重点課題対応分について

重点課題対応分について
資料6-1
地方の重点課題に取り組むために必要な経費として、平成28年度地方財政計画の一般行政経費に新たに
「重点課題対応分」を2,500億円計上。
1 自治体情報システム構造改革推進事業(1,500億円)
○
自治体クラウドの推進、マイナンバー制度の導入、情報セキュリティ対策の必要性、消防救急無線のデジタル方式への移行など、
地方自治体の情報システムを取り巻く状況の変化に対応し、情報システムの整備やその適切な運用を図ることが必要。
○
このため、自治体クラウドへの移行や、マイナンバー関連システムの運用等に要する経費を地方財政計画に計上。
<地方交付税措置:単位費用(消防費、戸籍住民基本台帳費、包括算定経費)により措置>
2 高齢者の生活支援等の地域のくらしを支える仕組みづくりの推進(500億円)
○
人口減少や高齢化が著しい地域においては、一体的な日常生活圏を構成している「集落生活圏」を維持することが重要であり、
将来にわたって地域住民がくらし続けることができるよう、地域住民が主体となって、地域の課題解決のための持続的な取組体制
の確立(地域運営組織の形成)を図る必要。
○
このことから、高齢者の生活支援等の地域のくらしを支える仕組みづくりとして、地域運営組織の持続的な運営等に要する経費
を地方財政計画に計上。
<地方交付税措置:単位費用(地域振興費)により措置した上で、人口密度による補正を新設>
3 森林吸収源対策等の推進(500億円)
○
地球温暖化対策について、我が国は2020年度の温室効果ガス削減目標を2005年度比で3.8%減とすることを国際約束しており、そ
の達成のためには、温室効果ガス排出抑制対策に加え、国・地方を通じた適切な森林整備により、森林の温室効果ガス吸収量を増
加させる取組が不可欠。また、平成27年12月に国連気候変動枠組条約締約国会議(COP21)において、温室効果ガス排出削減等のため
の新たな国際枠組みである「パリ協定」が採択。
○
このため、平成28年度税制改正大綱も踏まえ、今後市町村が主体となった森林整備等が円滑に実施されるよう、従来の森林・林業
振興対策に加え、林地台帳の整備など森林整備の実施に必要となる地域の主体的な取組に要する経費を地方財政計画に計上。
<地方交付税措置:単位費用(林野行政費、林野水産行政費)により措置>