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No.11 2016. 9.26
一般社団法人 新潟県臨床検査技師会下越支部
○研修会報告
【平成 28 年度 第 1 回下越支部研修会】
日時 7 月 23 日(土)14:00 ~ 16:30
会場 新潟医療福祉大学 顕微鏡室 N511
(第 6 研究・実習棟 N 棟 5 階)
内容 「今さら聞けない検査の基本 2016
-尿沈査鏡検出前研修会―
下越支部編」
共催:新臨技臨床一般部門
講師 新臨技臨床一般部門長
小野 篤史 技師(済生会新潟第二病院)
部門員
計良 政裕 技師(新潟県労働衛生医学協会)
白川千恵子 技師(新潟医療技術専門学校)
今回は、新臨技臨床一般部門と共催のもと新潟医療福祉大学の顕微鏡室をお借りし、研修
会を開催いたしました。
下越支部所属の方のみならず、他支部所属の方にもご参加いただき熱気あふれる研修会
になりました。
研修会の前半は、血球類・上皮細胞・円柱類についての講義がありました。
講義で、尿沈渣鏡検のレベルアップのためには尿沈渣成分の形態的特徴・出現機序を把
握し病態を読み取り必要な成分を適切に鏡検することだとおっしゃっていました。
そのためには、1)研修会への積極的参加 2)参考文献の検索と熟読 3)院内関係者(医
師・看護師など)とのカンファレンス 4)検査部(科)内勉強会 5)病理・細胞診との連
携など具体的に必要なことを提言してくださいました。
後半は、鏡検になり血球類・上皮細胞・円柱類をセットしている各々の顕微鏡を、受講
された皆さんがローテーションし観察しました。
尿沈渣基礎成分鑑別ポイントの講義と鏡検を実施できたことで、一般検査担当の方のみ
ならず時間外のみ携わり不安を抱えている方にも、日頃の疑問・不安の解消ができた研修
会になったのではないかと感じました。
講師を務めてくださいました小野技師・計良技師・白川技師、そして会場の借用にご協
力くださいました新潟医療福祉大学の池上喜久男技師に対しまして深く感謝いたします。
また、ご参加くださいました皆様たいへんお疲れさまでした。