印西市公共施設等総合管理計画(素案) ポスター版

印西市公共施設等総合管理計画(素案) ポスター版
1.計画策定の基本的事項
対象施設
計画策定の背景と目的
2.公共施設等の現況及び将来の見通し
平成 37 年ごろの約 10 万人をピークに、
その後徐々に減少する見通しです。
推計値
100,646
100,000
105,080
本計画期間
101,382
96,570
94,303
88,176
79,780
80,000
72,278
9,530
81,102
14,193
18,694
91,190
24,033
27,967
85,823
30,145
80,469
31,087
74,906
31,709
11,367
68,942
32,793
7,701
60,000
33,718
55,131
33,494
31,534
5,882
29,970
4,469
3,742
20,000
0
47,673
35,745
40,000
19,990
6,235
54,410
57,043
61,063
62,127
61,802
62,870
60,101
56,330
35,892
51,181
44,845
38,835
8,028
施設分類
昭和55年度 昭和60年度 平成2年度
1980年度
1985年度
1990年度
〔16人〕
15,636
12,570
12,802
13,483
14,811
14,242
11,136
9,154
8,300
34,368
生産年齢人口(15-64歳)
8,186
7,916
7,044
78
987,329
68
368,039
28
160,276
944
4,280,908
199
4
37,558
二級市道
道路
自転車歩行者道
【将来人口の見通し】
年少人口、生産年齢人口の割合が減る一方、
高齢者人口割合は増加する見通しです。
その他市道
橋りょう
推計値
100%
12.5%
12.5%
10.7%
10.7%
11.9%
90%
14.0%
16.1%
19.8%
26.6%
29.7%
32.2%
80%
34.8%
38.2%
構成比(%)
27,544
6,634
12,726
223,197
14,326
9,896
23,637
768
2,629
15,649
337,005
km
㎡
km
㎡
km
㎡
km
㎡
本
km
㎡
平成 26 年度末時点
分類
施設数等
種別
管路
上水道
附帯施設
管路
下水道
附帯施設
公園・緑地
8.2
2.0
3.8
66.2
4.3
2.9
7.0
0.2
0.8
4.6
100.0
公園・緑地
128
4
1,293
432
4
1,998
149
1,212,802
km
施設
㎡
km
施設
㎡
箇所
㎡
(億円)
400
350
360.3
13.0
43.4
300
250
15.4
0.2
14.7
333.1
17.4
25.5
2.2
200
31.9
23.9
150
100
50
73.3
83.6
30.6
32.1
16.1
32.4
81.8
113.9
16.1
36.6
360.1
20.9
18.1
40.6
326.9
350.7
19.5
15.9
(億円)
400
300
303.0
17.9
303.0
18.1
1.7
0.9
8.2
325.3
18.2
21.1
53.3
0.8
0.6
11.7
1.0
0.4
200
42.2
29.7
150
44.3
100
37.7
30.6
41.7
30.4
42.8
29.5
44.8
29.3
51.6
59.4
58.4
57.7
58.7
56.7
平成22年度
2010年度
平成23年度
2011年度
平成24年度
2012年度
15.8
50
44.6
1.8
45.3
51.0
43.1
1.8
46.1
40.9
52.2
1.6
44.5
1.1
0.6
0.2
80.2
62.9
52.1
1.8
48.0
1.8
28.6
158.7
162.8
172.0
平成22年度
2010年度
平成23年度
2011年度
平成24年度
2012年度
平成25年度
2013年度
平成26年度
2014年度
人件費
公債費
扶助費
物件費
維持補修費
補助費等
投資的経費
積立金
その他特定財源
投資及び出資金・貸付金
経常的繰出金
臨時的繰出金
約
329.6
19.9
88.7
159.6
経義
費務
的
0
地方交付税
その他一般財源
地方債
【歳入の推移(一般会計)】
150
国庫支出金
都道府県支出金
出典:平成 22 年~26 年度印西市決算カード
約
億円
