ(多様性)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4ページ
6.日本の平均寿命推移・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4ページ
7.日本の就業構造の変化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5ページ
8.女性の社会的進出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5ページ
9.(参考)地域活性化の条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5ページ
10. 現下の環境変化1(人口減少) ・・・・・・・・・・・・・・・・・6ページ
11. 現下の環境変化2(人口動態) ・・・・・・・・・・・・・・・・・7ページ
12. 地域(エリア)活力をどう生み出すか ・・・・・・・・・・・・・・8ページ
13. 事例:中野市観光ビジョン、観光づくり・まちづくり ・・・・・・9ページ
14. 観光を構成するカテゴリー ・・・・・・・・・・・・・・・・・10ページ
15. 地域への期待の変化と対応、中野市~エリアで分ける~ ・・・・11ページ
16. 中野市第 2 次総合計画と創生総合戦略 ・・・・・・・・・・・・13ページ
17. まとめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13ページ
挨拶(OB代表)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15ページ
1
<はじめに>
はじめに>
今日は『易しい話を』と考えていまして、スライドを使いながらお話をさせていた
だきます。昨年、第2次総合計画のうち、期間が6年の前期計画、まち・ひと・しご
と創生総合戦略がスタートしているわけですが、その辺の話をさせていただこうかと
思いましたが、ベースになる話を申し上げた方がよいかと思っています。頭の中でど
のようなことを考えているかということで、新しく資料を作ろうかと思ったわけです
が、そうそう世の中が変わるものではなくて、2年や3年で状況が変わるということ
は、今回のイギリスのEU離脱みたいな大きな話しがない限りは、この辺では変わら
ない。6月議会でも申し上げたところですが、初心は忘れていませんということで、
環境も変わっていない中で、過去の資料等を使いながら最近の動き等も交えて話をさ
せていただきたいと思っております。
<日本の人口推移、世界と日本の人口
日本の人口推移、世界と日本の人口>
、世界と日本の人口>
最初の人口の話は、前々から話をしていますように、下降局面に入りましたという
ことで、日本の人口が1億2千万人強から、これから1億人、そして8千万人位まで
落ちていくというような状況があります。第2次世界大戦後、戦争で亡くなられた方々
がおられて日本の人口は減りましたが、基本的には基調はずっと増えてきていて、こ
れから人口が減少していくという日本社会であるということです。
世界人口は人口爆発しまして、日本の人口は減っていくということです。先進国型
という形です。
<数値でみる中野市>
数値でみる中野市>
数値でみる中野市ということで、簡単な数値だけですが、直近で中野市の人口 43,700
人、総世帯数 15,710 世帯、その下に記載してあるのが産業別就業人口です。一番左が
第1次産業=農業 6,143 人。工業=製造業が 5,985 人。それからサービス業が 12,607
人。就業人口割合で見ますと、1:1:2という感じでつかんでいただければと思い
ます。
中野市は農業立国だということで申し上げていますが、中野市の就業人口からみて
6,000 人という割合は非常に多いです。人口 43,700 人という規模の市は、総務省の方
の話を聞きましたら、全国で一番多いレンジです。4万人台というところが今一番多
いということで、いわゆる中位数、平均的な市に属しているということで、お考えい
ただければいいと思います。その中で、6千人も農業に従事している地域、市という
ことでいえば、中野市は突出して大きい・多いということです。特化係数といいます
が全国平均の6倍位いらっしゃる。農業に従事して、先端農業を切り開いている、農
業で生業を立てている方が多いということから、私は農業国家と申し上げているわけ
です。生産性などいろいろな問題がありますが、なにによって人が生業を立てている
2
かと考えると、この部分が一番重いと考えています。そして政策的に展開していくに
しても一番影響を及ぼしやすい。そんな地域であると考えています。
<人口減少下の対応>
人口減少下の対応>
ここの数字は古いですが、人口減少していくと考えていくときに、前々からこの図
式は変わっていないと今も思っております。人口減少により、労働力がどんどんなく
なるということで、政府は「1億総活躍」ということを言っています。ダイバーシテ
ィ=多様性ということですが、老若男女問わず働ける人は働くということで、ダイバ
ーシティと言っています。そして人口流入も図っていくということなど、これからの
