府中市介護予防・日常生活圏域ニーズ調査実施業務委託仕様書

府中市介護予防・日常生活圏域ニーズ調査実施業務委託仕様書
1 業務名
府中市介護予防・日常生活圏域ニーズ調査実施業務委託
2 目的
要介護状態になる前の高齢者のリスクや社会参加状況を把握した情報を地域診
断に活用することで地域の抱える課題を特定し、介護予防・日常生活支援総合事
業の管理及び運営に活用するとともに、府中市第7期高齢者保健福祉総合計画・
介護保険事業計画における介護予防・日常生活支援総合事業にかかる部分の策定
に活用することを目的とする。
3 業務委託期間
契約締結日から平成29年3月31日までとする。
4 支払条件
業務完了後、一括で支払う。
5 準拠法令等
本業務の実施にあたっては、本仕様書のほか次の関係法令や省通達等に準拠す
るものとする。
・介護保険法
・地域支援事業実施要綱等
6 調査対象者および調査数
調査対象
抽出方法
調査数(※)
要介護・要支援認定を受けていな
無作為抽出
2、600人程度
い非認定者かつ事業対象者でない
(北部圏域:350人程度、南部圏
者
域:2、250人程度)
要支援1・2の認定を受けている
者及び事業対象者
無作為抽出
400人程度
(北部圏域:50人程度、南部圏
域:350人程度)
※ 上記調査数は、65 歳以上の非認定者数:要支援者数=954 人:11、272 人≒1:12、かつ北部圏域人
口:南部圏域人口=4、767 人:36、335 人≒1:7.5 を考慮して按分したが、全体の標本数を 3、000
として適宜決定する。
7 業務内容
各作業の数量,仕様等については次のとおりする。
(1)調査票の作成,印刷、発送
ア 調査票の作成、印刷
本市との連携による調査票の検討及び作成を行うこと。なお、調査票は国が示
すニーズ調査項目を基本に、市独自の調査項目を加え、全体で70項目以内と
し、高齢者に配慮した見やすくわかりやすいものを作成すること。
数量
仕様
3,050 部
A4 16 頁、上質紙 44.5kg、両面印刷、1色刷り、中綴じ製本
イ 調査票への宛名印字電算処理
市が作成・提供する母集団名簿に基づき、調査対象者を抽出のうえ標本名簿を作成す
るとともに、同名簿に基づいて調査票に宛名を印字するための電算処理を行う
こと。
数量
仕様
3,000 部
提供データ:CSVデータ
宛名:郵便番号、住所、氏名、被保険者番号(もしくは調査票の回答
結果を標本名簿と照合するための記号番号)
ウ 関連印刷物の作成
調査票の配布用の封筒を作成すること。なお、返信用封筒については市が提供
する。
数量
仕様
3,050 部
角2カラークラフト封筒 85g、窓付き、1色刷り、
「区内特別郵便」
と印字
エ 封入封緘作業および納品
配布用封筒に調査票と返信用封筒を封入封緘する。
封入済み封筒は、市の指示に従い、郵便集配業務担当支店(府中局及び上下局)
ごとに分類し、郵便番号順に並べて期日までに市が指定する場所へ納品するこ
ととし、納品にかかる費用は受託者の負担とする。 (引き抜き作業は市と協議
すること。)
なお、発送は市が行い、郵送料についても市が負担する。
数量
仕様
3,000 部
調査票、返信用封筒を封入、1通あたり 100g未満
(2)回答済み調査票の回収および電算処理等
ア 回答済調査票の回収
受託者は、市宛てに送付された回答済み調査票が入った返信用封筒を回収し、
開封すること。なお、回収及び開封については受託者の責めに帰し、かかる費
用は受託者の負担とする。なお、回収等には万全なセキュリティ体制を講じる
こと。
イ 記載内容の確認作業
回答済み調査票の記載状況を確認し、回答内容に不備があった場合は、対象者
に電話確認し、調査票を完成させること。
なお,その際架電回数は2以上とする。
ウ 未返信者の特定および勧奨ハガキの作成・納品
回収期限までに返信されなかった対象者を特定し、期日までに市に対象者にか
かるリストを送付すること。
エ データ入力
回答済調査票のデータ入力は、ベリファイ入力または入力データの確認作業を
