平成 28 年 10月 - 公益財団法人 横浜市緑の協会

三ツ沢公園第一レストハウス
業務仕様書
平成 28 年 10月
公益財団法人横浜市緑の協会
三ツ沢公園第一レストハウス飲食施設運営業務仕様書
三ツ沢公園第一レストハウスにおける飲食施設運営事業者(以下「事業者」という。)が行う業務の内
容及びその範囲等は、この仕様書によるものとする。
1.委託業務名
三ツ沢公園第一レストハウス飲食施設運営業務
2.委託業務期間
(1) 平成 29 年 5 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日までとし、自動更新しないものとする。ただし、期
間中であっても公益財団法人横浜市緑の協会(以下「当協会」という。
)が三ツ沢公園の指定管
理者でなくなったときは、本契約期間は当然に終了するものとし、当協会は、かかる契約終了か
ら生じる損害について、一切責任を負担しないものとする。
(2) 当協会及び事業者は、第 1 項の期間中といえども、当事者いずれかからの 3 ヵ月前の書面での
事前申し入れにより、本契約の中途解約ができるものとし、当協会は、かかる中途解約から生じ
る損害について、一切責任を負担しないものとする。
3.事業目的
本事業は、三ツ沢公園第一レストハウス(以下「レストハウス」という。
)において、当協会が飲食
施設等のサービスを行い、三ツ沢公園利用者の利便性、快適性の向上に資することを目的とする。
4.施設名称
三ツ沢公園第一レストハウス
5.委託施設所在地
神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町 3-1 三ツ沢公園第一レストハウス内飲食施設
6.施設の概要
区画面積 118.04 ㎡ (ホール、厨房、従業員用トイレ、食品庫、事務所含む)
7.施設の管理業務に係る基本的な考え方
事業者は、次の基本理念を十分に理解し、適切な管理運営に努めならければならない。
(1) 事業者は、施設の設置目的を踏まえ、当協会の代行としての基本姿勢に立ち、適正な管理運営に
努め、公園利用者の信頼に応えるものとする。
(2) 事業者は、利用者が施設を利用することについて、その利用に際して平等な取扱いをし、不当な
差別的取扱いをしてはならないものとする。
(3) 事業者は、施設の管理について創意工夫を努めることで施設利用者の多様なニーズに応え、質の
高いサービスの提供を図り、効果的な管理運営を行うものとする。
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(4)施設や設備については、各種設備の位置、機能、特性を十分に把握したうで、全ての施設を清潔
かつその機能を正常に保持し、快適かつ安全な利用を図るよう適正な維持管理を行い、必要に応
じて保守点検を行うものとする。
(5)事業者は、善良な管理者として以下の関係法令を遵守するものとする。
① 地方自治法
② 都市公園法令
③ 横浜市公園条例
④ 個人情報の保護に関する法律
⑤ 労働基準法
⑥ 消防法
⑦ 食品衛生法
⑧ 電気事業法
⑨ 水道法
⑩ 建築物における衛生環境の確保に関する法律
⑪ その他の関係法令
8.業務内容
委託する業務の内容は、次のとおりのものとする。
なお、飲食施設の運営においては、三ツ沢公園内の事業、特に当協会が実施する事業との連携に
努めるものとする。
(1) 飲食物・物品の販売に関する業務
(2) その他飲食施設の運営に関する業務
9.事業の運営方法について
飲食施設は、レストラン運営するものとする。
10.売上管理手数料・支払方法について
(1) 事業者は、約定した月額売上手数料(レストラン業態の売上に対し、手数料率を乗じたもの)及
びこれに対する消費税を、当協会が指定する銀行口座に支払うものとする。
(2) 事業者は、当該月分の売上高を含む売上実績を本契約に定める報告義務に従って当協会に報告
し、当協会の承認を得た日から翌月末までに売上手数料額を当協会に支払うものとする。
(3) 契約期間中に売上手数料率は、改定できないものとする。
11.業務基準
(1) 営業日及び営業時間
① 営業日
レストラン業態の営業日は、土、日、祝日及び、当協会が定める繁忙日※を必要最低限の営業
日数※2とし、定休日は月曜日を基本(国民の祝日、繁忙期は除く)とし、繁忙日の設定につ
3
いては、事業者との事前協議をもって決定するものとする。
また、強風、豪雨、降雪等の荒天の営業については、事前に当協会に報告し、協議の上決定す
るものとする。
※ 繁忙日とは、春休み、ゴールデンウイーク、夏休み、秋季行楽シーズン、その他三ツ沢公園
