平成 29 年度国立天文台プロジェクト研究員(年俸制職員 特任研究員)の

平成 29 年度国立天文台プロジェクト研究員(年俸制職員 特任研究員)の公募
英語版は http://www.nao.ac.jp/en/job-vacancy.html をご参照下さい(一部のプロジェクトの
み)。
10 月 20 日発行の天文月報にも掲載されます。
(共通事項)
1.募集職種・人員:年俸制職員 特任研究員
募集人員は個別事項に記載
2.(1)所属部門、(2)勤務地:今回募集を行うプロジェクト等およびその勤務地は個別事項
をご覧下さい。
複数のプロジェクトへの併願は可能ですが、希望する順を書いてください。最終的に
プロジェクト等から選考委員会へ推薦される候補者は、プロジェクト間で重複しない
ように調整されます。
3.募集分野:個別事項に記載
4.職務内容:勤務時間の半分までは、所属するプロジェクト・センター等の長と相談の
うえで、所属プロジェクト等の業務を行う義務があります。職務内容の詳
細は個別事項に記載。
5.(1) 着任時期:平成 29 年 4 月 1 日以降。
(2) 雇用期間:原則として着任日より 3 年間ですが、年度ごとに業績評価を受けていた
くことになります。但し、平成 16 年 4 月以降、国立天文台にプロジェク
ト研究員または短時間契約職員のうち研究員として勤務した期間がある
場合、通算勤務期間が 5 年を超えないように設定されます。
更新は、個別事項に述べられている場合を除き、審査の上、1回に限り
可能です。ただし更新後の雇用期間は 2 年以下で、通算勤務期間に関す
る上記の但し書きが同様に適用されます。
6.応募資格:博士の学位を取得した者又は平成 29 年 3 月 31 日までに取得見込みの者。
なお、平成 29 年 9 月 30 日までに取得見込みの者は、その旨を記載のこと。
7.提出書類:
(1)履歴書、
(2)研究歴、
(3)研究論文リスト(査読論文と、その他を区
別し、共著論文の場合は著者名を全て明記すること)、(4)主要論文3編以内の PDF
ファイル、(5)研究計画書、(6)推薦書を頼む場合は、推薦者の名前(2名以内)。
推薦書は推薦者が応募締め切りまでに提出先へ送ること。
8.応募締切:平成 28 年 11 月 16 日(水)正午(日本標準時)必着(個別事項に別の指
定がある場合を除く)
9.(1)提出先メールアドレス、(2)問合せ先は個別事項に記載。
10.応募上の注意:応募書類が受理されると祝休日を除き 3 日以内に確認のメールを送
るので、それが届かない場合は指定の問い合わせ先に連絡すること。
11.その他:
・裁量労働制の常勤職員として月額給与 35 万円の他、通勤手当が支給されま
す。また、年あたり 50 万円の研究費が配分されます。
・米国ハワイ州外よりハワイ観測所(ハワイ州ヒロ市)に着任する場合、ま
たはチリ共和国外よりチリ観測所(サンチャゴ市)に着任する場合は、手
当が支給されます。
・文部科学省共済組合(健康保険)、厚生年金保険に加入していただきます。
ボーナス、退職金の支給はありません。
・着任に必要と認められる転居を行う場合、赴任旅費が支給されます。
・科学研究費助成事業への応募資格があります。
・但し、ハワイ観測所を勤務先とする場合は、ハワイ観測所個別事項のとお
りとなります。
国立天文台は男女雇用機会均等法を遵守し、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを
進めており、業績の評価において同等と認められた場合には、女性を積極的に採用します。
詳しくは
http://open-info.nao.ac.jp/danjokyodo/ をご覧ください。
(個別事項)
