第6次糸満市行政改革大綱(H23-27)

第6次糸満市行政改革大綱
(平成23年度~平成27年度)
沖縄県糸満市
(平成23年3月29日 糸満市行政改革推進本部決定)
○目
次
第1 基本方針
1 行政改革の経緯及び必要性(目的)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
○第4次糸満市総合計画と行政改革との関係図 ・・・・・・・・・・・
2 行政改革の基本方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(1)大綱の性格(位置付け) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2)推進期間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(3)基本的な考え方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
①市民とともに歩む協働のまちづくり ・・・・・・・・・・・・・・
②迅速かつ的確に対応できる組織・人づくり ・・・・・・・・・・・
③安定・自立を目指した財源基盤づくり ・・・・・・・・・・・・・
④市民とともに歩む協働のまちづくり ・・・・・・・・・・・・・・
1
2
3
3
3
3
3
3
3
4
第2 行政改革の推進方法
1 推進の体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
2 実施計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
3 推進の進行管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
第3 行政改革の取り組み(推進)内容
1 市民とともに歩む協働のまちづくり ・・・・・・・・・・・・・・・ 6
(1)地域協働の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
(2)公正の確保と透明性の向上 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
2 迅速かつ的確に対応できる組織・人づくり ・・・・・・・・・・・・
(1)機能的な組織・機構の確立 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2)定員適正化及び人件費の抑制・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(3)人材育成の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(4)業務の改善と地方分権への対応・・・・・・・・・・・・・・・・・
6
6
6
7
7
3 安定・自立を目指した財源基盤づくり ・・・・・・・・・・・・・・ 7
(1)歳入の確保 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
(2)税収入の適正化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
4 持続可能な行政サービスの礎づくり ・・・・・・・・・・・・・・・
(1)経費の節減合理化による歳出の抑制 ・・・・・・・・・・・・・・
(2)補助金等の整理合理化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(3)特別会計及び扶助費対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(4)幼保連携等による有効性向上 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
(5)電子自治体の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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8
○付録
・第6次糸満市行政改革大綱体系図
・・・・・・・・・・・・・・・ 10
第6次行政改革大綱
第1 基本方針
1
行政改革の経緯及び必要性(目的)
本市における行政改革は、昭和61年3月31日に行政改革大綱(第1
次)を策定して以来、年々複雑・増大化する行政需要に対応すべく、過去5
次にわたって推進してきています。
主な取り組みとしては、各種事業の見直し、補助金・負担金の削減、民
間委託の推進、定員管理・給与の適正化及び職員手当の見直し等を行ってき
ており、一定の成果を上げてきています。
