【国際経済】 唐 成 ゼミ ハウス食品(上海)を現地調査 イトーキ(東京)を調査訪問 横国大木崎ゼミとディベート交流戦 演習テーマ : 「中国経済および中国市場戦略の研究」 <活動内容> 2016 年度のゼミは次のような研究・運営を予定しています。 ゼミでの学習・研究内容は主に以下の 2 つの課題を設定し、ゼミ生の興味によるグループ分けをします。 (1)中国経済についての研究 世界第二の規模となった中国経済は「世界の工場」から「世界の市場」と呼ばれる存在へと変貌しています。日本で は中国経済の「崩壊論」が根強い一方、中国人観光客による「爆買い」客を取り込むのに躍起になっているなど、今 や中国なしの経済は考えられなくなっています。ゼミでは、中国経済の持続的な発展の可能性と課題の研究を行い ます。 ① これから 5 年後の中国経済はどのような姿に変わろうとしているのか。2020 年に所得倍増計画の目標(2010 年 に比べて)は果たして実現することが可能なのか。 ② その際に克服しなければならない中国経済の諸課題は何であるのか。 (2)中国市場での日系企業のビジネス戦略の研究 「世界の市場」として大きな可能性を持つ中国でのビジネスの成功の核心は何か。 ① 日系企業から見た中国市場の正しい見方とは何か。 ② 中国で成功している日本企業の共通の鍵は何か。 ③ 中国市場戦略の策定(各自が興味を持つテーマによるビジネスプランの作成) スケジュールは以下の通りです。 ・ 2 年次後期 中国経済、社会、日中経済関係等に関する文献を幅広く輪読して、3 年次以降への土台を構築します。 ・ 3 年次 グループ論文の作成、学内外の学術交流イベントに参加して、研究報告やディベートなどを行います。 ・ 4 年次 各ゼミ生が卒業論文の作成スケジュールにしたがって、論文指導を中心とする演習を行います。 <ゼミ紹介> このゼミでは、中国経済に関するアカデミックな研究のみならず、日系企業のグローバル展開、特に中国市場戦略 を焦点とした研究も行います。このため、ゼミでは、単なる中国・新興国の経済発展に関する専門知識の獲得だけでな く、講義や日頃の学習成果も活用して、社会で即戦力となるグローバル人材養成を実践的に行っていきます。この点が このゼミの特色です。 ゼミでは、中国、韓国、台湾などで活躍されている日系企業のビジネスキーパーソン(中には経済学部の OB も)によ る現場に即したビジネス講義、中央大学大学院戦略経営研究科中国ビジネスに関する公開講座への参加、ゼミ生が 独自に立てたビジネスプランの実行可能性を現地フィージビリティ・スタディ(「百聞不如一見」 )によって検証し、現地 で活躍している中央大学の OB などの実務家(上海白門会など)から直接指導をしてもらうことをしています。その他に、 研究成果を経済学部ゼミナールプレゼン大会で発表を行い、横浜国立大学経済学部木崎ゼミなど他大学との合同ゼミ において、ディベート対抗戦をも行う予定です。もちろん、その他のイベントなどについては、ゼミ生の希望を聞きなが ら決定していきます。 ゼミを通して、中国経済や日系企業の中国ビジネス戦略の研究に関する卒業論文を書けるよう導くことが唐成ゼミの 最大の目的ですが、多様な価値観と異文化理解といった能力を涵養し、グローバル社会で活躍できる人材教育にも力 を入れていきます。
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