9月市議会報告 表面 - さくら・市民ネットワーク

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電 話:043-462-0618
FAX:043-489-0797
伊藤 とし子
五十嵐ともみ
大野 ひろみ
「法律違反ではないか!」と思われる議案や、
入札にもかけられない「工事の丸投げ」が発覚するなど、
佐倉市のコンプライアンスの弱さが露呈しました。
■歳入総額 490 億 4118 万 8921 円
歳出総額 466 億 6521 万 4748 円
江原台の健康管理センターには「休日夜間急病診療所」
が設置され、急な病気や歯のトラブルに対応しています。
これまで市直営で運営してきましたが、
「休日夜間のシフト繰りが大
変なので、今年 7 月から、看護師、歯科衛生士、事務員を民間業者
に委託した。よって市の報酬規定からはずしたい」という議案が出さ
れ、びっくり仰天。委託先は、ビルメンテナンス会社ヤエス。議会に
は全く知らされていませんでした。
更に問題なのは「ヤエス」と法律上「請負契約」になることです。
労働者(看護師)は、
請負業者(ヤエス)の
指示に従うだけであり、
注文主(佐倉市)の指示に従
うと、偽装請負 とされ、
法律違反となります。
委託する際の「仕様書」を調べると、看護師の業務内容として、
「点滴・注射は医師の指示のもと行う」と明記。医師は佐倉市の直属
なので完全にアウトです。議案を取り下げるよう訴えましたが、受け
入れられず。こんな議案を出す佐倉市も、それに賛成した会派(さく
ら会、公明党、のぞみ)も、厳しく責任を問われるべきです。命に関
わる医療行為を業務委託すること自体、やってはならないことです。
市民ネットワーク提出の意見書
調整後、実質的には約 22 億円超
の黒字決算(前年より 17 億円増)
異議アリ!印旛沼学習船 事業
事業総額 4036 万 1324 円
【内訳】
①学習船(778 万 6300 円×2 艇)
1681 万 8408 円 ②船の運航業務
(観光協会委託・随契)1540 万
6200 円 ③航路拡大調査(コンサ
ルに委託・随契)748 万 4400 円
問題は②。昨年 10 月からの半年で、
この金額は高過ぎます。 決算委員会
では、なんとこの中に、仮桟橋建設
工事費 1015 万円 も入っているこ
とが判明。1 千万円以上の工事が、
入札も行われず観光協会に丸投げさ
れていたの
です。今後は
きちんと入札
にかけ、透明
性を保つよう
強く求めました。学習船。水色が桟橋
(2 本とも否決されました)
1 8000 ベクレル以下除染土の公共事業への利用
2「昭和 47 年見解」の虚偽の解釈による閣議
方針の再検討を求める意見書
決定に基づいた安保法制の廃止を求める意見書
環境省は、放射性セシウム濃度が1㌔当り 8000 ベク
レル以下の除染土を、公共事業の盛土に再利用すること
を決定。福島原発事故以前は 100 ベクレル以下に限定
されていたので、80 倍もの緩和に!
吸込みによる内部被ばく等が全国に
拡散。健康への影響が心配されます。
安倍内閣は、集団的自衛権は認めないとする「昭
和 47 年政府見解」を意図的に読み替えて、閣議決
定の根拠としました。
安倍首相の解釈は、
政府見解の作成者も
全員否定しています。
2本の意見書に反対した議員:さくら会(清宮、中村、櫻井、山口、川名部、村田、石渡、為田、平野、敷根、
高木)のぞみ(橋岡、徳永、斎藤)、公明党(森野、岡村、小須田、久野)、無所属(望月、山本/①は賛成)