メールアドレスの<AT>はアットマーク@に置き換えてください。
〇水沢 VLBI 観測所
1.募集人員:若干名
2.(2)勤務地: 岩手県奥州市または東京都三鷹市(採用後の研究・業務内容による)
3,4.募集分野・職務内容:水沢 VLBI 観測所では、VERA の運用とその観測に基づく
研究を中心に、日本国内および東アジア地域の大学・研究機関等とも連携しつつ、銀河系
構造、星形成領域、晩期型星、活動銀河中心核などの研究を VLBI 観測に基づいて進めて
います。今回募集する研究員には、VLBI を用いた観測天文学研究を推進して頂くとともに、
関連する装置の運用や性能評価試験、国内外の VLBI の連携強化や共同利用のサポートな
どの業務を分担して頂きます。また水沢 VLBI 観測所および電波天文学の将来計画策定に
も積極的に加わる意欲のある人材を求めます。
9.(1)提出先:応募書類、推薦書とも apply-mizusawa<AT>nao.ac.jp へメール添付で送付
のこと。
(2) 問い合わせ先:
〒023-0861 奥州市水沢区星ガ丘町 2-12
国立天文台水沢 VLBI 観測所所長
本間 希樹
Tel.: 0197-22-7128
e-mail: mareki.honma<AT>nao.ac.jp
〇野辺山宇宙電波観測所
1.募集人員:1 名
2.(2)勤務地:長野県南佐久郡南牧村野辺山
3,4.募集分野・職務内容:野辺山宇宙電波観測所は 45m 電波望遠鏡の共同利用運用を
行っています。45m 鏡電波望遠鏡を中心とし、研究を推進していただくために、研究員を
募集します。研究員には勤務時間の 50%を用いて、野辺山 45m 鏡や国立天文台の運用する
ALMA や ASTE 望遠鏡を主として用いて自身の研究を推進していただきます。勤務時間の
残り 50%では、観測所がすすめている観測装置性能向上、観測・解析の自動化に関連する
運用や開発を担当していただきます。
9.(1)提出先: 応募書類は masao.saito<AT> nao.ac.jp へメール添付で送付のこと。メー
ルサブジェクトに「野辺山プロジェクト研究員応募」と明記してください。
(2)問い合わせ先:
〒384-1305
長野県南佐久郡南牧村野辺山 462-2
国立天文台野辺山宇宙電波観測所所長
齋藤
正雄
e-mail: masao.saito<AT> nao.ac.jp
○ハワイ観測所
1.募集人員:1名
2.(2)勤務地:ハワイ観測所(米国ハワイ州ヒロ市)。但し三鷹への出張による業務も複数
回あり得うる。
3,4.募集分野・職務内容:ハワイ観測所では、すばる望遠鏡による共同利用を実施し、
多様な天文学研究を進めるとともに、新装置の開発や将来計画の検討を進めています。本
プロジェクトでは、すばる望遠鏡を用いた観測的研究や装置開発研究を積極的に進める研
究員を募集します。研究員には、自身の研究を進めるのみならず、すばる望遠鏡並びにケ
ック望遠鏡、ジェミニ望遠鏡等を用いた、ハワイ観測所スタッフとの共同研究も積極的に
促進していただき、観測所のサイエンティフィックアクティビティー向上の一端を担って
いただきます。加えて、マウナケア山頂(標高 4200 メートル)での業務も含め、共同利用に
関する観測所の業務の一部も担当していただきます。研究計画書には、自身の研究計画と
ともに、観測所での研究活動や観測所業務に対する抱負も記述してください。業務内容や
待遇の詳細などは、下記の問い合わせ先までお尋ねください。
9.(1)提出先:応募書類、評価書とも fellow2016apply<AT>naoj.org へメール添付で送付
のこと。メールサブジェクトにプロジェクト研究員応募と書いてください。
(2) 問い合わせ先:
