日南市 視察

クルーズ振興事業の現状視察
~日南市商店街・油津港(2016/8/28)~
参議院議員
朝日健太郎事務所
2016年9月 作成
1 概要・目的
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日南市﨑田市長、市職員、朝日にて日南市商店街・油津港を視察した。
﨑田市長が推し進める日南市商店街の活性化・クルーズ船の誘致という2つの政策の現状を視察することが
目的。
2 外国人も多い商店街
開放的なお店
 商店街における﨑田市長の政策は、公募により街の活性化を専門とする市職員を採用し、近年シャッター商店街と
化していた
日南市商店街に活気を取り戻すという政策で、クルーズ乗船客への楽しみ方の提供と経済の活性化という
2つの側面がある。
 当面の目標は、5年以内に商店街に20店舗の店舗を開業させること。現在17店舗開業。
 カフェやスイーツ店、開放的な飲食店や酒場があり、クルーズ乗船客も多く見ることができた。
 商店街にはIT企業も誘致され、商店街の活性化に貢献している。
3 大きなクルーズ船と広い港
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大きなアーチ状のテントの中に、10店舗ほどの店舗が入り、テント外にも5店舗ほどの店舗があった。
ツアーバス、シャトルバス停留所、タクシー乗り場、外貨両替所等が設置されていた。
地域住民による通訳ボランティア(25名登録)が数名、港で待機。
係船柱も視察。
4 総評
係船柱
 﨑田市長が目指す20店舗の開業は、近々達成されると思われる。
 簡易型店舗(ワンボックス店舗)による開業については、開業する者にとって費用が抑えられ、開業しやすい環境に
なっている。
 IT企業の誘致において市は、大企業ではないIT企業が転入しやすい環境の構築(手ごろな支援金額で誘致してい
る)を独自に行っている。
 油津港においては、現状物流拠点の場所を借りてクルーズ船の寄港地としている。したがって、下船場にコンテナ
等が放置されており、空間のデザイン性が損なわれている。
5 今後の課題
 クルーズ船の寄港数が突発的に増えていることから、ハード面において受け入れ態勢が整っていない現状がある。
それを根本的に改善するためには、大規模な港湾構造の改革が必要になる。その際に未来型ビーチデザイン
(ビーチアクティビティを含む未来型ビーチ空間)を包含することができれば、類を見ない素晴らしいクルーズ寄港地
になるだろう。
クルーズ船