第5次上郡町行政改革大綱

第5次上郡町行政改革大綱
【平成 24 年度~平成 27 年度】
兵庫県赤穂郡上郡町
第5次上郡町行政改革大綱
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第5次上郡町行政改革大綱
Ⅰ 上郡町行政改革推進の基本方針
本 町 で は 、昭 和 58 年 度 に 有 識 者 か ら な る「 上 郡 町 行 財 政 組 織 等 審 議 会 」を 設 置 し 、昭 和
60 年 9 月 に 第 1 次 の「 上 郡 町 行 政 改 革 大 綱 」を 、平 成 8 年 3 月 に は 第 2 次 を 策 定 し 、町 民
の 理 解 と 協 力 の も と に 事 務 事 業 や 機 構 の 見 直 し な ど 、早 く か ら 行 政 改 革 に 取 り 組 ん で き た 。
そ の 後 、さ ら に 厳 し い 状 況 が 続 く 行 財 政 環 境 に 対 応 す る た め 、平 成 9 年 11 月 に 自 治 省 か
ら示された「地方自治・新時代に対応した地方公共団体の行政改革推進のための指針」に
基 づ き 、 第 3 次 を 平 成 11 年 に 策 定 し 、 さ ら に 、 平 成 17 年 3 月 に 示 さ れ た 「 地 方 公 共 団 体
における行政改革の推進のための新たな指針」に基づき、さらなる行政改革を推し進める
た め 、平 成 18 年 に 第 4 次 を 策 定 し 、行 政 改 革 の 不 断 の 取 り 組 み を 続 け て き た 。特 に 第 4 次
においては、学校や投票所をはじめとする事業の統廃合や職員数の削減、職員給与制度の
大幅な見直しなど、抜本的な改革に取り組み、一定の成果が得られているところで ある。
しかしながら、尐子高齢化の一層の進展や人口の減尐傾向、不況の長期化等、本町をと
りまく社会経済環境は依然として厳しく、自治体財政の健全性を判断する指標の一つであ
る「将来負担比率」は、早期健全化基準は下回っているものの、全国的に見ても高い水準
にあるなど、本町の財政状況はまだまだ予断を許さない状況である。また、近年、行政改
革推進法や「地方公共団体における行政改革の更なる推進のための指針」において、地方
公共団体に対して職員数の削減や給与制度の見直しが示されるなど、国から地方自治体に
対して、強い指導がなされているところである。一方で、行政ニーズの高度化・多様化や
地方分権による権限移譲等は今後一層進展すると予想されることから、基礎自治体の果た
すべき役割は、より一層増大することが予想される。
こうした状況に的確に対応し、効果的かつ効率的に行政サービスを提供していくために
は、支出の削減や組織の簡素化といった旧来型の行政改革ではなく、長期的かつ全庁的な
観 点 か ら 、 限 ら れ た 行 政 資 源 の 最 適 配 分 を 図 る こ と 、 つ ま り 「 選 択 と 集 中 」、「 住 民 と の 協
働と役割分担」並びに「全体最適」の考え方が重要である。
このような考え方を基本とし、第5次においては、歳出面の一層の合理 化を図りつつ、
住民との協働と役割分担を推進するとともに、定住支援や子育て支援といった町として対
応 す べ き 喫 緊 の 課 題 に は 行 政 資 源 を 重 点 的 に 投 入 す る 。 ま た 、 組 織 の 再 編 や ICT の 導 入 、
職員能力の育成等によって、業務効率の更なる向上を目指す。加えて、徴収金の収納率向
上や町有不動産の売却といった歳入増加対策にも積極的に取り組むことと する。こうした
取り組みを通じ、町民の信頼と期待に応える町政が推進できる行財政基盤を構築すること
を目的として、第5次期間における行財政改革を推進する。
1.基本姿勢
(1) 町 民 の 参 画 と 協 働 に よ る 行 政 改 革
行政改革の目的は、行政改革によって生じた財源などで時代に対応した施策や町民
ニーズに沿った主体的なまちづくりを進めることにあり、町民の立場に立ち、町民に
分かりやすい行政運営を行うとともに、町民のまちづくりへの参画機運を更に高め、
積極的にまちづくりに参画できる協働のしくみを確立する。
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(2) 徹 底 し た 行 政 改 革 と 町 民 サ ー ビ ス の 向 上
