資料3 新たな専門調 査会の設置について(案) 平 成 28 年 10 月 7 日 男女共同参画会議 平 成 27 年 12 月 に 閣 議 決 定 し た 第 4 次 男 女 共 同 参 画 基 本 計 画 ( 以 下 「 基 本 計 画 」 と い う 。) 及 び 「 女 性 活 躍 加 速 の た め の 重 点 方 針 」( 以 下 「 重 点 方 針 」 と い う 。) に 基 づ く 各 府 省 の 取組を促進するため、以下の専門調査会を設置し、専門委員 等による検討を行う。 【男性の暮らし方・意識の変革に関する専門調査会】 働き方改革と表裏一体として女性活躍を加速するため、 男性の暮らし方・意識の変革に向けた方策について調査検 討する。 <参考:既存の専門調査会> ○重点方針専門調査会(継続) 基本計画Ⅳ2①から③に基づき、施策の実施状況を監視 し、政府が定める重点方針に盛り込むべき事項について調査 検討する。また、重点方針に基づく各府省の予算概算要求等 の状況について調査検討する。 さらに、政府の施策が男女共同参画社会の形成に及ぼす影 響を調査検討する。 ○女性に対する暴力に関する専門調査会(継続) 配 偶 者 か ら の 暴 力 、ス ト ー カ ー 事 案 、性 犯 罪 、売 買 春 、人 身 取 引 、セ ク シ ュ ア ル・ハ ラ ス メ ン ト 等 の 各 分 野 を 念 頭 に 置 き つ つ、暴力防止や被害者支援などの今後の施策の在り方などに ついて、調査検討する。 (別紙) ○ 第 4 次 男 女 共 同 参 画 基 本 計 画( 平 成 27 年 12 月 25 日 閣 議 決 定 ) (抄) 第2部 施策の基本的方向と具体的な取組 Ⅰ あらゆる分野における女性の活躍 第1分野 男性中心型労働慣行等の変革と女性の活躍 <基本的考え方> (略) 働く場面においては、勤続年数を重視しがちな年功的な処遇の下、 長時間勤務や転勤が当然とされている男性中心の働き方等を前提とす る 労 働 慣 行( 以 下「 男 性 中 心 型 労 働 慣 行 」と い う 。)が 依 然 と し て 根 付 いており、育児・介護等と両立しつつ能力を十分に発揮して働きたい 女性が思うように活躍できない背景となっている。また、生活の場面 に お い て も 、こ れ ま で 男 性 は 、家 事・育 児・介 護 等 へ の 参 画 や 地 域 社 会 への貢献などが必ずしも十分でない状況等により、家事・育児・介護 等における女性側の負担が大きくなるなど、家庭以外の場所における 女 性 の 活 躍 が 困 難 に な る 場 合 が 多 か っ た 。他 方 、家 事・育 児・介 護 等 の 多様な経験は、マネジメント力の向上や多様な価値観の醸成などを通 じ職務における視野を広げるなど、男性自身のキャリア形成にも重要 な機会であるが、それを逃すことにもなっていた。 (略) 1 長時間労働の削減等の働き方改革 施策の基本的方向 少 子 高 齢 化 の 進 展 や 共 働 き 世 帯 が 増 加 し 、今 後 、育 児 や 介 護 と い っ た 家庭生活における男性の役割が増加 する中で、これまで長時間労働や 転 勤 を 当 然 と す る 働 き 方 が 多 か っ た 男 性 に お い て も 、短 時 間 勤 務 や 所 定 労 働 時 間 内 で の 勤 務 等 、労 働 に 関 す る 時 間 制 約 が 生 じ る 者 の 増 加 が 見 込 ま れ る 。男 女 が 共 に 仕 事 と 生 活 を 両 立 し つ つ 、そ の 個 性 と 能 力 を 発 揮 し て活躍できるよう、ICTサービスの利活用も含め、これまでの 働き 方を抜本的に見直す必要 がある。 具体的な取組 担当府省 (略) (略) 2 家事・育児・介護等に男性が参画可能となるための環境整備 施策の基本的方向 我 が 国 に お い て は 、固 定 的 な 性 別 役 割 分 担 意 識 や 性 差 に 関 す る 偏 見 を 背 景 に 、男 性 中 心 型 労 働 慣 行 が 維 持 さ れ て い る こ と な ど に よ り 、男 性 の 十 分 な 分 担 が 必 ず し も 得 ら れ ず 、家 事 や 子 育 て 等 に お け る 女 性 の 負 担 が 重くなっている のが実態であり、その結果、女性が職場において活躍 す る こ と が 困 難 に な る 場 合 が 多 い 。一 方 、男 性 は 、家 事 に 不 慣 れ 等 の 状 況 や、孤立した介護生活となっている例もある。このため、 男性に両 立 支 援 制 度 の 活 用 を 促 す こ と に よ り 、男 性 の 家 庭 生 活 へ の 参 画 を 強 力 に 促進する必要 がある。 具体的な取組 担当府省 (略) (略) 3 男女共同参画に関する男性の理解の促進 施策の基本的方向 固 定 的 な 性 別 役 割 分 担 意 識 や 性 差 に 関 す る 偏 見 に つ い て 、時 代 と と も に変わりつつあるものの、特に男性に強く残っており、そのことが 家 事 や 育 児 、家 族 の 介 護 等 の 家 庭 的 責 任 の 多 く を 事 実 上 女 性 が 担 っ て い る こ と に つ な が っ て い る と の 指 摘 も あ る こ と か ら 、男 性 の 家 事・育 児 等 の 家 庭 生 活 へ の 参 画 を 促 進 す べ く 、意 識 啓 発 や 相 談 活 動 等 を 通 じ 、男 女 共 同参画への男性の理解の促進や意識の改革 を図る。 具体的な取組 (略) 担当府省 (略) ○ 女 性 活 躍 加 速 の た め の 重 点 方 針 2016( 平 成 28 年 5 月 20 日 の女性が輝く社会づくり本部決定) (抄) すべて (略) ま た 、女 性 が 仕 事 と 子 育 て・介 護 等 と を 両 立 で き る 環 境 の 整 備 も 大 き な 課 題 で あ る が 、そ の た め に は 、長 時 間 労 働 の 削 減 や 多 様 で 柔 軟 な 働 き 方 の 実 現 を 図 っ て い く と と も に 、仕 事 や 家 事・育 児 等 に 対 す る 男 性 の 意 識 変 革 を 強 力 に促していくことが喫緊の課題 である。 (略) Ⅰ あらゆる分野における女性の活躍 1.多様な働き方の推進、男性の暮らし方・意識の変革 (6)男性が家事・育児等へ参画する国民全体の気運の醸成 ① 男 性 が 家 事・育 児 等 に 参 画 す る 社 会 の 実 現 に 向 け 、官 民 の 有 機 的 な 連 携 を 更 に 進 め 、都 市 部 を 中 心 と し た キ ャ ン ペ ー ン を 、特 に 若 年 世 代 を 中 心 に 実 施 す る 。ま た 、企 業 や 経 済 団 体 等 と の 連 携 、地 域 に お け る 横 断 的 取 組 、 家 事・育 児 等 へ の 参 画 を 促 す 商 品・サ ー ビ ス の 普 及 等 、男 性 の 家 事・育 児 等への参画を促進する方策を総合的に推進する。
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