高松市栄養教諭・学校栄養職員研究会 食 育 タ イ ム ズ 9月号 朝食は、1 日をスタートさせる大切な食事です。 ●朝食の効果 ●胃や腸に 食べ物が入 ることで大 腸が働き始 め、排便しや すくなる。 ●消化管が筋肉運 動を始め、寝てい る間に低下した体 温を上昇させ、身 体は1日の活動準 備を整える。 ●就寝中に使 われた栄養素 を補給し、午 前中しっかり 活動できる状 態をつくる。 ●毎日の朝食で学力向上や運動能力アップ [朝食の摂取と学力調査の平均正答率との関係] (%) 80 (点) 対象:中学 3 年生 60 毎日朝食を食べて いる人の平均正答 率が最も高くなっ ています。 全く食べない あまり食べない 毎日食べている 40 [朝食の摂取状況と体力合計点との関係] (点) 50 (点 40 ) 30 10 0 0 数学A 資料:文部科学省「平成 27 年度全国学力・学習状況調査」 毎日朝食を食べ ている人の体力 合計点が最も高 くなっています。 全く食べない あまり食べない 毎日食べている 20 20 国語A 対象:中学 2 年生 男子 女子 文部科学省「平成 25 年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」 ※授業で学んだことを給食献立で実感し、食へ の興味関心を高めましょう。 1年生英語科「学校の文化祭(カレーライスの作り方)」 (教科書p58~63)からカレーライス 給食実施日:A12 日(月)、B13日(火)、C14日(水)、D16日(金) カレーは 18 世紀、インドからイギリスに伝わりました。 当時、イギリスはインドを植民地として支配しはじめており、 インドのベンガル地方の総督だったイギリス人が紹介したと いわれています。インドにはカレー粉というものはなく、い ろいろなスパイスを組み合わせて、カレーの味を作っている のですが、それらを合わせて 19 世紀にイギリスで初めてカ レー粉が作られました。日本には、明治時代にイギリスから カレーが伝わりました。そして 1950(昭和 25)年、日本初のカレールウ(block of curry)が発売され ました。製造したのは、お菓子メーカーで、板チョコをヒントに今のような形状になったのだといわれてい ます。英語の教科書では、ディーパがチョコレートと間違っていますね。ところで、給食のカレールウは、 小麦粉、サラダ油、カレー粉を使った手作りで、もちろん給食オリジナルです。 また、日本では、スプーンを使ってカレーライスを食べますが、インドでは手で食べます。どうして手で 食べるのか、また、他に手で食べる国があるのか、調べてみてもおもしろそうですね。 参考:農林水産省 HP 井上岳久著「カレーの経営学」
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