多様化する町民の付託に応えるため、柔軟な発想で職務を遂行するとともに高いコ
スト意識を高め持ち、不用・不急の事業を見直しつつ、重要事業には、行政資源を重
点的に振り向けるといった事業の選択と集中に努める。また、社会情勢の変化等に的
確に対応できる簡素で効率的な行政機構を構築し、より質の高い町民サービスを確立
する。
(3) 職 員 の 行 政 改 革 意 識 の 向 上
行政改革の推進にあたっては、最小の経費で最大の効果を挙げるという地方自治運
営 の 基 本 原 則 に 立 ち 返 り 、行 政 運 営 に 関 わ る 全 て の 職 員 が 自 ら の 問 題 と し て 取 り 組 み 、
町民をはじめ関係方面の理解と協力が得られるよう努めるとともに、研修等を通じて
研鑽に努め、業務効率の更なる向上を図る。
(4) 創 造 性 豊 か な ま ち づ く り と 行 政 改 革
総合計画でうたう上郡町の将来像を基本目標として創造性豊かなまちづくりを推進
するために、行政改革の積極的な推進とともに町の主要事業の緊急度、優先度を考慮
して、効率的な行政運営を行う。
2.行政改革の取り組み
(1) 推 進 組 織
有 識 者 か ら な る「 上 郡 町 行 財 政 組 織 等 審 議 会 」と 庁 内 組 織 で あ る「 上 郡 町 行 政 改 革 推
進 本 部 ( 課 長 以 上 の 職 員 で 構 成 )」 及 び 「 行 政 改 革 担 当 者 会 議 ( 副 課 長 以 下 の 職 員 で 構
成 )」 と が 一 体 と な っ て 行 政 改 革 を 推 進 す る 。
「 行 政 改 革 推 進 本 部 」及 び「 行 政 改 革 担 当 者 会 議 」は 改 革 の 推 進 状 況 を 定 期 的 に 確 認
及 び 公 表 し 、上 郡 町 行 財 政 組 織 等 審 議 会 の 提 言 等 を 受 け な が ら 行 政 改 革 の 取 り 組 み に 適
切に反映させる。
(2) 職 員 の 取 り 組 み
行 政 改 革 の 成 否 は 、各 取 り 組 み の 担 い 手 と な る 職 員 の 目 的 意 識 と 意 欲 に よ る と こ ろ が
大きいため、全ての職員は自覚をもって改革に取り組まなければならない。
(3) 町 民 等 の 取 り 組 み
行 政 改 革 は 、自 治 体 の 総 力 を 挙 げ て 取 り 組 む も の で あ る こ と か ら 、町 民 の 代 表 で あ る
議 会 は 行 政 改 革 の 進 捗 状 況 に 常 に 関 心 を も ち 、執 行 機 関 に 対 す る 監 視 機 能 を 自 ら 高 め る
ことが必要であり、執行機関と連携して改革に取り組むことを期待す るものである。
さらに、町民は町民サービスの向上を目指す行政改革の取り組みに常に関心を持ち、
町民と町が協働で行う行政サービス等について、積極的な参画を求めるものである。
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(4) 行 動 計 画 の 策 定 と 進 行 管 理
こ の 大 綱 に 定 め る 方 針 に も と づ き 実 施 す る 事 項 に つ い て は 、目 標 と な る 数 値 等 を 掲 げ
た 行 動 計 画 を 策 定 し 、 PDCA サ イ ク ル に よ る 進 行 管 理 を 全 庁 一 体 と な っ て 行 う 。
3.行政改革の推進期間
第 5 次 上 郡 町 行 政 改 革 大 綱 は 平 成 24 年 度 を 初 年 度 と し 、 平 成 27 年 度 ま で の 4 年 間 を
推進期間とする。
Ⅱ 行政改革推進上の主要事項
1.事務事業の見直し
尐子高齢化の一層の進展等、社会経済情勢の変化に伴い高度化かつ多様化する行政ニ
ーズを的確に捉え、限られた行政資源を最大限に活用し、効果的な行政サービスを効率
的 に 提 供 す る た め 、行 政 評 価 を 積 極 的 に 活 用 し 、
「 選 択 と 集 中 」に 努 め る と と も に 、各 事
務事業の実施内容等についても不断の見直しを行う。
(1) 事 務 事 業 の 再 編 ・ 整 理 ・ 廃 止 ・ 統 合
