個人情報保護法等の改正に伴う「ヒト受精胚の作成を行う生殖 補助医療

個人情報保護法等の改正に伴う「ヒト受精胚の作成を行う生殖
補助医療研究に関する倫理指針」の見直しについて
平成 28 年9月 28 日
1
経
緯
○個人情報の保護に関する法律、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律及び独
立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律(以下「個情法等」という。
)の改
正により、個人情報の定義の明確化、個人情報の適正な流通の確保、パーソナルデータ
の利活用ができる環境の整備等が図られた。
○個情法等の改正等を踏まえ、「ヒト受精胚の作成を行う生殖補助医療研究に関する倫理
指針」
(以下「生殖補助医療研究指針」という。
)について、個人情報の取扱いに関する
規定の見直しが必要となった。
○なお、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」
、
「ヒトゲノム・遺伝子解析研究
に関する倫理指針」及び「遺伝子治療等臨床研究に関する指針」についても、併せて見
直しを行う。
2
指針見直しの概要
○法改正に伴う、生殖補助医療研究指針の改正事項は以下のとおり。なお、改正内容につ
いては、
「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」
、
「ヒトゲノム・遺伝子解析研究
に関する倫理指針」等の改正にあたり文部科学省、厚生労働省及び経済産業省が合同に
て開催してきた「医学研究等における個人情報の取扱い等に関する合同会議」の議論を
踏まえたものとしている。
・個情法等の改正に合わせて個人情報の定義を見直すとともに、個情法等で新たに定義
された個人識別符号(生体情報をデジタルデータに変換したもの等)の用語を追加。
・現行指針の「連結不可能匿名化」されている情報が、新指針施行後は個人識別符号が
含まれる等により、特定の個人が識別されることがあることから、現行指針の「連結
可能匿名化」及び「連結不可能匿名化」の用語を廃止し、代わりに「対応表」の用語
を追加。
・
「連結不可能匿名化」の用語の廃止に伴い、現行指針にて当該用語が用いられている規
定の見直し。
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施行期日
個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の
利用等に関する法律の一部を改正する法律(平成 27 年法律第 65 号)の施行の日
以上