「マイクロプラスチックが川や海の生き物を脅かす」 (PDF形式

~小さいゴミが引き起こす大きな問題~
今年度の生物多様性講演会は、普段何気なく生活の中で使用しているプ
ラスチック、大小のプラスチックのうち「マイクロプラスチック」が生
物に与える諸影響について、私たちの暮らしがどのように海洋生物に影
響しているのか、具体的な事例を基に研究を進めている高田先生にご講
演をいただきます。
講師紹介:高田 秀重(たかだ ひでしげ)さん
東京農工大学農学部環境資源科学科 教授
化学物質の環境中の動き、生物に与える影響、
海岸漂着プラスチック、マイクロプラスチッ
クの生物影響について研究
平成 28 年
日時
11月19日( 土 )
13:00~15:00
場所
募集
稲永ビジターセンター
(港区野跡四丁目11-2)
あおなみ線 野跡駅徒歩10 分
50 人(抽選)
締切11/10 (木)。応募は下記へ
~同時開催~
稲永ビジターセンター企画展
“海を漂うプラスチック”
~最新情報を紹介
☆名古屋市環境科学調査センター展
“庄内川のいきもの いまむかし”
~庄内川にすむいきものたちの紹介~
(挿絵:SIERRA・生物研究所 各 HP より)
申込先・問い合わせ先:名古屋市港保健所 南西部公害対策担当
電話:052-651-6493 FAX:052-651-5144 e-mail:[email protected]
講演会にあたり
高田 秀重
-マイクロプラスチックが川や海の生き物を脅かすー
近年海を漂う微細なプラスチック(マイクロプラスチック)による汚染が問題となっ
ています。レジ袋やお菓子の袋など日常生活で使って、捨てられたプラスチックの一部
が、海に流入し、紫外線でぼろぼろになっていったものや、洗顔料に含まれているスク
ラブなどがその起源です。海水中で有害化学物質を吸着したり、魚が餌と一緒に食べた
りするので、生物への影響も懸念されています。マイクロプラスチックの分解は遅く、
海を数十年漂い続けると考えられています。また、いったん海に出たマイクロプラスチ
ックを回収することもできません。何も手をうたなければ、海を漂うプラスチックの量
は増えていってしまいますので、海に入るプラスチックを減らす必要があります。マイ
クロプラスチックによる海洋汚染は 21 世紀の環境問題です。国連を初めとした国際機
関が懸念している地球環境問題です。一方で、発生源は私たちの日常生活での使い捨て
プラスチックが主な発生源です。みなさん自身の問題でもあり、将来に渡る問題です。
一緒に考えてみましょう。
~略経歴~
1959 年生まれ。東京都立大学理学研究科化学専攻(理学博士)。現在、東京農工大学農
学部環境資源科学科 教授。国際的なゴミのシンポジウムや学会での発表、新聞やNH
Kなどのテレビ番組にも数多く出演され、プラスチック汚染の現状について解説されて
います。著書に環境汚染化学(丸善出版)。
会場までのご案内
(挿絵:環境省 HP より)
平成 28 年 11 月 19 日(土)生物多様性講演会「マイクロプラスチックが川や海の生き物を脅かす」参加申込書
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※申し込み方法、Tel・Fax・e-mail で表面の応募先まで。抽選結果は代表者にお知らせします。