H27学校評価結果

平成27年度の取組と成果
相模原市立内郷中学校
■平成27年度重点目標とその取り組み
学校教育総括目標「自ら学び共に生きる心豊かな人」 -具体的目標 めざす生徒像-
①自分からすすんで学習に取り組み、授業を大切にできる生徒
<学習意欲の向上>
②思いやりの心を持ち、友だちを大切にできる生徒
<共生の豊かな心>
③目的を持ち、強い意志を持って前向きに努力できる生徒
<自主・自立の向上心>
④汗を流すことをいとわず校舎や教室の美化に努められる生徒
<勤労奉仕の公共心>
⑤自分の健康や安全を考えられ、生活を大切にできる生徒 <健康・安全・体力の向上>
具体的な取り組み -魅力ある学校づくりに向けて(内郷中学校マニフェスト8箇条)-
1条 生きる力を育むための教育課程を展開し、全ての活動で生徒の成長を図る。
2条 積極的な情報発信と活躍の場のある行事を地域の特色を生かして創造する。
3条 自ら学び合う学習集団を育てる指導を工夫し、確かな学力の保証を図る。
4条 家庭との連携を密にし、学習習慣の確立を図る。
5条 3年間の進路指導計画に則したキャリア教育の充実を図る。
6条 生徒理解と支援に資する教育相談活動の充実を図る。
7条 自立した基本的生活習慣の確立し、いじめを許さない生徒集団を育てる。
8条 思いやり,ふれあい,勤労等を重んじる福祉・ボランティア活動を推進する。
Ⅰ(学ぶ力を育む)についての具体的取り組み
・学びの共同体のグループ学習を取り入
れ、学び合う集団づくりの取り組みを推
進しました。
・授業のねらいを明確にし、目的をもって
授業に取り組めるようにしました。
・共有の課題とジャンプ課題を出すなど、
生徒が興味を持ち、学び合いが成立する
ように授業展開を行いました。
[授業風景]
Ⅱ(心を育てる)についての具体的取り組み
・学級集団の状況や生徒一人ひとりの多面
的な理解を得るために、QU検査を活用
しました。
・生徒の学校内外の生活状況を把握し、生
徒指導に生かすため教育アンケートを実
施しました。
・生徒の悩みや不安に目を向け、共感的な
生徒理解を深めるために、年3回の教育
相談週間を設定しました。
[相模湖レガッタ市民大会]
教師が生徒との関わりをもつ場面を増やしたり、アンケートでの状況把握や複数の教員による
対応をすることによって、生徒のニーズに合った教育活動ができたと感じています。
■平成27年度の取組・成果のまとめ
重点項目に対する取組状況と結果について、毎年2回にわたり生徒、保護者、教職員で、自己
評価を行っています。その結果をもとにさらに良い学校運営が行えるよう検討を重ね、27年度
新学期に向けて内郷中学校マニフェスト8箇条の一部を修正しました。また、2回の学校評議員
会では評議員さんからより良い学校運営についてのご意見を伺いました。
学校評議員会兼学校関係者評価会議での主な意見
○内中祭について
・体育の部 生徒全員が一丸となり各種の競技に一生懸命取り組んでいた。
・文化の部 真面目な態度で参加していた。特に3年生の合唱は素晴らしかった。
○地域行事
・地域の行事に多くの中学生が参加していることは地域の活性化にも繋がりとても良い。
○卒業証書授与式
・整然とした中にもあたたかさがあり、とても感動的な卒業式であった。
■上記の意見の中で実現した内容
・生徒、保護者共に2回目のアンケートの結果が大きく 好転しました。
・内郷中独自である地域に密着した活動に多くの生徒が参加しました。
・生徒主導の学校行事を活性化させ、生徒の個性を伸ばしました。
・キャリア教育講演会、職業体験学習、茶道教室、華道教室を行うことによって地域の力を活用す
ることができました。
・本校は小規模校であるため、生徒一人ひとりに多くの教師が関われ、生徒を認める教育が展開で
きました。
・ボランティア活動にもその必要性を理解させ、真面目に積極的に取り組むよう指導しました。
■課題
本中学校区は一小、一中でしかも各学年単学級であるため人間関係の固定化が課題の一つです。
それを打破するためには部活動や地域の行事等を通して他校や色々な方々との交流も積極的に行う
必要があると感じています。
■今後の改善の方策(抜粋)
①中学校三年間の各教科の学習指導要領に規定されている教育課程を堅持します。
②各教科の指導は小学校及び中学校の指導内容の関連性、連続性を意識して行います。
③すべての授業で、支援教育支援員を含む複数の教職員を配置し、授業規律の確立と個別支援(授
業中における一人ひとりの到達度に応じた学習支援)に努めます。
④支援教育指導員と連携し、個別支援についてケー
ス会議を実施し、支援方法を確立します。
⑤観察・実験・レポート・論述などの知識・技能を
活用する学習やプレゼンテーション・話し合 い
などのグループ学習を通して、生徒の主体性を育
てる授業を実践します。
⑥個々の生徒の学習状況の把握と学習方法の改善の
ため、定期的に「教育相談」を実施します。
⑦個々の生徒の学習のつまずきの解消と支援のた
め、定期テスト前や長期休業中に「学習会」を実
施します。
⑧家庭での学習方法を助言し、適切な課題を与え、
[サマーフェスティバル]
家庭学習の習慣化を推進します。
⑨講演会や職場体験学習など、三年間を見通した成長段階に応じた「キャリア教育」を行い、自
らの生き方を考える場を設定します。
⑩授業を日常的に互いに参観し、自らの授業実践に役立て、授業力向上に努める。また、年1回
以上は授業を公開して研究会を実施します。