養父市都市公園施設 指定管理者 募集要項 平成 28 年 10 月 養父市・養父市教育委員会 目 次 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 1 事業の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 2 募集の趣旨・目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 3 対象施設の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 4 指定期間と更新 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 5 指定管理者が管理する施設の管理基準・業務の範囲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 (1)管理基準 (2)業務の範囲 (3)具体的な業務内容 (4)市有備品の管理 (5)業務の再委託の制限 6 要求水準 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 (1)事業運営業務及び施設の目標数値 (2)運営業務体制 (3)指定管理期間中における提出書類 (4)モニタリング (5)その他、業務に付随する事項 (6)急病等への対応 (7)緊急事態への対応 (8)市への報告と市からの指示 7 リスク分担及び賠償責任保険の加入について 8 関係法令等の遵守 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 9 利用料金及び指定管理料に関する事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (1)利用料金制度 (2)指定管理料 (3)自主事業等による収入 (4)会計年度 10 指定管理者の経理の方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (1)区別会計の独立 (2)管理口座 11 応募手続等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (1)申請書類等の提出方法 (2)提出書類 (3)応募資格 (4)現地説明会 -1- (5)質問の受付 (6)指定管理者指定の申請に係る留意事項 12 指定管理者の審査・選定の方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 (1)基本的な考え方 (2)審査方法 (3)審査項目 (4)審査基準の合格ライン (5)指定管理者候補選定 (6)審査結果の通知 (7)指定管理者の決定 13 協定の締結 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 14 指定までのスケジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 15 その他注意事項等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 (1)サービス向上現地調査 (2)指定の取消し等 (3)事業の継続が困難となった場合 (4)立入検査 (5)注意事項 16 問合せ先及び書類の提出先 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 【別紙】 指定管理者指定申請に係る必要書類一覧及び様式集 -2- はじめに 養父市都市公園施設は、より一層のサービス向上と施設管理業務の効率化を目指し、地方 自治法(昭和 22 年法律第 67 号)第 244 条の 2 第 3 項、養父市公の施設における指定管理 者の指定の手続等に関する条例(平成 16 年養父市条例第 287 号)及び養父市都市公園条例 (平成 16 年養父市条例第 249 号)の規定に基づき 3 期目なる、 「養父市都市公園施設」 (以 下「本施設」という。 )の指定管理者を募集します。 1 事業の概要 養父市市街地の西方の丘陵地に広がる 149,000 ㎡の本施設は、敷地内の国指定文化財箕 谷古墳群から発掘された戊辰年銘入り大刀にちなみ名付けられた「つるぎが丘公園」の愛称 で親しまれています。 本施設は、市民が健康づくり・スポーツ活動・レクリエーション活動等を自主的に取り組 むことができる場として、また憩いの場となるよう設置され、総合体育館、テニスコート、 温水プール、健康支援施設、多目的グランド等多様な機能が集約され、公園内の樹木は、四 季折々に特徴的な様子を表現し周辺の自然環境に溶けこんだ美しい景観を作り出していま す。 本施設の区域は、昭和 59 年 6 月に都市計画決定を受けました。昭和 61 年 3 月に総合体 育館、昭和 62 年 9 月に多目的グラウンド、12 月にテニスコートが完成、その後駐車場、子 供広場、園路などを整備し、平成 3 年 9 月に温水プールが完成、さらに平成 22 年 6 月には 健康支援施設が完成しました。 養父市のみならず、南但馬、但馬内の主要なスポーツ施設として、バレーボール、バスケ ットボール、剣道、少年野球、テニス、水泳など各種競技大会が開催されるとともに京阪神 方面の高校・大学の運動部や文化部などの合宿活動の場として利用されています。また、自 然豊かに整備された緑地環境の中で散策、ジョギング、ウォーキングなど憩い・安らぎを求 めて、市内外から年間 10 万人近い人が訪れる養父市のランドマーク的な施設となっていま す。 養父市は今、 「まち・ひと・しごと・ふるさと養父市創生総合戦略」を定め、第 2 次養父 市総合計画とともにまちづくりの推進の方向性を示し、官民一体となり取り組みを進めて います。 また、本施設は、北近畿豊岡自動車道八鹿氷ノ山インターチェンジに近い恵まれた立地に あり、今後同自動車道の北進に伴い、但馬地域への流入が増加することが予想される中、隣 接する兵庫県立但馬長寿の郷、養父市立全天候運動場、養父市立天文館バルーンようか、道 の駅ようか「但馬蔵」 、とがやま温泉施設等との連携やエリアのスケールメリットを生かし、 都市部と養父市を結ぶ滞留、交流、賑わいの拠点としての役割が期待されています。 -3- 2 募集の趣旨・目的 平成 23 年度に本施設全体を一括して指定管理者制度を導入し 2 期 6 年が経過しました。 3 期目となる当期も指定管理者制度により、施設の環境や資源などを生かし特色ある事業を 創造し実施するとともに、一層の効率的な運営、魅力ある公園づくりを期待します。また少 子・高齢化、人口減少による今後の養父市の未来を見据え、市が示すまちづくりの基本的な 考え方に則し、スポーツ振興や健康づくりの実現に寄与する運営を求め指定管理者制度を 導入します。 (1)コンセプト 当該施設の管理運営にあたり施設の運営コンセプト及び施設の運営目標を次のとおり提 示する。 ①『美しい公園に、ひとが集い、健康づくりができる空間 養父市都市公園』 ② 関係する養父市の計画 1)第 2 次養父市総合計画の施策 「生きる力」を生涯学ぶまちの推進のためにスポーツ振興環境づくりに対応した施設 2)養父市スポーツ推進計画 基本理念である「元気なまち養父市・ひとり 1 スポーツで健康づくり」を推進・実現す る施設 3)まち・ひと・しごと・ふるさと養父市創生総合戦略 基本目標「健康長寿のまち」各種のスポーツ大会が開催される総合スポーツ施設 (2) 運営目標 ≪美しい公園≫ ①常に美しく、安心と安全を保持した施設として適正管理を行う。 ②本施設エリア一帯の緑地環境を憩いの場にふさわしい景観とする。 ≪ひとが集い≫ ③様々な競技大会や合宿の誘致、他施設との連携等により但馬内外の交流拠点施 設としてPRに努め利用促進を図る。 ≪健康づくり≫ ④市民のための健康の維持増進や疾病予防、体力づくり等多様な市民ニーズに対 応した施設運営を行う。 3 対象施設の概要 名称 養父市都市公園 所在地 養父市八鹿町小山 291 番地 1 -4- 設置時期 昭和 61 年 施設概要 全体敷地面積 149,000 ㎡ ① 八鹿総合体育館 〔開設年月〕 昭和 61 年 3 月 〔施設概要〕 構造:鉄筋コンクリート・鉄骨造2階建、延床面積:3,230 ㎡ 〔施設内容〕 アリーナ(床面積 1,862 ㎡) バレーボールコート 3 面、バスケットボールコート 2 面、バド ミントンコート 8 面、ギャラリー(ランニングコース 174m) 、 会議室(床面積 122 ㎡) 、事務室、更衣室、便所他 ② 公園グラウンド 〔開設年月〕 昭和 62 年 11 月 〔施設概要〕 構造:土グラウンド、敷地面積:14,500 ㎡ 〔施設内容〕 105m×138m バックネット 2 基、300mトラック、客席 1,000 席、外周 5m フ ェンス、便所、倉庫他 ③ 人工芝テニスコート 〔開設年月〕 昭和 62 年 12 月(平成 14 年度全面張替工事) 〔施設概要〕 構造:砂入り人工芝、延床面積:5,900 ㎡ 〔施設内容〕 人工芝コート 6 面、練習用コート半面(ボードあり) 、夜間照 明、クラブハウス(更衣室、トイレ、倉庫) 他 ④ ようか温水プール 〔開設年月〕 平成 3 年 9 月 〔施設概要〕 温水プール棟 : 鉄筋コンクリート・鉄骨造2階建、延床面積 1,573 ㎡ 健康支援施設棟:平成 22 年 6 月開設(増築) 木造平屋建 1 棟 延面積 279.38 ㎡ 〔施設内容〕 温水プール棟 ・一般プール 25m×13m/6 レーン(日本水泳連盟公認プール) (5 コース:水深 1.1m~1.3m) (1 コース:水深 1.1m 歩行用) 水槽:ステンレス製・エポキシ樹脂塗装 ・幼児プール 20m×3m~4m(水深 0.4m~0.5m) 水槽:コンクリート製・FRP塗装 ・監視室、倉庫、採暖室、更衣室、シャワー室、事務室、ロビー、観客 席、機械室 他 -5- 健康支援施設棟 ・トレーニングルーム 128 ㎡ ・フィットネススタジオ 64 ㎡ ・機器類(有酸素運動機器、筋力トレーニング機器、測定機器類等) ・回廊、スロープ、身体障害者用更衣室、倉庫、駐車場 他 ⑤ その他施設 箕谷古墳公園:古墳 4 基、芝生広場 7,000 ㎡ ゲートボール場:1 面 児童公園:遊具(滑り台、ジャングルジム、ブランコ、鉄棒) 、東屋 キャンプ場:炊飯棟、トイレ、水道施設 駐車場:2 か所、3,077 ㎡(189 台収容) その他:遊歩道(952m)、ローラー滑り台 4 指定期間と更新 平成 29 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの 3 年間とする。 期間満了に伴う指定管理の更新については、市が定める更新条件により受託事業者と協議 の上、更新することを可能とする。 5 指定管理者が管理する施設の管理基準・業務の範囲 (1)管理基準 ① 使用期間 4 月 1 日から 12 月 28 日まで、翌年 1 月 4 日から 3 月 31 日までを使用期間とする。 なお、定休日の設定や使用期間外の使用については、申請者から提案された事業計画に基 づき、市と協議の上定めるものとする。 ② 使用時間 午前 9 時から午後 9 時 30 分(プールについては、午前 9 時から午後 9 時、グラウンドに ついては午前 9 時から午後 7 時)までは一般開放するものとし、それ以外の時間は申請者 から提案された事業計画に基づき養父市と協議の上定めるものとする。 ③ 開館日 施設の開館日は、原則毎週月曜日から日曜日までとするが、定休日の設定や使用期間外の 使用については、申請者から提案された事業計画に基づき、養父市と協議の上定めるものと する。 ④ 臨時休館日 下記の事由による場合は、事前に市の承認を得た上で、施設の一部の利用を制限し、又は 施設全部を休館することができる。 (ア)各種設備機器等の保守点検、修繕を行う場合 -6- (イ)その他、事業者に合理的な理由がある場合 ⑤ 使用の制限及び使用の中止等 養父市都市公園条例第 3 条及び第 6 条の規定に該当する場合には、使用を許可すること はできない。