取引停止事由発生通知書 平成 28 年 9 月 27 日 国立大学法人奈良教育大学 学長 加藤 久雄 この度、下記のとおり、取引停止の措置を講じましたので、お知らせします。 記 1.事実関係の概要 公正取引委員会は、東京電力ホールディングス株式会社が競争見積等の方法により発 注する特定電力保安通信用機器の製造販売業者である富士通株式会社に対し、平成 28 年 7 月 12 日に独占禁止法の規定に基づき排除措置命令及び課徴金納付命令を行った。 本件は、富士通株式会社が、独占禁止法第 3 条(不当な取引制限の禁止)の規定に違 反する行為を行っていたものである。 2.措置の相手方 神奈川県川崎市中原区上小田中 4-1-1 富士通株式会社 代表取締役社長 田中 達也 3.措置の内容 平成28年9月27日から平成28年11月26日(2か月間) 4.措置の根拠 国立大学法人奈良教育大学における物品購入等契約に係る取引停止等の取扱要領第3別 表第六号(独占禁止法違反) 5.その他 別紙 経緯書 別紙 国立大学法人奈良教育大学における物品購入等契約に係る取引停止等の取扱要領 別紙 取引停止に係る経緯 措置相手方:神奈川県川崎市中原区上小田中 4-1-1 富士通株式会社 代表取締役社長 田中 達也 措置に至る経緯 公正取引委員会は、東京電力ホールディングス株式会社が競争見積等の方法により発 注する特定電力保安通信用機器の製造販売業者である富士通株式会社に対し、平成 28 年 7 月 12 日に独占禁止法の規定に基づき排除措置命令及び課徴金納付命令を行った。 本件は、富士通株式会社が、独占禁止法第 3 条(不当な取引制限の禁止)の規定に違 反する行為を行っていたものである。 よって、国立大学法人奈良教育大学における物品購入等契約に係る取引停止等の取扱 要領第3別表第六号(独占禁止法違反)に該当し、平成 28 年 9 月 27 日から平成 28 年 11 月 26 日までの間に、取引停止の措置を講じる。 平成19年規則第69号 国立大学法人奈良教育大学における物品購入等契約に係る取引停止等の取扱要領 (平成 年 月 日規程第 号) 平成19年11月1日 制 定 (目的) 第1 国立大学法人奈良教育大学における建設工事を除く物品の購入及び製造,役務その 他 の 契 約( 以 下「 購 入 等 契 約 」と い う 。)に 関 し ,取 引 停 止 そ の 他 の 措 置 を 講 ず る 必 要 が 生じた場合の取扱いについては,この要領の定めるところによる。 (定義) 第2 この要領において「取引停止」とは,一般競争契約における競争参加の停止,指名 競争契約における指名停止及び随意契約における業者選定の停止をいう。 (取引停止の措置) 第3 学長は,建設工事を除く一般競争参加資格者名簿に登載された者その他の者(以下 「 業 者 」と い う 。)が ,別 表 に 掲 げ る 措 置 要 件 の 一 に 該 当 す る 場 合 は ,情 状 に 応 じ て 別 表 各号及びこの要領の定めるところにより期間を定め,購入等契約に係る業者の取引停止 を行うものとする。 (取引停止の通知) 第4 学長は,前項の規定により取引停止を行い,第5第3項の規定により取引停止の期 間を変更し,又は第5第4項の規定により取引停止の解除をしたときは,必要に応じて 当該業者に対し通知するものとする。 (取引停止の期間の特例) 第5 業者が一の事案により別表各号の措置要件の二以上に該当した場合は,当該措置要 件ごとに規定する期間の短期及び長期の最も長いものをもってそれぞれ取引停止期間の 短期及び長期とする。 2 業者が取引停止の期間中又は当該期間の終了後3か年を経過するまでの間に,別表各 号の措置要件に該当することとなった場合における取引停止の期間の短期は,当該各号 に定める短期の2倍の期間とする。 3 学長は,取引停止の期間中の業者について,情状酌量すべき特別の事由又は極めて悪 質 な 事 由 が 明 ら か と な っ た と き は ,取 引 停 止 の 期 間 を 変 更 す る こ と が で き る も の と す る 。 4 学長は,取引停止の期間中の業者が当該事案について責を負わないことが明らかとな った場合は,当該業者について取引停止を解除するものとする。 5 学長は,取引停止の期間中の業者であっても,当該業者からでなければ給付を受ける ことができない等の特別の事情があると認められる場合は,当該事案に限り取引の相手 方とすることができるものとする。 1 平成19年規則第69号 (指名等の取消し) 第6 学長は,取引停止された業者について,現に,競争入札の指名を行い,又は見積書 の提出を依頼している場合は,当該指名等を取消すものとする。 (取引停止期間中の下請等) 第7 学長は,取引停止の期間中の業者が本法人の契約に係る製造等の全部又は一部を下 請することを認めないものとする。ただし,当該業者が取引停止の期間の開始前に下請 している場合は,この限りではないものとする。 (警告又は注意の喚起) 第8 学長は,取引停止を行わない場合において必要があると認めるときは,当該業者に 対し,書面又は口頭で警告又は注意の喚起を行うことができるものとする。 (その他) 第9 この要領の運用等必要な事項については,別に定める。 