平成 28 年 10 月 1 日から予防接種法が改正され、 B型肝炎ワクチンが定期接種となります B型肝炎ウイルスは、人の肝臓に感染し、炎症を引き起こします。感染の時期や健康状態によっ ては、一過性感染で終わる場合と、6 か月以上にわたって感染が持続する持続感染(キャリア)となる 場合があります。持続感染(キャリア)の 10%~15%は、感染から年月を経て慢性肝炎を発症し、 その後肝硬変や肝臓がんを発症することになります。 B型肝炎は、主にB型肝炎ウイルスを含む血液あるいは体液との直接接触によって感染します。 B型肝炎の予防接種を実施し、肝炎だけでなく肝硬変や肝臓がんも防ぎましょう。 【接種対象者】 平成 28 年 4 月 1 日以降に生まれた、生後 1 歳の誕生日の前日までの者 ※1 歳の誕生日を超えて接種すると、任意接種となります。 ※HBs抗原陽性の母親から生まれたお子さんで、母子感染予防のため抗HBsヒト免疫グロブリ ンの投与に併せて、B型肝炎ワクチンの接種している場合については対象外となります。 【接種回数・標準スケジュール】 合計 3 回接種 ※ただし 10 月 1 日以前に任意接種として既にB型肝炎ワクチンの予防接種を受けたことがある 場合は、残りの回数を 1 歳未満で受けることができます。 1 回目:生後 2 か月以降 2 回目:1 回目の接種から 27 日以上の間隔をおいて接種 3 回目:1 回目の接種から 139 日(約 20 週)以上の間隔をあけて接種 平成 28 年 4 月生まれのお子さんは、10 月中旬頃までに接種を開始してください。 (3 回目の接種を終えるまで、おおよそ半年間かかります) 【実施方法】 指定医療機関に予約してください 【持ち物】 母子健康手帳(接種記録のため必ず持参してください) 予診票、説明書(医療機関に設置しています)
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