件 名: 大 臣 臨 時 日 時 平成 28 年 9 月 24 日 1535~1545 場 所 沖縄県庁1Fホールぶら下がり 1 会 見 概 要 担 当 大臣官房広報課 備 稲田大臣沖縄訪問 (米 軍 施 設・ 区 域 上空 視 察、 米 軍 所在 北 部 市町 村 考 長と の 意 見交 換 、 在日 米 軍副 司 令 官等 と の 面談 、 沖縄県知事との面談) 発表事項 なし。 2 質疑応答 Q:一日を通して、まず、北部の市町村長の方々、そして米軍、今、翁長知 事とお会いになりましたが、それぞれどういったお話がありましたでしょ うか。 A:まず、北部の皆様方に関しては、様々な要望をいただいたところです。 また、北部訓練場移転のその近隣の国頭村、それから東村の首長さん方か らは、御理解はいただいておりますので、感謝申し上げましたが、あとは やはり、騒音の問題や、また、安全性の不安の払拭等、様々な要望をいた だきましたので、それに対しては、一つ一つ誠実に対処していくというこ とを申し上げたところです。それから、米軍のシュローティ副司令官が来 られまして、ハリアーの事故のことについて、原因究明、再発防止、さら には安全が確認されるまでの飛行停止ということも、私から申し上げまし た。米軍は既に飛行停止しておりますが、その趣旨、期間等について、安 全が確認されるまでということについては、確認ができたと思います。さ らに私からは、安全確認をした上で、飛行再開するときには、事前にお知 らせいただきたいということを要請いたしました。それについては、「持ち 帰って検討したい」という御返事でありました。そして、何よりも、沖縄 の皆様方が、今回の事故で、大変不安に思っておられる、そういった気持 ちを払拭するためには、追加的な情報がある場合には、必ず速やかに情報 1 を知らせていただいて、それを関係の自治体に知らせていくこと、そして、 再発防止にもしっかりと取組んでもらうということが重要であるというこ とを申し上げたところであります。そして、翁長知事との関係では、冒頭 のやりとりの他には、翁長知事の方から様々なお話をいただいたところで す。それは、単に今の問題のみならず、ずっとこの歴史的な沖縄の抱えて いる問題でありますとか、思いとかですね。そして、私の方からも、やは りしっかり信頼関係を築いていくことが、まさしく本質だし、物事を解決 する上での前提だということも申し上げて、お話をしたところです。 Q:米軍の方から、ハリアーの事故について、具体的な事故の原因ですとか、 もしくは、具体的な防止策といったお話はあったのでしょうか。 A:私も、現時点における事故の原因について、わかっていることがあれば、 全てお話いただきたいということを申し上げました。米軍の方からは、「既 に事故の調査は始まっている」ということは言われたのですが、「その具体 的な内容については、始まったばかりなので現時点で申し上げられない」 という、そういったようなお話だったので、それについても、やはりその、 パイロットはもう退院をされているわけで、パイロットからの事情聴取は どうだったのかということも質問をいたしました。「その事故調査の中で、 そういった聴取も始めているが」ということで、「まだ途中段階なので申し 上げられる時点ではない」という答えだったので、なるべく早く開示でき る情報を開示してほしいし、事故の原因を早く特定をして、開示をしてく れるように、それが、沖縄の皆様、また、日本国民の不安を払拭すること について重要だということを申し上げました。 Q:今の知事との会談の中で、特に辺野古について訴訟の経過なども含めて、 辺野古についてはどのようなお話がなされたのでしょうか。 A:辺野古については、知事は今まで、ずっと主張されていたことと同じ主 張をされたわけであります。「断固阻止したい」ということでした。また、 私の方からは、安倍政権の方針としては、辺野古移転という方針には変わ りはないのだということなどは、そこは平行線というか、従来どおりの主 張をしたということです。 Q:北部訓練場については、冒頭以外にどういったやりとりがあったのでし ょうか。 2 A:北部訓練場について、私も冒頭でお話できなかったものですから、特に 自衛隊のヘリを使っていることについて、非常に県民の皆様が不安に思っ ているというお話がありました。また、法的根拠が曖昧だということがあ りましたので、私たちとしては、民間機で運べる物は運んだのですが、そ れで運べない物を自衛隊機で運んでいますので、御理解をいただきたいと いう話をいたしました。知事からは、そのことだけではなく、いろんな問 題と関連をしているのだというようなお話もあったところです。 Q:北部訓練場についてなのですけれども、今日も反対派住民の抵抗によっ て、資材が搬入できないということがありました。反対派住民の活動に関 しては、道交法違反と法令違反があるという指摘もございますけれども、 改めて大臣の受け止めと、今日の会談の中で、そういった違法な抗議活動 について、大臣の方から言及ございましたでしょうか。 A:まずは、北部訓練場の返還に関しては、今日知事からも、副知事からも、 それがSACO合意に基づいているものであるということなどは、そして、 それを進めることについて、私は一定の御理解をいただいているのではな いかというふうには思います。また、周辺の自治体も御理解をいただいて いますし、実際、沖縄の負担軽減には繋がると思います。ただ、知事がお っしゃったことは、先ほど言った自衛隊のヘリを使ったことですとか、い ろんな積上げなど、そういうことをおっしゃったものですから、反対派の 行動の法的な云々ということを私から言うことはしておりません。 Q:そういった行為自体について大臣はどういうふうに考えていますか。 A:実際、ヘリコプターを使ったのもですね、陸路で行ければそれに越した ことはないわけですので、そういうことができない、他に方法がなかった ということを御理解してもらいたいというふうに思っています。 Q:今日の東村長との会談の中で、東村長が高江区への直接交付金を求めら れました。東村長は、記者団に「前向きな姿勢だった」というふうに述べ ているのですけれども、直接交付金について、実現可能性も含めて大臣の お考えをお聞かせ下さい。 A:色々難しい問題はあろうかと思います。ただ、そうして理解を示してい ただいている、そして、自治体からの要請に関しては、何ができるかとい うことはしっかり検討していきたいと思っています。 3 以 4 上
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