対応が必要だということで流れを示しています。
もう一つは、結局のところ私たちの経済は、人がいて、人がものを消費したりサー
ビスを享受したりすることで、経済が成り立っているわけですが、人口が減ると購買
力が低下することになり、経済規模がどんどんシュリンク(縮小)していくことにな
ります。中野市の農産物、生産、サービスもそうですが、外に向かって移出または輸
出していく。そして外貨を獲得するというような対策をとらなければならないという
ことです。
その中でも観光という局面から見ると、観光は人が来て消費をしてくれる。また知
った人は、中野市の農産物など、いろいろなものを享受してくれるということで、こ
の辺がダイバーシティと絡めて、これからの中野市のありようを決めていく施策にな
るであろうし、今、地方創生の中で各自治体が取り組んでいること、例えばふるさと
納税などがありますが、ふるさと納税は問題視されているようです。製造品・コンピ
ューターなど、変な競争に入ってしまっています。例えば横浜市では年間5億円税金
が減っている状況です。これから大都市の逆襲が始まるのではないか思っていたとこ
ろ、政府は企業のふるさと納税を始めるという話もあります。いずれにしても人口減
少ということが基本になっていて、政府は地方創生ということで、一極集中というこ
とを是正して地域に人口減少の影響が及ばないような形で、地域はどんどん独自性を
出して活動してくれという運動、政策展開されているという理解をしていただければ
よいと思います。
ちなみに、昼夜間人口比率というものがありますが、これは夜帰ってきて寝ている
人、昼間出ていく人がどのくらいいるかというものです。皆さんお聞き及びがあるか
もしれませんが、神奈川都民、横浜都民という言葉は、夜は神奈川にいるけれども、
昼間は都内で働いているという人がかつては 70 万人位いました。70 万人が東京に流れ
ていって夜帰ってくるという、これを昼夜間人口比というわけです。夜寝ている人と
昼間出ていく人の入り払いがあるわけですが、だいたい中野市はこれが 100%となって
います。出ていく人もいるが、中野市にきて働いている人もいるということで、非常
に均衡しています。これが逆転していますと経済力が外に出て行っている、外貨を獲
3
得しているということではいいことでありますが、中野市は均衡した都市であると思
っています。この水準を保っているのは、北信地域では中野市だけです。ほかの自治
体は、大体、外へ出て行って、そして寝に帰ってきているというような姿になってい
ると思います。こうした状況を維持していく、また外から人が入ってきて働くような
地域になれば、地域が活性化しているということです。昼夜間人口比というのはよく
見られる数字ですけれども、産業基盤を整備したり、生活環境を整えたり、都市機能
を整備していくことが、非常にこれから重要になるということです。身の丈にあった、
そしてなおかつここに住まう人、中野市に暮らす人たちがよかったなと思うものを、
どうやって作り上げていくかが重要だと考えています。
<ダイバーシティ(多様性)>
ダイバーシティ(多様性)>
ダイバーシティについては今説明しました。
今、中野市が取り組もうとしていることで、前後しますが、農福連携ということが
あります。この間、飯山市でもやりましたが、障がい者の方も、自立して農業などを
やることで、きちんと収入を得て暮らしていける。そのようなことで政策的にも農福
連携をやろうと今取り組んでおりますが、個々人の違いを尊重し、受け入れ、違いに
価値を見つけ、職務に関係のない特質を無視し、個人の成果、能力、貢献だけを考慮
する。ダイバーシティということが、1億総活躍の中にも必ず入っていると思ってい
ます。これからは、やはり差別化しない、そのような社会での、人の能力を最大限・
個性を活かした組織形成、それから適材適所というような形での人の動き、組織が必
要になる。日本人はここに書いてありますが、一昔前に成功した『日本人・男性・大
卒・正社員』といったような仕組みから少し離れて、いろいろな人の特性を活かして
いこうということ。中でも最近重要視されていることが、やはり女性であるというこ
とです。考えてみれば、アメリカ大統領もひょっとしたら女性になるかもしれません。
イギリスの次期首相の話でも内務大臣が女性で、保守党から代表になるのではないか、
ドイツも女性の首相です。ここにきて女性が活躍する世界が、現勢されてきているの
ではないかと考えています。長野県も阿部知事が女性の登用ということで、今回、北
信地方事務所長が女性になりました。そういった意味で、女性の登用ということにな
るなかで、私は『交流・連携・協働』とずっと言ってきました。これからは交流を活
発化して連携すること、それから協働、ともに働くということ、コラボレーションと
英語では訳していますが、一緒に働く、協力して働くといった期待が、この女性とい
う一つのキーワードの中にあると思っています。
<日本人の平均寿命推移>
日本人の平均寿命推移>
これは平均寿命の話で、どんどん平均寿命が延びている状況です。中野市の特徴は、
平成 22 年の数値だったと思いますが、全国 812 ある市のなかで、全国4番目に、高齢
