MRI検査における造影剤の説明

造影MRI検査を受けられる患者さまへ
MRI検査における造影剤の説明
今回のMRI検査で、ガドリニウム造影剤またはスピオ(鉄)造
影剤を使用する予定です。(CT検査時に使用するヨード造影剤と
は全く異なるお薬です。)
このお薬は血管(静脈)に注射することで、体内構造を明確にし
て病巣をより正確に観察するために使用するものです。検査中に静
脈注射をして、検査を行います。
このお薬で、くしゃみなどの鼻炎症状や嘔気、じん麻疹などアレ
ルギー反応が現れる方がいます(頻度1~2%前後)。また、極め
て稀ではありますが、ショックを起こす方もいます(4万人に1人
程度の割合)。なお、アレルギー疾患、喘息のある方は副作用の頻
度が高くなりますので、必ず事前にお申し出下さい。
※検査室またはその隣室に医師が常時待機しており、このようなア
レルギーなどが現れた方には、直ちに注射・点滴などの処置をさ
せて頂きます。
※同意の撤回はいつでも可能であり、撤回してもあなたが診療上の
不利益を受けることはありません。
ご不明な点がありましたら、担当医にご相談ください。
久留米大学医療センター