弥 生 散 策

弥 生 散 策 キャンパスを歩き、街を訪 ね る 。
ボ ランティア サ ー クル「 まで い」の 活 動 を見 学し 、
分 子 育 種 研 究 室 の日 髙 真 誠 准 教 授と根 津 の 居 酒 屋 を 覗く。
んと日髙真誠准教授
女将の名上ケエ子さ
火曜日の午前
中ま
料瓶に詰められ でに届けられた土や苔などがバ
ていく。
イア
く 作業は常時、
時 10人ほどが集 ルと呼ばれる試
まって行われる
。
手 間 ひま惜
し
帰ってきた 真 田 剣 士
まず
サークル 室
で始まった活 動
は文 字 通り「まで
い 」な取り組
みが 求められた
。 土や苔、ときに
は試 験 栽 培し
た米などを瓶
に詰め、番 号を
振り、質 量を測
定 。さらに「い
つ、どこで、ど
んな条 件で採
取されたか」
を記 録するデー
タベースの作
「までい 」の 役
成が
割だ。 すでに
測 定した試 料
瓶は1万3000
を超える。
本
ボランティアサ
ークル「までい
」
が誕 生したのは
東日本 大 震
災から約1年 半
後の2012年 秋
。 福島県飯館
村の産 業や生
活の再 生を支
援するNPO法
人「ふくしま再
生の会 」から、飯
館 村で採 取さ
れた土 壌や苔
メンバーは職
などの分 析をして
員とそのOB、学
ほしいとの依 頼
生、研 究 者、「
が RI 施設を備え
ふくしま再 生
る農学部に入っ
の会 」のメンバ
ーら約30人。当
たのがきっかけだ
初、昼休みや
った。
しかし、解決し
終業後に行って
いた作 業は、現
なければならな
い問題があった
在、毎 週 火 曜
日午 前 中から1日
。土や苔をバ
イアルと呼ばれ
がかりで行わ
る試料瓶に詰
れる。「 学 生を
める面倒な作
除けば、平 均
業を「 誰が 」、
年 齢は60代 半
こで」行うのか
「ど
ばで
。 事 情を知る
しょうか」
世
話
人を務める齋藤
と、
や、即 座に行
富子さんは笑う
動したのが農 学
職員を中 心とする
が、皆さん、若
部
としている。 活
い。 溌剌
有 志たちだ。
動もサンプル
職員用サークル
室を使って、
作 業を自分たち
が 手 分けして行う
の作 成にとどま
らず、放 射 線
ことを買って出
たのである。
ただし、サークル
の講義など月に
室を使う以 上、新
1度の勉強会
たにサークルを立
大学に申請しなけ
ち上げ、
も開いている。
ればならない。
この行 動力、
それが「までい
」
だった。「ま
でい 」
とは「まじめに
好 奇 心、探 究
」「ていねいに
心。「までい
」「 手 間ひま惜し
い」
いう意味の福
まず」
と
島県の方言だ
の心はこの先も
。
ずっと受け継
がれていくはず
だ。
から慣れ親
から、つまり先 代の時代
一人 。大学を卒 業する頃
お店を始
地で
この
さんが「 縁あって、
しんできた店だ。 女将
品な笑み
と上
」
す」
ます
いま
てい
れて
まれ
様に恵ま
めましたが、ほんとにお客
をもらす。
ければ、
った路地、赤ちょうちんがな
不忍通りから一本裏に入
の甚
根津
築1 10年の古民家が「
およそ居 酒屋とは思えない
暗い
のり
ほん
と、
った引き戸を開く
八」だ。 すっかり年季の入
はこ
さん
エ子
上ケ
の名
てくれる女将
隠れ家風 の空 間。 迎え
ある。
目で
二代
年。
ど20
う
ょ
でち
の店を切り盛りし、今年
、もう30
で面識がない。実はこの店
とはいえ、初代とはまる
。その
いる
んで
度は主人が店を畳
年以 上前からあったが、一
、た
んが
上さ
た名
起し
念発
と一
「居酒屋を始めたい」
数年後、
不本 意だっ
。
った
こだ
がこ
たの
され
またま不 動産 屋で紹介
んど手を
イスに従い、内装にもほと
たが、不 動産 屋のアドバ
した。
とに
こ
う
ま使
する店名もそのま
入れず、真田十勇士に由来
を贔
ここ
た。
まっ
で埋
の客
内は満員
すると、開店 早々、店
ち
屓 した人たちが 再開を待
屓に
紅
手 際よく出される、とりの
ゃこ
じ
かり
かり
、
茶煮と煮 玉子
きには
豆腐といった肴が 酒好
鍋は
たまらない。 鴨鍋とねぎま
の看
冬場だけでなく、夏も人気
つも
はい
先生
日髙
板メニュー。
を楽
」
冷酒
日の
「本
の
わり
日替
、
何しろ 古い格子戸とその向こうの和室が
。
しみながら箸を進める。
に出てきそうな雰囲気
池波正太郎の時代小説
ら
年か
。昨
微生 物は専門分野
験醸 造も開
学生 実験で日本酒の試
生命化学・工 学専 修の
だ。
なの
間柄
ない
ても切れ
始しており、麹菌とは切っ
飲みも、
奥に8畳の小 上がり。一人
店はカウンターが7 席、
夕刻 、
った
。この日も撮 影が 終わ
仲間とのワイワイも楽しい
一
後、
えた
を終
きた。 聞けば、仕事
一人の男 性客が入って
育
習慣
のが
する
わ
わびていたのである。分子
帰宅
げて
サッと切り上
皿の肴でビールを飲み、
先生
種学 研究 室の日髙 真誠
種
なる店である。
な江 戸っ子らしい粋が絵に
そん
。
いう
だと
参じた
も開 店後まもなく馳せ
ern is
The tav old folk house.
s110-year comes from
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arrior.
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brave w
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Sanad ’
ボランティアサ
ークル「までい
」
震災
復興のために役立
ちたいという職
職
員有 志により
20 12 年1 1月
に発 足。
現在は学 生や「ふ
くしま再生の会
」在
京メンバーも加わ
り、農学 部サーク
ル
室で、飯館 村で
採取した検体
の測 定
サンプルの作成を
行う。
根津神社入口
根
根津交番
"
"
6
通り
不忍
ima to
Madei is a dialect of Fukush
ully
rtf
”.
mean earnestly” and hea
◎お問い合わせ
世話人の齋藤
富子さん。土壌
筒を2cm単
が入った
位で
アイデアの賜 切る工具も齋藤さんの
物。
根津の甚八
津2-26-4
住所:文京区根
1387
電話:03-5685-
土曜・日曜定休
17:30∼22:00
<営業時間>
東京メトロ
千代田線
根津駅 1出口
通り
問
言
7