仕様書(超純水製造装置・その1) 1. 目的 本仕様書は、試験検査に用いる超純水製造装置の購入に関し、必要な仕様を定めるも のである。 2. 品名及び数量 超純水製造装置 一式 ただし、以下に示す機種またはこれらと同等以上の機能を有すること。 (1)Milli-Q Integral 3S(メルク株式会社) (2)RFU666HA または RFU662EA(アドバンテック東洋株式会社) 3. 内訳 (1)超純水製造装置 一式 純水精製部 純水貯蔵部 超純水精製部 純水・超純水用ディスペンサー(各 1 台) その他付属品 (2)運搬・設置作業、性能点検等 4. 仕様 (1)超純水製造装置本体 1)電源は AC100V、50/60Hz、15A の接地極付コンセントから使用可能であること。 2)水質をモニタできる機能を有していること。また、水質表示のディスプレイは比 抵抗、TOC を表示できること。 3)漏水検知機能を有していること。 (2)純水精製部 1)純水の精製には水道水を供給水として用いること。 2)純水の精製処理はプレフィルターまたは RO 前処理カートリッジ、RO 膜(逆浸透 膜) 、EDI(連続イオン交換システム)あるいはイオン交換樹脂カートリッジを組み 込んだものであること。 3)純水の精製量は 3L/h 以上であること。 4)精製した純水は比抵抗 5MΩ·cm 以上であること。 (3)純水貯蔵部 1)純水貯蔵部の容量は 30L 以上であること。 2)純水貯蔵部からの採水は採水コックおよび純水用ディスペンサーから行えること。 3)純水の採水量は最大 2L/min 以上であること。 4)純水貯蔵部には UV ランプ(254nm)を備えること。 (4)超純水精製部 1)超純水の精製には純水製造部で精製された純水を供給水として用いること。 2)超純水の精製処理は UV ランプ(185/254nm) 、イオン交換樹脂、最終フィルター としてメンブレンフィルター(中空糸膜)を組み込んだものであること。 3)精製した超純水は比抵抗 18.2MΩ·cm 以上であり、TOC が 5ppb 以下であること。 4)超純水の採水は超純水用ディスペンサー(最終フィルター付き)から行えること。 5)超純水の採水量は最大 2L/min 以上であること。 (5)純水・超純水用ディスペンサー 1)ディスペンサーはスタンドタイプで、装置から 2.5m 以上離れた場所でも使用が可 能であり、採水量が調節できる機能を有すること。 2)ディスペンサーは採取容器に合わせて高さが適切に調節できること。 3)ディスペンサーはディスプレイを有し、純水は比抵抗、超純水は比抵抗と TOC を 表示する機能を有すること。 (6)その他 1)電源工事やコンセントの形状変更が必要な場合は設置者が無償で行うこと。 2)供給水となる水道水の導入は 1 方口化学水栓から行うため、超純水製造装置と水 栓を接続できるようにすること。 3)官公庁に納入実績のある機種であること。ただし、新製品にあっては、導入開始 から入札日までが 3 ヶ月未満の場合、前モデル機種に実績があればよい。 4)取り扱い説明書は日本語版とし、英語版のものは日本語に翻訳したものをつける こと。 5)標準付属品(メンテナンス道具を含む)の他、1 年間装置の正常な稼働に必要な消 耗品・交換部品を余分に付属すること。 5. 製品保証について (1)故障による修理が必要な場合迅速に対応できる体制が沖縄で確立されていること。 (2)アフターサービス、その他商品供給等に電話対応などの体制が確立されていること。 (3)製品保証期間は 1 年間とし、その期間に通常の使用で不具合が生じた場合は無償で 修理を行うこと。 6. その他 本仕様書に記載なき事項については下記連絡先と協議して定めること。 7. 機器納入期限 機器納入期限:平成 29 年 1 月 31 日(火) 8. 納入場所 沖縄県衛生環境研究所 沖縄県うるま市兼箇段 47 番・他 17 筆 B 棟 1 階 大気環境実験室(1BN-12) 9. 連絡先 沖縄県衛生環境研究所衛生科学班 大気環境グループ 電話 098-945-0627 仕様書(超純水製造装置・その2) 1. 目的 本仕様書は、試験検査に用いる超純水製造装置の購入に関し、必要な仕様を定めるも のである。 2. 品名及び数量 超純水製造装置 一式 ただし、以下に示す機種またはこれらと同等以上の機能を有すること。 (1)Milli-Q Integral 10S(メルク株式会社) (2)RFU666EA または RFU666HA(アドバンテック東洋株式会社) 3. 内訳 (1)超純水製造装置 一式 1)純水製造部 2)純水貯蔵部 3)純水用ディスペンサー 4)超純水製造部 5)超純水用ディスペンサー 6)設置架台 (2)交換部品・その他付属品 4. 仕様 (1)超純水製造装置 ○電源は AC100V60Hz の接地極付コンセントから使用可能であり、安定的に作動でき ること。 ○水質(水温・比抵抗値・TOC 値・流量)をモニタできる機能を有しており、比抵抗 値、TOC 値、流量をディスプレイ表示が可能なこと。 ○漏水検知機能を有していること。 1)純水製造部 ○純水の製造には水道水を供給水として用いること。 ○純水の製造処理は、プレフィルターまたはこれに相当するもの、RO 膜(逆浸透膜)、 EDI(連続イオン交換システム)あるいはイオン交換膜、紫外線ランプ(UV254nm) の順番に組み込まれた製造ラインであること。 ○純水の製造量は 10L/h 以上であること。 ○製造した純水は比抵抗 5MΩ·cm 以上であり、日本工業規格(JIS K 0557) 「用水・ 排水の試験に用いる水」A3 以上であること。 2)純水貯蔵部 ○純水貯蔵部の容量は 30L 以上あり、可能な限り小型で収まりが良いこと。 ○容器材質は遮光性のあるもので、VOC や重金属、シリカ等の溶出が殆ど無いもの であること。 ○純水貯蔵部からの採水は採水コックおよび純水用ディスペンサーから行えること。 ○純水の採水量は最大 2L/min 以上であること。 ○紫外線ランプ(UV254nm)を装備していること。 ○水質劣化防止用のエアーベントフィルターを装備していること。 3)純水用リモートディスペンサー ○スタンドタイプで、装置から 2m 以上離れた場所でも使用可能であり、採水量が調 節できる機能を有すること。 ○採取容器に合わせて高さが多段階で調節可能で、採水口が 485mm 以上の高さまで 上げられること。 ○超純水用のディスペンサーを 2 つ接続できる場合は、純水用を超純水用に置き換 え、超純水用を優先して設置すること。その際、最終フィルターは異なる種類で あり、1 つは環境分析用のフィルターであること。 (最終フィルターを接続するタ イプでない場合はその限りではない。) 4)超純水製造部 ○超純水の製造には純水製造部で製造された純水を供給水として用いること。 ○超純水の製造処理は紫外線ランプ(UV185/254nm) 、超純水製造用複合カートリ ッジ、最終フィルター(メンブレン or 中空糸フィルター)が組み込まれた製造ラ インであること。(前段カートリッジがある場合は、その場所は紫外線ランプの前 であること。) ○製造した超純水は比抵抗 18.0MΩ·cm 以上であり、日本工業規格(JIS K 0557) 「用 水・排水の試験に用いる水」A4 以上であること。 ○超純水の採水は超純水用ディスペンサー(最終フィルター付き)から行えること。 ○超純水の採水量は最大 1.2L/min 以上であること。 ○1ppb 単位で測定できる TOC 計を備えていること。 5)超純水用リモートディスペンサー ○スタンドタイプで、装置から 2m 以上離れた場所でも使用可能であり、採水量が調 節できる機能を有すること。 ○採取容器に合わせて高さが多段階で調節可能で、採水口が 485mm 以上の高さまで 上げられること。 ○超純水用のディスペンサーを 2 つ設置できる場合は、純水用を超純水用に置き換 え、超純水用を優先して設置すること。その際、最終フィルターは異なる種類で あり、1 つは環境分析用のフィルターであること。 (最終フィルターを接続するタ イプでない場合はその限りではない。) 6)設置架台 ○超純水製造装置に合わせた架台を付属すること。 ○架台は 2 段構造でストッパー付きの車輪がついており、下段に製造装置と純水タ ンク、上段にディスペンサー2 台が置ける大きさで、幅 1000mm×奥行 850mm の スペースに収まるものであること。 ○漏水が生じた場合、上段・下段は水を溜めることができ(縁に堰があること) 、直 ちに水が流れ落ちない構造であること。 (2)交換部品・その他付属品 ○標準付属品(メンテナンス道具を含む)の他、1 年間装置の正常な稼働に必要な消 耗品・交換部品を付属すること。 5. 製品保証について (1)故障による修理が必要な場合迅速に対応できる体制が沖縄で確立されていること。 (2)アフターサービス、その他商品供給等に電話対応などの体制が確立されていること。 (3)製品保証期間は 1 年間とし、その期間に通常の使用で不具合が生じた場合は無償で 修理を行うこと。 6. その他 (1)据付調整費を含み、使用可能状態で引き渡すこと。 (2)電源工事やコンセントの形状変更が必要な場合は設置者が無償で行うこと。 (3)供給水は水道水直結となるので、水栓と接続できるようにすること。また、ピペッ ト用超音波洗浄装置と供給口が同じなので、分岐する等の処置を施すこと。 (4)重量およびサイズは可能な限り小型のものとする。 (5)官公庁に納入実績のある機種であること。ただし、新製品にあっては、導入開始か ら入札日までが 3 ヶ月未満の場合、前モデル機種に実績があればよい。 (6)引渡しの際、操作方法や保守管理方法等の説明を行うこと。 (7)取扱説明書は日本語版とし、英語版のものは日本語に翻訳したものをつけること。 (8)配置については納入前に事前に協議すること。 (9)本仕様書に記載なき事項については下記連絡先と協議して定めること。 7. 機器納入期限 機器納入期限:平成 29 年 1 月 31 日(火) 8. 納入場所 沖縄県衛生環境研究所 沖縄県うるま市兼箇段 47 番・他 17 筆 C 棟 1 階 洗浄室(1CN-14) 9. 連絡先 沖縄県衛生環境研究所衛生科学班 水気環境グループ 電話 098-945-0859
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