協同組合広域情報センター 2016 年 October 10 月社労士のつぶやき 46 〒665-0034 兵庫県宝塚市小林 2 丁目 10-4 サンパレス 21 小林 2F TEL 0797-73-0816／FAX 0797-73-0817 URL http://www.kouiki‐info.jp 交通事故と労働災害③ 「会社に行く途中で交通事故に遭った。腰を打って入院したが、加害者は最初こそ謝罪と見舞いに来たが、あとは『保険会社に任せている』の一点張り。その保険会社はというと、『通勤途中ですよね、まず労災申請してください』という。労災って何？病院の窓口に聞いても、ロウドウキジュンカントクショがどうのこうのって言うので、仕方なく電話したんだけど・・」出勤しようとして交通事故に遭い、入院した 60 過ぎのパートの女性の、その娘さんからこのような電話が会社にありました。一般的に考えると、加害者がきちっとした自動車保険に入っていれば、TV コマーシャルのように保険会社が「事故対応もお任せ」で、病院の支払いなど全て行ってくれるはずです。しかし前回述べたように、保険会社は「労災保険を先行させてください」と言うことが多くなりました。労災保険は、国が運営する保険制度ですが、例えば交通事故で病院代や休業給付が保険会社から被害者に支給された場合、その分だけ保険の給付は差し引かれます。これを「控除」と言います。逆に労災保険で先に支払われた場合、その分を加害者の保険会社に労働基準監督署が請求します。これを「求償」と言います。「労災保険を先行する」というのは、この「求償」に当たります。これにはそれぞれの立場（加害者と保険会社、被害者、そして病院）でメリット、デメリットがありますが、被害者の立場から言うと、最大のデメリットは「労災の手続きは、被害者自ら行わなければならない」ことに尽きます。逆に保険会社のメリットは、「監督署から請求が来るまで何もしなくて良い」ということになります。そのため、今回のように、労災手続きについて何も知らない 60 代のパート女性とその娘さんが、治療費がかさむ中、病院からは「（労災の）申請書を早く提出して」と催促され途方に暮れる、という事態になるのです。結局、このパート女性は、勤め先を通じて顧問社労士に手続きを依頼することになりました。通勤災害だから会社には何の落ち度も無いのに、その手続き費用を会社が負担することになったのです。交通事故でブラックボックス化しやすい労災に、目を向ける必要があると言えます。社労士事務所アジール高龍弘燃料カードの価格表【２０１６年１０月分】ＡＭＳカード ※共通利用可能 ENEOS・Ｓｈｅｌｌ・ COSMO レギュラー１１３円ハイオク１２３円軽油９３円油種【価格は税抜】ＥＮＥＯＳビジネスカード油種レギュラーハイオク軽油 ENEOS １１６円１２６円９４円【価格は税抜】全国共通・燃料カード油種出光・ENEOS・ COSMO ※カードはメーカーごとに発行宇佐美鈴与（ENEOS ウイング）レギュラー 112.8～114.8 円 112.8～114.8 円 112.8～114.8 円ハイオク 122.8～124.8 円 122.8～124.8 円 122.8～124.8 円軽油 94.3～96.3 円 94.3～96.3 円 94.3～96.3 円【価格は税抜】