また、同条例第 6 条の規定に該当する場合には、使用の中止を命ずることがで きる。 ⑥ 目的外使用について 指定管理者が当該施設に利用者の利便を図るなどの理由により、自動販売機等の設置を 行うときは、養父市行政財産の使用許可に関する使用料条例に基づき使用許可を得るとと もに、使用料を納付すること。 その他、指定管理者以外の者から目的外使用の許可申請があった場合、速やかに養父市へ 連絡すること。 ⑦ 業務の実施を通じて知り得た情報(守秘義務) 指定管理者、若しくは本業務の全部又は一部に従事する従事者は、本業務の実施によって知 り得た秘密及び市の行政事務等で一般に公開されていない事項を外部に漏らし、又は他の 目的に使用することはできない。 また、指定管理者の事業期間が満了し、又は事業協定が取り消され、若しくは従事者の職 務を退いた後においても同様とする。 ⑧ 個人情報等の取扱い 養父市では個人情報を保護するため、その適正な取扱いに関し必要な事項、保有する個人 情報の本人開示及び訂正等を請求する権利を養父市個人情報保護条例(平成 17 年養父市条 例第 9 号)で定めることにより、個人の権利利益を保護し、市政の適正かつ公正な運営を図 っています。本条例第 4 条に個人情報を扱う指定管理者の個人情報保護に関する義務を規 定しているので、これを遵守すること。 (2)業務の範囲 ① 養父市都市公園条例第 19 条に規定する業務 (ア)施設の利用及びその制限に関する業務 (イ)施設の利用に係る料金に関する業務 (ウ)施設の維持管理に関する業務 (エ)その他、市長が定める業務 ② 本施設の管理、運営及び周辺の緑地、景観の整備に関する業務 ③ スポーツ振興による地域活性化の支援に関する業務 ④ 施設を利用するものに対する助言、指導及び相談に関する業務 ⑤ スポーツ及びレクリエーション、健康づくりに関する教室その他に関する業務 ⑥ 養父市及び養父市教育委員会等関係機関との連絡調整に関する業務 ⑦ 指定に当たっての引継業務 -7- ⑧ その他施設の管理上又は施設の設置の目的を達成するため養父市が必要と認める業務 ※ 事務引継業務 指定管理者指定後、協定発効までの期間においては、必要書類作成、各種印刷物作成業 務や事務引継及び各業務の習得を行っていただきます。ただし、習得期間の費用については、 指定管理者の負担とします。 (3)具体的な業務内容 ① 指定管理者は、養父市都市公園条例及び同施行規則に従い、施設の利用受付業務を行う。 ② 指定管理者は、養父市都市公園条例及び同施行規則に従い、利用の許可を行い、定めら れた施設利用料を徴収する。徴収した利用料は、会計簿等により適正な経理管理を行う。 ③ 指定管理者は、新電力への移行等により施設経費の節減を行う。 ④ 指定管理者は、利用の許可を受けた利用者に対し、施設及び付帯する設備、備品等を貸 し出す。 ⑤ 指定管理者は、本施設の適正管理に努め、都市公園として一帯の景観保持のため、清掃 や除草、樹木の剪定などを定期的に実施する。 ⑥ 指定管理者は、電話等での各種問合せへの対応を行うとともに、施設利用者、来館者に 対して必要な対応を行う。 ⑦ 指定管理者は、施設利用者に対して施設利用方法等の案内を行う。 ⑧ 施設の不具合や施設利用に対する意見、要望などへの対応を行う。 ⑨ 施設内での拾得物を管理し、必要な場合には警察に届ける。 ⑩ 指定管理者は、催事情報等を知らせる案内表示を行い、館内情報を利用者に提供する。 また、情報発信地として関係施設等のパンフレット類を設置し利用者の利便に供する。 ⑪ 近隣の施設や関係団体等と連携した施設運営を行う。 ⑫ 指定管理者は、市が実施する健康づくり事業等へ協力する。 (3-2)ようか温水プールにおけるスイミングスクール及び健康支援施設の業務について ① スイミング指導ができる有効な資格等を有する者を配置すること。 ② 健康支援施設のフィットネス機器を使用したトレーニング指導ができる有効な資格等 を有する者を配置すること。 ③ 利用者の体力、技能、目的等に応じた健康づくり指導やアドバイスが適切に行える有効 な資格等を有する者を配置すること。 ④ プールの水質管理や事故防止等危機管理について知識を有する者を配置すること。 ⑤ 救助、救急についての知識を有する者を配置すること。 ⑥ スイミングスクール会員の習熟度や目的等を考慮した指導を心掛け、現会員に混乱を 来さないよう現行の運用方針を基本とすること。 ⑦ 水泳コースについては、養父市都市公園条例別表第 3(第 12 条関係)に則ること。 -8- (3-3)施設の樹木等景観保持、整備に係る業務について ① 都市公園として常に良好な環境の保持に努めること。 ② 駐車場、駐輪場、側溝・排水路、園内看板については、定期的な点検と清掃維持管理を 行うこと。 ③ 駐車場や園内歩道の除雪作業を行うこと。 ④ 指定管理区域の支障木の伐採剪定、花壇管理、除草作業、ごみ清掃、落ち葉拾い等の日 常の維持管理は指定管理者が行うこと。但し樹木、生け垣等の広範囲かつ規模が大きい整備 は、必要に応じて市が行うこととする。 (4)市有備品の管理 市有備品の管理は下記によるものとする。備品とは、備品1点で使用耐久性が 1 年以上 で、かつ購入金額が 50,000 円以上のものを言う。 (市の場合は、10,000 円以上のものを言う) ① 管理・運営に必要な当施設の備品等は無償で貸与する。 ② 指定管理者は、備品をメンテナンスや修理等を行い、常に良好な状態で管理すること。 ③ 指定管理者が管理・運営の遂行上必要なものとして、指定管理料等収入により購入した 備品の所有権は市に帰属する。 ④ 指定管理者が管理・運営の遂行上必要なものとして、指定管理者が所有する備品等を配 置する場合は、備品管理簿等により整理し養父市の備品と区別すること。 ⑤ 備品が経年劣化等により利用に供することができなくなった場合、又は施設の管理運 営上新たに備品を導入することが必要とされる場合は、双方による協議の上、必要に応じて 養父市が同等備品を購入する。 (5)業務の再委託の制限 指定管理者は、業務全部又は業務の主たる部分を第三者に委託することはできない。その他 一部の業務の再委託については、事前に養父市長の承認を得なければならない。 