Director Nobuo Arimoto
Subaru Telescope, NAOJ
650 North A’ohoku Place, Hilo Hawaii 96720 U.S.A.
Tel: 01-808-934-5900
e-mail:
arimoto<AT>naoj.org
11.その他: ハワイ大学研究公社(RCUH)での雇用となります。選考はハワイ観測所
の審査委員会が行います。ハワイ着任のための旅費が支給されます。月額 35 万円の給与に、
手当が上乗せされます。なお、給与・手当は、1ドル=100円の固定換算レートで、米
ドルにて支給されます。
〇チリ観測所
1.募集人員:3 名(ALMA 2 名、ASTE 1 名)
2.(2)勤務地:東京都三鷹市(ただしチリ、欧州、北米、台湾、韓国等に出張の可能性が
あります)
3,4.募集分野・職務内容: ALMA では現在 5 回目の共同利用(サイクル 4)の科学運
用が行われています。ALMA やチリ観測所が運用している ASTE 望遠鏡を用いた研究を推
進していただくために、研究員を募集します。研究員には、ALMA や ASTE などの観測デ
ータ(アーカイブを含む)を用いて自身の研究を推進していただきます。チリ観測所内外
の研究者との共同研究を含む積極的な研究提案を歓迎します。また、プロジェクト業務と
して ALMA または ASTE の運用やユーザーサポートに関する以下の業務から一つ以上に寄
与していただきます。
・ALMA:ALMA 共同利用支援(干渉計データリダクション、観測指示書作成支援やヘル
プデスクにおけるユーザーサポート、等)、ALMA に関係する開発(装置、ソフトウエア)
・ASTE:ASTE 科学運用支援、ASTE に関係する開発(装置、ソフトウエア)
さらに研究会の開催や運営支援などを含むサイエンスプロモーション活動も行っていただ
きます。
7.応募書類は英文で書いてください。研究計画書には、自身の研究の計画と業務にあた
っての計画と抱負を書いてください。業務については ALMA 担当と ASTE 担当のどちらに
応募するか,両方に応募する場合はどちらを優先するかも明記してください.推薦者 2 名
に締切日までに推薦書を送付するよう依頼してください。
9.(1)提出先: 応募書類、推薦書とも alma-postdoc-application<AT> alma.mtk.nao.ac.jp
へメール添付で送付のこと。メールサブジェクトに「Application (or Recommendation)
for Project Fellow」と明記してください。
(2)問い合わせ先:
〒181-8588 東京都三鷹市大沢 2-21-1
国立天文台チリ観測所
伊王野大介
e-mail: d.iono<AT>nao.ac.jp
〇RISE 月惑星探査検討室
1.募集人員:1 名
2.(2)勤務地:岩手県奥州市,または東京都三鷹市
3,4.募集分野・職務内容: RISE(Research of Interior Structure and Evolution of the
solar system bodies)月惑星探査検討室では、太陽系天体の内部構造を調べることによりそ
れらの進化と起源を探るという研究の軸を発展させ、月だけではなく、水星、火星、木星
系、小惑星の探査において、新たな知見を目指して、開発と研究を行っています。現在は
小惑星探査機「はやぶさ 2」においてレーザ高度計による科学観測の準備を進めています。
同時にヨーロッパ宇宙機関の主導する木星系探査計画「JUICE ミッション」に参画し、ガ
ニメデレーザ高度計の開発を進めています。また、惑星探査を実現する一方で、国立天文
台内外の惑星科学、太陽系天文学、系外惑星の研究者との協力を高めて理論的基礎を拡げ
ていきます。本公募では、(a) スペース観測のための観測装置開発やミッション、および、
それらによる太陽系内天体の研究を推進し、且つ、(b) 国立天文台内の研究グループと連携
し、惑星科学研究の共同利用に貢献する若手研究者を募集します。勤務時間の 50 %は業務
として(a)、(b)を分担し、残り 50 %では自身の研究を RISE 月惑星探査検討室の活動と融
合・発展させながら進めて頂きます。研究計画書には、(a)の業務に対する抱負とともに、
(b)についてどのように貢献する計画を持っているかも記述してください。
