広島ユネスコ協会は9月 24 日(土) 、広島国際会議場研修室で、「ESD とユネスコスクー ル―全 13 課程の Q&A―」をテーマに学習会を開きました。 ユネスコは国連決議による「国連 ESD の 10 年(2005~2014 年)」の主導機関として、ESD やユネスコスクールの推進に力を注いできました。そして昨年 11 月「国連 ESD の 10 年」の 節目を経て、2015 年から向こう 5 年間を目標に「ESD グローバル行動計画」 (GAP)を発表し、 すべての教育・学習の機会をとらえて、ESD の推進に一段と力を入れることを宣言しました。 (この日の学習用教材より) ESD(持続可能な開発のための教育)は、ユネスコ憲章前文の「人のこころの中に平和の とりでを築かなければならない」の精神に沿った平和、文化、非暴力、男女平等、民主主義 を目指し実践するもので、ユネスコスクールは、ユネスコの理想を実現する学校と定義付け られています。 講師の和田文雄さん(広島県ユネスコ連絡協議会・広島 ESD・ユネスコスクール研究会代 表)は、 「なぜ広島ユ協が ESD・ユネスコスクールの推進を、重点活動の一つに掲げるのか」 など、13 項目に渡る Q&A の内容を紹介し、ESD の取り組みは、あくまで国連決議を受け入 れた「日本国」(文科省や公共団体)が推進主体となって取り組むものであり、広島ユネス コ協会等の民間組織は、あくまでボランティア団体として協力していく立場にあるとして、 文科省の積極的なリードを求めました。 和田文雄さん
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