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者の働く割合が高い市です。全国で4番目です。驚くような数字が出ています。皆さ
んご高齢になっても元気で働いているということで、中野市にはそのような特性があ
ります。寿命も延びてきていますが、これを更に維持して、ご高齢であっても働ける
人がきちっと働ける。できればちゃんとした報酬を得られるような社会、ないしは仕
組みを作りたい、近づけていきたいと思っています。
<日本の就業構造の変化>
日本の就業構造の変化>
65 歳以上が増えてきています。中野市はこれ以上に増えています。
日本はこれからの高齢社会で、課題先進国、課題解決先進国として取り組めば、世
界から注目されるモデルになるだろうと思います。
<女性の社会的進出>
女性の社会的進出>
これは中野市の数字で、平成 25 年で女性の管理職登用率が 22.6%。まだまだ人口比
でいったら低いと思いますが、一生懸命これを増やしていきたいと考えています。
<(参考)地域活性化の条件>
(参考)地域活性化の条件>
女性というキーワードを出しましたが、これからは人を育てなければいけないなと
思います。最初は「ヒト・モノ・カネ」と言いますから、経営というのは「ヒト」と
当然思うわけですが、明確に「人財」だと思ってきているのが昨今の私です。
最後は人財と書きましたが、
・自分のお金で個人客としての経験を積み、活かせる人
・若者と年長者、女性と男性の人格を完全に対等と考え、活動できる人
・自分だけでなく、地域全体を巻き込んで努力する人
こういった人がファンダメンタル、基礎的な考えを持っている人が、これからの社会
を作っていく原動力になる。これは藻谷さんという方が言っていることで、
「観光開発
するときに男尊女卑の世界、地域には人はやってこない。来た時にすぐにわかります。」
と言っています。たとえば民泊なんかのときに、ご主人が奥さんを怒鳴っているよう
なところに、二度と来ないということと同じことを言っているわけで、サービス業の
鉄則でけれども。
・女性・子どもの喜ぶものを、馬鹿にするような男性は客商売には向いていない
・若い感性、女性の感性を尊重できない男性は、大した感性を持てない
ということ。
今、実は豊田の人たちが『なんだ屋』さんというのを作りまして、
『ボラバイト』と
いうことをやっています。ボランティア・バイトと言います。1週間でも、3週間で
も、時間があれば田舎に来て農業を体験しませんか。彼女らは、お金を払ってやって
来ます。もちろん農作業をやってくれるわけです。
『なんだ屋』に地域おこし協力隊の
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内山さんが、管理者としてやってもらっていますけれども、この間は、ピークで4~
5名入ってくれていて、今も来ています。応募してくる人は、アメリカの大学を卒業
した後、2~3週間余裕があるので、地方に行って農業体験、現場体験をして、社会
問題を研究してみたいと考えている、そういった人が入ってきます。募集をして。こ
れは凄いことで、やってみたら、そこはたまたま女性がやっていますけれども。若い
女性はそういった体験を積んで、海外に行っていた人が、日本の現状をそこで再認識
して、いずれどこかに勤めるかもしれませんが、いわゆる感覚を持ってもらう、持ち
たいと考えている人たちが、たくさんいることがわかりました。今度は男性版もやろ
うということになっています。
言ってみれば、この辺の若い感性とか女性の感性というのは、私たちに想像もでき
ないところで触手を持っているということです。
もう一つ、ここには書いてありませんが、事業構想大学院と言って、サラリーマン
が出る大学が東京にあります。その事業構想大学院の中に出ていたことですが、例え
ば遊休荒廃農地、それから鳥獣害被害というのがありますが、これを逆手にとって募
集するそうです。社会問題にあなた方が実際に現場に行って、立ち会って考えてみま
せんかといって募集したところ、たくさん手を挙げてくるそうです。とある地域では
猟友会と一緒に、現場に立ち会うそうです。現場で、今、鳥獣害被害がどの程度なの
かということを体験してもらう、畑も見てもらうそうです。そうすると、こんな社会
問題があるのかと考えるそうです。みんな都会の人たちです。これが今は更に進んで
いて、修学旅行。修学旅行で京都奈良へ行くのではなくて、田舎で農業体験をして、
現場の中に溶け込んで問題点を聞いて学校に戻るという、そういった修学旅行を全国
で 10 校位がやっているそうです。旅行はいつでも行けますが、今、自分たちの住んで
いる社会の問題が、どこにあるのかを知るために、そのようなことを手掛けて、発信
して、募集して地域に送り込んでいる東京の若いグループがいます。これもこれから
の事業構想の中で、新しいソーシャルビジネスだということで言われています。こう
いったことにもアクセスして、中野市に人が来て、中野市の問題、この地域の問題を
考えてもらう一つのきっかけになればいいと思っています。
<現下の環境変化1(人口減少)>
現下の環境変化1(人口減少)>
人口減少を別のことから考えてみます。こんなことを言っている人がいたので、面
白いと思って。私たちの高齢化率第1位は 10 年ほど続く。それからGDPというもの