しかしながら、2007年(平成19年)の米国の金融危機に端を発し
た世界的な景気の後退や国の地方財政制度及び市税収入の伸び悩み等に加
えて、平成23年3月には東北地方太平洋沖地震による甚大な被害が発生す
る等、日本を取り巻く社会情勢は混沌としています。そのような中において
も新たな行政需要や市民ニーズは留まることなく、地方分権等、国の動向を
踏まえた「より良い地域社会」の実現は、地方自治体に課された責務となっ
ています。
とりわけ、本市においては、経常収支比率や公債費比率等の財政指標は
極めて厳しい数値を示しており、その改善に向けて、これまでの各種施策
の検証を行い、引き続き徹底した事業の「選択と集中」を念頭に、尐子高
齢化社会の到来、住民ニーズの高度化・多様化等に効率的かつ的確に対応
する地域経営が必要不可欠な状況にあります。
このため、持続可能な行財政基盤を確保し、市民と行政が一体となった
「つながりの豊かなまち」を将来像として掲げる第4次総合計画(計画期
間:平成23年度~32年度)を円滑に推進するうえでも、引き続き、行
政改革大綱を策定し、これに取り組んでいく必要があります。
-1-
※行政改革と総合計画の関係イメージ図
上記は、第6次行革大綱の実行により、行政を効率化するとともに、新たなまちづくり(新
たな施策への展開)のために財源等を確保していく考え方を示したもの。
※「基本構想」とは、平成 23~32 年まで(10 年間)の糸満市のまちづくりの基本的な理念と目
標を定め、これを実現するために必要な施策の大綱を明らかにしたもの。
※「基本計画」とは、基本構想において描かれた目標等を具体化するための基本施策を総合的か
つ体系的に示したもの。なお、基本計画は、平成 23~27 年度(5 年間)を「前期基本計画」
、H28
~32 年度(5 年間)を「後期基本計画」として位置付け、計画期間途中において見直していくも
のです。
-2-
2 行政改革の基本方針
(1)大綱の性格(位置付け)
この大綱は、本市における今後5年間の行政改革推進の基本方針とな
るものです。
また、行政改革は、社会の変化に適宜対応した取り組みが肝要である
ため、実施項目の内容については定期的に検証を行いつつ、必要に応じ
追加・修正を行うなど常に実効力のあるものとし、着実な推進・実現を
図っていきます。
(2)推進期間
平成23年度~平成27年度(5年間)
(3)基本的な考え方
①市民とともに歩む協働のまちづくり
市民の理解と協力を得ながら、市民の声を反映した市民参画型の市政
を築いていくためには、積極的に市民に行政情報を提供し、市政への関
心を高めることが肝要です。
そのため、各種情報の発信を通して、市民への説明責任を果たすとと
もに、市民と行政が情報を共有することにより市民との信頼関係を醸成
し、公正で透明性の高い、市民参画による協働のまちづくりを推進して
いきます。
②迅速かつ的確に対応できる組織・人づくり
尐子高齢化や国際・情報化の進展等社会経済情勢の変化や市民ニーズ
の多様化及び地方分権制度の導入等高度化する行政需要に的確に対応し
ていくためには、機動力のある機能性に優れた行政機構が必要です。
そのため、迅速かつ的確な対応が可能な組織づくりに努めるとともに、
適正な職員配置と給与等の適正化、地域行政を担う人材の育成及び地方
分権への円滑な対応を推進していきます。
③安定・自立を目指した財源基盤づくり
安定的に行財政を運営し、多種・多様化する市民ニーズに応えていく
ためには、経費の合理化等とともに、市税等自主財源の確保が重要です。
そのため、市税の課税客体の適正把握と収納率の向上等「税負担の公
平化・適正化」や「使用料・手数料等の受益者負担の適正化」をより一
層進めるなど、歳入確保に向けた取組を積極的に推進することにより、
-3-
自主・自立性の高い財政基盤の確立を目指していきます。
④持続可能な行政サービスの礎づくり
厳しい財政状況の中、安定した財政運営を行うためには、複雑・増大
化する市民ニーズ及び社会情勢の変化を的確に捉え、市民本位の質の高
い行政運営を展開していくことが必要です。
そのため、各種経費や事業の検証を行い、投資効果や効率性を考慮し
つつ、経費の見直し・合理化等を進めるとともに、特別会計の健全化、
公債費等経常経費の抑制に努め、自主・自律性の高い財政運営を目指し
ていきます。
-4-
第2 行政改革の推進方法
1 推進の体制
推進母体である行政改革推進本部を中心に、行政改革検討委員会、専門
部会及び各担当課において、各施策の調査・研究及び進行管理を行うととも
に、市民等各層から幅広い意見を聴取し、その意見を行政改革に反映させる
ため、市民代表等で構成する行政改革推進委員会を設置し、指導・助言等を
求めていくものとします。
2
実施計画
大綱の実現に向けて、行政改革の具体的な推進(実施)項目を掲げ、実
施計画を定めていきます。