①事務事業の再編・整理等の基本的な考え方
(ア) 行 政 評 価 に よ る 事 務 事 業 の 精 査
(イ) 外 部 意 見 を 反 映 で き る シ ス テ ム の 導 入
(ウ) 住 民 へ の 周 知 期 間 を 踏 ま え た 公 表
②事務事業の再編・整理等
(ア) 社 会 経 済 情 勢 の 変 化 等 に よ り 、 必 要 性 が 低 下 し た 事 務 事 業 の 廃 止
(イ) 関 係 団 体 と の 業 務 分 担 の 明 確 化
(ウ) 類 似 事 業 の 統 合
(2) 事 務 事 業 の 簡 素 合 理 化
①申請手続きの簡素化
②処理日数の短縮
③申請事務の電子化の検討
④口座振込、口座振替等の積極的な推進
2.民間活力導入の推進
新たな行政課題や多様化する行政ニーズに限られた財源と組織等で対応していくため、
制度上の整合性を図りつつ、高い効率性、経済性及び専門性を有する民間活力の導入が
ふさわしい業務については、行政サービスの維持・向上に配慮しながら、民間委託や指
定管理者制度等、民間活力の導入を推進する。
また、施策の実施に際しては、民間等の経営手法や発想を導入するなど、計画的に推
進し、常に行政サービスとコストとのバランスに配慮する。
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(1) 民 間 能 力 の 活 用 に よ る 運 営 が 適 当 な 事 務 事 業 に お け る 指 定 管 理 者 制 度 や 民 間 委 託 等
の積極的かつ計画的な推進
3.補助金・負担金・交付金の整理合理化
公平性を確保しつつ、行政効果を更に上げるため従来の制度の見直しと改善に努め、
補助金交付基準等に基づく補助金等の適正化と事務手続の簡素合理化を図る。
(1) 補 助 金 ・ 負 担 金 ・ 交 付 金 の 統 廃 合
補助目的を達成したものや補助効果の乏しいもの及び存続意義の薄れた補助金等
を廃止する。類似目的の補助金等の統合・メニュー化による簡素合理化を推進する。
(2) 補 助 金 ・ 負 担 金 ・ 交 付 金 の 内 容 の 見 直 し
補助対象、補助率、補助目的、負担の妥当性、整合性等の見直しや、補助金等交付
基準による各種団体等に対する運営費補助額、補助期間など、適正な補助制度の確立
を図る。
4.組織・機構の再編
社会経済情勢の変化等に伴い高度化かつ多様化する行政ニーズに的確に対応し、効果
的な行政サービスを効率的に提供できる組織を構築する。また、各種審議会等について
も、必要性や委員構成等についても、所要の見直しを行う。
(1) 組 織 ・ 機 構 の 見 直 し
新たな行政課題や町民のますます多様化する行政ニーズに対応するため、常に時代
の要請に的確に対応した組織・機構にするための再編を図り、既成概念にとらわれる
ことなく、
「 町 民 サ ー ビ ス の 維 持 ・ 向 上 」、「 簡 素 で 効 率 的 な 組 織 ・ 機 構 」の 視 点 に 立 っ
て、即応性や機動性を持ち合わせた町民に分かりやすい組織編成を図る。
(2) 各 種 審 議 会 ・ 協 議 会 等 の 見 直 し
社会経済情勢の変化に伴い、必要性の低下したもの及び役割を果たしたもの等につ
いて統廃合するとともに、委員構成や運用方法についても見直しを行う。
5.職員の定員管理及び給与の適正化等
民間委託等の活用により、適正な職員数を維持しつつ、主要事業には計画的に職員を配
置するなど、適正な定員管理に努めるとともに、給与制度の適正化にも引き続き努め、制
度の内容及び運営の状況を広報紙やホームページ等を通じて定期的に公表する。
(1) 定 員 管 理 の 適 正 化
町政を取り巻く厳しい諸環境を考慮し、適正な職員数を維持しつつ、新たな行政ニ
ーズに対しては、職員の再配置等によって対応するなど、適正な定員管理に努める。
①課題を的確にとらえた計画的な職員配置
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②民間委託等の導入
③変則勤務制の導入等により、行政サービス時間の延長実施及び休日窓口サービスの
検討
④事務作業のICT化や集中化等による適切な職員数の維持
⑤嘱託職員・臨時職員等の適切な活用
(2) 給 与 の 適 正 化