6 要求水準 指定管理者は、本施設の利用を促進するため、次の要求水準を実施し、質の高いサービス を提供しなければならない。要求水準は、養父市が指定管理者に要求する業務の内容であり サービスの最低水準です。指定管理者は、本施設の利用を促進するための事業を企画し実施 しなければなりません。当該事業を実施する際の経費については、指定管理料又は利用料金 収入を充当することができます。また参加費を徴収した場合は、当該事業の実施経費にすべ て充当しなければなりません。創意工夫を凝らし、利用者のニーズにあった企画事業を求め ます。 (1)事業運営業務及び施設の目標数値 指定管理者が行う運営業務の要求水準は、次のとおりとする。 -9- 項 目 内 1 体力・健康づくりのための事業に関する業務 容 目標数値 <健康づくり> 1.水泳教室(養父市都市公園条例別表第 3 による) 市民の健康・体力 1-1 春期・夏期・冬期の短期教室の開催(延 10 教室以上) 維持向上のための 1-2 幼児・高齢者・親子向け等の教室の開催(5 コース以上) 事業 35,000 人 2.健康支援施設利用者へのトレーニング指導及び健康づくり事業 3.企画事業 本施設を利用した健康づくり事業の開催 2 美しい都市公園維持管理に関する業務 常に快適で清潔な 状態を維持するた めの管理 <公園機能> 1.体育館・プール施設の照明、消防設備、プールの水質、室 内照度、空調、衛生設備の適正な管理 3,000 人 2.建物周辺の樹木等の美観を整え利用者が満足する管理 3 交流・地域振興の拠点施設としての事業に関する業務 各種競技大会、合 宿等、団体利用の 誘致 <交流・地域振興機能> ・市内外のスポーツ大会 *各種競技大会(年間 90 大会程度) ・近隣府県の団体(高校、大学、企業等)へ施設のPRと招致 24,000 人 *年 10 団体以上 市民スポーツ・レ クリエーションの ・市民(団体、個人等)が定期的に利用できる管理運営 41,000 人 活動拠点 達成目標数値(施設利用者及び指導事業等参加人数) 103,000人/年 要求水準における施設別の目標基準 項 目 体育館 グラウンド (単位:人) テニスコート 健康づくり 1,000 - - 公園 - - - 交流 2,000 1,000 地域振興 32,000 計 35,000 プール その他 (うち健康支援施設) 施設 34,000 計 - 35,000 - 3,000 3,000 2,000 - - 5,000 11,000 9,000 5,000 3,000 60,000 12,000 11,000 6,000 103,000 (11,500) 39,000 (11,500) (2)運営業務体制 指定管理者は、管理運営業務を適正に実施するため適正な従業員を配置し、従業員の勤務 形態は当施設の運営に支障がないように定めるものとする。 - 10 - ① 運営業務の全体を総合的に把握し、業務の管理・調整を行う総括責任者を配置すること。 ② 施設の管理運営に必要な資格を有する者を置くこと。 ③ 各業務の責任体制を確立し、業務の開始前に養父市に届け出ること。また、責任体制を 変更した場合も同様とする。 ④ 各業務において責任者を配置し、業務を把握すること。ただし、各業務の責任者の常駐 は不要であり、また、総括責任者又は各業務の責任者は兼務することも可とする。(施設開 館時間中においては、総括責任者又は業務の責任者が 1 人以上常駐することを想定してい る。 ) ⑤ 従業員に対し研修を実施し運営業務の遂行に必要な知識と技術の習得に努めることと する。 ⑥ 従業員の雇用は地元採用を基本とし、熱意ある人材を採用すること。 ⑦ 利用者対応は、迅速かつ親切で的確な対応を行うこととし、身体障害者・高齢者等に対 しては十分な配慮を行うこと。 ⑧ 施設は常に清潔に保ち、衛生環境に配慮すること。 (3)指定管理期間中における提出書類 ① 指定管理者は、毎年度の運営業務の実施に先立ち、毎年 3 月 10 日までに実施体制、実 施工程等必要な事項を記載した事業計画書を養父市に提出し、養父市の承認を得ること。な お、事業計画書の書式及び記載内容は、養父市と協議・調整の上決定する。 ② 指定管理者は、半期ごとに業務報告書を作成し、該当半期終了後 10 日以内に養父市に 提出すること。また、各年度の終了後 1 か月以内に事業報告書を養父市に提出すること。 ③ 指定管理者は、毎日、日報を作成し、毎月、利用状況報告書と併せて養父市に提出する こと。なお、業務報告書、事業報告及び利用状況報告書の書式及び記載内容は、養父市と協 議・調整の上決定する。 (4)モニタリング ①セルフモニタリング 指定管理者は、施設利用者からの意見・要望の聴取を行うなど、施設運営への利用者ニーズ の反映に努めることと。また、施設の適切かつ良好な管理運営及びサービス向上の観点から、 セルフモニタリングを実施するとともに自己評価を行い、その報告書を毎月の利用状況報 告書と併せて市に提出すること。 ②行政モニタリング 養父市は、独自でアンケートや利用者ヒアリング、施設モニタリングを実施する。モニタ リングの結果により、施設運営に対する助言、改善指導等を行う場合がある。 (5)その他、業務に付随する事項 - 11 - ① 養父市は指定管理者に対して、運営期間中、当施設の運営業務について、随時その説明 を求め、また、当施設においてその運営状況を事業者立会いの上で確認することができるも のとする。指定管理者は、管理運営状況その他についての説明及び市による確認の実施につ いて、最大限の協力を行うものとする。 ② 前項に規定する説明又は確認の結果、運営状況が事業計画書の内容を逸脱しているこ とが判明した場合、市は指定管理者に対してその是正を勧告する。この場合、勧告後速やか に対応を行った後、1 か月以内に指定管理者は市に対して当該勧告に対する対応状況を報告 すること。 (6)急病等への対応 指定管理者は、当施設の利用者、来館者等の急な病気、けが等にも対応できるよう、従業 員に対し心肺蘇生法等の救命措置の講習を定期的に受講させるとともに、救急薬品等を備 え、緊急時には近隣の医療機関への連絡を迅速行う体制を整備すること。