附 則 この要領は,平成19年11月1日から施行する。 2 平成19年規則第69号 別表 取引停止の措置基準 措 置 要 件 期 間 (虚偽記載) 本 法 人 発 注 の 購 入 等 契 約( 以 下「 本 法 人 発 注 契 約 」と い う 。) 当 該 認 定 を し た 日 か ら 1 一 の 一 般 競 争 及 び 指 名 競 争 に お い て ,一 般 競 争( 指 名 競 争 )参 か月以上6か月以内 加 資 格 審 査 申 請 書 ,一 般 競 争( 指 名 競 争 )申 請 資 料 等 に 虚 偽 の 記 載 を し ,契 約 の 相 手 方 と し て 不 適 当 で あ る と 認 め ら れ る とき。 (契約違反) 二 本 法 人 発 注 契 約 の 履 行 に あ た り ,契 約 に 違 反 し ,契 約 の 相 手方として不適当であると認められるとき。 当該認定をした日から2 週間以上4か月以内 (贈賄) 三 次 の イ ,ロ 又 は ハ に 掲 げ る 者 が 本 法 人 の 職 員 に 対 し て 行 っ た 贈 賄 の 容 疑 に よ り 逮 捕 さ れ ,又 は 逮 捕 を 経 な い で 公 訴 を 提 逮捕又は公訴を知った日 から 起された場合 イ 業者である個人又は業者である法人の代表権を有する 4 か 月 以 上 12 か 月 以 内 役 員( 代 表 権 を 有 す る と 認 め る べ き 肩 書 を 付 し た 役 員 を 含 む 。 以 下 「 代 表 役 員 等 」 と い う 。)」 ロ 業 者 の 役 員 又 は そ の 支 店 若 し く は 営 業 所( 常 時 購 入 等 契 3か月以上9か月以内 約 を 締 結 す る 事 務 所 を い う 。) を 代 表 す る 者 で , イ に 掲 げ る 者 以 外 の 者 ( 以 下 「 一 般 役 員 等 」 と い う 。) ハ 業者の使用人でロに掲げる者以外の者(以下「使用人」 2か月以上6か月以内 と い う 。) 四 次 の イ ,ロ 又 は ハ に 掲 げ る 者 が 文 部 科 学 省 関 連 機 関 及 び 他 の 公 共 機 関 ( 以 下 「 公 共 機 関 」 と い う 。) に 対 し て 行 っ た 贈 逮捕又は公訴を知った日 から 賄 の 容 疑 に よ り 逮 捕 さ れ ,又 は 逮 捕 を 経 な い で 公 訴 を 提 起 さ れた場合 イ 代表役員等 3か月以上9か月以内 ロ 一般役員等 2か月以上6か月以内 ハ 使用人 1か月以上3か月以内 (独占禁止法違反) 五 本 法 人 発 注 契 約 に お い て ,私 的 独 占 の 禁 止 及 び 公 正 取 引 の 確 保 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 22 年 法 律 第 54 号 。 以 下 「 独 占 禁 止 法 」 と い う 。) 第 3 条 又 は 第 8 条 第 1 項 第 1 号 に 違 反 し , 3 当該認定をした日から3 か月以上9か月以内 平成19年規則第69号 契約の相手方として不適当であると認められるとき。 六 公 共 機 関 発 注 の 購 入 等 契 約 に 関 し ,独 占 禁 止 法 第 3 条 又 は 第 8 条 第 1 項 第 1 号 に 違 反 し ,契 約 の 相 手 方 と し て 不 適 当 で 当該認定をした日から2 か月以上9か月以内 あると認められるとき。 (競売入札妨害又は談合) 七 八 業 者 で あ る 個 人 ,業 者 の 役 員 又 は そ の 使 用 人 が 本 法 人 発 注 逮捕又は公訴を知った日 契 約 に お い て ,競 売 入 札 妨 害 若 し く は 談 合 の 容 疑 に よ り 逮 捕 か ら 3 か 月 以 上 12 か 月 以 され,又は逮捕を経ないで公訴を提起されたとき。 内 業 者 で あ る 個 人 ,業 者 の 役 員 又 は そ の 使 用 人 が 公 共 機 関 発 逮捕又は公訴を知った日 注 契 約 に お い て ,競 売 入 札 妨 害 若 し く は 談 合 の 容 疑 に よ り 逮 か ら 2 か 月 以 上 12 か 月 以 捕され,又は逮捕を経ないで公訴を提起されたとき。 内 (不正又は不誠実な行為) 九 前 各 号 に 掲 げ る 場 合 の ほ か ,業 務 に 関 し 不 正 又 は 不 誠 実 な 行為をし,相手方として不適当であると認められるとき。 十 前 各 号 に 掲 げ る 場 合 の ほ か ,代 表 役 員 等 が 禁 錮 以 上 の 刑 に 当 た る 犯 罪 の 容 疑 に よ り 公 訴 を 提 起 さ れ ,又 は 禁 固 刑 以 上 の 刑 若 し く は 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) の 規 定 に よ る 罰 金 刑 を 宣 告 さ れ ,相 手 方 と し て 不 適 当 で あ る と 認 め ら れ る と き。 4 当該認定をした日から1 か月以上9か月以内 当該認定をした日から1 か月以上9か月以内
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