歳出に占める割合の高い人件費の抑制を図るため、職員給与については人事院勧告
等を尊重しながら給与制度の運用や水準の適正化に努める。
(3) 人 事 制 度 及 び 給 与 制 度 の 定 期 的 な 公 表
「人事行政運営の状況等の公表」等を通じ、人事及び給与制度とその運営状況につ
いて、毎年公表する。
(4) 福 利 厚 生 事 業 の 適 正 化 等
6.人材育成の推進
組織を活性化させ、業務効率を高めるためには、地方分権の時代に相応しい政策立案
能力や説明責任能力に優れた人材の育成や職員研修を充実させ、個々の職員の個性を尊
重し、能力を伸ばし、個性ある人材をつくることが重要である。
そのため、
「 上 郡 町 人 材 育 成 基 本 方 針 」に 基 づ き 、研 修 へ の 積 極 的 な 参 加 や 自 己 申 告 制
度の活用、昇格試験受験等を奨励することで職員の意識を喚起させるとともに、育成型
人事評価制度や育成型ジョブローテーションを実施することで、職員の資質の向上と 組
織の活性化を図る。
(1) 公 平 ・ 公 正 で 透 明 性 の 高 い 昇 任 ・ 昇 格 制 度 の 確 立
人 事 評 価 制 度 の 活 用 並 び に 昇 格 試 験 の 実 施 に よ り 、職 員 の 能 力 や 実 績 に 基 づ い た 公
平・公正で透明性の高い昇任・昇格制度を確立する。
(2) 行 政 ニ ー ズ に 対 応 し た 多 様 な 研 修 の 実 施
行政ニーズに対応した地域課題研修、政策形成研修及び法制研修等多様な研修をさ
らに進め、地方分権の担い手としてのより質の高い職員を養成する。
(3) 職 員 の キ ャ リ ア デ ザ イ ン ・ 能 力 開 発 の 支 援
ジ ョ ブ ロ ー テ ー シ ョ ン や 自 己 申 告 制 度 の 活 用 に よ り 、職 員 の キ ャ リ ア デ ザ イ ン や 能
力開発を支援する。
(4) 国 、 県 等 と の 積 極 的 な 人 事 交 流
国、県等と積極的に人事交流を図り、社会環境の変化に的確に対応できる人材を育
成する。
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(5) 職 員 の 自 己 啓 発 の 支 援
職員の自主研修、通信教育、提案制度等を奨励し、自己啓発を推進する機会を与え
るとともに職員チームによる共同研究活動等も育成、支援し、意識改革を図る。
(6) 男 女 間 格 差 の な い 人 事 管 理 の 推 進
任 用 管 理 や 職 務 分 担 の 決 定 等 、男 女 間 で 差 別 的 な 取 扱 い や 先 入 観 ・ 偏 見 に よ る 運 用
がなされないよう充分配慮し、女性職員の持つ能力の積極的な活用を図ります。
(7) 職 員 倫 理 の 向 上
公 務 員 倫 理 の 自 覚 の 徹 底 と 町 民 の 信 頼 性 向 上 の た め 、職 員 倫 理 規 定 を 策 定 す る と と
もに、公益通報制度を整備する。
7.電子自治体の推進
近年の情報処理技術及び通信技術等の進展は著しく、新技術や新たなメディアの導入
が、行政施策を効率的かつ効果的に進める上で様々な可能性をもたらすものと考えられ
る。
また、職員は、自分の仕事の位置づけが町民の福祉向上という自治体の目的とどう関
わっているかを絶えず意識することが大切であり、その判断の基となる情報を 職員個々
に提供することが、多種多様化する住民ニーズに対応するために必要である。
ICT の 有 効 活 用 に よ り 、「 課 別 」「 係 別 」 で 有 し て い る 専 門 的 知 識 や 情 報 を で き る 限 り
広く町行政組織内に開放し、共有することで、柔軟な思考で、新しい町民サービスに対
応し、行政事務の高度化、効率化を積極的に推進し、より一層の行政サービスの向上に
努める。
(1) 情 報 通 信 等 基 盤 の 整 備 と 効 率 的 運 用
①全職員に一元的な情報の共有・共用が可能となるシステムの構築
②パソコンによる尐量・多種・非定型業務のICT化の推進
(2) I C T 活 用 に よ る 行 政 サ ー ビ ス 等 の 向 上
①各種証明書等の交付事務の手続を迅速かつ的確に行えるよう、引き続き事務・事業
のICT化を推進する。
②インターネット(ホームページの作成等)の有効活用
