〈算数科〉 2年 算数科の分析 〈算数への関心・意欲・態度〉 ・教科書や

〈算数科〉
算数科の分析
2年
〈算数への関心・意欲・態度〉
・教科書やワークテストの発展的な問題にも積極的に取り組む児童が多い。
〈数学的な考え方〉
・問題文を正しく読んで立式・解答することや、問題文を作ることができない児童が多い。
〈数量や図形についての技能〉
・計算においては、おおよその児童が理解できている。
・点と点を結ぶ直線を引く時に、まっすぐで正しい長さの直線を引けない児童がいる。
・mmなど、細かい単位の測定が苦手な児童がいる。
〈数量や図形についての知識・理解〉
・数についての知識は高いが、数量感覚や時刻と時間における知識、理解はまだ十分ではない。
・1cm=10mmなど、単位の換算についての理解が不十分な児童がいる。
算数科の課題
〈算数への関心・意欲・態度〉
・多くの児童が関心を持って学習に取り組んでいるので、それを継続させる。
〈数学的な考え方〉
・たし算よりもひき算での立式ができない傾向がある。
・文章題の内容を正しく読み取れない場合がある。
〈数量や図形についての技能〉
・mmなどの細かい長さを測ったり書いたりする技能の十分でない児童がいる。
・簡単なくり下がりのあるひき算に時間がかかる児童がいる。
〈数量や図形についての知識・理解〉
・時刻と時間、長さ、水のかさの学習の理解度が低い。
・ひっ算では、たし算の繰り上がり、ひき算の繰り下がりを理解できていない児童がいる。
授業の改善案
〈算数への関心・意欲・態度〉
・わかる楽しい授業を展開していく。そのために、教材を吟味し、提示方法や使い方の工夫をし、
興味関心がもてるような授業をする。具体的操作を通して、数量感覚を養うように指導する。
〈数学的な考え方〉
・たし算やひき算の場面をよりイメージできるよう、教材や資料の工夫をする。
・自分の考えを絵・図を用いたり、言葉で書いたり説明したりできるような機会(黒板で、隣り同
士で)をもたせるようにする。
・文章題では、増える、減る、比べるなどの違いを感じ取らせ、「なくなると」「どちらがどれ
だけ」などのキーワードに着目させ線を引かせ、そこから考え立式できるような指導をする。
〈数量や図形についての技能〉
・朝のスキルアップや授業において、計算の反復練習や長さを測ったり書いたりする時間を確保
し、計算力・技能を高めるようにする。
・長さについては、日常の生活で機会あるごとに取り上げ、単位や数値に慣れさせる指導をして
いく。
〈数量や図形についての知識・理解〉
・時刻や時間については、定着を図るため、日常の機会あるごとに取り上げ、慣れ親しむように
するとともに、家庭にも呼びかける。一斉授業で理解が困難な児童については、時計の模型を
使うなどして個別に指導していく。
・長さや水のかさなどの量的な単位については、単位量(1cm・1m・1mL・1Lなど)が
どの程度のものなのかを身近なものを使って確認していく。また、測定の活動を重視し、量感
を養いながら理解を深められるようにする。練習問題も多くとり上げていく。
・ひっ算については、授業の一定時間を使い、できるだけたくさんの練習問題を行い、繰り上が
り、繰り下がりが身に付くように指導していく。