における各種スポーツ大会・イベントの開催日等をいう。
※2 事業者の提案に基づき、上記以上の営業日を設定する場合は可とする。
② 営業時間
原則、午前10時~午後4時※までのレストラン営業を義務づけるものとする。
ただし、繁忙日は、営業時間を延長する場合あり。繁忙日の営業時間については事業者との事
前協議をもって決定するものとする。また、強風、豪雨、降雪等の荒天の営業時間については、
事前に当協会に報告し、協議の上決定するものとする。
※ 事業者の提案に基づき、上記以上の営業時間を設定する場合、協議を行うものとする。
(2)人員の配置について
① 事業者及び管理業務に従事している者(以下、
「従業員」という。
)は、施設の管理運営に係る業
務の適切な遂行並びに総合的な把握及び調整を行う統括責任者(店長)を配置し、常駐させる
ものとする。また、統括責任者(店長)不在時は、代理職を必ず配置するものとする。
② 責任体制の確立
業務における責任体制を確立し、管理運営を実現するものとする。また、事業者は、業務にあ
たる従業員に対する労働関係法令による責任を負うものとする。
③ 勤務形態
従業員の勤務形態は、施設の管理運営に支障のないように配慮すると共に、利用者の要望に応
えられるものとする。
(3) メニュー及び料金
飲食施設で提供する飲食物等のメニュー及び価格については、事前に当協会に報告し、協議の上
決定するものとする。
なお、契約期間中にメニュー及び料金を変更する場合も、同様のものとする。
(4) 各種許可申請及び衛生管理
① 本業務の遂行に必要となる行政上の各種認可(食品衛生法による営業の許可等)の手続きを、
自らの費用負担で行うものとする。
② 事業者は、食品衛生法に規定されている条項を遵守し、公園利用者及び当協会に対する飲食に
起因する衛生上の危害発生防止に努めるものとする。
なお、万一、提供した飲食に起因する衛生上の危害等を与えたときは、事業者の責任で一切の損
害賠償及び慰謝に要する費用を負担するものとする。
③ 委託場所及び建物(グリストラップ清掃含む)の周囲を常に清潔に保ち、飲食物の安全と衛生の
確保に万全を期すとともに、本業務の遂行上必要とされる従業員の健康診断、衛生検査等を、自
らの費用で適切に実施するものとする。
当協会は、保健衛生上、不適当と認めた場合は、本業務の停止を命ずることができるものとする。
(5) 遵守事項
4
① 従業員は、業務に適した清潔な服装(制服)、履物で業務を行うものとする。
② 委託場所の火気及び戸締り等の管理については十分に注意を払わなくてはならないものとする。
③ 売上現金は、速やかに金融機関に入金し、現場に現金を保管する場合は、機械警備等、保安上
の適切な措置を講じるものとする。また、当協会が別に定める施設内の規則、消防計画及び施設
の管理に関する指示事項等を遵守するものとする。
④ 当協会が行うアンケート調査のほか、三ツ沢公園の継続的発展を図るための施策について、全
面的に協力するものとする。
(6) 禁止事項
① 本契約によって生じる権利または、義務の全部または一部を譲渡、貸与、委託、請負、承継、そ
の他名目の如何を問わず第三者に遂行させてはならないものとする。
② 本業務の遂行上、知り得た一切の情報を、本業務の遂行以外の目的のために使用又は開示して
はならないものとする。
12.設備等
(1) 厨房設備
あらかじめ設置されている設備(別紙 「基本設備及び備品一覧」参照)以外に、事業者が必要
とする厨房設備及び備品等の設置は、事業者の負担で行うものとする。
(2) 原状回復
① 契約期間の満了、または中途解約の事由により契約が終了するときは、事業者は、契約終了の
日までに自己の費用により実施場所を原状に回復しなければならないものとする。また、契約の
即時解除が発生した場合は、契約解除後1週間以内に実施場所を原状に回復しなければならな
いものとする。
ただし、当協会が原状回復の必要性がないと認めた場合はこの限りではないものとする。
② 前項で当協会が定めた期間内に事業者が正当な事由がなく原状回復を完了しないときは、事業
者は、全ての残置物(商品、持込備品等一切を含む)について、所有権を放棄するものとし、当
協会は、同残置物を任意に処分することができる。この場合、事業者は、当協会の処分に要した
費用を負担するものとする。
③ 契約終了に際しては、当協会は、事業者に対し、立ち退き料、有益費もしくは必要費の返還、
損害賠償、営業の補償、その他名目の如何を問わず、何らの責任を負わないものとし、事業者は、