行うこと。なお、データ化にあたっては地域包括ケア「見える化」システムに対応
した入力レイアウトとすることを基本とする。
(3)調査結果データの分析
次の点を踏まえた分析報告書を作成すること。
・調査結果について、母集団全体の状況に関する推定を行い、推定された母集団の状
況を基に多面的な視点から分析できるよう、設問ごとにグラフや表、クロス集
計等を作成すること。
・日常生活圏域別(2圏域)の分析においては、市が指定するリスク該当者の
市全域の出現率を基礎数値として、日常生活圏域ごとに比較・分析を行うこ
と。
・日常生活圏域ごと、および市が指定する地域区分(市全域を5地区程度に分
割)ごとの高齢者の課題を抽出し、その因果関係等を分析したうえで市施策
(地域支援事業における一般介護予防事業評価事業及び府中市第7期高齢者保健
福祉総合計画・介護保険事業計画における介護予防・日常生活支援総合事業
にかかる部分の策定)にかかる助言・提案を行うこと。
(4)その他
その他、本市職員との打ち合わせを適宜行うとともに、介護予防・日常生活圏域ニーズ
調査の実施において必要な業務を行うこと。
(5)成果品の納品
受託者は、以下の掲げる成果品を納品すること。なお、成果品の著作権は市に
帰属するものとし、受託者は市の許可なく成果品を第三者に公表又は提供して
はならない。
成果品
数量
仕様
「見える化」対 データ(CD等)1 部 ・地域包括ケア「見える化」システムへ
応データ
デ ー タ 資 料 の フ ァ のデータ送付に関し国から提示される
イル形式は csv とす 「データ送信用ファイル入力仕様書」に
る。
分析報告書
沿うものとする。
データ(CD等)1 部 A4版、100 頁以内
デ ー タ 資 料 の フ ァ ・調査の趣旨や回答者の属性等
イル形式は、xls、 ・調査結果の概要、総括
xlsx、 doc 、 docx 、 ・分析結果(リスク分析、各設問間クロ
ppt、pptx、pdf のい ス集計等)
ずれかとする。
・分析処理するための設定条件の解説
・日常生活圏域ごと及び市が指定する地
域ごとの特性
・リスク該当者の出現率低減に向けた方
策や今後の事業展開等の提案
・調査に使用した調査票
調査集計データ データ(CD等)1 部 ・単純集計及びクロス集計にかかるデー
デ ー タ 資 料 の フ ァ タ(内容については市と協議することと
イル形式は、csv、 する。)
xls、xlsx のいずれか
とする。
8 その他
(1)手続きにおいて使用する言語及び通貨 日本語及び日本国通貨に限る。
(2)契約保証金は免除とする。
(3)市は、この案件に参加を希望した者及び提案書を提出した者の商号・名称並び
に提案書を特定した理由(審査経過等)を公表することができる。
(4)参加希望書及び提案書の作成・提出などにかかる費用については、市では一切
負担しない。
(5)本選定過程で提出された資料等は返却しない。
(6)提出された書類の記載事項に虚偽のあることが判明した場合、その参加者は失
格とする。
(7)受託者は、本業務を遂行するにあたり、十分な知識と経験を有する者を配置し、
的確かつ迅速に履行するように努めること。
(8)調査にあたっては、調査対象者のプライバシー保護に万全を期すとともに、個
人情報その他業務上知り得た内容を第三者に漏らし、または公表してはならな
い。業務終了後も同様とする。
(9)個人情報については、府中市個人情報保護条例を遵守するほか、業務の実施に
あたっては、個人情報保護対策を施した管理下 (プライバシーマークを取得、
またはそれに準ずる管理体制)で行うこと。
(10)業務の遂行にあたっては、市の担当者と必要に応じて打合せを行い、十分な
協議と確認のもと進めなければならない。
(11)打合せ等の出席に係る交通費一切の経費および資料作成に係る一切の経費は、
本委託料に含むものとする。
(12)業務の実施にあたり疑義が生じたとき、および本仕様書ならびに関係法令等
に記載のない事項については、市と受託者が協議のうえ決定する。