(年平均約 38億円)
488
億円
【歳出の推移(一般会計)】
約
711
億円
充当可能見込み財源
計画期間内(34年)の更新等費用
1年あたり約22億円
1年あたり約56億円
平成25年度
2013年度
平成26年度
2014年度
出典:平成 22 年~26 年度印西市決算カード
約
(年平均約 71億円)
(年平均約 49億円)
120.0
100.0
1.6
0.9
7.9
250
150.5
市税(地方税)
平成 26 年度末時点
332.2
17.2
350
0
(億円)
人口変動に影響を受ける扶助費は増加傾向で推移
しており、今後の更なる少子高齢化の進行により、
財政運営への影響が大きくなると想定されます。
559
億円
(年平均約 56億円)
1年あたりの充当可能見込み財源と
将来の更新等費用の比較
計画期間内(34年)の
更新等費用
約34億円不足見込み
合計:約1,909億円
80.0
41.9%
44.7%
45.7%
(㎡)
35,000
70%
60%
66.7%
65.0%
65.1%
66.0%
68.2%
50%
30,000
70.3%
69.3%
65.9%
61.4%
59.8%
40%
59.3%
58.3%
56.1%
25,000
52.3%
48.3%
30%
45.9%
45.7%
20,000
20%
10%
※今後の上位・関連計画の見直しや社会情勢の変化などの状況に応じて適宜見直します。
【インフラ資産の保有状況】
本計画期間
23.9%
15.0
2.8
3.5
12.5
14.3
5.2
32.8
8.7
0.3
4.9
100.0
施設数等
種別
一級市道
5,907
※ 〔 〕内は年齢不詳者数です。
高齢者人口(65歳以上)
実績値
延床面積(㎡)
構成比(%)
43
8
10
36
41
15
94
25
1
14
287
31,501
平成7年度 平成12年度 平成17年度 平成22年度 平成27年度 平成32年度 平成37年度 平成42年度 平成47年度 平成52年度 平成57年度 平成62年度 平成67年度 平成72年度
1995年度
2000年度
2005年度
2010年度
2015年度
2020年度
2025年度
2030年度
2035年度
2040年度
2045年度
2050年度
2055年度
2060年度
〔204人〕
〔122人〕
〔118人〕
年少人口(0-14歳)
施設数
市民文化系施設
社会教育系施設
スポーツ・レクリエーション系施設
学校教育系施設
子育て支援施設
保健・福祉施設
行政系施設
公園・緑地
供給処理施設
その他
合計
分類
16,904
平成 29年度から平成 62年度までの34年間
市税は、現在は増加傾向ですが、今後の更なる
高齢化の進行、生産年齢人口の減少等を踏まえ
ると、大幅な伸びは期待できない状況です。
地方交付税は、平成 27 年度から合併特例法の
特例措置分の段階的な縮減が始まり、大幅な減
額となります。(平成 31 年度に特例措置終了)
財政状況
【公共施設の保有状況】
23,248
13,341
「印西市公共施設等総合管理計
画」を策定します。
公共施設等の整備状況
実績値
計画期間
※グラフの数値については、端数処理の関係で合計値が一致しない場合があります。
人口の推移状況
(人)
120,000
本市が保有する公共施設及びインフラ資産(公共施設等)が対象です。
今後も適切に市民サービスを提供
し続けるため、長期的な視点を持
って公共施設等の総合的かつ計画
的な管理を推進することを目的に
●印西市(以下、本市)はこれまで公共サービスを提供するため様々な公共施設やインフラ資
産を整備してきました。これらの多くは、昭和 59 年 3 月の千葉ニュータウン中央駅圏への
入居に伴って建設・整備しており、更新等(改修・建替え)が必要となりつつあります。
●将来的には、本市も人口減少や更なる少子高齢化を迎え、公共施設等の更新等に充てられる
財源を確保することが難しくなり、このままでは、現存する公共施設等の全てを維持してい
くことが困難になると想定できます。
20.8%
22.5%
24.2%
23.4%
19.6%
15.5%
14.5%
14.3%
14.7%
13.6%
11.0%
9.5%
9.1%
9.5%
9.8%
9.4%
昭和57年度以前
66,978㎡(20%)
総面積:337,005㎡
昭和58年度以降
270,027㎡(80%)
本市では、固定資産台帳と整合を取るた
め、鉄筋コンクリート造の建築物は、建築
後 25 年程度で大規模改修、50 年程度で
建替えを行う事を想定しています。
60.0
