特別展「坂東宗稜と近代徳島の茶の湯」の開催について

平成28年9月27日
〈市長記者会見資料〉
教育委員会社会教育課
徳島城博物館
特別展「坂東宗稜と近代徳島の茶の湯」の開催について
徳島城博物館では平成 23 年に、茶道資料館との共催により特別展「阿波の茶の湯」を
開催し、江戸時代における裏千家と蜂須賀家の関係を主軸に、阿波徳島で育まれた茶の
湯の歴史について振り返りました。その展覧会を受けて、この度開催を計画しているの
が、昨年末に徳島市に寄贈された坂東宗稜収集にかかる茶道具を中心に据えながら、近
代における阿波徳島の茶の湯の歴史を紹介していく展覧会です。
幕末明治期における玄々斎精中の来徳を契機として、やがて玄々斎に師事、あるいは
裏千家の茶風に私淑した茶人、名家の名が近代徳島の茶道史に確認されるようになり、
裏千家の茶風が広まっていきます。そうした阿波徳島の茶道隆盛のひとつのあらわれが、
大正 10 年の徳島松風会の発会であり、それを実質的に継承した昭和 16 年の淡交会徳島
支部の発足でした。松風会会長、徳島支部長として、その中核を担った茶人こそ坂東宗
稜(1889~1968)であり、徳島の茶道界への貢献は大変大きいものがあります。徳島の
地で鋭意茶道具の収集を推し進め、茶の湯の歴史を考究していった坂東宗稜。
本展覧会では寄贈された坂東宗稜収集茶道具の数々を通して、坂東宗稜の人となりに
ついても紹介いたします。徳島の茶道史に想いを馳せながら、近代徳島のひとりの茶人
が愛した茶の湯の美と心について触れていただければ幸いです。
開催要項
1
と き
平成28年10月15日(土)~11月27日(日)36日間
開館時間
9 時 30 分~17 時(入館は 16 時 30 分まで)
休 館 日
毎週月曜日、11 月 4 日(金)、24 日(木)
2
主 催
徳島市立徳島城博物館
3
共 催
社団法人 茶道裏千家淡交会 徳島支部
4
入館料 大人500円、高校・大学生300円、中学生以下無料
-1-
5
関連事業
⑴
開会式(テープカット)
平成28年10月15日(土)9:15~9:30
⑵
記念茶会
開催日の入館者のうち、先着150名を対象に無料で呈茶に参加いただけます。
① と
き
10月22日(土)10:00~14:00(茶会参加の受け付けは 13:00 まで)
10月23日(日) 9:30~14:00(茶会参加の受け付けは 12:00 まで)
徳島市立徳島城博物館 和室
③ 参加費
無 料(ただし入館料は別途必要です)
⑶
② ところ
展示解説
き
10月29日(土)13:30~14:30
② 講
師
坂東佑二郎氏(坂東宗稜収集茶道具寄贈者)
③ 会
場
特別展会場
⑷
① と
記念講演会Ⅰ
① と
き
11月5日(土)13:30~15:00
② 講
師
谷
晃氏(野村美術館 館長)
「高麗茶碗の魅力と坂東宗稜収集茶道具(仮題)」
③ 会
⑸
場
徳島城博物館
講座室
記念講演会Ⅱ
① と
き
11月6日(日)13:30~15:00
② 講
師
笠島忠幸氏(出光美術館 学芸課長)
「日本の書の魅力と坂東宗稜収集茶道具(仮題)」
③ 会
場
徳島城博物館
講座室
以
上
<問い合わせ先>
徳島城博物館
電話:656-2525
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