仕様書 - 量子科学技術研究開発機構

仕 様 書
1. 件
名
PET 放射性薬剤自動分注装置の改良製作
2. 数
量
一式
3. 目
的
PET 用放射薬剤の自動分注を行っているが、経年により保守部品の調達
が困難になりつつある。今後も自動分注装置を使用する為に、自動分注
装置の改良を行う。
4. 施行期限
平成 29 年 1 月 31 日
5. 施行場所
千葉県千葉市稲毛区穴川 4-9-1
国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
放射線医学総合研究所
画像診断棟 2 階 分注室
6. 装置仕様
本装置は、画像診断棟 1 階 品質検査セルから 2 階分注セルへ気送され
たバイアルを受け取り、分注室1でのバイアル取り出し、または、分注室 2 へ
のバイアル気送を既存タッチパネルにて任意で選択し、選択された動作を
自動で行う装置である。また、既存タッチパネルにて各エア駆動機器の単動
作も行える装置とする。装置全体外略図を別紙1に示す。
1). 既存自動分注装置及び、配線、配管の撤去
撤去に当たり、既存のシリンダー、センサーをそのまま使用する部品が
あるために入札前に既存自動分注装置及び周辺機器等の現地確認を
行い保存する部品、配線の確認を行うこと。現地確認日については要
求者と調整すること。
2). 改良自動分注装置の製作、据え付け、調整
改良自動分注装置の制御は既存の PLC 及びタッチパネルを使用する
こと。なお、既存 PLC は画像診断棟薬剤製造制御用ネットワークに参
加しているために本改良においてもネットワーク設定などを維持するこ
と。(別紙 1 を参照)
3). 改良自動分注装置に付随する配線、配管作業及び既存装置の配線、
配管作業
新規に据付ける装置の配線配管を用意し行うこと。既存装置で使用す
る配線配管も考慮し、PLC との接続を行うこと。
4). パターン動作 A,B に対応するシーケンスプログラムの製作
詳細は別紙 2「パターン動作 A」、別紙 3「パターン動作 B」のとおりに
製作すること。また、インターロックについては、別途相談し決定のこと。
5). タッチパネルを用いた操作盤画面の製作
タッチパネルは既存の物を使用し、4).のパターン動作 A,B の開始、
停止、終了が行える画面と各エア駆動機器を単動作させるための画面
を製作すること。また、非常停止ボタンを設けること。
6). 動作確認
4).のパターン動作 A,B 及び各シリンダーなどのエア駆動機器を
タッチパネルより単動作にて操作できること。非常停止が出来ること。
7).その他
エア駆動用電磁弁、センサー類などの電源は D.C.24V とすること。
使用部品については別紙 4「分注セル改良に伴う機器リスト」に示す
機器と、同等サイズであり同等以上の性能を持つこと。
装置及び、シーケンスプログラムの製作に取り掛かる前に、
当機構職員の承認を受けた上で製作を行うこと。
また、撤去、据付けに関してはおおむね以下の予定で行うこと。
撤去 : 平成 28 年 12 月 23 日~28 日の間
据付、調整、動作確認 : 平成 29 年 1 月 4 日~13 日の間
作業時間 : 9:00 - 17:00 の間
7. 検
8.
査
その他
納入完了後、当機構検査職員が、「6.装置仕様」を満たしていることを
確認したことをもって検査合格とする。
1). 撤去物に対して汚染検査の結果、汚染が検出されない物品は、一般
廃棄物として受注者が搬出処分すること。また、汚染が確認された物は
当機構にて処分することとする。
2). 作業者は事前に当機構での放射線業務従事者の許可を受けること。
但し、シーケンスプログラム製作及び動作確認などの電装系作業者は
一時立ち入りとするため、放射線業務従事者である必要はない。
(要求者)
部課(室)名: 標識薬剤開発部
放射性薬剤開発チーム
氏
名: 鈴木 寿