協同組合検査実施要項の一部改正について平成２８年６月大臣官房検査・監察部１該当箇所別添４共済事業実施機関に係る検査マニュアル２改正の趣旨及び主な改正内容（１）農業協同組合法（昭和22年法律第132号）の一部改正に伴う改正【改正の趣旨】農業協同組合法等の一部を改正する等の法律（平成27年法律第63号）による農業協同組合法の一部改正及び共済事業向けの総合的な監督指針（以下「監督指針」という。）の一部改正（28年４月１日付け27経営第3375号経営局長通知）を踏まえ、共済事業を行う組合又は共済代理店における共済契約者等に対する情報提供義務（農業協同組合法第11条の20）及び共済契約者等の意向把握義務の導入（農業協同組合法第11条の21）等が行われたことから、所要の改正を行う。【主な改正内容】 ① 共済事業を行う農業協同組合、全国共済農業協同組合連合会又は共済代理店を対象として、共済契約者等に対する情報提供義務及び共済契約者等の意向把握義務の導入が行われたことから、共済契約推進管理態勢の確認検査用チェックシートに、以下の検証項目を追加する。ア利用者への説明及び利用者の意向把握に係る態勢整備の状況イ電話等による非対面で行われる共済契約推進に係る管理態勢の整備の状況ウ共済代理店に対する共済契約の締結の代理若しくは媒介を行わせるための態勢整備の状況等 ② システムリスク管理態勢に関する着眼点・検証項目の拡充を図るため、以下の検証項目を追加する。ア利用者保護等管理態勢に、利用者の重要情報に係るアクセス記録の保存及び管理者と担当者の相互けん制等の検証項目を追記イオペレーショナル・リスク管理態勢（システムリスク）に、（ア）システム障害等発生時における経営陣等の役割等、必要な対応に関する態勢整備の状況（イ）全役職員に対するセキュリティ教育の実施状況及び人材育成の実施状況（ウ）機密情報の定義及びその管理ルールの策定状況（エ）サイバー攻撃への対応状況（オ）外部委託先（二段階以上の委託を含む。）の管理状況を追記 ③ 監督指針を踏まえた用語の整理３マニュアルの適用時期改正日以降に実施する検査から適用する。