AED(自動対外 式除細動器)については、定期的にバッテリーチェックを行うこと。 (7)緊急事態への対応 指定管理者は、自然災害、人為災害、事故等のあらゆる非常事態に備え、あらかじめ緊急 事対応マニュアルを作成し、市に報告するとともに従業員を指導すること。 緊急事態への対応は、養父市が定めた「避難所運営マニュアル(平成 28 年 6 月)」に準 じて運営し、住民の生命と安全を確保する避難所としての役割を担うこととする。 (8)市への報告と市からの指示 指定管理者は、次の各号に該当する場合、速やかに市に報告しその指示に従うこと。 ① 災害その他の事故により、負傷者等が発生したとき。 ② 災害その他の事故により、施設にかかる市の財産に支障が生じたとき。 ③ 施設の利用を中止する必要が生じたとき。 ④ その他業務実施上、不測の事態が生じたとき。 7 リスク分担及び賠償責任保険の加入について 協定締結に当たり、養父市が想定する主なリスク分担の方針は以下のとおりとする。 疑義が生じた場合、又は次表に定めのない事項については双方の協議によるものとする。 (1)リスク分担表 負 № 種 類 リスクの内容 養父市 - 12 - 担 者 指定 管理者 指定管理者の責めに帰すべき事由により円滑な移行 1 指定管理への円滑な移行 上記以外の場合 2 ○ 議会又は行政的理由によ 市議会での方針転換又は行政的理由により生じた損 る事業変更 害 本事業に直接関係する法令、税制等の変更 3 ○ ができない場合 ○ ○ 法令等の変更 上記以外の場合 ○ 市の債務不履行、当該サービス不要となった場合 4 ○ 事業の中止及び延期 指定管理者の事業放棄又は破綻 ○ 天災、暴動等(市または指定管理者のいずれの責め にも帰すことのできない現象)による施設・設備の 5 不可抗力 よる管理費の負担や損失 許認可遅延 計画変更等 ○ 事業の実施に必要な許認可取得の遅延、失効等 市の指示による事業条件等の変更 7 処置 修繕による経費 災害発生時、避難所として利用する間の業務停止に 6 応急 ○ ○ ○ 大規模改修計画等による施設の運営にともなう管理 協 費の負担 議 上記以外の場合 ○ 指定管理者の責めに帰すべき事由による場合 8 ○ 施設及び物品の損傷 上記以外の場合 1 件 30 万円未満の修繕(※2) 9 施設等の修繕(※1) 協 議 案件 ○ 対応 1 件 30 万円以上の修繕(指定管理料には含まない) ○ 大規模修繕(指定管理料には含まない) ○ 管理上の瑕疵による施設等の修繕 ○ 第 3 者の行為から生じた損害のうち、相手方が特定 協 できない場合 10 業務水準不適合 11 需要変更 募集要項に定めた要求水準に不適合な場合 ○ 利用者数の変動等 ○ インフレ、デフレ及び金利、公共料金の変動 ○ 施設の瑕疵による場合 12 ○ 利用者への賠償(※3) 施設管理上の瑕疵による場合 13 議 第三者等への賠償 施設運営上の周辺住民等への損害(騒音、振動、臭 気等) - 13 - ○ ○ 14 住民・利用者からの苦 情、要望対応 施設の管理、運営に関する苦情や要望への対応 案件 対応 ○ ※1 付帯設備、備品等の修繕について、1 件 30 万円未満は指定管理者が実施し、1 件 30 万円以上の修繕、工事、設備改修等については、指定管理者と養父市が協議の上、養父 市が対応する。なお、管理上の瑕疵による施設、備品等の修繕は、指定管理者の負担とする。 ※2 照明器具(球替え等) 、漏水修繕、自動ドア、窓(ガラス・網戸) 、等日常的な管理 で必要な設備機器の性能や機能を回復させるための修繕とする。ただし、受電設備、自動火 災報知機等消防設備、基幹ポンプ類、空調設備等、施設の運営上重要な設備機器は、30 万 円以下でも養父市が対応する。 ※3 市が加入している「全国町村会総合賠償補償保険」では、指定管理者に瑕疵がある事 故について補償されないので、指定管理者は下記の補償額と同等以上の保険に必ず加入す ること。 (2)補償内容 <指定管理者企画事業参加者対象> 種 類 補償内容 傷害保険 ・死亡保険金 2,000 万円 ・後遺障害保険(最高)3,000 万円 (身体賠償) ・入院補償(1 日につき)4,000 円 ・通院補償(1 日につき)1,500 円 <施設利用者対象> 種 類 補償内容 賠償責任保険 ・身体賠償 1 名につき 2 億円 (身体・財物賠償) ・財物賠償 1 事故 5 億円 <スポーツインストラクター対象> 種 類 補償内容 賠償責任保険 ・身体賠償 1 名につき 2 億円 / (身体・財物賠償) ・財物賠償 1 事故 1,000 万円 1 事故 5 億円 8 関係法令等の遵守 施設の管理運営に当たって、次に掲げる法令を遵守すること。 ① 地方自治法 ② 養父市公の施設における指定管理者の指定手続等に関する条例、同施行規則 ③ 養父市都市公園条例、同施行規則 ④ 養父市個人情報保護条例、同施行規則 ⑤ その他関係法令等 ※本事業を行うに当たり必要とされる関係法令及び養父市条例についても遵守すること。 - 14 - 9 利用料金及び指定管理料に関する事項 (1)利用料金制度 地方自治法第 244 条の 2 第 8 項及び養父市都市公園条例第 20 条の規定による利用料金 制度を適用する。ただし、指定管理者は、当施設を利用して行う事業について、養父市の承 認を受けて受講者又は参加者から受講料・参加料を徴収することができる。 ① 施設の利用料金は、指定管理者の収入とする。 ② 条例により利用料金を定めることができるが、その設定又は変更に当たっては、養父市 長の事前承認が必要となる。 (2)指定管理料 ① 指定管理者は、会計年度ごとに決定する養父市が支払う指定管理料により、上記の管理 基準及び業務の範囲に定める全ての管理運営を適切かつ良好に行うものとする。 ② 指定管理料は、会計年度ごとに養父市と指定管理者の協議に基づき決定するが、初年度 の指定管理料が次年度以降のベースとなる。 ③ 指定管理料の支払時期、金額、支払方法等は協議の上、協定書で定める。 (3)自主事業等による収入 指定管理者が行う企画事業に伴う受講料等収入は、指定管理者の収入とすることがで きる。 (4)会計年度 指定管理料は、会計年度(4 月 1 日から翌年 3 月 31 日まで)を基準とする。 10 指定管理者の経理の方法 (1)区別会計の独立 指定管理者は、管理運営に係る経理事務を行うにあたり、自身の団体と独立した会計帳簿 書類及び経理規程を設けるとともに、施設の収支を明確にすること。 指定管理業務に係る経理とその他の業務に係る経理を区分して整理すること。 ※ 指定管理者は、法人等にかかる市民税、事業を行う者にかかる事業所税、指定管理者が 新たに設置した資産にかかる固定資産税等の納税義務者となる可能性があるので、養父市 と協議の上、養父市役所企画総務部税務課で確認すること。 なお、法人税・消費税等の国税については所轄税務署、法人等にかかる県民税・事業税等 の県税については、県税事務所で確認すること。 (2)管理口座 経費及び収入は、団体自体の口座とは別の口座で管理すること。 11 応募手続等 (1)申請書類等の提出方法 養父市のホームページ又は事務局で書類を入手し、事務局へ直接提出してください。(郵 - 15 - 送、ファクシミリ等による送付、受付けはしません。) 申請書類の受付期間は、平成 28 年 11 月1日(火)から平成 28 年 11 月 7 日(月)まで とする。また、募集要項等の配布及び申請の受付時間は、午前 9 時から午後 5 時までとす る。なお、応募者から提出された書類及び応募件数は、公正な競争を妨げないようにするた め、申請受付期間内は非公開とするとともに、一度提出された事業計画や管理運営費などの 根幹に関わる内容の変更は認めない。 (2)提出書類 別紙「指定管理者指定申請にかかる必要書類一覧」に掲げる書類 ※ 原本 1 部、副本 9 部提出すること。 ※ 書類はすべてA4サイズで統一すること。 ※ 提出された書類は返却しない。 ※ 法人以外の団体にあっては、相当する書類を提出してください。 (3)応募資格 応募資格は次の各号を全て満たすものとし、指定管理開始前及び開始後において、資格を 失効又は取得できず、市が指定を取り消すことになる場合は、その損害の賠償を請求する場 合がある。 ① 個人ではなく、法人その他の団体(以下「団体」という。)とする。 ※ 複数の法人・団体により構成するコンソーシアム(企業連合等)も可とする。 なお、コンソーシアムによる申請は次の事項に注意すること。 (ア)コンソーシアムの適切な名称を決定し、代表の団体を決定すること。 (イ)当該コンソーシアムの構成団体は、②~⑥全てに該当する団体とする。 (ウ)当該コンソーシアムの構成団体は、別のコンソーシアムの構成員になったり、単独で 申請することはできない。 ② 市と容易にかつ緊密に連携が可能な団体 ③ 地方自治法施行令第 167 条の 4 及び養父市競争入札参加資格停止措置要領の規定に該 当しない者 ④ 会社更生法に基づき更生手続の申立てをしていない者又は民事再生法に基づき再生手 続開始の申立てをしていない者 ⑤ 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第 2 条に規定する暴力団・暴力団員 でない者 ⑥ 国税及び地方税に滞納がない者 (4)現地説明会 申請方法、提出書類、指定管理業務、その他詳細について、下記日程により現地説明会を 行う。参加を希望する団体は、現地説明会参加申込書(様式 8)に必要事項を記入の上、平 成 28 年 10 月 14 日(金)正午までにEメール又はFAXにて提出すること。 ※ 日 時:平成 28 年 10 月 18 日(火) 午後 1 時 30 分から - 16 - ※ 場 所:八鹿総合体育館 会議室 ※ 説明会に参加される方は、各団体 3 名までとする。 (5)質問の受付 募集要項及び管理基準等の内容に関する質問を受け付ける。 ① 受付期間 平成 28 年 10 月 19 日(水)から平成 28 年 10 月 24 日(月)まで ② 受付方法 指定管理者質問票(様式 9)に必要事項を記入の上、Eメール又はFAX にて提出する。 (窓口及び電話での質問には応じない。) ③ 回答方法 質問に対する回答は、現地説明会参加者及び質問をされた全ての団体に Eメールで、10 月 27 日(木)までに回答する。なお、意見の表明と解されるもの、質問内 容が不明瞭なもの等については回答しない場合がある。 (6)指定管理者指定の申請に係る留意事項 ① 指定管理者の応募にあっては、この募集要項を熟知した上で申請すること。 ② 申請書類等に虚偽の記載があった場合には失格となる場合がある。 ③ 申請に係る経費は、全て申請者の負担とする。 ④ 申請者名、申請者数及び申請者から提出された書類は、申請受付期間中は非公開とし、 提出された事業計画書や管理運営費などの根幹に関わる書類の変更は、原則として認めな い。また、応募者 1 団体につき、事業計画書は 1 組とする。 ⑤ 提出された申請書類は、選考部会の審査のため委員に配布する。また、提出された申請 書類は、理由の如何を問わず返却しない。また、申請書類等は公表することがある。なお、 本施設の管理運営に関し公表する場合、その他、養父市が必要と認める場合には、申請書類 等の全部又は一部を無償で使用できるものとする。 ⑥ 事務局が必要と認める場合は、追加書類の提出を求める場合がある。 ⑦ 事務局が提供する資料は、申請に関わる検討以外の目的で使用することを禁ずる。また、 この検討の目的の範囲内であっても、養父市の了承を得ることなく第三者に対して、これを 使用させたり、又は内容を提示したりすることを禁ずる。 ⑧ 申請者が選考部会の委員に応募に関して接触、または直接申請をした場合、却下される ことがある。 ⑨ 指定管理者が、協定の締結までに次の事項に該当するときは、その指定を取り消し、協 定を締結しないことがある。 (ア)資金事情の悪化により、事業の履行が確実でないと認められるとき。 (イ)著しく社会的信用を損なう等、指定管理者としてふさわしくないと認められるとき。 ⑩ 指定管理期間開始日までに、人員の確保等ができず開館が困難な場合、指定を取り消す とともに損害賠償を請求する場合がある。 - 17 - 12 指定管理者の審査・選定の方法 (1)基本的な考え方 公の施設は、住民の福祉を増進する目的を持って、住民の利用に供するために普通地方公 共団体が設けるものである。 指定管理者制度の趣旨や施設ごとの設置目的を十分に理解し、公正かつ適正な管理運営 の下、より効率的、効果的に管理運営を行うことができる指定管理者の候補者を選定するた め、次のとおり審査方法等を定める。 (2)審査方法 提出された申請書の審査については、応募資格等に該当するかどうかを審査する第 1 次 審査と第 1 次審査を通過した応募者について、ヒアリング、プレゼンテーション等により 事業計画書等の内容を審査する第 2 次審査を行う。 審査は、選考部会(外部委員、市職員等で構成する指定管理者候補者選定委員会)において 非公開で行います。審査結果及び選定・不選定の理由は後日公開します。 (3)審査項目 ① 第 1 次審査(資格審査及び書類審査) 次の審査項目について、養父市教育委員会社会教育課生涯スポーツセンター(以下「事務 局」という。 )で事前に審査し、その結果を選考部会に報告する。 報告に基づき、選考部会において審査を行い、不適合な場合は失格とする。 審 査 項 目 適 ・ 否 1 個人ではなく、法人その他の団体(以下「団体」という。 )であること。 適 ・ 否 2 市と容易にかつ緊密に連携が可能な団体であること。 適 ・ 否 3 応募資格に記載する管理運営に必要な資格を有する者を確保できること。 適 ・ 否 適 ・ 否 適 ・ 否 適 ・ 否 適 ・ 否 適 ・ 否 4 5 6 7 8 地方自治法施行令第 167 条の 4(昭和 22 年政令第 16 号)及び養父市競争入札 参加資格停止措置要領の規定に該当しない者であること。 会社更生法に基づき更生手続の申立てをしている者又は民事再生法に基づき再 生手続開始の申立てをしている者でないこと。 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第 2 条に規定する暴力団・暴 力団員でない者であること。 市県民税、法人税、消費税、地方消費税、固定資産税、都市計画税、特別土地 保有税及び事業所税の滞納がない者であること。 募集要項の内容を満たしていること。 ※ 第 2 次審査以降、協定成立までに上記審査項目の不適合に該当した場合は、指定管 理者としての資格を喪失したものとする。 - 18 - ② 第 2 次審査(提案内容等の審査) 第 1 次審査を通過した申請者について、「基本的な考え方」、 「事業計画」、 「管理運営」、 「価格」の観点から、ヒアリング、プレゼンテーション等によりその提案内容等を選考部会 において総合評価方式で審査する。 (企業、団体の代表者又は代理の方 3 人まで出席できる。 ) <選定基準及び評価項目及び配点> 評価項目 内 1 基本的な考え方 施設の役割についての考 え方 容 配 5 点満点×2 項目 10 点満点×1 項目 募集の趣旨(コンセプト)に基づいて実現したいことなど 管理・運営に関する基本 サービス水準の向上、コスト削減、利用促進、危機管理、人材 的な考え方 確保・育成及び各施設の運営方法などに関する基本的な考え方 事業実施に関する基本的 施設の特色を生かし、施設でどのような事業を展開するのか、 な考え方 事業実施の基本方針と体系、それらが生み出す効果など 2 事業計画 10 点満点×3 項目 市民の健康づくりの推進 市民の健康づくりを進めるための考え方と具体的事業内容、効 について 果など 地域のスポーツ振興につ いて その他、施設で実施する 事業について 5 5 計 30 点満点 10 施設で実施する事業の考え方と具体的事業内容、効果など 10 5 点満点×2 項目 10 点満点×2 項目 市民サービスのあり方、業務水準の向上、施設のPR、利用促 の向上について 進策、モニタリングについての具体的計画 都市公園としての衛生面、安全面など施設維持、景観保全の体 制及び予算について 20 10 10 市民サービス、業務水準 維持管理体制について 計 20 点満点 スポーツ振興への具体的な貢献策、事業内容、効果など 3 管理運営 点 30 計 30 点満点 5 10 30 スタッフの配置と職能、 施設に配置するスタッフの職種及び資格、雇用形態、責任者の 地元雇用について 配置 指定期間中の収支計画に 平成 29 年度から 31 年度までの指定管理経費(維持管理運営費 ついて -施設運営収入)の考え方、目標及び年次計画 4 提案価格 価格に対する得点 (養父市希望価格)※ 27,500 千円 20 点満点×1 項目 5 10 計 20 点満点 提案価格の得点=〔1-(提案価格-養父市希望価格)÷養父市 希望価格〕×20 *得点は、小数点以下四捨五入とします。 20 20 *養父市希望価格以下の提案価格は 20 点とします。 計 100 - 19 - ※「養父市希望価格」は提案をいただく上での積算基準となる額を意味するもので、 予定価格ではない。 (4)審査基準の合格ライン ① 評価項目(1~3)を 5 段階評価で行い、各項目において審査員の平均評価点が 2 (小数点以下四捨五入)である場合は不採用とする。 ② 評価項目(1~4)の得点で総合評価し、70 点未満の場合は不採用とする。 ※ 〔数式〕 評価点÷5×配点=得点 例)評価点が 3 の場合 → 3÷5× 5=3 点(評価配点が 5 点の場合) 評価点が 4 の場合 → 4÷5×10=8 点(評価配点が 10 点の場合) (5)指定管理者候補選定 選考部会は審査結果を総合評価し、指定管理者候補を選定する。事務局は指定管理者候補 と細目協議を行う。協議が整わないときは、選考部会で次点となった指定管理者候補と協議 を行う。 (6)審査結果の通知 審査結果通知は申請団体すべてに郵送にて行う。なお、コンソーシアムで応募した場合は その代表団体宛に郵送する。 (7)指定管理者の決定 養父市議会での議決後、指定管理者の指定を行い告示する。 13 協定の締結 指定管理者の指定後、指定管理業務に関し、基本協定書を締結する。 