理由の如何を問わず、実施場所の留意をすることができないものとする。
13.物品等
(1) 施設に存する横浜市又は当協会所有の備品について(別紙 「基本設備及び備品一覧」参照)
は、事業者へ無償貸与するものとする。貸与を受けた設備については、適切に維持管理をしな
ければならないものとする。貸与品の故意または過失による破損・故障の修繕費用・保守管理
費用、消耗品の購入費用は、全て事業者の費用負担で行うものとする。
(2) 事業者の負担により什器備品(持込備品)を設置することができる。ただし、当協会の承認を
得たうえで行うこととし、持込備品の維持管理費は、全て事業者負担とするものとする。
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(3) 市又は当協会の所有物品について、次に掲げる事項を行ってはならない。ただし、事前に当協会
と協議し承認を得た場合は除く。
① 他の用途に使用すること。
② 加工又は改良を加えること。
③ 第三者に貸与または譲渡すること。
④ 事業者の判断で撤去または廃棄すること。
14.経費負担等
事業者及び当協会の費用負担区分については、別紙「費用負担区分一覧」参照。
15.業務報告
(1) 事業者は、次表の各区分に定める内容の報告書を当協会へ提出するものとする。
区分
日
報
内
容
対
象
管理運営日報の記載
利用者の意見、要望、苦情等
施設設備の管理日報
利用者数、売上額等
の記載
(レシート又はジャーナルを根拠書類と
提出期限
毎日
して添付するものとする。
)
建物・設備の状況、事故等
管理状況報告
施設の管理業務の実施状況及び利用状況
翌月の 7 日以内
保守点検の結果
利用者の意見、要望、苦情等
月
報
売上実績
日別売上額及び利用者数集計
品目別売上額及び売上数量集計
利用者売上実績
日別、品目別売上額及び利用者数
施設設備の管理報告
建物・設備の状況、事故等
売上実績
月別売上額及び利用者集計
年
報
品目別売上額及び売上数量集計
利用者売上実績
年度末日から
30日以内
月別、品目別売上額及び利用者数
(2) 事業者は、当協会が受諾者本体の財務状態及び営業実績を把握するために必要と認めた書類(決
算報告書における賃借対照表・損益計算書及び国税・地方税の納税証明書等)を当協会の求めに
応じ、随時提出しなければならないものとする。
16.その他の管理業務
(1) 賠償責任
① 事業者は、施設内で故意又は過失による事故等が発生した場合、施設利用者に対する賠償責任
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は、事業者が負うものとする。そのため傷害保険に加入するものとする。
② 事業者は、事前に当協会へ見積書を提出し、当協会の承認を受けた後、保険に加入するものと
する。
(2) 損害保険
① 事業者は、実施場所の施設及び設備をき損または、滅失したときは、事業者の費用負担にて、
それによって生じた損害を市または、当協会に賠償しなければならないものとする。
各種保険については、必要となるものがある場合、事業者の負担において付保するものとする。
そのため店舗総合、火災保険・事業者総合保険※に加入するものとする。
※ 以下の特約事項を付加するものとする。
ア 生産物賠償責任担保条項
イ 施設賠償責任担保条項
② 事業者は、事前に当協会へ見積書を提出し、当協会の承認を受けた後、保険に加入するものと
する。
(3) 個人情報の取扱い
事業者及び従事者は、その業務を行うにあたっては、当協会の定める基準を遵守し、個人情報の
適正な管理のために必要な措置を講じるとともに、当該施設の管理に関し、知り得た秘密を他に
漏らし、自己の利益のために利用し、または不当な目的に使用してはならない。契約期間が終了
し、もしくは契約を取り消され、または従事者が職務を退いた後においても、同様のものとする。
(4) 監査及び指導改善
管理運営業務に関する監査・指導改善を次のとおり実施するものとする。
① 定期監査
当協会は、事業者の管理運営業務の実施状況が、当協会の業務基準を満たし、管理運営に係る
基本理念に沿ったサービスを提供できているか確認するため、事業者より提供された各種報告
書により定期監査を行うものとする。
② 随時監査
当協会は、事業者に対し、本業務の内容、サービス、衛生状況、服務規律、その他当協会が必
要と認めた事項に関し、事前の受諾なく随時立ち入り検査を行い、その場で説明及び報告を求
めることができるものとする。
この場合において、当協会が必要と認めたときは、事業者に対して改善を指示することができ
るものとする。