があります。経済成長率といいますか、経済規模に使うわけですが、人口規模と相関
関係があるわけですけれども、一人当たりの豊かさは、GDPの水準、成長率にあっ
て、人口規模とは相関関係がないという経済学者がいます。これは少し難しい話です
が、あまりGDPにとらわれていると、実は質の問題で、落とし穴に入ります。中国
6
がGDPで世界第2位の規模になりましたけれども、一人当たりでみたら、まだ 8,000
ドルということです。そうすると一人ひとりは、幸せなのだろうかとなったときに、
ものすごく格差社会があるのだろうと推察ができます。
この地域での私たちの暮らしの豊かさとは、私が享受していて、外から来た人は「い
いところですね」ということを具体的にする必要があるのだろうと思っています。も
う一つは、ミクロ=小さな視点から見ると、地域経済にとって人口減少は住民税等が
減りますとか、医療費が高齢化で増えますといったことが直接出てくることは想像で
きますが、元気な高齢社会、先ほど話をしたみんなが働ける、みんなが生きがいを持
てるようなパターンを作ることによって、消費に結びつけていけるだろうと。そして、
その下に書いたことですが、菌食とか発酵食品、信越9市町村でも菌食エリア、健康
都市と結びつけて、これから売り出そうとやっています。そのあたりから健康文化、
長野県全体でも知事は考えていますが、この地域の特性として世界に売り込める一つ
の切り口になるだろうと言われています。
<現下の環境変化2(人口動態)>
現下の環境変化2(人口動態)>
新幹線が引けてもう少し本数を増やさなければいけないということで、
『乗ってくれ
運動』を飯山市の副市長とも話をしました。全然お年寄りは乗ったことがないという
ことで、もう少し乗ってほしい。このままいくと中野市はやはり駅から離れているの
で、
『飯山』というブランド名といいますか地名は、新幹線の駅名にありますので、必
ず刷り込まれていきますが、
『中野』ないしは『信州中野』というイメージは、どこま
で刷り込まれるかということは、私たちのこれからの活動いかんによるものと思って
います。それで今年 10 月に、商工会議所の会頭から話があって、青年3団体が中心に
なって、
『おごっそフェア』をやります。若い人たち、中野市で事業をやりたい人たち、
新しい製品を開発している人、農業・農産物をやっている人たちに、テストマーケテ
ィングの舞台になればいいという、新しい切り口でやりましょうということです。
横浜でやっていたフェアを中野市でやって、中野にその時に外からの色々な事業者
に来てもらって、現場を見てもらうというような機会を兼ね備えましょうということ
です。単純に美味しいものをただ差し上げますというフェアではないです。そういう
ものをやっていこうということで考えています。
本当に今、中野市には山ノ内出身の人が中野市に住んでいるとか、新潟から来て農
業をやっている人とか、色々な若い人たちが入り込んで来ています。その人たちがこ
こでどんなビジネスをしたいのか、どんな農業をやりたいのかということを、そうい
った場面を通じて外のマーケットと繋がって欲しい。また、支援していきたいという
意味合いで今回やるわけですけども、そういった事業を展開しないと『中野市』とい
う存在はかなりフェードアウトしていくだろうなと思っています。
でも一方では、これも分析してみないと解らないですが、中野市に今度家電量販店
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ができます。色々大型店が出ますね。これ人口規模からいけば、何でこんなに中野市
に大型店が多いのだろう、集中して出てくるのだろうと。たぶん、商圏分析をやると
出てくるのだと思います。かなり中野という土地柄、地域特性というのは商圏が広い
のではないかなと思います。利便性とか。確かにちょっと越えれば草津まで、それか
ら鮭で有名な新潟県村上市まで2時間とか、草津まで1時間半とか、東京まで1時間
半といいますと物凄く商圏、地の利がある所なのかなということで、彼らはマーケテ
ィングというか市場調査をして、皆さん出てきていると思います。その辺きちっと捉
えないといけないと思ってデータで分析したい、してくれと今言っています。それほ
ど中野市は地の利があって、魅力がある土地柄なので、少し広範囲に裾野を広げてい
きたいと思っています。
それから、農業委員会でも出ましたが、農業政策のブランド化に関して、中野市は
いわゆる特異化、農産物の特異なものを作るのか、それとも産地化するのか二者択一
で迫られました。
私は自分の持っている考えがありまして、ブランドとはいったい何なのか。と考え
た時に、
『ブランド』とは信用力です。信用です。グッチとか、バッグがあるじゃない
ですか。あれはなぜ高いか。あれは百年経っても、二百年経ってもグッチのカバンだ
ったら持っていけば直してくれます。自分の所の製品に対しては永遠に保証しますと
いうこと、信用です。農産物に対して信用ってなんだろうか。クオリティです。裏切
らないということです。中野市の農産物だったら絶対安心、絶対美味しいとか、そう
いうことで農産物というものはお墨付きをもらってきて、やがてそれが展開してひっ
くり返って『中野市=○○』と、例えばりんごとか、定義が変わる訳です。ひっくり
