資料8 三村明夫議員提出資料 平成28年9月27日 第1回 働き方改革実現会議 中小企業の人手不足の状況と多様な人材の活躍推進 2016年9月27日 昨年に比べて、企業の人手不足は深刻化。業種別にみると、「宿泊・飲食」、「介護・看護」、「運輸」、「建設」等で人手不足は深刻[図表1~2]。 (東商の会員企業を対象としたアンケートでも、「人手不足」は売上拡大に取組む上での最大の課題であり、人材確保や人材育成に対するニーズも強い[図表3~4]。) 約6割の企業で、女性の活躍推進に向けた取組みが実施されている。一層の女性活躍推進に向けた課題として、「女性の職域が限定されている」、「女性の応募が少な い」、「女性が管理職登用を望んでいない」等が挙げられている[図表5~6]。 約7割の企業で、65歳超の継続雇用に対応している。「65歳までは雇用できるがそれ以上の対応は困難」と回答した企業(全体の27%程度)では、「本人の体力的な 面」、「若い年齢層の採用の阻害になる」、「生産性が低下する」等が理由として挙げられている[図表7~8]。 [図表2]人員不足の状況(「不足」と答えた割合:業種別) [図表1]人員過不足の状況 90 内円:2015年調査 外円:2016年調査 過剰 3.8% 無回答 1.0% (%) 青色(左):2015年 オレンジ色(右):2016年 79.8 80 77.5 (n=2,405) 72.3 72.7 70 過剰 3.5% 過不足無し 39.7% 過不足無し 45.5% 無回答 0.7% 63.3 60.9 60.7 60 不足 55.6% 不足 50.3% 59.6 56.7 59.6 ※「宿泊・飲食業」は今年から独立項目 (昨年は「卸売・小売」に包含) ※無回答除く、重複あり 58.1 49.9 50 47.2 50.7 49.7 50.0 44.9 44.1 40.4 20 20 15 16 年 年 40 30 (n=2,405) 出典:日商「人手不足に関する アンケート調査」(2016年6月) n=119 n=40 n=119 n=365 n=47 n=277 n=513 n=881 宿泊 ・飲食 介護 ・看護 運輸 建設 情報 通信 サー ビス その他 サー ビス 卸売 ・小売 製造 n=49 0 (n=1,308) 20 40 60 人材の不足 (%) 71.6 製品・サービス・技術の不足 金融 その他 ・保険 ・不動産 [図表4]自社にとって必要な支援策 (上位5項目) 0 (n=1,319) 20 40 人材確保への支援 29.5 資金の不足 25.9 設備の老朽化・不足 17.6 許認可等に係わる規制・制度 60 (%) 33.7 2.6 24.1 18.2 17.5 14.7 7.1 10 全ての企業に 課題を質問 5 0 女性の 職域が 限定 されて いる 女性の 応募が 少ない 女性が 管理職 登用を 望んで いない 育児・ 介護等 を機に 退職する 柔軟な 勤務形態 を導入 できない ロッカー ルーム 等を 整備 できない その他 ・無回答 [図表8]65歳超の継続雇用が困難な理由 80 44.4 12.3 (n=2,333) 23.0 25 15 35.5 3.0 31.7 30 20 割合(%) (%) 70 60 50 40 30 20 10 0 40.0 44.5 資金繰り支援 事業承継への支援 6割以上 実施 38.6 35 (n=2,405) 影響なし 人材育成への支援 21.5 40 [図表7] 65歳超の雇用延長について 19.8 市場情報の不足 無回答 49.9 中小企業関連税制の拡充 40.0 (%) 出典:日商「人手不足に関する アンケート調査」(2016年6月) 41.2 知識・ノウハウの不足 その他 80 実施して いる 実施を検討 している 実施して いない [図表6]女性の活躍推進に向けた課題 45 割合(%) n=89 ※日本商工会議所「人手不足に関するアンケート調査」(調査期間:2016年4月4日~5月9日) ・全国の商工会議所会員企業(従業員規模100人以下の企業が8割)を対象にアンケート調査。 ・特に断りの無い限り、サンプル数は2016年調査分(以下同じ)。 [図表3]売上拡大に取組む上での課題 (複数回答) [図表5]女性の活躍推進に向けた 取組み状況と課題 該当項目5つ を選択回答 出典:東商「中小企業の経営課題に関するアンケート調査」(2016年3月) (調査期間:2016年1月5日~1月25日) ※東商会員企業(中小企業・小規模事業者7,844社)を対象にアンケート調査。 影響ないが 義務化は反対 30.1 65歳までは 雇用できるが それ以上の 対応は困難 27.1 無回答 2.8 (n=2,405) 65歳までは 雇用できるが それ以上の 対応は困難 と回答した 企業が対象 66.5 47.6 37.3 22.7 本 面人 での 困体 難力 的 な 若 い 阻年 害齢 に層 なの る採 用 の 生 産 性 が 低 下 す る 雇 用 し 続 け る 余 裕 が な い 21.5 勤 職務 域し がて なも いら う (n=651) 17.7 人 員 が 過 多 に な る 14.4 設 備 や 作 進業 ま環 な境 い の 整 備 が 0.2 0.9 労 働 得組 ら合 れ等 なの い理 解 が 無 回 答 出典:日商「人手不足に関するアンケート調査」(2016年6月)
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