数値確定後修正
40.0
20.0
15,000
8.6%
0%
昭和55年度 昭和60年度 平成2年度
1980年度
1985年度
1990年度
平成7年度 平成12年度 平成17年度 平成22年度 平成27年度 平成32年度 平成37年度 平成42年度 平成47年度 平成52年度 平成57年度 平成62年度 平成67年度 平成72年度
1995年度
2000年度
2005年度
2010年度
2015年度
2020年度
2025年度
2030年度
2035年度
2040年度
2045年度
2050年度
2055年度
2060年度
10,000
0.0
平成29年度
2017年度
年少人口(0-14歳) 生産年齢人口(15-64歳) 高齢者人口(65歳以上)
5,000
【年齢 3 階層別将来人口割合の見通し】
※出典:実績値は「国勢調査」、
推計値は「印西市まち・ひと・しごと創生総合戦略内人口ビジョン(パターン3)」
0
昭和27年度 昭和32年度 昭和37年度 昭和42年度 昭和47年度 昭和52年度 昭和57年度 昭和62年度
1952年度
1957年度
1962年度
1967年度
1972年度
1977年度
1982年度
1987年度
市民文化系施設
子育て支援施設
供給処理施設
平成4年度
1992年度
平成9年度
1997年度
スポーツ・レクリエーション系施設
行政系施設
【公共施設の建築年度別延床面積】
[現状認識・課題]
●人口減少と少子高齢化が進行し、人口構造が
変化する見込みです。
●これまでは、人口増加を背景としたまちづく
りに伴い、公共施設等の整備をしてきました
が、これからは、将来的な人口減少等を見据
えた適切な公共施設等の規模を検討する必
要があります。
社会教育系施設
保健・福祉施設
その他
学校教育系施設
公園・緑地
平成 26 年度末時点
●本市の公共施設等は比較的新しい物が多いものの、老朽
化は進んでおり、このまま老朽化が進むと外壁や天井の
劣化などにより安全性が低下することが懸念されます。
●市民が安全・安心で利用できる環境の整備と、災害時な
どの拠点施設としての機能確保の観点からも、計画的な
更新等や耐震化等を継続的に取り組む必要があります。
平成35年度
2023年度
平成38年度
2026年度
平成41年度
2029年度
平成44年度
2032年度
平成47年度
2035年度
平成50年度
2038年度
公共施設
平成14年度 平成19年度 平成24年度
2002年度
2007年度
2012年度
[現状認識・課題]
※数値については、現在固定資産台帳作成中のため、変更となる場合があります。
平成32年度
2020年度
平成53年度
2041年度
平成56年度
2044年度
平成59年度
2047年度
平成62年度
2050年度
インフラ
【公共施設等の将来の更新等費用の推計】
※公共施設は「印西市市有建築物の現況調査業務(平成 26 年 3 月)」にて設定した条件にて試算しています。
※インフラ資産は「公共施設等更新費用試算ソフト」(総務省監修)にて試算しており、費用推計では道路・橋りょう・上水道・下水道のみを対象としています。
[現状認識・課題]
●人口減少等により税収が減少する見込みである一方、少子高齢化に伴い扶助費等の社会保障関係
経費の増大が避けられないことから、更新等に充当できる財源の確保が困難になることが想定さ
れます。
●公共施設等の将来の更新等費用の見通し結果より、現在保有する全ての公共施設等を維持し続け
ていくことは困難であるため、公共施設等の更新等や維持管理・運営に要する費用の抑制や平準
化、公共施設の廃止を行うことにより、将来的な財政負担の軽減を図る必要があります。
3. 公共施設等マネジメントの基本的な考え方
将来のまちづくりを見据えた公共施設等マネジメント
「印西市総合計画(平成 24 年 3 月)」で定めている
将来のまちづくりの視点や、「印西市都市マスタープ
ラン(平成 25 年 3 月)」で定めている将来の都市づ
くりの理念・目標を踏まえて、施設の再編整理や空き
スペースの活用、民間技術を活用した施設の管理・運
営等の公共施設等マネジメントに取り組みます。
市民ニーズに対応した施設整備・サービスの維持
現在の施設の利用状況及び将来の市民ニーズや社会
情勢の変化も踏まえ、適切な施設の整備(新たに必要と
なる施設の整備や施設用途の変更など)や可能な範囲でのサ
ービスの維持(施設のバリアフリー化、申請・届出手続きの電
子化など)に努めます。また、公共施設はサービスを提
供するための目的ではなく手段であることを踏まえ、
施設の必要性そのものの検討にも取り組みます。
