十二指腸非乳頭部腫瘍 ポスター (2)

「十二指腸非乳頭部腫瘍に対する内視鏡的切除の安全性と有用性に関する検討
—多施設共同後ろ向き研究—」:医学情報の研究利用について
静岡県立静岡がんセンターの多施設共同研究に参加する研究です。
対象となる患者様:本研究は、2002 年 1 月 1 日から 2016 年 6 月 30 日までに当施設で
乳頭部腫瘍を除く十二指腸腫瘍に対して内視鏡的切除が行われた患者様が対象となり
ます。
研究の意義:乳頭部を除く十二指腸腫瘍に対する内視鏡治療は、膵液・胆汁などの消化
液に暴露されるため、偶発症などのリスクが高いとされています。しかし、手技の熟練
や工夫、新しい手技の開発などにより、治療成績が向上しているといわれていますが、
その成績は明らかではありません。本研究では、乳頭部を除く十二指腸腫瘍に対する内
視鏡治療の安全性と有用性について、その現状を明らかにすることを目的としています。
この結果により患者様に対して、内視鏡治療をするべきか外科手術を行うべきか、お勧
めすることができます。
研究の方法:対象となる患者様の診療録から、必要な情報(具体的には、各施設におけ
る十二指腸腫瘍の診断(がん、腺腫、カルチノイド、Brunner 腺腫/過形成)別の症例数、
年齢、性別、治療手技、一括切除率、偶発症、緊急手術の例数など)を CD-R にして、
静岡県立静岡がんセンター事務局に郵送します。事務局ではそれを収集し、解析します。
あらたに追加検査を行うことはありません。なお、診療情報はすべて個人が特定できな
いように匿名化して使わせていただきます。ご自分の診療情報を研究に使用しないて欲
しい、というご希望がありましたら、主治医までご相談ください。その場合でも診療上
の不利益などはありません。ご不明な点がありましたら、主治医にご相談ください。
拒否申し出が可能な期限:2016 年 9 月 30 日までにお申し出下さい。
たなべ
さとし
施設研究責任医師:医学部新世紀医療開発センター低侵襲光学治療学 田邉
施設内研究協力医師:北里大学医学部消化器内科学
TEL: 042-778-8111(PHS 番号 17350)
いしど
けん じ
石戸
謙次
聡