返った時にブランドになると、私は思っています。だから、そこで色々な意味でブラ
ンドとは何かと言ったら、農産品目でもやはり糖度が安定している、いつも傷物が来
ないとかですね。そこをしっかりやらないとブランドは出来上がらないということで
す。農業のいろいろな意味の資金、政府から取り入れることとかもやっていかなけれ
ばならないと思っています。
<地域(エリア)活力をどう生み出すか>
今度は少しエリアの話をします。地域の中で2つの切り口を申し上げましたけれど、
今度は3つ目です。地域、共通性を持つ場所として地域を捉えるわけですが、実はこ
れを見てもらうと、地球があって、日本があって、長野県があって、その中に北信地
方があって、その中に中野市がある。もう1つこの上に中野市の中にも地域が、地区
があります。入れ子構造です。それで、入れ子って、取っても同じような構造が出て
くるということで、こういう中で共通性を発見する、強調して行動して外に発信する。
逆に言いますと情報を発信するのは、中野市も発信しますけれど、地区ごとに発信し
てもいいわけです。
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それで今度、5JAが合併します。色々な意見があると思います。合併しても、
『ブ
ランド』という感覚になったら、例えばJA須高の『高山のぶどう』はどうなるのだ
ろう、JAながのになってしまうか。私はならないと思います。
『高山の』というのを
村長さんは、うたっていくと思います。地域とかエリア単位で活動していくと。それ
で出荷するようになると思います。そうしないと、地区の位置、存在がフェードアウ
トしてしまう。それでいいのかと思います。『川中島白桃』があります。でも『長野』
と言いますか。やっぱりJAながのの『川中島の』と絶対言うと思います。地区は残
るのです。そういう意味で地区・地区で、農産物で例えて言いましたけれども、まち
づくりもそうです。それをやって欲しいのです。
例えば豊田地区から倭とか科野とか日野とか平岡とか、そこにはそこのエリアで住
んでいる方の思いがあるので、その人たちの思いがまず重要だと。1人が言うのでは
なくて視野を広くして。そうすると、その中で隣とどうなのかと考えていくことによ
って、いわゆる地域特性を自分からつかんで、この『まち』、この『地区』をどうして
いきたいかという動きがあったら、私はありがたいと思っていますし、市としても支
援していきたいと。
その1つが今年から 30 万円ですけれども、1件 30 万円で『中野のチカラ応援交付
金』を作って地区でも区でもいいです。そこで勉強会でも。自主的な活動に対しては、
応援していきますということです。ただし、そこからどんどん成果をあげてもらい、
フィードバックして更に次に繋げていく、というような政策展開。いつも上からドー
ンとやりますと言って賛成・反対ではないということだと思います。そういう政策も
中には必要ですけれども、そんなことをやっていきたいというのは、この入れ子構造
で言いたかったことです。
<事例:中野市観光ビジョン、観光づくり・まちづくり>
<事例:中野市観光ビジョン、観光づくり・まちづくり>
ここから面白い話、観光の話ですが、前に使いましたが、
『食と体感の交流舞台』と
難しいことを言っていますが、ちょっと観光の話をさせて下さい。
この間、中野市でVRと言って、今日はお見せできないのですが、体感というか何
というか、バーチャルリアリティ、臨場感、そういうゴーグル売っていますよね。あ
れは 360 度カメラで撮った映像を流すわけですけれども、それでビデオを作りました。
ちょっと掲示してありますが、まだちょっとアクセスが少ないです。実は小布施に若
い東京大学を出た 27 歳の男がいまして、彼は小布施で研究所を開設して、そこで会社
をやっています。彼に相談してこの中野市を売り込む為にはどうするかなどを話をし
ていたら、小布施の町長と山ノ内の町長と一緒になって、この地域、高井地方、上高
井、下高井で売り込みましょうという話になりました。これから売り込む時に、ビデ
オで臨場感あふれるもので売り込むことになって作りました。最近はもう言葉ではな
いし、紙でもないということです。ちょっと今日実験できれば面白かったのですが、
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後で私のスマホ持ってきてご欄になって頂きます。
そうしたら分析しました。
『小布施』とグーグルという検索、インターネットをやっ
ている方がいると思いますが、ヤフーとかで検索したら『小布施』って1カ月間で検
索している人が 65 万人いました。ところが、『山ノ内』はそれほどいなかったです。
60 万位、ヒットした件数が。
『スノーモンキー』が 1 千万件。それで、
『中野』。これは
判定できない。中野区とか色々ありまして、判定できない。殆どないと言っていい位
です。さらに調べてもらったら『北信』、殆どありません。『北信』って私たちのこの
辺りの言葉ですね。『北信濃』、これも殆どありません。ではどうしようか。で考えて
その彼が言ったのが『スノーモンキー』でした。これを使いましょうと。スノーモン
キータウンにしましょうと。山ノ内じゃなくて、スノーモンキーに来た外国の人が猿
