訪日教育旅行誘致業務仕様書 1 業務名 訪日教育旅行誘致業務 2 業務の目的 台湾等の旅行社、教育関係者及びメディア関係者を和気町に招請し、和気町の特徴豊か な観光資源の魅力をPRし、訪日教育旅行商品の造成を促進するとともに、和気町の認 知度向上を図るための情報発信を行うことにより、台湾等からの和気町を含む訪日教育 旅行意欲を喚起させる。 3 業務の内容 (1) 台湾等旅行社、教育関係者及びメディア関係者の視察・取材ツアー 台湾等における有力な旅行社の訪日教育商品企画担当者、教育関係者及び一般消費者 に対して発信力のある台湾等のメディア関係者によるツアーを実施し、旅行社及び教育 関係者は同ルートに基づく教育旅行商品の造成・販売を、メディア関係者は記事等の制 作を行い台湾等において情報発信を行う。 ア 実施時期 平成29年1月~ 2月頃 3泊4日程度 イ 被招請者及び招請人数 旅行社 2社2名程度 教育関係者 4校4名程度 メディア(新聞等)関係者 2社2名程度 事業効果が最大となるよう、被招請会社及び被招請人数について提案するとともに、 招請及び連絡調整に要する経費を負担すること。 ウ 利用航路 利用空港は特に定めないが、台湾等からの定期空港路線を利用すること。利航空機は エコノミークラスの利用を原則とすること。 エ 視察地 和気町及び東備圏域の主要観光地施設等、和気町の魅力を効果的に体感できる「体験 メニュー」を取り入れた行程を企画提案し、全日程の宿泊、食事、取材地について手配、 運営を行うこと。 また、行程には台湾市場の嗜好や特性の情報を取り入れたストーリー性やテーマ性 を持たせ、視察後、教育旅行商品として利用可能な配慮を含めた効果的なものとするこ と。 なお、企画提案にあたっては、和気町の観光資源を紹介したパンフレット等を参考に すること。 1 オ 宿泊地 宿泊は和気鵜飼谷温泉を中心とすること。 被招請者のほかに後記の通訳1名以上、添乗員1名以上を加え、原則1館において全 ての部屋分を手配すること。 カ 移動手段 国内移動に使用する車両は専用車両又は公共交通機関を利用することとし、乗務員 に係る宿泊・食事に要する費用、有料道路等利用料及び駐車料金は経費に含めること。 なお、訪日台湾人旅行の個人旅行の比率も高いことに鑑み、個人旅行者の視点で地域 の魅力を発見、体感してもらうため、被招請者の荷物運搬を考慮した上で公共交通機関 を一部利用するとともに、交通アクセスや周辺観光施設などの情報も適宜提供するこ と。 キ 通訳・案内 中国語に対応できる通訳1名以上を手配し、被招請者の日本入国時から出国時まで の国内全行程において、被招請者に随行し、通訳業務を行わせること。 旅行行程全般を統率する添乗員1名以上を添乗させ、被招請者の日本入国時から出 国時までの国内全行程において、被招請者に随行し、添乗業務を行わせること。 なお、日本側関係者が随行者として同行する場合は食事・宿泊についての手配のみを 行い、経費には含めないこと。 ク 留意事項 ・ ツアー中は、長時間にわたる移動が予測されるので、移動中に飲料や簡単な軽食等 が摂れるよう配慮すること。 なお、ツアー中の食事は、被招請者の嗜好や習慣に配慮するとともに、偏った内容 にならないように留意すること。 ・ 施設入場料や参考資料等の購入、翻訳、被招請者の日本滞在中の万一の事態へ対応 する保険等、ツアーの円滑な実施に必要な経費を負担すること。 ・ ツアー行程には、事業効果を高めるため被招請者(旅行社・教育関係者・メディア 関係者)それぞれの特性や要望に応じた柔軟な視察・取材が可能な配慮も行うこと。 ・ 上記実施後に、招請旅行社によって送客された実績把握に努めるとともに、本事業 により対象地域へ訪れた台湾等人旅行者の把握が可能な手法を企画提案すること。 また、その実施に必要な経費を負担して提案内容を実施すること。 (2) 新規体験メニューの企画立案及び滞在型プログラムの作成 和気町における教育観光に活用可能な地域資源を整理し、被招請者を対象にヒアリン グ調査を実施し、その結果を踏まえ教育旅行商品として魅力向上が見込まれる地域資源 を活かした新たな体験メニューの企画立案を行うこと。また、体験メニューや町内観光 施設、地域公共交通等を活かした教育旅行やインバウンド観光等、新たな観光需要を喚 起するような滞在型の旅行プログラムを作成すること。 2 (例) ・地域資源を活かした新たな教育旅行プログラム ・外国人旅行客に向けた観光プログラム (3) 情報発信 旅行商品の造成及び販売を促進させるため、招請される旅行社と連携した効果的な情 報発信を今年度内に実施すること。 (4) 事業効果の調査・分析 被招請者に対し、アンケート調査を実施し、本事業の効果を調査・分析すること。調査 にあたっては、海外対象市場からの造成旅行商品数、具体的な商品内容、送客人数等に ついても可能な限り把握すること。 その他本事業の実施による効果を調査・測定・分析すること。なお、その調査・測定 手法は企画提案によることとし、その手法に基づき調査し測定結果の分析を行うこと。 なお、調査・分析の結果について随時、報告を行うとともに、後記の事業実施報告書 により取りまとめること。 (5) その他 今回の事業実施に効果的な企画等がある場合は、提案書に盛り込むこと。 4 報告書の提出 (1) 成果物の提出等 ア 提出期限 平成29年3月10日(金) イ 提出場所 和気町役場地方創生課 ウ 提出物 露出のあった媒体資料(旅行商品を含む) 各1組 実施報告書(CD-ROMに格納された電子データ) 2部 (2) その他 ・ 成果物の送付にあたっては、事前に委託者の承認を受けること。 ・ 事業実施状況等をわかり易く編集すること。 ・ 事業実施による効果を調査し、取りまとめること。 5 留意事項 (1) 委託業務の履行に際し、他の者が著作権を有するものを使用し、問題が生じたと きは、委託者に不利益が生じないように受託者の責任においてこれを処理するもの とする。 (2) 成果物納入までにかかる一切の費用は、委託料に含まれるものとする。 (3) 受託者は本業務を行うにあたり、旅行業法、旅客運送法等の関連法令等を遵守す ること。 (4) 受託者が旅行業法に基づく事業者でない場合、旅行事業者と連携して本業務を実 施することができるものとする。 3 6 その他 (1) 本業務の実施、本仕様書に明記なき事項、業務上発生した疑義については、両者 協議により業務を進めるものとする。 (2) 委託契約後、速やかに業務実施に係る計画書(実施内容、スケジュール等を記載) を提出し、委託者の承認を受けること。また、業務の実施にあたっては、委託者と 十分協議したうえで行うこととする。 4
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