③ 監査に対する協力
事業者は、当協会が定期監査又は、随時監査を実施するに当たり、施設の管理運営及び施設の
現状等に関する資料作成及び実施調査、業務改善を求められた場合には、迅速かつ誠実な対応
を行うものとする。
④ 業務不履行時の処理
事業者の管理運営業務が、業務基準を満たしていない場合または、利用者が施設を利用するう
えで明らかに利便性を損なう場合は、当協会は、事業者に対して業務改善の指示を行うことが
できるものとする。
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また、事業者が当協会の指示に従わないときは、契約の取り消し、または期間を定めて管理業
務の全部もしくは一部の停止を命ずることができるものとする。
17.業務の継続が困難となった場合の措置
当協会と事業者の契約期間中において、業務の継続が困難になった場合は次のとおりのものとす
る。
(1) 事業者の責に帰すべき事由により業務の継続が困難となった場合には、当協会は、契約の取り
消しができるものとする。この場合、当協会に生じた損害は、事業者が賠償するものとする。
なお、次期事業者が円滑かつ支障なく当事業の業務を遂行できるよう、引継を行うものとする。
(2) その他の事由により業務の継続が困難となった場合
災害その他不可抗力等、当協会及び事業者双方の責に帰すことができない事由により業務の継
続が困難となった場合、業務継続の可否について協議するものとする。一定期間内に協議が整わ
ない場合、それぞれ、事前に書面で通知することにより契約を解除できるものとする。
なお、契約期間終了もしくは契約の取り消しなどにより次期事業者に業務を引き継ぐ際は、円滑
な引継に協力するとともに、必要なデータ等を遅延なく提供するものとする。
18.業務の引継ぎ協力義務
事業者は、当協会または当協会の指定する者に対し、委託業務期間において定める期間終了の 3 か
月前、または契約の中途解約の事前申し入れ時から契約終了までの間、本業務の引継ぎに支障が生
じないよう本業務の引継ぎに協力しなければならないものとする。
19.その他
(1) 業務の実施にあたっては、協会と緊密な連絡を取り、その指示に従うものとする。
(2) 本仕様書により難い事項については、その都度協会と協議の上進めるものとする。
以上
8
費用負担区分一覧
項目
当協会
横浜市への許可申請手続・使用料 (移動販売を行う場合の使用料
等は受託者負担)
営
業
費
受託者
○
原材料費 (食材、調味料等)
○
従業員人件費 (法定福利費等一切を含む)
○
リネン、ユニフォーム類、ネームプレート類 (クリーニング費含む)
○
什器備品費 (家具什器・販売什器・厨房什器・調理器具・食器類・レ
○
ジ・事務機器・清掃用具他、基本設備はのぞく)
消耗品費 (紙ナプキン・コースター・メニュー表・伝票、帳票類・食器
〇
洗剤・清掃用洗剤・管球類他)
光熱水費、通信運搬費(電話料金他)
○
廃棄物処分費
○
各種保険料
○
施設・設備修繕費 (財産区分に応じて協議のうえ実施、ただし小破
修繕は受託者負担)
施設の法定点検費 (消防設備他)
○
○
○
維
持
管
理
費
厨房機器の保守管理費 (定期点検・オンコールメンテナンス・浄水器
○
フィルター交換・換気扇グリスフィルター交換等)
病害虫駆除費
○
ホール(イス、テーブル含む)・厨房(グリストラップ含む)、事務所、倉
○
庫、従業員トイレ
定期清掃費(ホールガラス、施設外清掃)
そ
の
他
○
カード決済取扱等に必要となる機器類・取扱手数料 (導入する場合)
○
教育研修費
○
営業許可申請等の手続きに関する費用
○
その他委託業務遂行に伴う一切の費用
○
9
別紙
基本設備及び備品一覧(同等品)
番号
品名
数
量
機種・品番・形状等
1
二層シンク
1
TTS-2SL-180,W1800、D600、H850
2
電気ウォ―マーテーブル
1
ES-3WT、W320,D420、H280
3
茹で麺機
1
TU-3、W650,D750、H750
4
パイプ棚
1
PS-1800-350
5
炊飯台車付テーブル
1
RAE-103
6
ガス炊飯器
1
PR-40SI
7
瞬間湯沸かし器
1
PH-203-EW
8
冷凍冷蔵庫
1
ARN-121PMD
9
一層シンク
1
BS1-076
10
上棚
1
FSPM750-35
11
パイプ棚
1
PS-1500-350
12
作業台
1
DH-096
13
吊戸棚
1
AS-1500-600
14
ガスコンロ
1
DC1-TSGR-1232
15
テーブル
8
16
イス
45
10