平成 28 年度 気象防災講習会について 1.開催期日 平成28年11月17日(木) 2.会 13:30 ~ 16:30 場 東京都千代田区神田錦町 3-17 東ネンビル4F 3.講習対象者 地方公共団体の職員、消防団及び自主防災組織の構成員など気象防災に直接関わ る方のほか、鉄道や電力などライフラインの関係者、気象予報士、気象キャスター、 報道関係者など気象防災に関わる業務に従事する方、教育関係など幅広い方を対象 とします。 4.講習のテーマ 講習のテーマは『気象防災へのアプローチ』です。 5.講習目標 今年も8月以来台風が相次いで襲来しています.特に、北日本は台風が続けて上 陸し、岩手県や北海道で大きな被害が出ました. 大雨による被害が大きく、岩手県では河川の氾濫によって岩泉町で施設の入所者 に多くの犠牲者が出てしまいました.また、北海道でも犠牲者が出たほか、河川の 増水による橋脚裏の洗掘によって多くの道路・橋脚が被害を受けました. 岩手県岩泉町の例では、町当局の対応だけでなく、施設の管理者においても適切 な防災対応がなされていなかったことが指摘されました.これらの問題は昨年の 『関東・東北豪雨』や一昨年の広島市での豪雨の際にも指摘されており、現在の気 象防災における大きな課題のひとつともなっています. 平成 28 年度2回目の気象防災講習では、気象防災に関わる日本の気象、気象災害 の現状、防災対応の課題、適切な防災対応のための新たな取り組みなど、気象防災 について改めて俯瞰し、地方公共団体の職員や消防、水防に関わる方々、気象予報 士、気象防災に関心を持つ方々などを対象に防災力向上のための手がかりを学びま す. この講習では特に専門的な知識や経験は必要ありません. 気象防災について初めて耳にする方だけでなく、すでに気象防災に関わっている 方々も含めて、改めて災害につながるような現象を知り、気象防災の課題、その解 決のための方策等について講習の中でともに考え、防災力の向上に結びつけていく ことを目標とします. 6.講習内容 目標を達成するため、 ・気象災害をもたらすような気象現象、近年の気象災害の状況など、気象防災に 関わる基本の部分から話を進めます. ・近年の気象災害において繰り返し指摘されている地方公共団体における防災対 応や住民自身の気象災害に関する危機意識の欠如など、災害につながる課題を 考えます. ・全国 1700 あまりの市町村のうち、ごく限られた市町村において『タイムライン』 と呼ばれる新たな防災への取り組みが始まっています.この『タイムライン』 の現状を紹介し、その効果や課題を整理します. ・地域の防災力の向上、住民自身の防災意識の向上などには地方公共団体の職員 の取り組みや気象予報士の広報、啓発活動などが必要不可欠です.しかし、そ のためのノウハウが十分に用意されているわけではありません.講習を通じて そうした取り組みへのアプローチを考えます. 7.講義形式 講義は講師による講話が中心となります。 8. 講師 講師は、元気象庁予報部予報課長の村中 明 氏です。 講師略歴 昭和 50 年 気象大学校卒業。その後、各地の気象官署を歴任。 平成 20 年 気象庁予報部予報課主任予報官 平成 22 年 気象庁予報部予報課長 平成 24 年 定年退職。 退職以後 これまでの講演又は講師一覧 気象大学校、政策大学院大学、国際協力機構〔JICA〕、日本気象予報士会、 自治体〔県、市町村〕 等 気象防災〔タイムラインの構築 等〕に関わるアドバイザー業務 高知県、熊本県、岡山県、岐阜県、兵庫県、和歌山県、福島県などの市町村 著作〔 共著 〕 ・『防災事典』 日本自然災害学会 監修 築地書館 ・『災害情報論入門』 田中淳、吉井博明 編集 弘文堂 ・『災害情報学事典』 日本災害情報学会 編集 朝倉書店 9. 教 2002 年 8 月 2008 年 12 月 2016 年 3 月 など 材 当日使用する講義資料の概要をテキストとして配布します。 10. 募集定員 35名(先着順) 11. 受講料(教材費を含む) ¥3,000 円(2,778 円+222 消費税) 12.申込者からの質問をお受けします 講習目標、講習内容として掲げてありますが、本講習に係る質問等がある場合は、 事前に提出してください。講習の中で取り上げるか別途お答えします。 なお、質問内容によっては、お答えできかねる場合もありますのでご了承くださ い。 13. 申込方法 「受講申込書」に必要事項をご記入の上、下記の申込先へ郵送、ファックスまた は電子メールでお申し込みください。 受講申し込みは先着順に受け付け、メールにより受講受付及び受講料振込先をご 連絡しますので、受講料を指定の銀行口座にお振り込みください。一旦納入され た受講料の返金には応じかねますのでご承知置き願います。なお、請求書・受領 書を必要とされる場合はお知らせください。 14 講習会場地図 至御茶ノ水駅 みずほ銀行 神田古本街 靖国通り 地下鉄半蔵門線 小学館 都営三田線・新宿線 神保町駅A7出口 共立女子 学園 学士 会館 気象業務支援センター 東ネンビル4F 神田 税務署 廣瀬ビル 毎日 新聞社 丸紅 KKR ホテル東京 内堀通り 気象庁 地下鉄東西線竹橋3B出口
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