3
推進の進行管理
各実施項目について、PDCA サイクル(計画策定(Plan)→実施(Do)
→検証(Check)→見直し(Action))による進行管理を行うとともに、そ
の結果については、広報紙及びホームページ等を通して市民に公表していく
ものとします。
-5-
第3 行政改革の取組内容
1 市民とともに歩む協働のまちづくり
(1)地域協働の推進
市民参画による「まちづくり」を推進するためには、行政情報をで
きる積極的に発信し、市民の行政への関心を高めることで市民参画を
促し、市民と行政が共通の目的に向かって、それぞれの役割・責任を
分担する地域協働意識を持ちながら、市民ニーズ及び地域課題に対処
していくことが大切です。そのため、行政情報の積極的な提供、情報
の共有化のほか、市民活動の支援、行政懇談会や広報・広聴機能の充
実、自主的地域づくりの奨励、市民との協働に関する研究等を推進し
ていきます。
(2)公正の確保と透明性の向上
行政運営における公正の確保と透明性を向上させることは、市民参
画による協働のまちづくりを進めていく上で重要です。そのため、外
郭団体を含め、情報公開・行政情報化の推進、行政改革の取り組み状
況の公表及び監査機能の強化等に努めます。
2 迅速かつ的確に対応できる組織・人づくり
(1)機能的な組織・機構の確立
尐子高齢化や市民ニーズの高度化・多様化等に機動的に対応できる
行政サービスを提供するためには、迅速かつ的確に対応できる機構・
組織づくりを行い、機能的・合理的で臨機応変な業務の執行が行える
体制を築く必要があります。そのため、適宜、行政機構を見直すなど
効率的・効果的な組織体制を追求していくほか、各種委員会等の必要
性・有効性の検証及び広域的な業務についての関係市町村との連携を
推進していきます。
(2)定員適正化及び人件費の抑制
定員管理にあたっては、社会経済情勢の変化等を見据えながら、組
織機構の見直しや事務事業の合理化等を踏まえ、その適正化に努めま
す。
また、給与及び各種手当て等の水準については、人事院勧告等国・
県の動向、他自治体の状況及び本市の財政状況も踏まえた上で制度運
用する必要があるため、職員の理解を得ながら、給与等の適正化を目
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指します。
(3)人材育成の推進
人材育成は、行政改革の一丁目一番地と言われるほど重要です。
市民本位の地域づくりを展開していくうえでは、社会情勢の変化や市
民ニーズに対応できる職員が必要であり、職員一人ひとりのモチベー
ションの向上のほか、企画・立案能力、組織マネジメント能力、コス
ト意識やスピード感覚等の経営感覚が求められます。そのため、人材
育成基本方針の計画的実施、自主研修グループの研修成果及び職員提
案制度の活用、女性職員の積極的登用及び人事評価制度の導入等「人
材の育成」を推進します。
(4)業務の改善と地方分権への対応
市民サービスの向上を図るため、窓口における接客対応の向上、ワ
ンストップサービスの検討等を行うとともに、内部事務の効率化、予
算・会計事務の見直し及び公共料金の一元化支払の検討等業務の改善
を推進します。
また、地方分権による権限委譲への円滑な対応や行政手続きの簡素
化、迅速化及び効率化に向けた取組を推進します。
3 安定・自立を目指した財源基盤づくり
(1)歳入の確保
市民生活に欠かせない行政サービスを継続的に提供していくために
は、各公共施設の受益者負担の適正化や未利用市有地等の有効利用、
発刊物等の有料化等「適正な受益者負担」が必要です。そのため、使
用料・手数料等の適正化、市有地の適正管理、行政資料の有料化等に
ついて引き続き検討しつつ、歳入の確保に努めます。
(2)税収入の適正化
安定した行政経営を可能とするためには、市税等自主財源の安定的
な確保が必要です。そのため、課税客体の的確な把握と適正な課税、
収入未済対策、法定外目的税の調査・研究を行うとともに、休日等の
納税相談及び納付利便性の向上等に向けた調査・研究を通して、市税
の徴収率向上や税収入の適正化に努めます。
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4 持続可能な行政サービスの礎づくり
(1)経費の節減合理化による歳出の抑制
市民ニーズに的確に対応しつつ、最小の費用で最大の効果をあげる
ことを目標に、各種事業について、その効果・必要性等随時検証を行
い、計画的な財政健全化及び終期の設定、経費の節減合理化と予算の
厳正な執行、各種事業等の見直し、民間委託等の計画的推進、公の施
設の管理運営手法の見直しを行います。
(2)補助金等の整理合理化
各種補助金及び負担金については、行政の関与する範囲、費用対効
果等その有効性、公平性等を検証しながら、各種団体の自立を促進し
