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「犯罪による収益の移転防止に関する法律」の改正に伴うお取引時の確認の変更
(平成28年10月1日改正法施行)
1.健康保険証等の顔写真がない本人確認書類のお取り扱いの変更
個人のお客さまの氏名、住居、生年月日を確認させていただく際に、各種健康保険証等の
顔写真がない本人確認書類をご提示いただいた場合、他の本人確認書類や公共料金の領収
書のご提示等、追加のご対応をお願いさせていただきます。
本人確認書類
本人確認方法
(A群)顔写真付き書類
原本のご提示により、ご本人さまの確認を
・運転免許証
おこないます
・運転経歴証明書(平成24年4月1日以
降交付のもの)
(従来の取り扱いと変更ありません)
・旅券
・個人番号カード
・官公庁から発行・発給された書類で、そ
の官公庁が顔写真を貼付した書類
等
(B群)顔写真がない書類
原本のご提示に加えて、他の本人確認書類
・各種健康保険証
(他のB群・C群の書類)の原本または補
・公務員共済組合の組合員証
完書類(D群の書類)の原本のご提示によ
・後期高齢者医療被保険者証
り、ご本人さまの確認をおこないます
・介護保険被保険者証
あるいは、原本のご提示に加えて、当行か
・年金手帳
らお取引に係る書類などをお客さまに郵送
・母子健康手帳
し、到着したことを確認することにより、
・児童扶養手当証書
ご本人さまの確認をおこないます
・お取引に実印を使用する場合の当該実印
の印鑑登録証明書
等
(法令の改正により変更になりました)
(C群)顔写真がない書類
原本のご提示に加えて、当行からお取引に
・住民票の写し
係る書類などをお客さまに郵送し、到着し
・住民票の記載事項証明書
たことを確認することにより、ご本人さま
・印鑑登録証明書(上記B群のものを除く) の確認をおこないます
・戸籍謄本・抄本(戸籍に附票の写しが添
付されているもの)
(従来の取り扱いと変更ありません)
・官公庁から発行・発給された書類(上記
A群のものを除く)
等
(D群)補完書類
(B群)の書類に追加する補完書類として
・国税または地方税の領収証書または納税
原本をご提示いただきます
証明書
・社会保険料の領収証書
(法令の改正により追加になりました)
・電気、ガス、水道、固定電話、NHK受
信料の領収書(携帯電話は対象外)
※領収日付が6ヶ月以内のもの
※同居のご家族であっても、ご本人さまと
名義が異なるものは対象となりません
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2.法人のお客さまのお取引のために来店される方の代理権の確認方法の変更
法人のお客さまのお取引のために来店される方の確認について、社員証等の提示による代
理権の確認はできなくなります。
改正前
改正後
法人が発行した身分証明書(社員証等)を
身分証明書(社員証等)による確認はできな
有していること
くなります
取引担当者が法人の役員として登記されて
取引担当者が法人を代表する権限を有する
いること
役員として登記されていること
委任状等、取引担当者が法人のために取引
の任に当たっていることを証する書面を有
従来の取り扱いと変更ありません
していること
法人の本店や営業所等に電話をかけること
等の方法により、取引担当者が法人のため
に取引の任に当たっていることが確認でき
従来の取り扱いと変更ありません
ること 等
3.外国政府等において重要な公的地位にある方等とのお取引の際の確認の追加
外国政府等において重要な公的地位にある方等とのお取引の際には、複数の本人確認書類
の提示、追加の対応をお願いさせていただきます。
外国政府等において重要な公的地位にある方等の定義
(1)
現在、外国において以下の重要な地位のいずれかにある方
A
国家元首
B
日本における内閣総理大臣、国務大臣、副大臣に相当する職
C
日本における衆議院議長、衆議院副議長、参議院議長、参議院副議長に相当す
る職
D
日本における最高裁判所の裁判官に相当する職
E
日本における特命全権大使、特命全権公使、特派大使、政府代表、全権委員に
相当する職
F
日本における統合幕僚長、統合幕僚副長、陸上幕僚長、陸上幕僚副長、海上幕
僚長、海上幕僚副長、航空幕僚長、航空幕僚副長に相当する職
G
中央銀行の役員
H
予算について国会の議決を経るか、承認を受けなければならない法人の役員
(2)
過去に上記(1)A~Hのいずれかの地位にあった方
(3)
上記(1)A~Hのいずれかに該当する方の配偶者、父母、子、兄弟姉妹、配偶者の
父母、配偶者の子(配偶者には事実婚を含みます)
(4)
法人の実質的支配者が、上記(1)A~H、(2)、(3)のいずれかに該当する法人
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4.法人のお客さまの実質的支配者の確認方法の変更
法人のお客さまの実質的支配者の定義(判定方法)が以下のとおり変更になりました。過
去に実質的支配者を確認させていただいたお客さまについても、改めて確認させていただ
きます。
法人の別
改正前
改正後
50% 超 の 議 決 権 を 有 す
以下の①~④の順に判定し、必ず個人の実
る個人・法人
質的支配者を特定します
株式会社、有限会
上記の個人・法人が存
①直接・間接的に 50%超の議決権を有する
社、投資法人、特定
在しない場合、25%超の
目的会社 等
議決権を有する個人・
資本多数決法人
個人
②上記該当者がない場合、直接・間接的に
法人全員
25%超の議決権を有する個人全員
※直接保有のみ
③上記該当者がない場合、出資・融資・取
※存在しない場合有り
引その他の関係を通じて法人の事業活
動に支配的な影響力を有すると認めら
れる個人全員
④上記該当者がない場合、当該法人を代表
し、その業務を執行する個人全員
資本多数決法人
以外の法人
代表権がある方
以下の①~②の順に判定します
①(1)、(2)のいずれかに該当する個人
(1)A.当該法人の事業から生ずる収益
合名会社、合資会
または事業に係る財産の総額
社、合同会社、一般
の 50%超の配当・分配を受ける
社団・財団法人、学
権利を有する個人
校法人、宗教法人、
B.Aが存在しない場合、当該法人
医療法人、社会福祉
の事業から生ずる収益または
法人 等
事業に係る財産の総額の 25%超
の配当・分配を受ける権利を有
する個人全員
(2)出資、融資・取引その他の関係を通
じて法人の事業活動に支配的な影
響力を有すると認められる個人全
員
②上記①該当者がいない場合、当該法人を
代表し、その業務を執行する個人全員
以上
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