8.公正の確保と透明性の向上
より一層、開かれた行政を積極的に進めるため、情報公開条例や行政手続条例等を適
正に運用し、町行政の公平性、透明性を確保する。
また、行政改革の推進状況を積極的に情報提供する等、公正で開かれた町政を推進す
る。
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(1) 文 書 管 理 の 統 一 化 と 適 正 運 用 の 推 進
(2) 町 の 財 政 状 況 、 職 員 給 与 、 監 査 結 果 、 定 員 管 理 、 行 政 改 革 の 状 況 、 事 務 事 業 の 概 要
等の公表
9.収支バランスの改善による財政の健全化
限りある財源の中で、多様化し増大する行政需要に応え、公正かつ健全な自治体運営
を堅持していくためには、経費全般について徹底的な見直しを行い、より効率的な行財
政運営が求められる。
このため、町税の収納率の向上に努めるなど自主財源の確保を図るとともに、使用料
や手数料等、受益者負担の原則に基づき、適正かつ公平な観点での歳入の確保に努めな
が ら 、歳 出 に お い て は「 選 択 と 集 中 」の 観 点 に 基 づ く 重 要 施 策 へ の 重 点 配 分 を 行 う た め 、
引き続き節減合理化に努める。
(1) 歳 入 の 確 保
①使用料・手数料の見直し
②徴収金の収納率の向上
③不用不動産の売却促進
(2) 歳 出 の 節 減
①「選択と集中」の観点に基づく重要施策への重点的な資源配分
②町有財産の適正な管理
③経常経費の縮減
④物品の購入に係る低価格化と一括購入による事務の効率化
⑤公共工事のコスト縮減
⑥繰出金の抑制
⑦普通建設事業の抑制
(3) 財 政 関 係 情 報 の 積 極 的 な 公 表
予算及び決算資料をはじめ、貸借対照表や行政コスト計算書等の財務諸表、健全化
判断比率等、町の財政状況に関する情報を積極的に公表する。
10. 広 域 行 政 の 推 進
近年、行政ニーズの高度化・多様化により、本町だけでは対応しづらい課題が増加す
るとともに、環境問題や防災対策など周辺市町との広域的な取り組みが必要となる課題
も増加している。こうした課題に的確かつ効率的に対応していくため、市町の枠を超え
て連携する広域行政を積極的に推進する。
(1) 事 務 事 業 の 共 同 処 理
事務事業の共同処理により効率化が図れるものについては 、積極的に関係自治体と
の連携を進める。
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(2) 施 設 の 広 域 利 用
施設を有効利用するため、企画・運営に係る体制整備を図るとともに、近隣市町の
施設との情報の交換、広域的利用、連携のあり方を検討する。
(3) 広 域 的 な 災 害 対 応
災害時を念頭に置き、組織体制や相互応援体制、マニュアル整備等について広域的
観点から検討する。
(4) 「 東 備 西 播 定 住 自 立 圏 」 の 推 進
赤穂市及び岡山県備前市と形成している「東備西播定住自立圏」において、両市と
様々な分野で連携・協力を進め、定住のために必要な生活機能を圏域内で確保する 。
11. 住 民 等 と の 協 働 に よ る ま ち づ く り の 推 進
行政ニーズの高度化・多様化にタイムリーかつ的確に対応するためには、広域行政を
はじめとする行政の対応能力の向上とともに、まちづくりへの住民の参画と協働が不可
欠である。
このことを踏まえ、地域活動の支援や地域経済の活性化、パブリックコメントの実施
等に取り組んできたが、こうした取り組みを強化し、年々高まりを見せているまちづく
り へ の 住 民 の 参 画 機 運 の 更 な る 醸 成 に 努 め 、住 民 や 各 種 団 体 と の 適 切 な 役 割 分 担 の も と 、
協働による住みよいまちづくりに取り組んでいく。
(1) 住 民 等 と の 協 働 ・ 役 割 分 担
(2) 地 域 団 体 等 各 種 団 体 と の 協 働 ・ 役 割 分 担
(3) 地 域 経 済 の 活 性 化
(4) 将 来 を 見 据 え た ま ち づ く り の 推 進
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