だけを見ている訳ではなくて、そこで中野のバラを見たり、小布施に行ったり、この
地域をスノーモンキーの傘下に入れたビデオを作ってみましょうということで、トラ
イアルで作りました。
やはり今は紙で宣伝する時代ではなくなりましたね。SNSとかあの情報発信が、
これから物凄く訴求力が高いということですね。どれだけヒットできるものに引掛け
て作っていくかということが重要で、そしてコストもそれほどかかりません。一度作
れば何回も焼き増しできます。それでこの間、私は行けなかったのですが、銀座NA
GANOで試写会をやりました。それでも集まってくれたそうですね。そういう人た
ちは、東京の人が 30 人位来たらしいですが、1回見ると、それで宣伝してくれます。
こんなのあるよ、面白いよという形でやってくれたら成功で。ちなみに自治体でそれ
にトライしたのは、中野市が、この3市町が初めてです。何でも1番初めにやってし
まうと。どこかの宣伝は5万件位、毎日ヒットしているらしいですけれども、メーカ
ーのはね。
いずれにしても、新しいやり方で取り組まなければいけないということですが、そ
の中で出た話、ここに書いてある食と体感の交流舞台って書いてありますが、彼が言
ったのは、どんなに紙で、どんなに映像でやっても伝わらないものがある。伝えられ
ないもの、最近の科学で何かと言ったら香りです。匂い。それと舌=味。これは来て
もらって食べてもらわないと絶対駄目です。嗅いでもらわないと。地域の雰囲気も。
その為にVRにしました。
<観光を構成するカテゴリー>
ちょっと先に行きますけれども、中野で一番足りないのは食べる所。宣伝が不足し
ていると思います。その全体の協働、これが絶対的に足りないなというふうに思いま
す。だから昔、七つ鉢ラーメンとか、きのこ料理とかいろいろあったじゃないですか。
私がやろうと思っているのは、市が率先して、みんなで統一して何かカテゴリーを作
って外に売り出していく。やっぱりここに来たら、健康がありますからね。きのこが
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ありますよね。果物も多いでしょ。ということはスイーツの方に持っていくと女性に
うける。健康という切り口で、何か柱となる「食」ですね、これを作っていくことが
必要です。それが、観光に結びついていくというふうに思っています。
実体感できるような地域という事で、これは信越9市町村の広域連携の中でも、こ
のエリアをどうするかといった時に、スポーツが出来ますとか、ウインタースポーツ
とか言っていますけれども、最終的にはやはり『食』だと思っています。食事がやっ
ぱり要ということですね。そのような人に色々来てもらって、この地域に料理を深め
てもらって、生かしてもらえたらなと思って書いてみました。食と健康というのは、
やはりこの地域の魅力の1つになると思っていて、まあカテゴリーで括ってこれから
売り出していきたいと。
<地域への期待の変化と対応、中野市~エリアで分ける~>
これから地域開発どうするのという話で、「市長も思い切り好きなことやってくれ、
真面目に人の話ばかり聞いてなくて、好きな事やってくれ」と言われていますが、基
本は変わっていません。やはりこの一本木公園と東山エリアというかこの辺り、それ
からふるさとの森文化公園、それから豊田エリア、この大体4つから5つのエリアに
限って、地域特性をこれから整理していこうと思っています。
もちろんの事ながら、中野市の公共施設があります。メンテナンスをやっていこう
と。これもやはり、人口規模に合わせてスクラップ&ビルドしてやっていかなければ
ならないと思っていますけれども。投資的経費がなかなか捻出できない、これから難
しい局面になりますが、そういったものを削る、或いはスリム化する中で費用を捻出
して、財政の健全性を維持しながら、色々な必要な施設整備はしていきたいなと思っ
ています。
これも1点ありますけれども、箱モノばかり造るのではないかと思われるかもしれ
ませんが、市民の皆さんから投書がありました。
「中野市に入ってくると道端にペンペ
ン草がいっぱい生えている。もっときれいになりませんか。」これを市でやるのは難し
いですが、地区ごとに、もしきれいにして頂けたら、街は良くなるかもしれない、で
きない所は市でやる必要があるかもしれないですけれども。確かに小布施の街の中に
行って、道路脇にあまり草が生えていません。きれいにしています、皆さん。豊野あ
たりも皆やっていますね。だからどのエリアからきれいにするかという問題はありま
すけれども、手が加わっているなと思える所は、皆さん来て気持ち良いはずです。掃
除しているなというのと一緒で。その辺の感覚が、どんなに美味しいものを出そうが、
実は街のおもてなしで。あとは当然、道路の凸凹もあります。
「中野に入ると突然道路
が、悪くなる。」
「新潟に行くと道路が良くなる。」まあそういう意味でも道路整備など
も、今計画的に考えようということで道路河川課の方にも言っています。やってもら
いたいなあと。一気に2キロやろうとすると問題だけれど、500 メートル位で、4年間
11
できれいにしていくのもいいのではないか、必要な所から。大切にしていますよ。と
いうメッセージをどう送るかというのも実は道路行政1つにもあると思います。
