省エネルギー、省資源への対応他、環境に配慮した製品開発に努めてい

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富士通フロンテックグループ環境報告書2016
ハードウェア製品開発 –HARDWARE PRODUCTS DEVELOPMENT省エネルギー、省資源への対応他、環境に配慮した製品開発に努めています。
第7期行動計画への取り組み
エネルギー効率トップレベル
3Dデータの活用
2015年度製品紹介
3D-CADは、製品開発する上では欠かせないツールとなって
「FUJITSU Handheld Terminal Patio(パティオ)720」
ハードウェア製品開発では、2つの目標に取り組んできま
います。そのデータをもとに各種シミュレーションや試作モ
業務用端末に求められる見易さや操作性、堅牢性を確保し
した。1つは、エネルギー効率に優れた製品の開発。ICT製品
デル作成など、競争力のある製品をタイムリーに市場投入で
ながら、厚さ18mm(従来機比約70%)を達成し、スタイリッ
に関するエネルギー規制も増加していく中、温室効果ガス排
きるよう、効果的に活用しています。
シュなデザインも実現。
小売業の店舗における商品の発注・検品、店頭でのカタロ
出低減に向けて、製品使用時のエネルギー効率向上の取り組
みは必須であり、エネルギー効率がトップレベルとなる製品
バーチャルシミュレーション
グや画像の表示による商品プロモーションの他、営業活動に
組立性、操作性、保守性等をバーチャルに検証することで
おける電子カタログ活用のほ
開発コストを削減しています。また、利用者の立場からの検
か、見積作成や契約作成支援
てエネルギー効率がトップレベルとなる目標を基準とし、新
証を重ねることによって、全ての方々が利用し易いユニバー
業務、営業日報作成等にも対
製品の50%以上をエネルギー効率トップレベルにする」とい
サルデザインを図っています。
応します。
開発を推進しました。
トップレベル製品は、市場または従来製品との比較におい
う目標を掲げ、達成することができています。
資源効率向上
医療向け「診察案内表示システム」
本システムは、表示盤に42型、55型を採用しており、消
もう1つは、製品の省資源化を通じて環境要素に優れた製
品の開発。資源の枯渇、価格の高騰、レアメタルの供給不安
3Dプリンター
費電力は従来品に比べ20%以上削減しています。
などのリスクがある中、資源を効率良く使用していくことは
操作性、部材の合理化などによって多様となる、また、細
再来受付機(別途電子カルテシスム)等で発行された診察
重要であり、これまでも3R(Reduce・Reuse・Recycle)設計
部に亘る部分については、モデルによる検証が必要となって
番号を表示盤に表示することで外来患者様に診察順番の目安
を進めてきましたが、更に力を入れて推進しました。
きますが、検証の大きな効率化を狙い、従来有った3Dプリン
をお知らせし、診察室へ誘導
ターを高性能のものへ刷新し、トライを開始しました。
を促すとともに、院内の各種
資源効率は、製品を構成する個々の素材(資源)の「使用・
廃棄による環境負荷」を分母とし「製品価値」を分子として
情報をお知らせすることを目
算出しますが「新製品の資源効率を35%以上向上する」とい
的としています。
う目標を掲げ、達成することができています。
造形の様子
造形後の洗浄の様子