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5 国内銀行の貸出動向
【貸出金残高・新規貸出額】
○貸出金残高
・6月期の建設業向け貸出金残高は、前年同期比0.4%減の10兆4,221億円となり、4四半期連続して
前年同期を下回った。
・6月期の不動産業向け貸出金残高は、前年同期比6.7%増の68兆3,206億円となり、17四半期連続
して前年同期を上回った。
○新規貸出額(設備資金)
・6月期の不動産業向け新規貸出額(設備資金)は、前年同期比25.0%増の2兆5,801億円となり、2四
半期連続して前年同期を上回った。
国内銀行の不動産・建設業向け貸出金残高
(億円)
1,000,000
5%
900,000
0%
800,000
-5%
700,000
-10%
600,000
-15%
500,000
貸
出
金
残
高
2003年3月
6月
9月
12月
2004年3月
6月
9月
12月
2005年3月
6月
9月
12月
2006年3月
6月
9月
12月
2007年3月
6月
9月
12月
2008年3月
6月
9月
12月
2009年3月
6月
9月
12月
2010年3月
6月
9月
12月
2011年3月
6月
9月
12月
2012年3月
6月
9月
12月
2013年3月
6月
9月
12月
2014年3月
6月
9月
12月
2015年3月
6月
9月
12月
2016年3月
6月
前
年
同
期
比
10%
貸出金残高
前年同期比
国内銀行の不動産業向け新規貸出額(設備資金)
80%
40,000
60%
35,000
30,000
40%
25,000
20%
20,000
0%
15,000
-20%
新
規
貸
出
額
10,000
-40%
5,000
-60%
0
2003年3月
6月
9月
12月
2004年3月
6月
9月
12月
2005年3月
6月
9月
12月
2006年3月
6月
9月
12月
2007年3月
6月
9月
12月
2008年3月
6月
9月
12月
2009年3月
6月
9月
12月
2010年3月
6月
9月
12月
2011年3月
6月
9月
12月
2012年3月
6月
9月
12月
2013年3月
6月
9月
12月
2014年3月
6月
9月
12月
2015年3月
6月
9月
12月
2016年3月
6月
前
年
同
期
比
(億円)
新規貸出額
前年同期比
出典 : 日本銀行「貸出先別貸出金」
注1)貸出金残高は、期末残高。
注2)新規貸出資金は、設備資金と運転資金の2種類がある。不動産業については、貸しビル・貸家建設用地資金など賃
貸を目的とする貸出資金は設備資金、分譲土地購入および分譲住宅建設用の貸出資金は運転資金となる。
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【貸出態度】
○全産業
・2016年6月期の全産業の貸出態度判断D.I.は大企業でプラス29%ポイント、中堅企業でプラス
28%ポイント、中小企業でプラス19%ポイントとなっており、2016年3月期と比較して大企業、中
堅企業で改善、中小企業で悪化となった。
○建設・不動産業
・2016年6月期の建設業の貸出態度判断D.I.は大企業でプラス37%ポイント、中堅企業でプラス
42%ポイント、中小企業でプラス19%ポイントとなっており、2016年3月期と比較して大企業で悪
化、中堅企業で改善、中小企業で横ばいとなった。
・2016年6月期の不動産業の貸出態度判断D.I.は大企業でプラス28%ポイント、中堅企業でプラス
20%ポイント、中小企業でプラス18%ポイントとなっており、2016年3月期と比較して大企業で改
善、中堅企業で改善、中小企業で改善となった。
金融機関の貸出態度判断D.I.
50%
40%
30%
20%
10%
0%
-10%
-20%
-30%
2003年3月
6月
9月
12月
2004年3月
6月
9月
12月
2005年3月
6月
9月
12月
2006年3月
6月
9月
12月
2007年3月
6月
9月
12月
2008年3月
6月
9月
12月
2009年3月
6月
9月
12月
2010年3月
6月
9月
12月
2011年3月
6月
9月
12月
2012年3月
6月
9月
12月
2013年3月
6月
9月
12月
2014年3月
6月
9月
12月
2015年3月
6月
9月
12月
2016年3月
6月
-40%
大企業(全産業)
大企業(建設)
大企業(不動産)
中堅企業(全産業)
中堅企業(建設)
中堅企業(不動産)
中小企業(全産業)
中小企業(建設)
中小企業(不動産)
出典 : 日本銀行「全国企業短期経済観測調査」
注)数値は、回答結果をもとに、「緩い」比率-「厳しい」比率として算出
大企業(資本金10億円以上)、中堅企業(同1億円以上10億円未満)、中小企業(同2千万円以上1億円未満)
2010年3月期以降、業種分類の変更により、「建設・不動産業」の統合区分取り止めのため、
「建設」および「不動産」の区分を提示。
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