ていくため、補助金及び負担金の見直し及び外郭団体等の経営改善・
あり方等について検討し、有効性の乏しい事業についてはその縮減に
努めるなど、整理合理化を推進していきます。
(3)特別会計及び扶助費対策
一般会計以外で運営している「水道事業」、「下水道事業」、「国民健
康保険事業」及び「介護保険事業」等の各特別会計については、独立
会計としての意義を踏まえつつ、その安定運営に向けて事業の効率化
を進めるとともに、市民の公平負担の観点からも常に各会計事業の健
全化と一般会計からの繰出金の抑制に努めます。
また、各種扶助費についても、事業内容を精査し、適正な公的扶助
の確保とその経費抑制を目指します。
(4)幼保連携等による有効性向上
就学前の児童の保育と教育のあり方については、国の尐子化対策や
幼児教育の方向性を見極めながら対応していく必要があります。
本市においては、一部の地域において幼稚園・保育園の児童生徒数の
減尐や施設の老朽化等が進み、早急な対策が必要な状況です。そのた
め、幼保一元化・一体化、又は幼保それぞれの統廃合及び民営化等を
調査・研究し、有効な幼保連携等を実施していきます。
(5)電子自治体の推進
高度化が進む社会情勢に順応していくためには、各種情報システム
を構築、又は導入し、事務の合理化と経費の節減を図りながら、住民
サービスの向上に繋げていく必要があります。そのため、各申請・届
-8-
出等の手続き、文書ファイリングシステム及び地理情報システムの構
築等を調査・研究し、業務の電算化を推進していきます。
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第 6 次糸満市行革大綱体系図
Ⅰ 市民とともに歩む協働のまちづくり
1
2
1
市民活動を支援する拠点機能の強化
2
行政懇談会等の充実
3
広報・広聴機能の充実
4
市民との協働に関する研究の推進
5
自主的地域づくりの奨励と支援
6
情報公開、行政情報化の推進
7
外郭団体の情報公開の推進
8
行政改革の内容と進捗状況の公表
9
監査機能の強化
地域協働の推進
公正の確保と透明性の向上
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Ⅱ 迅速かつ的確に対応できる組織・人づくり
10 効率的・効果的な組織体制の追求
1 機能的な組織機構の確立
11 委員会・審議会の合理化
12 広域的な行政体制(組織)の推進
13 定員管理の適正化
2
定員適正化及び人件費の抑制
14
人件費抑制及び給与・手当の適正化
15 人材育成基本方針の計画的実施
3
人材育成の推進
16
自主研修グループの研修成果の活用
(職員提案制度の活用等)
17 女性職員の積極的登用
18 人事評価制度の導入
19
4
業務の改善と地方分権への対応
20
窓口等における市民サービスの向上
(ワンストップサービスの推進)
条例・規則等の見直し
(予算・会計事務や諸規定等の見直し)
21 通常事務の効率化推進
22 許認可等の手続の簡素化と規制緩和の推進
23 権限委譲事務の受入推進による行政サービスの充実
Ⅲ 安定・自立を目指した財源基盤づくり
24 使用料・手数料等の適正化
1
歳入の確保
25 市有地の適正管理
26 新たな財源の確保に関する検討
27 課税客体の的確な把握と適正な課税
2
税収入の適正化
28 収入未済対策(徴収強化等の検討)
29 法定外目的課税等の調査・研究
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Ⅳ 持続可能な行政サービスの礎づくり
1
経費の節減合理化による歳出の
抑制
30 計画的な財政健全化及び事業実施における終期の設定
31 経費の節減合理化と予算の厳正な執行
32 各種事業・諸行事の見直し
33
34
民間委託等の計画的推進
公の施設の管理運営の見直し
(指定管理者制度、PFI/PPP 制度の活用)
35 補助金の見直し(整理合理化)
2
補助金等の整理合理化
36 負担金の見直し
37 外郭団体等の経営改善およびその在り方の検討
38 水道事業の経営健全化
39 下水道事業の経営健全化
3
特別会計及び扶助費対策
40 国民健康保険事業の経営健全化
41 介護保険事業の経営健全化
42 特別会計事業等への繰出金の抑制
43 扶助費の抑制
44 幼保一元化(こども園)の検討
4
幼保連携等による有効性向上
45 近接する保育所・幼稚園の統合の検討
46 保育所の民営化
47 幼稚園の民営化(こども園の検討)
48 複合施設化による幼保連携の検討
49 業務の電算化の推進
5
電子自治体の推進
50 電子化による情報の適正管理の推進
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