既存の公共施設等の長期利用・長寿命化
施設管理者による日常点検・診断を実施するととも
に、公共施設等の機能低下の兆候を検出し、使用不
可能な状態の前に補修などを行う予防保全型の維持
管理に取り組み、既存施設の長期利用を図ります。
また、中長期的な視点に立った公共施設等の長寿命
化計画の策定を推進します。
将来の更新等費用の抑制及び平準化
数値目標
※社会情勢の変化や更新等費用の削減状況等を踏まえ必要に応じて適切に見直します。
[公共施設(基準日は平成 26 年度末時点の延床面積 337,005 ㎡)]
公共施設保有量(延床面積)を 34 年間で 38%縮減する事を目標とします。
●現在ある全ての施設の更新等を続けた場合、毎年度約 8 億円不足する見込みであり、
充当可能財源内に収めるため、延床面積の縮減は「38%」を目標とします。
●この数値目標のとおりに縮減した場合、市民サービスに大きな影響を与えるため、公共
施設保有量の縮減と併せてソフト面での取り組みを推進し、維持管理費の縮減や充当可
能財源の確保などを行うことにより、縮減目標の圧縮を目指します。
●新規で施設を整備する場合は、施設の統廃合を行い、市全体の施設総量(総延床面積)が
増加しないようにします。
[インフラ資産]
インフラ資産は、市民の生活を支えるライフラ
インであり、安全な暮らしを支える上で必要不
可欠な施設です。
そのため、目標値を設定せず、さまざまな手法
により財政負担の軽減を図ることとします。
厳しい財政状況の中、公共施設等の更新等を確実に
行うために、施設保有量の適正化や長寿命型改修、
民間活用の手法を含めた維持管理・運営の効率化等
を図り、将来の更新等費用の抑制及び平準化に努め
ます。
【更新等費用縮減のイメージ】
5. 推進体制と進行管理
4. 公共施設等の管理に関する基本的な考え方
点検・診断等の実施方針
(手法例:予防保全型管理への転換、メンテナンスサイク
ルの確立、未利用地売却 等)
耐震化及び長寿命化の実施方針
全庁的な取組体制の構築
【公共施設】
●施設管理者による点検・診断の実施(研修やマニュアル整備等による体制の構築)
●点検結果や修繕履歴等をデータベース等で記録し、次期点検等に活用
【公共施設】
●市民ニーズや点検結果等に基づき耐震化の検討・耐震性の強化
●今後も保有していく施設を対象にした長寿命化の実施
●専任部署が、所管課ごとに保有する公共施設の情報を
一元管理し、市全体における「全体適正化」の視点
で、全庁的な取組体制を構築します。
【インフラ資産】※公共施設と同様
●施設管理者による点検・診断の実施/●点検結果や修繕履歴等の記録
【インフラ資産】
●耐震性の強化/●長寿命化の実施
情報管理及び共有の方策
維持管理・修繕・更新等の実施方針
【公共施設】
●使用不可能になる前に修繕・更新等を行う予防保全への転換
●民間技術・ノウハウの活用検討/●更新時等に適正規模を検討
【インフラ資産】※公共施設と同様
●予防保全への転換/●民間技術・ノウハウの活用検討
安全確保の実施方針
【公共施設】
●日常点検の実施による、安全性確保の取り組みの実施
【インフラ資産】
●適切な更新等を実施することによる安全の確保
統合や廃止の推進方針
【公共施設】
●利用が見込めない施設や借地利用施設等については統廃合を検討
●新規整備を行う場合は、統廃合等により施設総量の増加を抑制
●統廃合を検討する際は、将来的な財政負担に留意しつつ公共交通機関
の充実・駐車場の確保等を検討
【インフラ資産】
●社会経済情勢や市民ニーズを踏まえながら、中長期的な視点を持って
必要な整備を計画的に実施
総合的かつ計画的な管理を実現するための体制の構築方針
●職員の意識向上を目的とした研修会等の定期的な実施
●取組状況や検討過程等を広報紙やホームページ等にて報告
●各施設の修繕・更新等の履歴の情報を専任部署に集
約し、一元的な情報管理のもとでデータベースを滞
りなく更新することにより、常に最新の状態に保ち
ながら庁内での情報共有を図ります。
●一元化されたデータは、施設の長寿命化計画策定や、
余剰施設の抽出、組織の枠を超えた再編・再配置に
向けた検討時の基礎情報等として活用します。
●公共施設等マネジメントの基礎資料となる施設カル
テを 3 年に一度作成・更新を行い、定期的な情報提
供を実施します。
フォローアップの実施方針
●PDCA サイクルの
実施により、進捗
管理や計画・取り
組みの見直しを行
います。
Plan[計画]
○計画策定・見直し
Action[改善]
○機能の更新
Do[実施]
○取組実施
Check[検証]
○評価・検証