なお、指定管理者の指定については、優先候補権者に協定の交渉の第一優先交渉権を付与し たもので、指定管理者の指定後、30 日以内に合意に至らなかった場合は、次点候補者に交 渉権が移行する。 14 指定までのスケジュール (1)募集要項の公表・配布 平成 28 年 10 月 7 日(金)~平成 28 年 11 月 7 日(月) (2)現地説明会の開催 平成 28 年 10 月 18 日(火) (3)質問受付期間 平成 28 年 10 月 19 日(水)~平成 28 年 10 月 24 日(月) ※質問回答日 10 月 27 日(木)までに行う (4)申請書類の受付期間 平成 28 年 11 月 1 日(火)~平成 28 年 11 月 7 日(月) (5)第一次審査(資格審査等) 平成 28 年 11 月上旬 - 20 - (6)第二次審査(提案内容等の審査)平成 28 年 11 月上旬 (7)指定管理者制度委員会での審議 平成 28 年 11 月中旬 (8)候補者選定結果の通知・公表 平成 28 年 11 月中旬 (9)基本協定の(仮)締結 平成 28 年 11 月中旬 (10)市議会へ指定議案を上程 平成 28 年 11 月中旬 (11)指定の通知 平成 28 年 12 月下旬 (12)事務引継・トレーニング 平成 29 年 2 月下旬~平成 26 年 3 月中旬 (13)年度協定の締結、業務開始 平成 29 年 4 月 1 日(土) ※ 都合により、スケジュールを変更する場合がある。 15 その他注意事項等 (1)サービス向上現地調査 養父市は、施設の効率的・効果的な管理運営及びサービス向上の観点から、毎月 1 回、 現地調査を行う。また、年 2 回以上、定期的に書類や現場の調査を実施し、指定管理者が管 理の基準や事業計画に示された業務などの執行状況を把握する。基準を満たしていないと 判断した場合、養父市は改善措置を講ずる等の指導を行う。 (2)指定の取消し等 養父市長は、指定管理者が次の各号のいずれかに該当すると認めたときは、指定管理者 の指定を取り消し、又は業務の全部若しくは一部を停止させ、支払った経費の全部若しくは 一部の返還及びこれにより生じた損害の賠償を命じることができることとする。 ① 関係法令、条例、規則、本要項又は協定に基づく養父市長の指示に従わないとき。 ② 関係法令、条例、規則、本要項又は協定に違反したとき。 ③ 指定管理者として指定を受ける際の応募資格に不適合となったとき。 ④ 指定管理者の経営状況が著しく悪化するなど、公の施設の管理に重大な支障が生じ るおそれがあるとき。 ⑤ 養父市が実施するモニタリングの結果、地域振興の目的基準に満たない場合、また、 指定管理者の業務が本要項に規定した内容及び協定基準を満たさないと判断した場合、是 正勧告を行い、同勧告を行っても改善がみられない場合。 (3)事業の継続が困難となった場合 協定の解釈について疑義が生じた場合又は協定に定めない事象が生じた場合、養父市 と指定管理者は誠意をもって協議すること。 ① 指定管理者の責に帰すべき事由により事業の継続が困難となった場合の措置 指定管理者の責に帰すべき事由により事業の継続が困難となった場合は、養父市は指定の 取消しができる。なお、指定の取り消しを受ける指定管理者は、次期指定管理者が円滑かつ - 21 - 支障なく施設の管理運営業務を遂行できるよう、引継ぎを行うこと。また、指定の取り消し を受ける指定管理者が次期指定管理者に対する引継ぎを適切に行わない事由により、養父 市に負担が生じた場合は、その負担分は指定の取消しを受ける指定管理者に対して求償を 行う。 ② その他の理由により事業の継続が困難となった場合 災害やその他の不可抗力等、養父市及び指定管理者双方の責めに帰すことができない事 由により、業務の継続が困難になった場合は、事業の継続の可否について協議するものとし、 一定期間内に協議が整わないときには、それぞれ事前に書面により通知することにより協 定を解除できるものとする。 なお、次期指定管理者が円滑かつ支障なく、施設の管理運営業務を遂行できるよう引継ぎを 行うものとする。 (4)立入検査 養父市は指定管理者に対して、業務又は経理の状況に関して報告を求め、実地について調 査又は必要な指示を行うことができる。 また、養父市監査委員は、指定管理者に対して、出納その他の事務の執行に関して監査す ることができる。 (5)注意事項 ① 施設が公の施設であることを常に念頭において、公平な運営を行うこととし、特定の団 体及び個人に有利又は不利となる運営をしないこと。 ② 市民、関係団体、官公庁等と連携を図った事業運営を行うこと。 ③ 地域の振興、活性化に資するような運用に配慮すること。 ④ 養父市の条例及び規則に準拠した情報公開及び個人情報保護に関する規定を定め、従 業員に周知徹底すること。 ⑤ 緊急対応、防犯対策など危機管理マニュアルを作成し従業員に周知徹底すること。 ⑥ 指定管理者が施設の管理運営に係る各種規定を作成するときは、事前に養父市と協議 すること。 ⑦ 業務に必要な各種規定がないときは、養父市の諸規定に準じて、又はその趣旨に基づい て業務を実施すること。 ⑧ 指定管理者は、この要項に規定するもののほか、指定管理者の業務の内容及び処理につ いて疑義が生じた場合は、養父市と協議の上決定すること。 ⑨ 養父市の政策、施策、事業に協力すること。 ⑩ 従業員が基本的人権、男女共同参画について正しい認識をもって業務の遂行ができる よう適切な研修を実施すること。また、接遇や運営に必要な研修を随時実施すること。 ⑪ その他、要項及び仕様書に記載のない事項については養父市と協議を行うこと。 - 22 - 16 問合せ先及び書類の提出先 【事務局】養父市教育委員会 社会教育課生涯スポーツセンター 〒667-0044 兵庫県養父市八鹿町国木 697-1(養父市立全天候運動場内) 電話:079-663-2021 / FAX:079-663-2024 E-mail:[email protected] - 23 -
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