今大きく考えているのは、この間千葉大学の建築家の先生に来てもらいましたが、
中野の街の中に非常に空き地が増えてきました。ここも都市再生というような感じで、
もう一度地区の皆さんと、一緒になって考えてみたいなあと思っています。その先生
曰くですね、
「電車の線路で囲まれた街というのは珍しいです。同じ街の中に松川駅と
信州中野駅があって、ぐるっと囲んでいるんですね。これ、凄いシチュエーションで、
財産ですね。」と言われました。それで、「ステイションという考え方を、もう一度見
直してください」とも言われました。
「街はステイション、ステイ=留まる。留まる所
が街の中にありますか。」と言われました。例えば陣屋に、あそこは皆凄く良いところ
で、公園に若いお母さん方が乳母車を押して来るような場所がありますか、駐車場に
なっていますけれども。セレモニーをやる時や、事業やる時はいいですが、ヨーロッ
パへ行くとそういう所がいっぱいありますよ、街の中に。そういう街の造り方ってあ
るかなと思いました。その1つが、私は東山というのは昔からの地域だし、陣屋もそ
うですが、そういうものの見方で、少し整備していく。それから一本木公園もそうで
す。今、若い奥さんから言われているのは、とにかく噴水のある公園が欲しい。噴水
なんて長野なら川がいっぱい流れているから良いじゃないか。自然がいっぱいあって、
子供を遊ばせることができるスペースがあるでしょ。と言っていますが違います。お
母さん方は、安全に遊ばせることができる公園が欲しいのです。安全に。そういう意
味で言われたので、はっとしました。中野市の中にも都市公園みたいな公園が必要だ、
その整備は真剣になって考えないと。そういったものを造ることによって街の中に人
が寄ってくるような仕掛けを。私、喫茶店が欲しいと言いましたが、喫茶店を市で造
るわけにはいかない。そういう環境を造って、人がいればここに『商機あり』として
民間資本が入ってくるというような導入策もあるかもしれない、そういうふうに思っ
ています。
いずれにしても、この辺の地域、北はとにかく飯山駅に近いので今度、例の堤防上
の道路が貫通してきますと、かなり流れが変わると思いますし、実は今回鬼怒川で問
題になりましたが、例の破堤した時に越水すると簡単にえぐられて堤防が壊れてしま
うと。ところが、堤防の上を舗装しておくと破堤するまでの時間が稼げるそうです。
今、国交省から通知が来たのは、中野市の堤防で舗装することが出来る所は全部舗装
するそうです。そうすると千曲川のあたり、この間、笠倉とかできました。あれ全部
上に舗装されるので、実はサイクリングに適当になってきます。ありがたいと思って
います。堤防は全て舗装されるという事になってくると、また違った意味で都市環境
が変わるかな、副次的効果ですけれども、そんなことも考えています。
まあ文化公園のありようと、この辺りの中心地域、北部方面、豊田ですね。豊田な
どは本当に色々な形で人が入り込んでいて、これからも、もっと外から人を入れ込む
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様な実験をやって、そういったものを例えば日野地区とか。今、小学校で問題になっ
ていますけれども、市長は本当に人口減少を何か考えているのかと、考えていますと。
学校の問題と人口減少対策というのは、パラレルであるけれども、時間差があります。
人口は一気に増やすことはできません。でも、減らさないようにする為の策を長期的
に取り組む必要があると思っていますし、学校の利活用の問題、また出てきますけれ
ども、そのようなものもかみ合わせれば、私は全国で色々な例があるので、それほど
難しい問題ではないと思っていますし、地の利から考えると、中野市はポテンシャル
が高いというふうに思っています。
<中野市第 2 次総合計画と総合戦略>
次総合計画と総合戦略>
それで、これが総合計画と総合戦略を、ざっと項目を書き上げただけですが、ここ
で申し上げたいのは、計画と戦略は違います。ということをはっきり言っています。
計画は、こうありたいという思いで、これに情報をかき集めて作り上げて、進めてい
くのが計画です。長期ですね。それで戦略というのはあらゆる情報を分析して、問題
解決の為にはまず問題解決があります。人口減少対策です。その為にやるのがこれで、
計画と戦略は全然中身が違います。ですから戦略の方に関しては、もう各戸にお配り
しましたけれども全部数値が出ています。必ず目標数値を達成して、それで達成した
時に、さっきの目標が達成できるということで作り上げたのが、戦略です。なおかつ
こちらの方には、政府の特別なお金が付いています。加速化交付金とかね。創生資金
がやってくるので、きちっとやることによって政府の交付金が付いてくるというのは、
こちらですね。それで今取り組んでいる所です。
これがクロスして、色々計画を立てているということで、ご理解頂ければ良いと思
いますが、こちらはもう一年過ぎましたので、あと今年も入れて4年で結果を出して
いく仕事です。かなり皆、お尻に火がつくのではないかなと思っています。何もやっ
ていないって。未だに何も取り組んでいないとすれば、これは問題なのでチェックが
できます。これは進捗状況どうなっているのか、今年はいったい何をやるのか、来年