9.(1) 提出先:応募書類は nori.namiki<AT>nao.ac.jp へメール添付で送付
のこと。件名は「RISE プロジェクト研究員(応募)」とすること。
(2) 問合せ先:
〒181-8588 東京都三鷹市大沢 2-21-1
国立天文台 RISE 月惑星探査検討室 竝木則行
Tel.: 0422-34-3911
e-mail: nori.namiki<AT>nao.ac.jp
件名は「RISE プロジェクト研究員(質問)」とすること。
〇JASMINE 検討室
1.募集人員:1名
2.(2)勤務地:東京都三鷹市
3,4.募集分野・職務内容:JASMINE 検討室では、JASMINE(赤外線位置天文観測衛
星)計画の実現に向けて、衛星の仕様検討、重要な技術要素の実証実験、運用・データ解
析の準備、今後の高精度位置天文観測データを用いたサイエンスの検討などを進めていま
す。特に超小型衛星を用いる Nano-JASMINE 計画、JAXA 宇宙科学研究所の公募型小型
計画宇宙科学ミッションでの実現を目指している小型 JASMINE 計画を中心に検討を進め
ています。JASMINE 検討室としては、以下のいずれか(複数でも可)を主とする研究業
務(勤務時間の 50%)を行うプロジェクト研究員を求めます。
(1)JASMINE 計画に関する技術的検討、開発等
・Nano-JASMINE の観測装置の管理試験等の支援:具体的には、打ち上げまで、観
測装置の保守点検等を行う。
・小型 JASMINE に関する、光学系、熱制御系、熱構造関係に関する技術実証実験
等の支援:例として、衛星搭載望遠鏡の性能や構造安定度に関連する試験、検出
器の温度制御や廃熱に関する開発等を行う。技術実証に関するシミュレーション
や解析を行うのでも可。
(2)JASMINE 計画に関するデータ解析の準備
・Nano-JASMINE の解析ソフトウエアの維持・追加開発・検証等の支援を行う。
・小型 JASMINE の解析ソフトウエアの設計・実装・検証を含む一連の開発作業の
支援を行う。
(3)高精度位置天文観測データを用いた科学的成果の創出と検討
・Gaia の中間リリースデータを用いた科学的成果の創出
・Nano-JASMINE や小型 JASMINE で期待できる科学的成果の検討
なお、上記の(3)を主とした業務とする場合でも、(1)、(2)に関しても関心をもち、
可能な範囲で積極的にサポートしてもらえる方を希望します。
研究計画書には、上記(1)~(3)のどれを主業務として希望するかを明示し、それに
関する抱負、計画等を記載してください。
9.(1)提出先:応募書類、推薦書とも jasmine-RS<AT>merope.mtk.nao.ac.jp へメール添
付で送付のこと。
(2)問い合わせ先:
〒181-8588
東京都三鷹市大沢 2-21-1
JASMINE 検討室長
郷田直輝
Tel:0422-34-3616
e-mail:naoteru.gouda<AT>nao.ac.jp
○先端技術センター
1.募集人員:1名
2.(2)勤務地:東京都三鷹市
3,4.募集分野・職務内容:先端技術センターでは、主に可視光・赤外線天文学・電波
天文学分野・重力波分野での開発研究を行っています。先端技術センターで現在実施され
ているプロジェクトのみならず、将来必須となる基礎技術の開発研究を行う研究員を、以
下の分野で募集します。
なお、開発的研究のみならず、それと関連する観測的研究を合わせて行うことも可能です。
(1) ミリ波テラヘルツ波観測装置の開発
ミリ波-テラヘルツ帯の広視野高感度の超伝導ヘテロダイン受信機•イメージング検出器の
研究開発, 宇宙マイクロ波背景放射の観測装置の研究開発, 広帯域の光子計数型検出器お
よびこれらを用いた干渉技術の研究開発を行っています。超伝導デバイスなどの要素技術
や極低温回路を含む検出器システムの開発などに取り組む若手研究者を募集します。
(2) 可視光・赤外線観測装置の開発
すばる望遠鏡や 30m望遠鏡(TMT)などに搭載する観測装置、補償光学系や可視光・赤外
線検出器などの研究・開発に取り組む若手研究者を募集します。
9. 応募書類、推薦書とも Takashi.Noguchi<AT>nao.ac.jp へメール添付で送付のこと。
〒181-8588 東京都三鷹市大沢 2-21-1
国立天文台先端技術センター長
野口
Tel.: 0422-34-3908
e-mail: Takashi.Noguchi<AT>nao.ac.jp
卓