になったらどこまでいくのかを追い求めているのが、こちらです。まあこういった形
で今、戦略と計画を立てていますが、整合性を図りつつ、中野市をつくっていこうと
いうことであります。
<まとめ>
そしてまとめに入りますけれども、先程言いましたが、時代のトレンドはもう行政
には、行政単独で何かをやるというのも、少なくなってきます。なかなか難しい。今
までは、行政が音頭を取れば、その政策に従ってということでしたが、公助、共助、
自助と言いますけれども、それぞれの人が共に助け合いながら、そして公も進出して、
共にやりましょうという時代になってきた。それが『交流、連携、協働』というよう
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なことですけれども、『私が思う』から『私たちはこう考える』『私たちは』という世
界にこれから移っていかなければならない。で、パラダイムチェンジというのは、考
え方がもうそうなってきています。
政府は、地域が、中野市がそう思うのだったらやってみてください。とお金をくれ
ます。1回きりですけれどね。あとは、自立的に回転するようにやってくださいねと。
そういう時代になりました。で、私たちからの提言が、地域をつくるのだということ
で各地域の人に、私これから話していこうと思っていますけれども、今までもそのよ
うな形で話してきたつもりでいます。この辺のパラダイムチェンジがやっぱりわかっ
てもらいたい、この辺は今お話ししました。あるべき中野市が。総合計画で目標は人
口減少阻止。影響の最小化が総合戦略という流れになっています。
都市としての魅力ですけれども、キーワードをちょっとまとめてみました。まず、
女性。女性の活躍。「母ちゃんがそんな世界に出なくて引っ込んでろ。」というような
社会ではもう駄目です。もう聞いてあげなければいけない、女性の感覚を。
それから交流連携、都市間交流の拡充。まあ公民連携です。例えば、こういうこと
をやっている人に、これを加えてやって頂けたら事業拡張できますよね、この地域で。
と言って地域と市が共同で、何かをしていくという話とか。あとは若い人ですね。
2040 年の人口こうなります。2040 年。私生きていません。で、2040 年が素晴らしい
世界である、これはその時に生きている人が、考えるべきであるというのがこれ道理
です。若い人たちが今、夢を持っています。若い人たちがうごめいていますよね。ま
あ選挙権年齢が 18 歳になりました。その方たちが 48 歳の時にどうなるの。30 年後。
本当に考えてもらいたいというのが、これからの時代なのだろうなあと。キーワード
として思っています。
これは、いつも言っていたことですが、どんどん変わっていきましょうと。その為
にも外からの人、色々な人の意見を尊重して聞くような、そういう渦を起こしていき
たいと思いますし、1つOBの皆さんなので、中野市で一番問題になっているのは、
公共施設の中でも実は、市庁舎の問題はおかげさまで、詳細設計等始まりましたけど
も、市民会館(仮称)ですね。これをどうするのかという話がありますけれども、これ
については、私が今考えているのは正に、今の古い市民会館に関心のある人は全員集
まってもらって、色々な外の意見、市内の意見をパネルディスカッションでもいいか
ら何回も繰り返したいと思っています。それで練り上げていきたい。何もない所から、
皆さんの意見を出せと言っても何も出ないと思います。だから、たたき台を提供する
中で、それに対する専門家の意見、市民の代表の皆さんとか。それで座席にいる人と、
一緒になって話し合うというのを1回やってみたい。まあ委員会で決めていくのもい
いかと思いますけれども、中には物凄く良い意見を持っている方もいらっしゃるかも
しれませんし、まずは土俵にのせて、機会が十分にあるなかで検討をしていくという
ような、これまで中野市がやったことがないような市民参加型のそういう企画を立て
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たいと思っていまして、今、準備させています。まあその為には、私の考えを取り上
げなければいけないのですが、こんな考え方をどう思いますかという提案をしなけれ
ば、意見は出てこないと思っています。この辺で取り組んでいきたいと思っています。
非常に雑ぱくな話になりましたけれども、これからの時代、ぜひ皆さんで地域を考
えて頂く、中野市を考えて頂くときに、身の周りから変えられることを変えていくと
いうような感じで、取り組んで頂ければありがたいし、またそういった側面にご支援
賜れば非常に嬉しいと思います。まとまりませんが、以上で終わります。
(挨拶 OB代表)
OB代表)
市長さん、ありがとうございました。市長さんに色々と中野市の未来、計画等色々
将来に向かっての思いをお聞かせ頂きました。いずれに致しましても、我々もOB会
の一員として、地域で真剣に地域振興に取り組んだり色々やっておりますけども、ま
た、今日市長さんのお話を頂きましたので、我々もお助けができればなと思っていま
す。どうもありがとうございました。
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